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MBA受験体験記No.15 / 私費 / IT

基本情報

年齢(出願時): 32

性別: 男性

出身業界: IT

職務内容:  事業責任者

職歴(出願時):

外資系投資銀行2年

ベンチャーキャピタル1年

ベンチャー企業5年(次の会社と兼務2年)

IT企業3年

留学形態:私費

海外経験:  無し

出願校:LBS、Cambridge、Oxford

合格校:LBS、Oxford 

GMAT/GRE: GRE329 (Verbal 159, Math 170) GMAT換算740

TOEFL/IELTS: TOEFL108 (R 30,L 29,W 24,S 25)

奨学金: 無し

LBSキャンパスビジット:無し

会った在校生/アラムナイの数:10 

Why MBA?

元々のきっかけは妻が強く希望していたロンドン転勤が叶いそうということで子育ても考慮し、私もロンドンについていくことを決心したことでした。

折角ロンドンに行くならそこでしかできないことをやりたいと考え、長年行きたいと思っていたものの中々機会がなかった留学に思いあたり、MBAに行けば自分のキャリアとしてもプラスなのではと考えました。

MBAの目標は将来的に起業することを前提に以下のように考えていました。

①ロンドンのベンチャー企業でインターンをしてグローバルな成長企業のエッセンスを学ぶ

②これまでのファイナンスおよび事業経験を英語環境でも活かせるように整理する

③頼れる友達を世界中に作る

③についてはもはや友達作りでやや恥ずかしいのですが、海外経験ゼロの私にとってはいろんなバッググラウンドの人と話して友人になるというのはずっとやりたかったことでもあり、かなり重点を置いています。

Why LBS?

①ロンドンというロケーション(に付随する機会の多さ)

ロンドン自体がスタートアップエコシステムのハブとなっており優れたスタートアップやベンチャーキャピタルが集中しているだけでなく、ヨーロッパ内のアムステルダムや北欧諸国などのスタートアップで有名な地域にもアクセスがいいことから、インターンシップの機会や人とのつながりが得やすいと考えました。

煎じ詰めてみるとMBA各校の違いにおいてロケーションがかなり大きな比重を占めていると考えており、最終的には「LBSで学ぶ」というより「ロンドンで学ぶ」という気持ちで進学先を決めました。

②Flexibility

ロンドンで働く妻と子育てを分担する必要があったり、上記のようにやりたいことが明確に決まっているなどの事情があり、授業外の時間も一定程度必要だったことや、これまでのキャリアで一定ファイナンスや会計領域の知識はあり授業で改めてがっつり学ぶことは望んでいなかったことから、LBSが売りにしているFlexibilityには惹かれましたし、入学した今も詰め詰めすぎないスケジュールのおかげでLBS内外の友人を作ったり英語の勉強に時間を充てたりと自分自身のゴールに向かう行動ができる余地があり助かっています。

③Diversity&学生の質

欧州系MBA全般に言えることですが学生はDiversityに富んでいて、どの国がマジョリティということがなく、その点が友達作りを目標に据えている私にとっては理想的でした。また在校生の方にヒアリングする中で、多様なだけでなく、非常に知的かつキャリア的に優秀な学生が多いと感じました。入学後も同級生の授業中の発言やグループワークでのインタラクションによって、MBAにおける体験がより良いものになっていることを感じます。

受験スケジュール

2021年12月 妻の転勤が叶いそうということを聞き、ロンドンに移り住むこととMBAに出願することをぼんやり考え始める

2022年1月 TOEFLの勉強を始める

2022年3月 TOEFLで出願スコアをとり、GMATの対策を始める

2022年5月 GMAT受験。680取得(Cambridge出願スコア)。ただ受験してみて点数が安定しない試験の形態だと感じて、仮に次受けることがあればGREもトライしようとこの時に決めた

2022年6月 エッセイ始める。AGOS岡田先生にお世話になる

2022年8月 Cambridgeの1stラウンドで出願。書類通る

2022年9月 Cambridgeの面接前に学校主催で行われた日本人学生向け説明会で、現役学生の方から「Cambridgeの面接はよほどのことがなければ落ちない」と言われて、安心して面接を受ける

2022年11月 Cambridgeに落ちる!落胆しつつもその後LBS学生の方と話し始める中でLBSの方が自分がやりたいことができそうなことに気づき準備始める。LBSを受けるにあたってもう少しGMAT/GREのスコアがほしかったので、5月の学びを生かしてGREの準備を始める。

2022年12月 GRE受験1回目。321点(GMAT換算680)を取得。2週間ほどの勉強でGMATと同じ点数を取得できたのでGREで最終的なスコアメイクを行うことを決心し、GMATの対策を辞めてGREの勉強を本格的に始める。エッセイの対策始める

2023年1月 LBSとOxfordを2ndラウンドで出願。出願後にGRE2回目を受験し329点(LBS、Oxford出願スコア)。スコアを更新してもらう

2023年2月 Oxfordの面接を受け、合格の通知もらう。Cambridgeの悲劇を繰り返さないようにひたすら面接の対策を行っていた

2023年3月 LBSの面接うける

2023年4月 LBSから合格もらう

受験対策(予備校、カウンセラー、エッセイ、他)

