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Entrepreneurship Summer Schoolからの学び

MBA の2年目も終盤に差し掛かっているこのタイミングで、1年目の夏に履修をしたEntrepreneurship Summer School (ESS)を通じた学びを振り返ってみました。LBS在学期間中の時間の使い道例としてご覧いただければ幸いです。

Entrepreneurship Summer Schoolの履修理由と内容

ESSは夏休み期間を活用して自分の考案したビジネスアイディアが実行可能かどうかを見極めることを目指す超ハンズオンな選択科目の授業です。

夏休み中の活動としてインターン等の他の選択肢との間でとても悩みましたが、興味のある分野での起業活動を通じて何を思うのかをこのまたとない機会を通じて体感したいという思いが強まりESSの履修を決めました。次の章に詳細は譲りますが、結論としては履修して本当に良かったと感じております。

少しESSの授業内容の詳細に触れたいと思います。この授業はアントレ分野に於けるLBSの名物教授であるJeff Skinnerのもとで、ビジネスアイディアを様々な角度から深堀するための検証方法やツールを二か月間かけて実践的に学び、アイディア自体が今後も取り組むべき内容であるかを早い段階で見極めることで失敗するリスクを軽減する術を会得することを目指す授業です。クラス内では、レクチャー以外にも、起業家や投資家等のゲストスピーカー講演、デジタルツールや市場調査の専門家が来訪し、アイディア検証を進める上で有効な内容や、起業家としての心構えや試行錯誤の経験等のレクチャーを受けます。クラスの外では設計したPrimary Researchを実行し、一次データを収集することになりますが、生徒一人につき一人のメンター(投資家やアントレプレナー)が割り当てられており、プロジェクトを進めていく上で常にアドバイスを求められる仕組みとなっていました。授業の終盤では自分のビジネスアイディアの実行可能性(Viability)をエンジェル投資家にプレゼンし終わりを迎えます。

現在の活動とこれまでの振り返り

ESSでのビジネス検証を通じて自分のアイディアに可能性があると思いましたし、何よりも人に指示されることなく自分で全てやることの楽しさを覚えてしまったので、ESS終了後も継続してアイディアの実現に向けて取り組み、現在販売開始直前というタイミングにあります。漸くスタート台に立とうとしているような段階なので数か月後には全く異なる意見を述べているかも知れませんが、これまでの活動の感想を述べたいと思います。

まずこの活動を通じて感じたことは、自分自身のアイディアを持っているというユニークさの価値でした。
自分自身が他者から“面白い”、“凄い”、“何かやってくれそう”といった印象を得ることが、自分を応援してくれる人や仲間を作ることに繋がるため、何に取り組むにしても成功する上で非常に重要な要素であると私は考えています。自分にそのユニークさが無い場合経験やスキルのみが他者との差別化要因になりますが、これら要素での差別化には限度があるため、自分が競争社会に埋もれてしまいます。一方で、強い想いのあるビジネスアイディアを持つことは、結果として自分自身に他者が持たない魅力を付帯させることに繋がるため、他者との差別化ひいては他者を魅了することに於いて非常に強力な武器であるということを再認識しました。実際、自分のビジネスアイディアについてクラス内で何度もプレゼンをした結果、“面白いことに取り組もうとしているクラスメイト”というラベルが貼られ、毎日何かしら参考になる情報や関連がありそうな人をクラスメイトが紹介してくれました。これは明らかにアイディアを持たない時とは異なる状況・感覚で、自分自身のアイディアを持つユニークの重要性を肌で感じました。
またこのユニークさを武器にした上で、LBSの広大な人的ネットワークにアプローチすると、LBS出身の起業家たちと比較的簡単に話をすることが出来、類似事業に取り組む起業家から彼らの成功や失敗経験について学ぶことが出来ました。これは新規ビジネスの構想や実現をしていく上で、失敗のリスクを軽減することに大きく寄与するので、非常に強力な武器であると感じました。入学前から人的ネットワークを築くことの重要性は理解していましたが、自身のアイディアを持つユニークさがあるとネットワークがより有機的に繋がり始めることを身をもって体感しました。

また今まで起業に対して一歩を踏み出せない恐怖のようなものを感じていましたが、ESSやその後の活動を通じて、“上手くいくかどうかなんてわからないしまずはやりゃいいじゃん”という考え方に変わったことも自分の人生にとっては大きな意味をもたらしていると感じております。この考え方の変化は間違いなく今後の自分のキャリアプランに大きな影響を与えていますしキャリアプランがより鮮明になったように感じています。恐らくインターンにいってもこの変化は得られなかったのではと思います(インターンに行ったらまた別の刺激を受けてベクトルの方向は違えど同じレベル感の影響は得ていたかも知れませんが)。

今後事業を始めてみて泣くほど苦しい局面に出くわす可能性もありますが、それはそれでその局面を楽しみつつ乗り越えていきたいと思います。

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