Bridge between
Japan and London Business School

London Business School Japan Club London Business School
Japan Club

MBA受験体験記 No. 6 / 社費 / 金融

基本情報 

出身業界:保険 

職歴:9年 

留学形態:社費 

海外経験:旅行程度 

出願校:LBS、Oxford、Cambridge、HEC、CBS、USC IBEAR 

合格校:LBS、Oxford、Cambridge、HEC、USC IBEAR 

GMAT:720 (Math 51、Verbal 35)、 EA:169 

IELTS:8.0(R8.5 L8.5 S7.0 W7.0) 

奨学金:無 

LBSキャンパスビジット:無 

Why MBA? 

正直なところ、元々MBAに対して強い想いを持っていたわけではなかった(自分にはあまり縁のない話だと思っていた)のですが、上司からの後押しもあり、以下の課題意識を解消する上で最適な選択肢だと思い、受験を決意しました。 

〈課題意識〉 

・自身の9年の職歴の中で極めて偏った職務経験(8年間accounting部署に所属)しか得られておらず、ハード、ソフトスキル含めビジネスマネジメントに必要なスキルを体系的・効率的に学べる機会を欲していた。 

・職歴を含め、極めて狭い世界の中で生きてきたため、全く異なるバックグラウンドを持つプロフェッショナルの中で揉まれることで自身の価値観を相対化する経験がしたかった。 

Why LBS? 

自社の派遣ルール上、2年制MBAへの進学が制限されていたこともあり、立地、プログラム期間、ランキング、diversity等を評価基準にし、下記6校を受験ポートフォリオに組み込みました。 
 
志望校: 
第一志望群:LBS、CBS(J-term) 
第二志望群:Oxford、Cambridge 

第三志望群:HEC、USC IBEAR 

中でも、以下の点を重視し、LBSへの進学を決意しました。 

1.ロンドンの立地 

2.プログラム期間、授業選択のフレキシビリティ(15~21か月まで複数の卒業タイミングを選択可能) 

3.学生のダイバーシティ 

4.在校生とのフィット感 

受験スケジュール 

  • 2020年9月  MBA社内選考応募を決意。 現時点での自身の立ち位置を確認するため、一度対策なしでTOEFLを受験。結果は90点。 
  • 10月    社内公募の面接。 
  • 12月    年末に社内公募通過の連絡を受け、2回目のTOEFLを申し込む。R、Lを中心に98点を取るも、SとWだけで+10点を稼ぐ自信がなく、IELTSの受験を決意。 
  • 2021年1月  IELTS初受験。結果は7.0と、TOEFLと同程度の得点。 
  • 2月  2回目のIELTS受験。運よく7.5が出たが、相変わらずRとLにものを言わせた歪な内訳だったため、受験を継続。
  • 英語だけの学習に飽きてきたため、並行してGMATにも手を出し始める。 
  • 3月  AffinityでSC、CRの受講開始。 
  • 試しに一度Prepを受けてみたところ、740点と予想以上の得点が出る。恐らくランダムクリックした部分がたまたま当たったものと思われる。 
  • 4月  4回目のIELTSを受けるもスコアを更新できず。試験のコストもかさむため、GMATが落ち着いて余裕があれば追加で受けることにする。 
  • 5月  GMAT初回本番受験。結果は680点。 
  • 6月  ややさぼり気味。GMATは5回まで受験可能であり、運の要素もそれなりに高いことを思うと、この期間に2回目を受験しておけばよかったと思う。 
  • 7月  2回目のGMAT受験。結果は710点と微妙に目標の720点には届かず。 
  • AGOS夏祭りなどの学校説明会にも参加し、いくつか関心のある学校をのぞいてみるも、CBS(J-term)に受かった場合他の学校を受験することが出来ないため、あまり真面目に情報収集に取り組まず。 
  • 8月  3回目のGMAT受験。結果は720点と初回Prepを超えることはなかったが、エッセイ準備に時間がかかるだろうと判断し、GMATの切り上げを決意。 
  • IELTSも受験。運よくOA8.0(W、Sも7.0以上)が出たため、CBSの出願に向けた準備を開始。EAを追加で受験しておくとよいと聞き、EAを予約。 
  • CVとCBS用のエッセイドラフトを作成。 
  • 9月  EA受験。169点(GMAT760点相当)が出たため、スコアメイクプロセス終了。 
  • 10月  CBSに出願、インタビュー練習を繰り返す。 
  • 11月  CBSのアラムナイインタビューを実施。waitlist入り。 
  • 12月  LBS、Cambridge、Oxford、HEC、USC IBEARの計5校のアプリケーションの準備。 
  • この時期各校の在校生とのコンタクトを実施。なんとなく各大学のカラーやフィット感を感じることが出来、特にLBSとCambridgeへの志望度が高まっていった。 
  • 2022年1月  Round2に向けて5校全ての出願を完了。 
  • HEC、USC IBEARのインタビュー実施。直後に発熱し、コロナ陽性が発覚。 
  • 2月  HEC、USC IBEARから合格連絡。 
  • 中旬以降、Cambridge、Oxford、LBSからもインタビュー連絡を受ける。 
  • 3月  LBSはアラムナイインタビューであり、今回の受験プロセスの中で初めての対面インタビューであったが、前後のスモールトークも含めて、非常によい雰囲気で行うことが出来た。 
  • Cambridge、Oxfordの合格連絡を受領。この2校の合格(+LBS待ち)により、イギリス行きを決意。 
  • 4月  LBSより合格連絡を受領。全ての結果が出揃ったことで、LBSへの進学を決意。 

受験対策(予備校、カウンセラー、エッセイ、他) 

MBA受験は大きく、テスト、エッセイ、インタビューによって構成されます。日本の大学受験と異なり、エッセイ、インタビューの占める要素も大きいため、どちらかというと就職活動と考えて取り組んで頂くのがよいかと思います。 
志望校ポートフォリオ、出願ラウンドによってそれぞれのパートにかけられる時間、スケジュールが変わってくるので、しっかりと目標を定めてから、各パートの準備に取り組むことが重要かと思います。 
私の場合、受験校ポートフォリオが曖昧なままテスト対策に取り組んでしまったため、後半で不必要にバタついてしまったことが一番の反省点です。 
また、志望校の中でも、ウォートンを目指すか否かで英語試験の選択肢が変わります。ウォートンを除く大半のビジネススクールはIELTSとTOEFLの両方を語学要件として認めていますが、ウォートンはIELTSを採用していません。IELTSのスコアはかなり幅をもって判断されるため、TOEFLで1点単位の勝負をするよりも、少ない労力で必要なスコアを獲得できると思います。 

GMATについては、公式問題集とAffinityのVerbalクラスを中心に準備を進めました。いずれのクラスも、正解ありきの解説ではなく、納得感のある解法を身に付けることが出来るため、非常にお勧めです。 

受験生へのメッセージ 

学校選びや受験準備の際にはランキングや世間一般のイメージに意識がいきがちですが、それ以上に、自身のフィット感(ふわふわした表現になりますが、様々な在校生の話を伺う中で、なんとなく感じる部分があると思います)が大切になると思います。やはり在校生の生の声が一番のソースになるかと思いますので、是非遠慮なくコンタクトを取ってもらえればと思います。 

MBA受験プロセスにかけるリソースや時間配分は、志望校やスタート時点の英語力等により、大きく異なります。ご自身の状況に合った方の振り返りを参考にされるのがゴールへの近道かと思いますので、少しでも皆様のお役に立てれば幸甚です。 

一覧画面へー戻る