Bridge between
Japan and London Business School

London Business School Japan Club London Business School
Japan Club

MBA受験体験記No.3 / 社費 / 金融

基本情報

・出身業界:証券会社・投資銀行部門

・職種: キャピタルマーケット

・職歴:10年

・留学形態:社費

・海外経験:新婚旅行 くらい

・合格校:LBS, Kelley, McCombs, Tepper, UNC

・GMAT:660 (Math 50、Verbal 30)

・IELTS:7.5(R8.5 L8.0 S6.5 W6.5)

・奨学金:無

・LBSキャンパスビジット:無

Why MBA?

Post MBAのゴールは、(社費なので)帰国後派遣元企業のアセットを活かして、マスマーケット向けのSocial Financeビジネスを社内で立ち上げたい、です。一方、キャピタルマーケットのニッチなスキルしか持っていないことに危機感があり、ビジネスジャッジメントが出来る知識と実行できるリーダーシップが欠けていてるため、MBAでそれを得たい、というのがWhyMBAです。

MBA受験自体は、社内公募ぎりぎりまで全く考えていませんでした。自分の成長にプラトーを感じてキャリアの方向性に悩んでいたときに、社費留学の案内を見て、とりあえず応募しました。

新商品開発・ローンチをマネジメントしたが、アクションは取れるけど知識やフレームワーク、リーダーシップが欠けていることを再認識したり、もともと子供の語学教育のために海外赴任にも関心があったり、とMBAを考える要素はありました。

費用対効果を深く考えず応募したので、後々「こんなに受験が辛いのか」と後悔しました。

Why LBS?

振り返ると軸はブレブレでした。話を聞いた在校生や卒業生の印象が、受験校に強く影響しました。当初田舎のタイトニットなコミュニティに憧れたり、帰国後サステナビリティ領域で事業開発をやりたかったのでそういうスクールを考えたり、と。LBSを受けた理由は後者の比重が大きいです。

合格後の方が真剣に考えました。LBSに決めた最大の理由は、家族の生活のしやすさです。英語が話せない妻とまだ小さい子供と帯同する予定でしたので、マイノリティに対して寛容・慣れていることや、日本人コミュニティの大きさ、生活の利便性を最重視しました(旅行など息抜きも含め)。家族生活が安定しないと自分の学校生活も充実させられないので。

もう一つの理由は、出身国のインターナショナルスチューデントの多さです。視野狭窄に陥りやすい性格で国際経験も乏しいので、多様な観点を得て自分のバイアスを見つめ直せるベストな環境に身を置きたいと考えていました。実際授業が始まって、クラスの中でも国が違えばビジネス環境だけでなく、教育環境も大きく異ることを肌で実感できて刺激的です。また、受験期は“米国のスクールにマイノリティとして飛び込んで、四苦八苦して成長したい”と思っていましたが、純ドメ・英語力底辺でネイティブのカジュアルな英語や「地元トーク」に四苦八苦するのは費用対効果が悪いとも感じました。

家族との時間とのバランスでネットワーキングの機会に出遅れても、生徒数が多い都会校なので取り戻せるだろうという楽観も有りました。Year2でもStreamが違えば「はじめまして」から始められるので。

受験スケジュール及び準備

社費選考当時、英語はTOEIC920をもつのみ。業務ではチャットでのやり取りはあるものの、本当の「リアルタイムの」英語を使うことはほとんどなく、Google翻訳と英辞郎でしのいでいた始末なので、当初からRound2に照準を合わせていました。2021年4に社内者費選考合格後、6月から業務を離れて本格的に勉強を開始。4-5月はTOEFL対策。72点から始まり、90点台をさまよって、8月ごろIELTSに転向、9月にOA7.0が出たところで、一旦語学テストは終了。IELTSと同時期にGMATも開始し12月初旬まで集中。12月に、4回目GMAT 660(Q50、V30)とExecutive assessment 161 とが出て出願。12月中旬からバタバタとEssay対策を始めました。

