受験体験記No.7 / 私費 / 商社

MBA2022

基本情報

  • 出身業界:総合商社
  • 職種:物流、事業開発
  • 職歴:8年
  • 留学形態:私費
  • 海外経験・英語使用頻度:米国1年(大学時に交換留学)、ミャンマー計3年(出張及び駐在) 日本勤務時は英文メールを毎日、テレカンを週1〜2回
  • 合格校:LBS
  • GMAT:680 (V34, M49)
  • GRE:323 (V153, M170)
  • TOEFL:108 (R29, L28, S23, W28)
  • 奨学金:無
  • LBSキャンパスビジット:無

 

Why MBA

  • 事業会社(出資先)への出向や経営支援を行う中で、自身の知見・引き出しが限られていることを痛感し、General ManagementやEntrepreneurshipを一度網羅的・集中的に勉強してみたいと考えたため。
  • 世界の優秀な人材と触れ合い、彼らが何を考えているのかインプットを増やしたいと考えたため。
  • 中長期的に経営をリードできる人材になりたいと考えているため。
  • (+MBAに対する漠然とした憧れ、いま挑戦しないと後悔すると考えたこと、このまま商社に留まり続ける事に疑問を感じたこと)

 

Why LBS

  • (大前提として)2年生のプログラムを希望していたこと。
  • LBSではInternational Studentsの比率が9割に上り(70ヶ国程度)、且つ実際に自国から留学してきている学生が多数在籍していること(米国スクールでも3~4割がInternational Studentsと謳っているが、実際には高校/大学時には移住している半米国人が多数を占めていると認識)。 また多くの学生が複数ヶ国での勤務/教育経験を有しており、LBSの真にglobalな環境に魅力を感じた。
  • ロンドンにはFin-techやClean-techを始めとするStart-upが数多く存在し、Entrepreneurshipのエコシステムも欧州一整っていること。また学校側にもCareer CenterやE-Clubを中心に活用出来るリソースが充実しており魅力を感じたこと。
  • 知識を身に着けたいだけであれば、日本国内でMBAを取得するのでも十分だと考えており、海外MBAに挑戦するに際しアウトプットの機会を重視したいと考えていた。LBSではFlexibleなプログラム故Summer internshipを2~3社で行う学生も少なくなく、また学期中に現地Start-upでPart-time internshipを行う事も十分可能な点に魅力を感じた。

 

受験スケジュール及び準備

2010~11年:大学時代に米国に交換留学(1年)。文字通り初めての海外。留学生活は楽しく、視野も広がったが、自分の英語能力の低さに愕然。いつかはリベンジしたいと考える。また初めてMBAの存在を知り、10年以内にチャレンジしようと勝手に誓う。

2012~15年:海外で働く機会を得たく商社へ入社。最初の2年間はあまり海外出張もなく上司に嘆く。3年目(2014年6月)にミャンマー出張へ行かせて貰い、通信プロジェクトに関わるようになる。そこから2年ほど行ったり来たりの生活が始まる(年間半分はミャンマー出張)。

英語の勉強は緩く続け、2年目に英検1級を取得。また発音の改善を目的にJinglesへ1.5年ほど緩く通う(時間のある方にはお勧め!)。

2016~18年:2016年1月に初めてAgosに足を運び、MBA留学準備セミナーへ参加。険しい道のりを知るともに、2018年9月入学に狙いを定める。一方、ミャンマーとの往復生活にそろそろ疲れてきたなと思っていた2016年3月半ば、現地出張中に電話で6/1付ミャンマー駐在内示を拝命する。。

会社辞めようかと少し悩むが、困難から逃げるような気になり踏み切れず。MBA出願を最低2年遅らせることを決める。駐在中にTOEFLの勉強を大学時代ぶりに再開しようと考えるが週6勤務で日曜日しか時間取れず、捗らず。1度ベトナム旅行次いでにハノイで受験。95点。

2018年6~12月:長い兵役を終え2018年6月に遂に帰任。TOEFLの勉強に本腰を入れる。比較的時間を取ることができ、12月に帰国後4回目の受験で108点を取得、ガッツポーズ。一旦TOEFLは終え、GMAT後に戻って来ようと考える。どんなに甘い考えであったかこの頃には知る由もなく。

2019年1~3月:YESに通い始め、SCの勉強に励むとともにマスアカでMathを勉強。6月末までにGMATを終わらせようと目標を立てる(大きな勘違い)。2月にインドネシアへ2週間出張。帰国後、部長に呼ばれ何やねんと思ったら4/1付での異動通知を言い渡される。少なくとも2年くらいは異動する事もないだろうと考えていたので驚く。事業開発という面白そうな部署であったが、今より忙しそうだなと思い少し震える。怒涛の日々が迫っていたとは露知らず。。

