受験体験記No.1 / 社費 / 商社

MBAカリキュラム

基本情報

  • 出身業界:商社
  • 職種:投資管理
  • 職歴:9年
  • 留学形態:社費
  • 海外経験:中国三年(語学研修+オフィス)
  • 英語使用頻度:年数回の出張+海外投資先提示資料を読む程度
  • 合格校:LBS
  • GMAT:680 (V31, M50)
  • TOEFL:106 (R27, L26, S27, W26)
  • 奨学金:無
  • LBSキャンパスビジット:有(2018/12、2019/10)

 

Why MBA

<欧米経験>

始めにですが、私の将来働きたいフィールドはアジア/中国です。日本から地理的/文化的距離も近く、これから伸びていくフィールドで勝負したいと考えています。

その思いから、入社後中国勤務を希望し、入社4年目から3年間中国勤務を経験しましたが、「今のままでは勝負できない」と痛感しました。

日系企業の中国ビジネスを見渡すと、ソフトバンクのアリババへの投資を除けば、自動車/鉄/化学品等の伝統的な製造業で勝負しているケースが一般的です。一方、中国では毎年のようにTechユニコーンが複数社誕生していますが、そうした企業に投資できている日本企業は(ソフトバンクを除き)ゼロ。

「日本の良い大学を出ている/中国語を話せる」だけでは、日本市場に興味のない中国人エリート層からは相手にしてもらえず、「何の付加価値があるの?」という反応が大勢でした。

10年後中国マーケットで勝負するために、一度欧米のビジネスを経験して戻ってこようと心に決め、2017年に中国から帰国しました。

<日本企業の海外事業投資における課題>

帰国後、直近買収した欧米事業会社の担当になったものの、以下2点の課題を解決するためにはMBA留学が一番の近道と考え、留学を決意しました。

  • 欧米人コンプレックス:アジアでは現地の言葉がわからなくても気にしない日本人が、英語でまくしたてられた途端に何も話せなく場面に多々遭遇。欧米人に英語でまくしたてられても、勢いに呑まれることなく、きちんと向き合えるようになりたいと強く感じました。
  • 企業文化の違い:投資先にボトムアップでの細かい業績分析/報告を求めようとする日本式投資先管理と株主により大きな方向性の提示を求める投資先マネジメントのスタイルにギャップを感じ、一度欧米人エリートの教育を体験する必要があると感じました。
<海外留学/修士へのあこがれ>

友人が続々と修士号取得、海外留学へと進む中、あこがれがありました。

世界的に見ても、修士号を持たないマネジメントがここまで多い国は日本くらいと感じており、今後数十年働くことを考えると、このタイミングで海外MBAを取得しておいて損はないと考えました。

 

Why LBS

  1. Diversity: 将来ターゲット市場が 欧米 << アジア の当方としては、欧米最高峰の教育を受けつつも、60を超える国々から来る生徒と切磋琢磨できるLBSでの経験が一番役に立つと感じたため。
  2. Flexibility: 良くも悪くもプログラム自体の負荷が大きくなく、International Exchange / 学期中のInternship等、自身でプログラムを組み立てられる点が一番自分にFitしていると感じたため。

 

受験スケジュール及び準備

  • 2017/10:中国より帰国後の人事面談にて、上司にMBA受験を考えていることを伝える。
  • 2018/4:TOEFL通塾に足踏みし、GABA(英会話)通学開始。
  • 2018/10:TOEFL通塾開始。TOEFL初受験89点。
  • 2018/12:欧州出張の合間にLBSの存在を知る。本HP上でコンタクトし、初ビジット。
  • 2019/2:年末年始の勉強が実り、TOEFL102点。社費留学生認定。Essayカウンセラー(REVE Cecilia)契約。
  • 2018/3:アジアMBAへの興味を捨てきれず、HKUST(香港) / CEIBS(上海)ビジット。
  • 2019/4:TOEFL106点(LBS出願スコア)。GMAT(SC)通塾開始。
  • 2019/5:GW10連休を活かし、ただただ勉強。
  • 2019/6:INSEAD Singapore Campusビジット。GMATと並行して学校調査/自己分析も本格開始。飲み会を基本的に断ることに。
  • 2019/7:GMAT初回受験680点(出願スコア)
  • 2019/8:Essay執筆 / 卒業生とのCoffee Chat / GMAT(CR通塾開始)のマルチタスク開始。同月LBSセミナー@東京に参加し、第一志望とすることを決定。一方同月に受験した2回のGMATが640 / 650と振るわず、R1出願要否を悩む。
  • 2019/9:11月に第一子誕生予定だったこともあり、R1でのLBS受験を決意。IESEにも出願。面接対策開始。
  • 2019/10初旬:少しでも合格確率を上げるべく、初旬にLBSへ2回目のビジット。アドミッションとの面談 / 在校生との面談 / 授業聴講実施。
  • 2019/10下旬:Score Updateを狙ったGMAT4回目は650点と撃沈。LBS / IESEの面接。
  • 2019/11初旬:IESE Assessment Day参加。一方、R1不合格となった場合680点でR2に突入するリスク / 子供誕生後の勉強可能時間を考えると不安で夜も眠れず、RC通塾開始。
  • 2019/11下旬:LBS合格通知受領。2日後に第一子誕生。
  • 2019/12:GRE初受験。適正ないことが判明。一方、LBS合格によりプレッシャーから確保されたお陰か上旬にTOEFL108(27/29/24/28)、IELTS7.5(7.0/8.5/6.5/7.0)確保。週末にLBS Admitted Weekend参加。下旬に受験したGMAT5回目にて740(V39/M51)確保。年末年始にEssayを磨く。
  • 2020/5:R2で出願、R3にDeferを経て実施したCEIBS Zoomインタビューを終え、LBS進学決意。受験終了。

