MBA受験体験記No.3 / 社費 / 金融
基本情報
年齢(出願時):31歳
性別:男性
出身業界:金融
職務内容: 海外関連企画業務
職歴(出願時):9年
留学形態:社費
海外経験: 無し(旅行程度)
出願校:LBS、IESE、Chicago Booth
合格校: LBS、IESE、Chicago Booth
GMAT/GRE:GMAT710点(V:34、Q:51、IR:5、AWA:3.0)
TOEFL/IELTS:IELTS7.5 (R:8.0、L:7.5、S:7.0、W:6.5)
奨学金:無
LBSキャンパスビジット:有(2022年10月)
会った在校生/アラムナイの数:8名
Why MBA?
現業務で感じた限界
海外でのリストラクチャリング関連業務に携わることが多く、それによって影響を受ける現地との交渉の場に立ち会うこともありました。しかしながら痺れる交渉の場面では自身はリーダーシップを発揮することができず、上司の力に頼り切りであったため、グローバルで通じるリーダーシップ/英語力の面で自分の力を伸ばすことが必要だと感じました。たまたま上司や周囲からMBAは充実した経験だったという話を聞いたことで興味を持ち、社内公募にチャレンジすることを決めました
純粋な海外経験への興味
長く海外関係の業務に携わる一方で出張も含めて海外経験は皆無だったため、英語力の観点も含め、ストレスなくグローバルな仕事を出来る人材になりたいという思いがありました
Why LBS?
Diversity
今後も事業再編等の業務に関心を持つ中で、(一部の国に偏ることなく)どこの国の人であろうともその考え方を理解し、良い仕事を出来る関係性を構築することが必要だと考えました。国籍・年齢層・性別のあらゆる観点で、LBSのDiversityは自身に合った環境だと感じました。実際に入ってみても一定の国籍の生徒だけがプレゼンスを有していると感じる場面は全くなく、また大抵の国際的なイシューの当事者国/会社出身の同級生がいるという刺激的な環境です。自身の問題意識に照らしても、LBSを選択したことは良かったと感じています
Location
金融の中心地であることに加え、大学で欧州関連の勉強をしてきたことや、業務でも関わりが強かったことから、ロンドンでの生活には従来から憧れを抱いてきました。併せて、家族と帯同して充実した生活を送る意味でも、ベストのロケーションだと考えました
Finance
金融業界にいながらも、必ずしもFinanceというもの自体に関わってこなかった&大学でも経済学以外の学問を専攻していたため、Financeに強い学校を選択したいという思いがありました
受験スケジュール
2021年10月に社内選考合格をいただいて以降、2022/1-3月にTOEFL/IELTS、4-6月にGMAT、7-9月にエッセー、10月以降は面接準備という大まかなタイムラインを立てました。これが全てうまく行けば1stラウンドで出願・スコアメイクでつまずけば2ndラウンドでの出願とするつもりでした
年月 |
状況 |
2021/10-12 |
・ 社費合格受領。TOEFL/IELTSの準備をぼちぼち始める ・ 過去の合格体験記を読み漁り、受験スケジュールを立てる ・ 一旦GMATのPrepを受けてみるが、あまりの時間の足りなさに絶望(他方、Mathは勉強すれば何とかなるという感触を得る) |
2022/1-3 |
・ TOEFL/IELTS対応に集中。毎日2-3時間の学習継続し、3月にIELTSをクリア ・ エッセーカウンセラー(Reve, Cecilia)契約 |
2022/4-6 |
・ GMAT集中。4-5月はAffinityでVerbal3科目受講。並行してマスアカも進め、6月は濱口塾の実践問題に集中 ・ 7月初に初回GMAT受験し710点で安堵(AWAが3.0とひどすぎたため再受験すべき・・・?と恐る恐るカウンセラーに聞くも、まあ大丈夫と言われ再度安堵) |
2022/7-9 |
・ 学校調査(HP調査・1on1でのcoffee chat)・エッセーに集中。出願校は7月末にカウンセラーと相談し決める。孤独だったテストメイク時に比べ、Ceciliaとのやり取りは楽しく、精神的にも安心感あり ・ LBS、Chicago、IESEの3校に出願 |
2022/10-12 |
・ 出願がひと段落し落ち着いた10月初にキャンパスビジット ・ ひたすら面接QAアップデート→鏡に自主練orオンライン英会話で喋ってみるの繰り返し ・ 本番でも事前に準備していた内容は話せたため合格を祈って待つ。幸いLBS、Chicago、IESEから合格受領、プロセス終了 |
受験対策(予備校、カウンセラー、エッセイ、他)
TOEFL/IELTS
- ・IELTSを受け入れない学校はほぼなかったため、TOEFLとIELTSを並行して受験しました。求められる能力は基礎英語力という観点で同一であり、やや難易度の高いTOEFLの勉強を進め、TOEFL/IELTSを並行して受験する戦略を取りました(Writing以外は殆どIELTSの対策はせず)
- ・業務がある中で平日の勉強時間は1日に2-3時間が限界だったため、平日は毎日単語30分、読解30分、Listening30分、英会話30分/週末にSpeakingとWritingの問題を解くというイメージで進めました。2-3週間に1回は公式のprepを購入して解き、自身の実力の伸びを確かめました
- ・塾・参考書等:TOEFLテスト英単語3800(ランク3まで)、BestMyTest(安価で多数のMockがあるため便利、基本はこれを解いていた)、Bizmates(オンライン英会話)、E4TG(スピーキング塾、お勧め)
GMAT
巷の噂通り非常に辛いプロセスでしたが、個人的に重要だと考えるポイントは以下です
- ・Mathは50点以上を取る。Verbal vs Mathは勉強時間を9:1くらいにしたくなるほど難易度が違いますが、敢えて7:3~6:4くらいに設定しました。純ジャパがVerbalを安定させるのは至難の業ですので、考え方次第ですが私はMathを安定させVerbalは時の運を信じるという戦略を取りました
- ・Verbalは塾に頼る。自分はAffinityで3科目とも受講しました。純ジャパがOGだけで乗り切るのは難しいと感じます。一般的には、3科目のうち2科目ある程度安定して取れれば35くらいには到達すると言われているようですので、早めに自分がどの科目に注力するか決めるとよいかと思います。4-5月にAffinityで理論を固め、6月に濱口塾の実践問題を解くという戦略が個人的にはハマりました
- ・塾・参考書等:Affinity(SC、CR、RC戦略コース)、濱口塾(実践問題が多くお勧め)、マスアカ、OG
アプリケーション、インタビュー
- ・カウンセラーにはReve counselingのCeciliaを起用しました。経験豊かでコメントは非常に適切、かつ人柄も素晴らしく、強くお勧めできます。他方、最新の各校受験情報は江戸義塾のEdが握っていますので、コネクションを作っておくことも重要かと思います
- ・インタビューについては、自身の場合は本番で即興でひねり出す自信がなかったため、100問程度のQAを作成し、ひたすら鏡と自主練習&英会話(Bizmates)で質問してもらうという練習を9・10月に繰り返しました
受験プロセスで最も苦労したこと
やはりスコアメイク時の心身へのプレッシャーは大きく、仕事との並行で勉強を進めるには覚悟と体力が必要かと思います。
受験生へのメッセージ
MBA受験はテストの点数だけではなく自身のバックグラウンド・エッセー・面接も含めた総合力勝負ですので、部分部分でうまく行かない箇所があっても自身を追い詰めることなく、時折休息を取りながら前向きに捉えることが重要かと思います。自分を信じて頑張ってください!
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