2019年4~6月:業務の引継ぎ等で少々バタつくが、4月中にYESへ20回通い終わり、並行してAffinityにも通いCRも勉強する。GMAT漬けのGWを過ごし、勇み足で5/12に初回GMATを受験。540点惨敗。現実を知る。

GMAT受験後、Official Guideを携え、そのまま夜の便でインドネシアに出張(~6月頭)。新たな担当案件(出資先)へのサポートが目的であったが、色々と課題てんこ盛りであることを知る。現地ではあまり勉強時間が取れず、焦り始める。

帰国後、そもそも長文読解能力に欠けていると考え、The Economistを読み始める。YESの問題集、ManhattanのVerbal 3冊、Official Guideを回す。7月末に2度目のGMATを申し込むが、6月末になり担当案件で問題が発生し急遽インドネシア再出張が決まる。。

2019年7~9月:出張中も勉強時間を確保しようと試みるが残業続き時間作れず。Agosの夏祭りもキャンセル。R1の出願を諦め、2度目のGMATは8月末にスライドする。7/20頃に帰国、GMATにのめり込もうと決める。

しかし忘れもしない7月末、担当案件の進捗報告会(To 常務)を翌日に控えたその日、未曽有の大問題が発覚。出資先の資金繰りが急遽厳しくなる。日本に居ても深夜残業が常態化、8月の3連休は役員以下で出社する。そんな中、LBSの非公式説明会だけは何とか出席し、志望度が急上昇。再々出張が決まるが、(GMATを受験するため)予定があると言い張り先輩を先に出張させる。8/25に2回目GMATで640点。焦燥。

9月2週目には帰国し、東京で資料作成に奔走。この頃は一瞬で過ぎ去った記憶しかないが、GMAT Club、Official Guideを回し、9/29にGMAT3回目を受験。650点に沈む。GMATを倒してからEssayに進みたかったが、時間切れと判断しEdにコンタクト。同時並行で進めることを決める。焦燥感に苛まれ、AgosのPrivate Lessonも申し込む。

2019年10~12月:10月中旬に入り何とか業務が落ち着き始める。全社の2020年有給消化目標(16日)に対し1.5日しか取れておらず、白い目で見られた為、10月末から10日ほど急遽米国キャンパスビジットを決める。MBA生活のイメージが湧きモチベーションが上がる。帰国後翌週末(11/17)にGMAT4回目を受験、680点を取得。少し安堵する。

再再々出張説も出たが、事情を理解して下さった先輩(推薦状を依頼)が代わりに行って下さることとなり、年末にかけEssay、推薦状、GMATを並行準備する。Essayはそこそこ順調に進み、GMATもPrepが漸く700点+で安定する。有給取得が足りていないと言い張り12/23を年内最終出社とし長期休みに入る。体調を万全に仕上げたド年末の12/28、ラストGMATを受験。730点が取れる気しかしなかったが結果は600点。呆然。飲み明かす。翌日HaasのCoffee Chatがあったことを起きてから思い出す(既に終わっていた)。

2020年1~3月:1/5までにぎりぎり5校出願。LBSはR4までありR3でも受かる可能性があると聞き、泣く泣く後ろにずらす。一息つく間もなく翌週末のInterview対策セミナーby Edに参加、Interview準備を開始する。比較的質問がオーソドックスと言われたBoothの過去問を元に30問くらいの回答スクリプトを作成、暗記。自主練とDMM英会話でDeliveryを鍛える。

1月末から次々に不合格通知が届く。やはり私費生が680点で戦うのは無謀であったと改めて痛感する。Covidのニュースも日を増すごとに大きくなる。落胆の中、2/5にHBSのインタビューに呼ばれる(結局R2で呼ばれたのは1校のみ)。面接日2/21まで時間がないことに焦り、後悔先に立たずとEd、Vince、Jessicaら名だたるカウンセラーの予約を毎日取る。受験生とも練習を重ねる。この2週間で30万は飛んだが、受験生活の中で最もスリリングで生きた心地のした2週間であった。30問の回答案は100問弱まで膨らむが、気合で暗記。

面接自体の出来は悪くなかったと思うが、そもそもGMATの点数低く期待は薄いため、2月末よりR3の出願準備を開始。 Interviewの準備(スクリプト準備)を通じ、表現の幅が広がり、Essayにも改良を加える事ができた。3/5にLBSへ出願。同週からCovidの影響で会社はテレワークに移行となり、出張に行ける状況でもなくなったため、GREの勉強を開始する(詳細以下)。3月末、HBS不合格通知受領。