TOEFL・IELTS>

TOEFLは、Andy田開先生を4月に受講し、ひたすらTPO。リスニングは、シャドウイングが効果的で、細かく聞かず話の筋を覚えれば解けました。一方、リーディングは、スピードと精度を両立できず苦戦。業務でもほとんど英文に触れて来なかったことやもともと遅読なことが原因です。リーディングのスコアはゆるやかに22点→27点まであがりました。一方、WritingやSpeakingはNishとオンライン英会話に頼りましたがなかなか点数が安定せず、8月にIELTSに転向。WritingとSpeakingは引き続きNishに頼り、とにかく公式問題集を解きまくりました。9月に7.0が出たあと、勉強は一旦終了し、1月に再度受験したところ、7.5が出てスコアアップデートできました。勉強無しでのスコアアップは、IELTSがGMATや他の受験プロセスと親和性が高いことが理由と考えます。スピーキングがインタビュー対策と親和性があり、また、ライティングは、GMATのSCの勉強で覚えてしまった文構成をそのまま使ったりできました。

<GMAT>

GREかGMATか両方か、の選択は、単語暗記とRCが苦手だったことMathがものすごく解けるわけではないことから、当初からGMATと心中を決意しました。結果SC・CRが得点源だったので、正しい判断でした。スクールは、Gprep(Agos中山先生)を選びました。Affinityか迷いましたが、カウンセラー選択と同様、ストレスフルな受験の中で、サポーティブさの評判を踏まえて決めました。

7月にG-prep(Agos中山講師が独立して立ち上げたオンラインコース)を契約。7-8月に基本コース。11月に上級コース・難問セミナーを取りました。それぞれのAgosで提供される内容とほとんど相違ありません。9月に520点を叩き出し、どこにも受からない自信が出てきました。10月の2回目で650(Q49、V30)と少し安心するも、そこからほとんど伸びず12月の660(Q50、V30)が最高点で、5回目を終わりました。絶対的に読解スピードが遅かったことがネックとなり、RCを筆頭に全体の点数を引き下げていたと思います。

中山先生からは、①迅速丁寧な質問対応、②個別指導や少人数コースで得られるフィードバックの質、③ESRの分析等の個別対応、で特にサポートいただけました。①について高頻度でも丁寧に質問に回答いただけるのはありがたかったです。独学な解き方になっていくのを防ぐ意味でも助かりました②について。個別指導ではCAT方式に近いセッションを行っていただけました。「この問題を解けているなら、SCで30点を出せる実力はあります」等診断してもらえます。また、上級コース・難問セミナーは少人数での開催だったため、個別指導と似たような状況で、あとから「あの問題が解けているからX点位は目指せるはず」等、具体的にフィードバックいただけ、学習計画を立てやすかったです。③について、これも初めて受験するとEnhanced Score Reportの読み方がわかりませんでしたが、明確な分析をいただけ、学習計画に反映できました。

<カウンセラー>

John Couke。素晴らしい人柄で、献身的な方です。先輩社費生から、他カウンセラーとコンフリクトを起こしたケースを耳にしていたので、ストレスフルな受験の中で耐えられない、と思い、信頼感や人柄で決めるつもりでいました。話してみて即決しました。実際、些細な質問でもレスポンスが早く、常にジェントルマンなので、未知な受験プロセスの中で心から頼ることができました。インタビューは、ストーリをJohnに任せつつ、デリバリーや表現をNishに頼りました。Nishはクライアントの数が異常に多いので、インタビュー傾向などを知るうえでも大変助かりました。

<エッセイ>

セルフアウェアネスが高まるプロセスで楽しんで書けました。

書いていく順番、ストーリーやコンテンツの良し悪しの判断は全部カウンセラーの判断に従いました。入学審査官の気持ちはさっぱりわからないので。

Why MBAは、友人・先輩にモチベーショングラフの作成から手伝ってもらったので、もともと解像度が高かったです。あまり苦労しませんでした。Johnのチェックでもあまり赤は入らず。Why Schoolは、在校生や卒業生のアドバイスに頼りました。強み・弱みは、とにかく思いつくディールや活動をリストアップし、Johnに投げ続け、ピンと来るものをピックアップしてもらいました。半分以上はボツにしたと思います。ストーリの構成の仕方等、学びが多かったです。

受験生へのメッセージ

Diversityを感じたい方、ロンドンの立地を活かしたい方、日本人アルムナイ・在校生のコミュニティも重視したい方に、強くおすすめします。また、ご家族がいる方にとっても生活し易い環境ですし、2023/2024どちらも家族帯同の在校生が多いので、安心できると思います。

受験を通して感じたことは、日本のMBA生がサポーティブです。Pay Forwardの精神が強いな、と思うので、セミナーで合った方等々躊躇せず頼っていただくのがよいと思います。MBAは時間的にも金銭的にも高い投資ですが、がんばってください。

一覧画面へー戻る