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Term 1の振り返り

Term 1のカリキュラム

今回は少し時間が経ってしまいましたが、MBA2025のTerm 1のカリキュラムを振り返りたいと思います。Term 1はLBSのカリキュラム全体の中で最も忙しい学期です。フレキシブルなカリキュラムが特徴のLBSですが、Term 1の授業については全てCore(必修科目)になっています。プログラム開始初期のオリエンテーション期間を含め、Term 1で受講する必修科目としては以下のものがあります。

  • Understanding General Management
  • Global Leadership Assessment for Managers (GLAM)
  • Data Analytics for Managers
  • Finance I
  • Strategy
  • Marketplaces
  • Macroeconomics for Managers
  • Accounting

この他に必修科目としては、Term 2に受講するMarketing、The Science of People in Organizations、Operations Managementがあります。また、授業とは別に、Skills for the futureというソフトスキルのセッションを6つの候補(Communicating with Impact/Persuading & Influencing/Resilience&Presence Under Pressure/Emotional Intelligence/Presentation Skills/Strategic Decision Making)から3つ選択し受講します。この他、授業のない時間帯には、LBSのキャリアセンターが実施するキャリアセッションなども多く行われています。

授業での学び

どの授業も比較的早いスピードで進むため、それを英語でキャッチアップしていくのは当初大変でした。また各授業で事前に読んでおくべきケースや、個人/グループのレポート課題なども頻繁に出されるため、Term 1は非常に忙しかった印象です。一方で、おそらく初めてビジネスの学問を学ぶ人でも一から学べるように設計されていることもあり、授業で扱う内容自体は必ずしも目新しいことが多いわけではありません。特にFinanceやAccountingなどハードスキルの内容はすでに学んだことがある人にとっては、英語を除けば難しい内容ではないと感じました。一方で、Perspectives in Business EthicsやGLAMなどソフトスキルに関わる授業は、学びがふわっとしたものになりがちなものの、新鮮な学びが多くありました。多様な学生間で議論やグループワークをすることによる価値が高い授業だと思います。また多くの人が言うことですが、学びは授業中の他の生徒から聞くことができる他の国での実務の事例や議論の方にあると思います。

授業中に感じるLBSのダイバーシティ

授業中には、教授の説明に対して、生徒から「それは自分の実務経験と照らし合わせると違うと思うがどうなのか?」というような質問や反論が出て、教授もなかなか回答に苦慮している場面もありました。もちろん教授は基本どの質問にもきちんと答えようとしますし、実務のキャリアを積んでからアカデミックに入っている人も多いため、そのケースはこういう条件だから当てはまらないんだ、ときちんと回答できることも多いです。一方で、生徒のバックグラウンドが多様なので、例えば各国個別の事情や企業の状況など、質問される個別ケースの事情について、どう当てはまる・違うかを納得性のある形で答えるのは、教授側も大変だなと感じます。教える教授側も生徒以上にダイバーシティに対する理解や高いアンテナを持っていないと、LBSでは教えられない、そしてそういった能力を持った人材を集めているのだろうと感じました。多様な学生が集まるLBSだからこそのダイナミズムを感じられる場面として、とても印象に残っています。

Study groupでのグループワーク

必修科目では、異なる国籍など多様な背景を持つメンバーで構成されたstudy groupでのグループワークが多く課されます。LBSではstudy groupのチームビルディングのために、オリエンテーションウィークにいくつかプログラムが用意されています。最初に行われるAway Dayでは、チームで一日アスレチックに取り組み、最後にはチームとしての学びを振り返るという、チームビルディングが行われます。続く週にはGLAMと呼ばれるリーダーシップに関する授業が行われ、360度サーベイの結果やビジネスシミュレーションを通じて、各自のリーダーシップに関する強みや弱みを認識し、その後、各授業でのグループワークに取り組みます。

オリエンテーションウィークに行われるAway Dayの様子

Study groupでのグループワークは、異なるプロトコルを持つメンバー間でのワークのため、非効率が生じることもあります。私のstudy groupも、様々なキャラクターとバックグラウンドを持つメンバーがおり、最初の内は特に異なる意見が交錯し、効率的な進行が難しい場面が多くありました。そういうワークに限って、タイムプレッシャーが厳しいワークだったりするのですが、リミットが迫っても中々議論が収束しなかったこともあります。ただ、その分見落としていたポイントや新しい視点をチームメイトから気づくことができ、学びになっていたと感じます。また、学生で仕事と比べれば比較的時間に余裕がある中で、相手の意見により耳を傾けることができました。全然視点や前提が異なる意見を聞くことで新しい発見があり、違うと思えばお互い納得いくまで議論し尽くす。こういったプロセスの繰り返しで疲れることもありましたが、ある意味議論をしているときが一番楽しかったです。

Study groupでのグループワークを振り返り思うのは、考えの広がりや発散にはダイバーシティの高いチームはやはり有効で、かつ全てのメンバーが意見を自由に述べられるフラットな構造が非常に重要だということです。多様性の高いチームは、幅広い視点が必要な重要な課題の際には有効ですが、その一方で合意形成には時間がかかります。単にダイバーシティの高いメンバーを揃えただけではうまく機能しないことが多いです。上手く信頼関係が作れないと単なる意見のぶつかり合いになり、非効率性やバイアスが発生するデメリットが大きいため、上手くワークさせるための工夫が必要です。この辺りの工夫や抑えるべきポイントについては、Term 2に受講する「The Science of People in Organizations」で改めて学ぶことができます。

授業外のアクティビティ

授業のことばかり触れてきてしまいましたが、Term 1はそれ以外の活動についてももちろん活発です。各クラブが開催するイベントも含めてソーシャルイベントは数多く開催されていますし、Sundownersという木曜夜に無料でお酒や食べ物が振る舞われるイベントもあります。必修授業はstreamという80人程度のクラス単位で受講するため、同じstream内で仲良くなりやすく、streamでのパーティやTripなども開催されています。またケースコンペへの参加などの活動のほか、クラブが実施するスピーカーイベントも数多く開催されます。また、コーヒーチャットやキャリアセッション、説明会への参加など、就活面も皆忙しくしています。

Term 1を終えて

総じてTerm 1は、学業面、キャリア面、ソーシャル面のどれも忙しく、特に学業面は必修授業が多く、少しハードな時期ではあるものの、study groupや多様なクラスメイトと学ぶことができるLBSらしい充実した学期だったと感じています。

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