BCG TRANSFORM Competitionにて日本人EMBA生を擁するチームが優勝
LBSのTurnaround Management &Restructuring Club(以下、TMRC)が、Boston Consulting Group(以下、BCG)協力のもと開催しているBCG TRANSFORM Competitionにて、Executive MBAプログラムの川端さんを擁するチームが見事、優勝を果たしました。
BCG TRANSFORM Competitionは、各グループが事業変革・事業再生が求められる企業を選定し、事業再生計画と共にBCG TRANSFORM(事業再生に特化したBCG内の専門ユニット)の前でプレゼンテーションを行うビジネスコンペです。
見事、優勝を果たしたEMBA 川端さんのコメントを以下ご紹介します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Executive MBAのプログラムを開始して約半年が経った頃、LBS Turnaround & Restructuring ClubからBCG Transformのケースコンペの案内があり、LBSのコア授業で得た知見と、これまでの職務で蓄積してきた経験を掛け合わせたアウトプットの場として、参加を決めました。
チームのメンバーは、同じExecutive MBAのクラスのメンバーから募ったのですが、結果的に金融・メディア・IT・テックというバラエティに富んだ業界からFinance・Change Management・Strategyといった幅広い専門性を有したチームが構成でき、優勝という形でよい結果に繋げることができました。
コンペを通じて得たものは大きく3つです。
一つ目は、BCG Transformにて、企業再建を専門として数多くのケースに携わられている第一線のコンサルタントから共有してもらったフレームワークと思考プロセスです。
自分自身もキャリアの中で、事業のターンアラウンドに携わってきましたが、業界を超えて数多くのケースを見てきたBCGのコンサルタントの方々が持つフレームワークは、非常に包括性が高く、事業再生において汎用性の高い武器を手に入れたような感覚を持っています。
二つ目は、思考の言語化です。これはBCGの方々からのブリーフィングでも強調されたことなのですが、Finalist選定に際して、提出するスライドのみで評価されるため、その中で分析したデータとそれに付随するストーリーを明解に伝える必要がありました。スライド一つ一つが伝えるべきメッセージを明確にし、それをサポートする形でデータを加え、それぞれのスライドのメッセージが有機的につながるために言語化を行うプロセスを通じて、コンサルティング業界の肝となる部分を経験させてもらったと感じています。
三つ目は、月並みですが、自信です。様々なバックグランドを持った優秀なLBSの学生が数多く参加し、中にはコンサルタントとしての経験を持つ学生も多い中、自分自身の経験と知見が、クオリティの高いアウトプットとして専門家から評価されたことは、何よりも自信になっています。
Executive MBAという立場で、仕事・家庭・学業の中で時間との闘いを強いられる中、限られた時間で結果を残せたことも、メンバー全員の非常に大きな自信に繋がったと感じています。
Executive MBAという立場ですと、授業以外の課外活動への参加が疎かになってしまいがちですが、今回のように少しストレッチして挑戦したことで、貴重な経験を得ることができました。
こういった企画やイベントが、プログラムを問わず全学生に開かれていることも、LBSの醍醐味だと感じています。
昨年はJapan Clubのメンバーで構成されたチームが優勝されていたので、後輩として後に続けたことも嬉しい限りです。