MBA受験体験記No.4 / 私費 / コンサル
基本情報
・出身業界:コンサル/シンクタンク
・職種:戦略コンサルタント
・職歴:5年半(受験時4年半)
・留学形態:私費
・海外経験:年1回程度、1週間程度の出張/旅行のみ
・出願校:LBS, MIT, Kellogg, Wharton
・合格校:LBS
・GMAT:680 (Math 48, Verbal 35)
・TOEFL:101 (S 20, R 29, W 25, L 27)
・奨学金:あり(LBS支給ではなく、外部団体のもの)
・LBSキャンパスビジット:なし
Why MBA
・工学系院卒後、OJT的にビジネスを学んできたものの、一度学校に戻りスキルセットを体系的に整理したい。
・ネットワークを広げたい。卒業後はスタートアップかVCで働きたいと思っているため、将来起業しそうな友人や、MBA学生としていろんな世界に首を突っ込むチャンスが欲しい。
・業務では主に新規事業戦略やオープンイノベーション関連に携わってきたが、コンサルの立場で新規事業・スタートアップ界隈に貢献する形が一定見えてきたため、別の立場にチェンジしてみたい。
Why LBS
・2年制かつカリキュラム構成がFlexibleであること。欧州に加えアフリカ、中東に行ってみたり、In Termのインターンシップをしたり、交換留学してみたりするなど、時間が欲しい。
・自分の弱み(というか経験の無さ故に自信が無い)であるFinance分野に強みがあること。経験不足を少しでも補えるのではないかという期待。
・学生のDiversityに強みがあること。大学時代、研究室に色々な国からの留学生がいて、お互い知らないことが多くとても楽しかった思い出あり。一つの正解に染まるというより、互いをリスペクトしながら多様な視点を交換する経験から学び取れるものがあるのではという期待。
・FTなどランキングで上位の評価を得ており、かつ卒業後含め比較的密接そうなコミュニティを持っていること。優秀かつ周囲を大事にできる学生が集まる確率が高いのでは、と期待。
・正直イギリスが好き。紅茶派。
受験スケジュールおよび準備
20年春
うっすらとMBA情報収集を始める。
20年秋
重い腰を上げ、行動開始。
21年1月
初TOEFL、緊張で震える。結果85。
21年2月
TOEFL2回目:96。TOEFL3回目:101。
21年3月
英会話を始めつつ、TOEFL学習用Webサイト/アプリを活用して準備を進める。
21年5月
TOEFL4回目、スコア変わらず。焦り始める。
21年6~7月
奨学金のエッセイ作成・推薦書確保にリソースをフルで取られる。
21年8月
市販書籍の問題にざっと取り組んだのち、初GMAT。620 (M:48, V:28)
21年9月
TOEFL 101。沼から脱せない。
21年10月
TOEFLを気にしながらのGMATで101&650とどちらも伸び悩み、一旦TOEFL卒業を決意。
21年11月
GMAT 680 (M:48, V:35)。目標の700には到達せずも、時間もないので腹をくくる。
21年12月
出願用エッセイ作成。奨学金のエッセイ用にネタ整理はしていたものを、各校向けに書き換え。各校の先輩方にCoffee Chatのアポを取り、学校についてイメージを具体化するほか、エッセイについて相談。(お忙しい中大変お世話になりました。)
22年1月
エッセイ提出。奨学金の面接。面接の情報収集のため、この段階で初めてEdoの門を叩く。
22年2月
Wharton書類落ち、Kellogg面接実施。
22年3月
LBS, MITと面接実施。LBSの面接対応いただいた方が非常に素敵な方で、志望度がより上がる。
22年4月
某球場に向かう道中にてLBSより合格の電話をいただき、喜びで震える。
使用教材、予備校、カウンセラー
私費生のため塾なし・カウンセラー最小限で乗り切りましたが、時間効率を考えるとそこまでおススメできません。特にエッセイ関連は、一応GMAT ClubなどWEB上のメディアである程度ポイントは抑えられますが、日本人学生に求められそうな要素については自分で仮説を立てるしかなかったため、もう少し課金しても良かったような気がしています。
また、日本国内の各種財団などによる奨学金に向けた書類作成は、大学時代の教授の推薦状取得や志望動機のアレンジなど、かなり時間と手間がかかりました。もし検討されている方は早めに取り掛かるor前年度までに各種スコアを揃えておくとゆとりを持って準備が進められるかと思います。
ひとえに、不慣れな中でも推薦者の方々が一緒に頑張ってくださったり、ネタ出しの壁打ちから論展開の添削まで家族が手伝ってくれたりしたおかげで何とかなりました。特に私費だと推薦状を書いてくれる人探しで悩む可能性があるため、日頃から良い関係を築きつつ、社内の動きを見ながらお願いするタイミングを工夫することをおススメします。
受験生へのメッセージ
MBAに興味があっても、受験は大変そうだと尻込みしている方、勇気を出してまずは周りに相談してみてはいかがでしょうか。自分は相談のプロセスを経て、MBA受験/進学への覚悟が固まっていった実感があります。
自分は周囲にMBA経験者がほぼいない状態だったため、各校の日本人向けHPを読みつぶし、過去の知り合いベースで話を聞いて情報を集めましたが、反省として、より早い段階からライトに在校生各位(や学校側)に連絡してみても良かったように思います。
皆様とても暖かく挑戦者を迎え入れてくれ、在校生ならではの生の情報を共有してくださいました。特にLBSの皆さんはとても楽しそうだったのが印象的でしたし、実際今のところとても楽しく、居心地よく過ごせています。
受験生の皆さんを心から応援しております。
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