2020年4~5月:4月に入りLBSから面接に招待され、Video Interview、通常面接、Presentationの準備を進める。面接は2月の準備がかなり活きたが、Edとのモックを追加で複数回実施。5/2面接、厳しい質問もあったが何とか持ち堪える。既に心は折れかけていたが、5/10にGREを受験し、スコアアップ(GMAT換算700点)。LBSへすぐに連絡。

5/22にLBSより合格通知を受領。受験終了、ほっとしたと言うのが率直な感想であった。

 

使用教材、予備校、カウンセラー

TOEFL

大学生の時に買ったトフルゼミナールの単語帳と英単語3,800の二冊をほぼ全て暗記し、中国TPOのReadingとListeningを解きまくった。Writing(Independent Q)はウェブトフレの添削サービスを活用し、作成した回答案を10個くらい暗記した(再現率80%くらい、どれかを組み合わせることで本番もそれなりのQualityで作成できた)。Integratedはネットで拾ったテンプレートを改良し暗記。

GMAT

YES:授業内容は毎回腹落ち感があり、SCの理解が深まった。配布される問題が古すぎて意味がないという噂も聞くが、昨年GMACが発売したAdvancedの問題集と一部問題が重複していることからも、意味がないということは全くないと考える。然しながら、全20回を4周くらいしたが、本番でSC 8割超えは達成できず。。。

Affinity:CRのみ受講。個人的にはあまり納得感なく、効果があったかは不明。

Agos:中山先生のプライベートレッスンを受講。RCの解き方アドバイスには一定の効果が有ったように思う(先生の前でその場で解くことは異様に集中し辛かったが)。Agosの問題集やOfficial GuideのVerbal版も貰えたのでそれも助かった。

Official Prepは有料版含め20回以上解いた。有料版は最後まで残しておきましょう。

Manhattan Prep(6回)も利用。加えてMahhattanの赤本3冊、GMAT Official Guide(Verbal版とAdvancedも追加購入)、GMAT Clubで問題演習。

丸1年かけ680点しか獲得出来なかったので言えることは多くないですが、やはりPrepで安定的に700+を出せるようになってから2 ~ 3回受けるのが(そうなるまで2~3回は取っておくほうが)良いかと思います。もしもう一度やるなら濱口塾を試してみたい。

GRE

GMATの点数に不安あり、R2の面接とR3の出願が落ち着いた2020年3月より勉強開始。MamhattanのFlash card(essential / advance両方)、MagooshのWeb版、Official Guideを利用。3月末の初回受験にてGMAT換算680点を取得。4月はR3の面接準備であまり時間が取れなかったが、GWまで細々と勉強を続け、5/10に自宅で2回目を受験、 GMAT換算700点獲得。至急R3の2校には差し替えの連絡を入れた(Updateしてくれたかは不明ながら一応受け付けてくれた)。

(GMATの下積みがあったからかもしれないが)2回とも事前準備無しでQは満点を取れた。Vは速読力と単語力の(地道な)勝負だと思うので、早々にGMATに見切りをつけてGREの勉強を早くから開始すべきであったと反省。

 

入学後に感じたこと

Covidの影響もあり、In-personで会う機会が限られ友達ができないことを少し懸念していましたが、杞憂に終わり安心しました。Stream内で初めて一緒に朝御飯を食べに行ったときにはUSA, Iceland, Italy, Bangladesh, Singapore出身の同級生と同じテーブルで、真にDiversityに富む(且つ平均年齢29歳でMature)環境を実感しました。とてもExcitingな日々を過ごしています!

大都市ロンドンという土地柄から、中小都市にあるビジネススクールと比較すると、若干ドライ・人付き合いが希薄・コンペティティブなのでないかという印象を入学前は抱いていましたが、実際には留学生比率が圧倒的に高く(学校周辺に住む学生が多く)、皆国際経験豊かなので非常に協力的でウェットな関係を築けると思います。

 

受験生へのメッセージ

私も多くの方の合格体験記を読み、皆さん苦労されて入学を勝ち取られていることは理解しておりましたが、実際に受験準備をする中で、GMATは結果が出ず、仕事は炎上し、COVIDに見舞われ、やはり一筋縄には行かないと痛感しました。ここまで駄文にお付き合い下さった皆さまは総じて粘り強い方だと思いますので、受験生活も最後の最後まで何が何でもやり切ってください!夜明けの来ない夜はない!