MBA受験体験記 No. 11 / 私費 / 商社
基本情報
出身業界:商社(エネルギー・自動車)
職種:財務経理、トレーダー、リスクマネジメント、事業投資管理
職歴:8年
留学形態:私費
海外経験:11年
合格校:LBS
GMAT:710
TOEFL:112
奨学金:無
LBSキャンパスビジット:無
Why MBA?
国際舞台で仕事をしたいと思った為。幼少期・思春期をアメリカ・イギリスで過ごした経験から、いつかまた国際的な環境に身を置きたいとイギリスを離れる際から考えていました。ご縁あって新卒で商社に入社、仕事を通じて多くを学ばせて頂きましたが、より大きな世界を見てみたいと思う気持ちが抑えられず、海外で働くことを検討。日本の学士学位&商社バックグランドでいきなり海外で採用してもらうことは難易度が高いので、MBA取得を目指しました。
Why LBS?
Diversity: 在英時代、70+の国から学生が集まる学校(名前はAmerican Schoolでしたが)に通っておりましたが、その環境がとても居心地よかった為、似たような雰囲気が味わえるスクールに行きたいと考えました。
受験スケジュール
2021年
2月 GMAT勉強開始。
4月 GMAT Prep Testで770をたたき出す。自身に満ち溢れ、本番に挑む。
5月 GMAT本番、640しかスコアが出ず意気消沈。
5~8月 仕事が過渡期、頭が狂いそうになるも仕事をしていない時間は全てGMATに捧げる。
8月 GMAT本番710に到達。物足りなさを感じるも、Essay対策に進む。
9~12月 Essayが思うようにいかず焦燥感が募る日々。なんとかR2に応募。
2022年
1~3月 インタビュー練習。
4~5月 米スクールはWaitlist or不合格、LBS合格通知。
受験対策(予備校、カウンセラー、エッセイ、他)
1) GMAT
GMAT Club → Practice Test (Official+中国の怪しいサイト) → 苦手問題をGMAT Clubで解く、の繰り返しでした。GMAT Clubは問題が多いこと、解答の説明が豊富なこと、隙間時間にスマホで回答できることでお勧めです。
2) Essay
Edからほとんど自分が書いたドラフトがそのままで返ってくるので、違和感を感じながらもとにかくドラフトを書きまくりました。11月末頃、果たして本当にこれでいいのか不安になりJessicaに問い合わせたところ、ボコボコにして頂く。仕事との両立で発狂しながらもJessica + MBA在学生にドラフトを何度も見て頂き、なんとかR2で応募できました。
3) Interview
Matthew + 他ApplicantとMock Interviewを繰り返しました。
受験期を振り返るといくつか反省点があるので以下記載します。
反省点① 安易にカウンセラーを選んだこと
カウンセラーそれぞれに得意分野があるので、カウンセラー毎に適切な使い方を考える必要があると思います。私は大して考えずにとりあえず有名なEdに頼ることにしましたが、JessicaやMBA在学生に比べるとあまり有効なアドバイスをもらうことができなかったと感じております。誤解なきように、Edはグループワーク対策、及びネットワークづくりの場の提供してくれる点に加え、情報ソース(他Applicant、過去実績等々)として素晴らしいのですが、ゴリゴリCriticalにEssayをブラッシュアップしてくれるタイプではない為、私のように何をどう書けばいいかはっきりとしていないApplicantにとっては適していないと感じました。是非、自分の状況を理解した上で、色々なカウンセラーと話してみることと、それぞれのいい点悪い点を先輩方にヒアリングすることをお勧めします。
反省点② カウンセラーへの問い合わせが遅かったこと
恥ずかしい限りですが、私はまずGMATに集中しようと思い、カウンセラーへ問い合わせたのは6月頃でしたが、Jessicaはspot対応のみ可能とやんわり断られました。人気カウンセラーは学生数を抑えており、枠を設けているので早めに枠を確保する必要があります。
反省点③ 自分の意見を貫き通さなかったこと
Jessicaから色々指摘頂いた後はかつてない焦りを感じました。カウンセラーの意見はあくまで一意見に過ぎないものの、当時はとにかく聞こえのいいストーリー作りをしなくては、と思い込んでしまい、最後の最後まで腑に落ちる内容のEssayを書くことはできませんでした。カウンセラーの意見を真摯に受け止めつつ、Essayに反映するもの、しないものを自分で決める必要があります。迷ったときはMBA在学生など他の人の意見を聞いてみることをお勧めします。
尚、独断と偏見で私がお世話になったカウンセラーの特徴を記載します(あくまで参考程度に)。
1) Ed (Essay)
Pro: ネットワークがすごい、適切な人をすぐ紹介してもらえる。基本即レス。グループワークの練習の場を設営してくれる。
Con: 料金が高い。コメントは抽象的なことが少なくない(結局、自分のEssayではどうすればいいのかわからない)。
2) Jessica King (Essay)
Pro: ロジカルモンスター。コメントが鋭く、ストーリーがだいぶブラッシュアップされる。
Con: 料金が高い。
3) Matthew (Interview)
Pro: 具体的なコメントをくれる。雰囲気がいい。料金が安い。
Con: 特段なし。
MBA受験は情報戦だと思います。当たり前ながら最終的に決めるのは自分ですが、ご自身にはたくさんのリソース(塾、カウンセラー、在学生、他Applicant等々)があることを念頭に頑張ってください。助けを求めれば、誰かが必ず手を差し伸べてくれると思います。
受験生へのメッセージ
プログラムが開始してから数か月が経ちましたが、最高に充実した日々を過ごしております。世界中から集まる優秀な同級生から学ぶ機会、彼らと仲良くなる機会、豪華講師陣に直接質問する機会等々、自分次第で大きく成長できる機会が転がっています。受験期はストレスフルですが、是非色々な在校生の話を聞いて、モチベーションを維持してマラソンを完走してください!LBS学生一同、皆様の成功を心より応援しております。MBA生活の様子など喜んでお話ししますので、ご遠慮なくコンタクト取って頂ければと思います。
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