Bridge between
Japan and London Business School

London Business School Japan Club London Business School
Japan Club

HealthTech Challenge 2024の開催報告

Healthcare Clubはプロフェッショナルクラブの1つであり、ヘルスケア業界のキャリア支援を行うだけでなく、月に1回ゲストスピーカーを招いてトークセッションやネットワーキングイベントを開催もしている非常に活発なクラブの1つです。

その中でもHealthTech Challenge(HTC)は毎年Healthcare Clubにより開催される、文字通りヘルステックで起業を目指す学生によるピッチイベントです。参加資格は“学生であること”のみであり、LBSの学生に限らずアイデアを持つチームが参加することができ、非常に競争の激しいコンペとなっています。

HTC Website: https://www.londonhealthtechchallenge.org/

今年度Healthcare ClubのExco(運営委員)としてHealthTech Challengeの運営に携わりましたので、その様子をここでご紹介できればと思います。

概要

コンペは3つのラウンドからなっています。

  • 1st Round(1月下旬):書類による審査、審査基準に則りExcoで行います。今年は90チーム近くがエントリー、11チームが通過しました。通過チームにはプロのメンターが付き2nd roundに向けてアイデアのブラッシュアップを図る機会を得ることができます。
  • 2nd Round(2月下旬):オンラインでのピッチによる審査で、審査基準に則りプロのジャッジが選考を行います。5チームが通過しました。
  • Final Round(4月上旬):Healthcare Club最大のイベントとなるHealthcare Conferenceにおいて対面でピッチを行います。審査は引き続きプロのジャッジによって行われます。

例年スポンサーより優勝チームには賞金£10,000が授与されますが、今年より新たにNHS Prize*という賞も用意されました。

* NHS Prize:NHS Northwest London ICB が特に重要視する3つの課題の解決に寄与できると認められたチームの中から選ばれる賞。同じく賞金は£10,000。

Finalistの紹介

ここで今年のFinal Roundに進出した5チームのビジネスアイデアを簡単にですがご紹介します。

  • Innex.ai:NHSのオペレーション改善のため、最大のボトルネックとなっている情報検索による時間のロスに対し、AIを活用し効率化を図る。
  • Hz:オピオイド等薬物依存を生み出している慢性疼痛に対して、独自開発したデバイスを用い、痛みの場所の特定及び緩和を図る。
  • Fruit Street:唯一のLBSの学生によるチーム。アプリを通じてⅡ型糖尿病予備軍に対して予防プログラムを提供する。
  • Speek:未成年の自傷行為という問題に対し、特に両親への支援にフォーカスすることで解決を図る。科学的根拠に基づいたプログラムを両親に対して直接提供。
  • MyoCaid:心臓移植に代わる心臓疾患の治療を可能とする独自の装置を開発したチーム。高齢者への処置も可能で、術後の再発リスクも最小限に抑えた治療法を提示。
優勝のMyoCaid
NHS Prizeを獲得したSpeek

HTCチーム

HTCチームはLBSから5名とNHSからの協力者が1名の合計6名でした。LBSの学生はMBAが4名、MFAから1名という構成でしたが、私以外の全員が医者をはじめとするヘルスケア業界のバックグラウンドを持っていました。

チームの仕事としては、主にメンターを探してくる/ジャッジを探してくる/広報/ロジスティクスと分かれており、ヘルスケア業界にバックグラウンドのない私は広報として活動していました。具体的にはウェブサイトの更新や、フライヤーを作ってLinkedIn等に投稿を行うことでHTCのことを広く知ってもらい、応募者数を増やしたり、ファイナルピッチにオーディエンスを動員したりといった内容です。これまで広報の仕事などはしたことはなかったのですが、慣れないながらも定期的に更新を行い、結果的に昨年の倍以上となる90チーム近くの応募を集めることができました!

今年のHTCチーム

以上、簡単ではありますがHealthTech Challengeについて紹介させていただきました。

Healthcare Club自体がそうですが、ほとんどのExcoがNHSの医者を含むヘルスケア業界のバックグラウンドを持っており、実際今年のHTCチームも私以外はヘルスケアバックグラウンドでした。そういった中で何もわからないまま興味があるというだけで飛び込んだ私でしたが、それを受け入れてくれる環境でしたし、おかげでヘルスケア業界のことが少しはわかるようになりました。

LBSの良さは職務経験を含めたいろんな意味でのDiversityですし、Healthcare Clubに限らず興味とやる気さえあればどこでも新しい挑戦を受け入れてくれる環境がLBSにはあると思います。新しいことにチャレンジしたい方にこそ、LBSをおすすめしたいと改めて感じる良い機会となりました!

一覧画面へー戻る