①GMAT/GREの選択について

なんとなくGMATを選択している方も多いと思いますが(2023年からGMATの傾向も変わったと聞くのでその点は考慮せずですが)私はぜひGREも早めに一度受けてしっかりと比較されることを勧めます。ネット上の情報を見ると「GREは単語覚えるのが大変」「高得点がとりづらい」「GMATに向いているひともいる」など見ますが、私がネット上の情報漁り、かつ自分自身どちらも受けた感想で言うとGREの方が明確に簡単だと思いました。

GMATに比べ①解法の納得感が高い(=勉強すれば高い確率で正解を導き出せる&予備校に投資しなくていい)、②努力量が正しく反映される(=回数を重ねれば点数が伸びていく試験)という点でとてもお勧めできる試験です。よくデメリットとして言われる単語量ですが、GMAT単語+800単語程度かと思います。ぜひ土壇場になる前にどちらの試験も問題集や模試などで解いてみて、理解したうえで選択することを勧めます。

②参考書のみでのGMAT/GRE対策について

私は仕事や子育ての兼ね合い上、予備校に通うことは難しく、基本的に参考書のみで勉強しました。当初このことが不利に働く可能性を懸念しましたが、結局特段不利に感じる瞬間はありませんでした。金銭的、時間的リソースが不足している方は予備校に通うかどうか慎重に検討することをおすすめします。GMATもGREも比較的一般的なものを使用していましたが、特にGMATのVerbalはManhattanの『All the Verbal』という本が費用対効果高かったように記憶しています。

③カウンセラーの選択について

AGOSの岡田先生にエッセイづくりはお世話になり、面接はNishさんとMatthew Aldridgeさんにお世話になりました。

岡田先生にお願いした理由は、比較的説明の難しいキャリアを歩んできたので自分の過去や未来のストーリーをどう語るべきかを考えあぐねており、この部分については母語である日本語で整理を行いたかったということと、何人かお会いした中で岡田先生が最も話しやすくこのような整理をできそうと感じたためです。実際に岡田先生の適切な問いかけと翻訳によってこの作業が納得できるレベルで仕上げることができました。

英語面接についてはネット上の情報からMatthewさんをメインカウンセラー、Nishさんは練習量を稼ぐカウンセラーという感じで想定していましたが、実際準備を始めてみるとNishさんからも的確なフィードバックをもらえ、実際は半々くらいでお世話になっていたように思います。Nishさんは1時間6000円程度とお手頃な価格で知られていますが他のカウンセラー並みの水準でもぜひ受けたいと思えました。

カウンセラー選びにおいて反省する点があるとすれば、ある程度名の通るカウンセラー全員と面談して決めたわけではなく3人程度の候補の中から決めたため。カウンセラーのMBA受験における重要性を考えると、(結果的には良かったものの)もう少し徹底した選択プロセスがあってもよかったと思います。

④エッセイ、面接の捉え方について

よほどのことがなければ落ちない、と言われていたCambridgeに落ちた原因分析ですが、振り返るとエッセイから逸脱した内容を面接で伝えてしまった点が最大の敗因かと思いました。当時MBAの面接をあまり理解しておらず就職活動における面接と同視しており、「エッセイにはそう書いたけどそこから思考が深まり、今はこう考えています」という伝え方をしてしまっていました。MBAの書類審査は非常に厳しいため、書類に書かれていることと違うことを面接で話しても面接官は評価できません。基本的には面接もエッセイの内容を深める、解像度を上げるというスタンスで臨むべきだと思います。LBS, Oxfordについては想定質問を準備してその回答をテキストで用意→カウンセラーとの面談で話してみて過不足をアップデートする、というやり方で完成させていきました。想定質問はCareer Summary、Why MBA、Why LBSなどの基本的な質問から徐々に進めて最終的には40問程度のリストができる程度まで行いました。

受験プロセスで最も苦労したこと

妻と共働きで子育てをしているため子育て、仕事との鼎立に苦労しました。おそらく子育て以外にも現職の忙しさなどで時間作りづらい方いらっしゃると思いますが、そういう方には2つのことをおすすめしたいです。

①家族、友人などのステークホルダーとの期待値調整を行う

妻に協力を依頼して、スコアメイクの追い込みをしていた2か月程度の間は子供の寝かしつけは妻にお願いして21時から23時は家の近くのカフェで勉強するという生活を送ったり、GWや年末年始もどこも行かずに勉強するという生活に付き合ってもらいました。また1年程度の間は友人の飲みの誘いなどに対しても事情を説明して「1年くらいは飲み行けなさそうだけど受験終わったら連絡させて」等と伝えて、なるべく準備に集中できる環境を作りました。

②時短に投資する

細かい話ですが、私はドラム式洗濯機は言わずもがな、食洗器、ロボット掃除機、圧力鍋、電動歯ブラシなどの時短家電から家事代行サービスなど時短につながりそうなものには積極的に投資し、これで1日平均30分くらいは作れていた気がします。たった30分でも単語の勉強時間くらいには充てられるのでチリツモで受験プロセスにはかなり貢献してくれたと思います。

受験生へのメッセージ

私個人の例ですが、実際にLBSに入学してみると想像の1.5倍くらい楽しく充実しています!

準備期間は大変だと思いますが、その後は楽しいMBA生活が待っていると考えてぜひ頑張ってください。

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