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Exchange Programme – Wharton編

1. 交換留学まで

①交換留学を志した背景

人生で一度ロンドンに住んでみたいという想いもありLBSに進学しましたが、MBAの本場である米国スクールでも学びたいと考えていた為、入学当初より交換留学はするつもりでいました。結果、欧米を代表するトップスクールでのハイブリッドの経験を得る事が出来、とても良かったと感じています。

②志望校選定理由とアプライ過程

LBSからはH&Sを除くほとんどの主要米国トップスクールにExchangeが可能ですが、私は自身のMBA 2年目のテーマとして「専門性・武器を磨く」という事を設定し、具体的にはファイナンス分野(M&A)を深堀しようと考えていた事、またPE(バイアウト)業界に関心があり、日本のバイアウト業界は米国の後追いであり、米国の潮流や最新手法を学ぶ事に価値があると考えた事から、ファイナンススクールとして名高く米国PE業界名門であるWhartonを志望しました。WhartonはLBSの学内選考でも人気かつ枠が少なかった為、学業面は全科目A+を取るつもりで勉強し、エッセイもWhartonの友人や前年度LBSからWhartonに留学した方等に相談して対策を行いました。

2. 留学先での学び

①全体として

MBAは基本1スクールしか通わない中で、2つのスクールで学び俯瞰的な視野を持てた事は貴重な経験でした。結論所謂トップスクールと呼ばれるMBAの学生は似たようなバックグラウンドやキャリア思考を持っており、それに基づいて提供される授業の内容も基本似通ってはいるのですが、得意分野や立地による過ごし方は当然異なってきますので、それらの良いとこ取りの形で自身のMBAを設計出来る点、MBAネットワークを倍に出来る点は交換留学の大きな魅力だと思います。

In-Personに戻り活気に溢れるキャンパス(Wharton生が主に使うHuntsman Hall)

②学業面

<講義内容>

WhartonではAdvanced Corporate Finance、Valuation、The Finance of Buyouts and Acquisitions、Advanced Topics in PE等のファイナンス発展科目を受講しましたが、ファイナンススクールとして名高いだけあり、素晴らしい教授陣と授業内容であると感じました。特にValuationのDavid Wessels教授(マッキンゼーの企業価値評価の共著者)の講義は内容が本質論で、授業フォーマットや課題もよく作りこまれておりました。又、The Finance of Buyouts and AcquisitionsはPE案件や事業会社のM&A案件に関し、実際に起案してグループでモデルやピッチ資料を作る授業であり、時間も取られましたが思い出深い授業です。LBS/Whartonというファイナンス校として名高い欧米両校で確りと勉強出来た事は良かったですし、ファイナンス分野の専門性を磨きたい人にはこのコンビネーションはお勧めです。

<講義フォーマットや負荷>

LBSは2時間45分授業が週一回、Whartonは90分授業が週二回というのが基本である為、授業の回数が多い分、読むケースの量や課題はWhartonの方が多く感じました。LBSスタイルの方がコンパクトに纏まっており、リクルーティングやインターン等他の活動に時間を割きやすいメリットはあるので、この点は学業の優先順位や好み次第かと思います。個人的には細切れの方が好きな為、Whartonスタイルの方がフィットがありましたし、自分でモデルを作る等のアウトプットが重要なファイナンス科目において、数多くの課題をこなす事で理解が深まったと感じています。

名物講義の一つであるValuation

③Networking

学業面と並んで交換留学して良かったと感じた点が友人作りです。LBSから同時期にWhartonへ交換留学したのは自分一人であった為、単身新たなコミュニティに入っていく事になりましたが、多くの友人達に助けられました。米国校は米国人中心でありMajorityがいないLBSと比べると留学生は肩身が狭いイメージを持っておりましたが、実際は皆温かく受け入れてくれ、グループワークやソーシャル等を通し多く素敵な友人が多く出来ました。

又、他米国スクールも同様と思いますが、WhartonにはINSEAD/IESE等他のスクールからの交換留学生も多くおり、交換留学生ネットワークも有難かったです。そして何よりも、Whartonの日本コミュニティの方々には非常に助けられました。卒業後日本でキャリアを積む方も多い中で、LBS/Wharton両校で多くの日本人/日本関連の友人が出来たことは、一生の財産であると感じますし、交換留学の大きな魅力だと思います。

トレックの様子

3. 交換留学を経て気づいたLBSの魅力

①ロンドンという立地の魅力

ペンシルバニア大学のキャンパスはとても美しく、フィラデルフィアも歴史ある素敵な街ではあったのですが、Social(エンタメ、食事など)、キャリア機会(インターンや学外のネットワーキング)はやはりロンドンに軍配が上がるかと思います。2年間という人生の1ページを過ごす都市としてのロンドンの魅力、その中心に立地するLBSの魅力を再確認しました。

②授業参加者の厚み

Whartonのファイナンスの授業は素晴らしいのですが、ファイナンスのクラスディスカッションとしてはLBSの方が厚みがあるかもしれません。これはWhartonは受講生が非ファイナンスバックグラウンドも多いMBA生がほとんどであるのに対し、LBSの場合は金融専門修士であるMaster in Financeの学生と共にElectiveを受講する為です。MBA生自体も米国校に比べると学生の多様性はあると思いますが、それに加えこうした他修士(MiFやMiM)やEMBAの学生と一緒に授業を受ける事も、クラスディスカッションに厚み持たせるLBSの魅力の一つであると感じました。(WhartonもPennの他学部の学生等がいますが、人数としてはかなり少数でMBAが中心でした。)

4. 留意点 (費用、手続き等で考慮すべきこと)

行くタイミングに寄りますが、秋学期にいく場合は米国滞在中、ロンドンに戻った後いずれも半年程度のショートタームの滞在となるので、住居確保が難しい場合があります。(ショートタームでの契約が難しい場合が多い為)

又、当然ながら暫くLBSコミュニティからは離れる事になる為、その期間LBSの友人達とのネットワーキングの機会は逃す事になります。後者に関しては、LBSはプログラムにFlexibilityがあり2年目は各々かなり自由な動き方をするため、1年目に確りと関係構築しておけば大きなデメリットにはならないかと感じました。

これら留意点はありますが、それをはるかに上回るメリットがあったと感じています。

交換留学は世界のほとんどの主要スクールと繋がりを持つ、LBSの提供する大きな魅力の一つだと思いますので、LBS MBAで学ばれる方々は、是非交換留学も検討してみて頂ければと思います。そして言うまでもありませんが、Whartonは素晴らしいビジネススクールであり、交換留学先として候補に入れる事をお勧め致します。

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