 

使用教材、予備校、カウンセラー

<TOEFL>
  • AGOS TOEFLコース:フルパッケージで受講しました。岡先生/松園先生にはお世話になりました。
  • AGOS のLance氏が「毎日Skype英会話30分を一年続ければSで満点なんて簡単」と言っていたのが印象的です。24点以上出せる人であれば、全問題への回答クオリティを揃えれば純ドメでS満点も夢ではないと思います。
<GMAT>
  • YES:4月~7月にかけ、SC16回コースと土曜文法受講。芸術的な授業に感銘を受け、完全に吉井先生信者になりました。
  • Affinity: SC(Online/8月)、CR(Online&通塾/8~9月) 、RC(通塾/11月)。「SC/CRを自分で勉強できない人にMBA受験の資格はない」との厳しい発言も時折聞きますが、振り返ると意地を張らず、4月からRC含めて通うべきでした。
  • AGOS:GW集中コース受講。短期集中でGMATの概要を掴めたのは良かったと思います。
  • (対策)受験1~4回目は高得点を狙おうと、時間内に全問題を解き切っていましたが、これがミスでした。焦ると正答率も下がることに気づき、5回目は方針転換。確実にV35を狙うため、RCは大問2つを捨てることを決意。同時間を他の問題に配分し、落ち着いて解けたことが奏功し、高得点に繋がりました。ESRを見る限り、①前半の問題は9割超の正答率確保 / ②後半も7割程度正答(いずれも捨てたRC大問2つは除外)できれば、V35超は十分狙えると思います。
<Essay>
  • REVE Cecilia:人数上限を設定しているため、繁忙期でも丁寧に対応してくれ、満足度高かったです。
<面接対策>
  • Ed / Jessica:過去の面接ログも豊富で、突っ込みも鋭く、お値段以上でした。
  • DMM英会話:年配 / 面接・ビジネス経験あり(南アフリカ70歳Executive経験あり / 英国60歳女性弁護士)の先生を見つけ、想定質問集を渡した上で毎日練習していました。リタイア後に講師をしている方を見つけ、継続的に練習すると適切なアドバイスも貰えるので効果あると思います。間違いなくお値段以上です。

 

入学後に感じたこと

<グループワークへの姿勢>
  • とにかく皆、積極的です。MBAを志す皆様は、(全体的におとなしい)日本人の中で積極的な部類と思いますが、(元来積極的な)欧米・各国の中でも更に積極的な人が集まっており、正直日本人レベルの積極性では太刀打ちできません。
  • この中で如何にValueを出すか、という点に苦労しており、人の倍の時間をかけて準備する / 胃をキリキリさせつつも議論の内容をしつこく確認する、等、日々悪戦苦闘しております。
<英語力>
  • TOEFLで115点以上とれる猛者を除き、英語力で苦労しない日本人はいないと思います。
  • 受験がひと段落ついても、スムーズなプログラム開始に向け、英語学習は怠らないようにしましょう。
<COVID-19>
  • Zoom / in Personを併用したHybrid授業はスムーズに進行しております。
  • 「COVID-19真っ只中にMBAを開始する意味はあるのか?」という議論はあったものの、社会激変の真っ只中だからこそ、勉強に集中できる有難みを感じております。学校 / 学生それぞれ、この環境下でできることを考え、全力で実施しているので、日々刺激的です。

 

受験生へのメッセージ

以下3点、メッセージです。支えてくれる皆様への感謝の気持ちを忘れずに、最善を尽くして下さい。応援してます!

“Take Away”を考え続けること
  • 「この問題からの“Take Away”を考えよう」- 8月末、近所に住む受験仲間とのGMAT勉強会、二人とも正答したSentence Correctionの問題をさらっと終わろうと思っていた矢先の知人の一言が受験生活のターニングポイントでした。
  • 自分なりに受験生活に真摯に向き合っていたつもりでしたが、知らず知らずのうちに“なあなあ”になってしまっていたことを思い知った瞬間でした。
  • どんな簡単な問題でも“正解した!万歳!”で終わらせない、AlumniとCoffee Chat後は会話のどの部分に何を感じたのかをメモする、Visitしたらその学校にいる自分の姿から逆算し今何をすべきかを考える、、と限られた時間の中で、如何に“Take Away”を積み重ねられるかが勝負の分かれ目だと思います。
“迷ったらGo”
  • 選択に迷ったとき、無意識に “やらない理由”を探していませんか?
  • “○○先輩は塾に通わず750点出したから自分もRCの塾は通わない”、“スコアが出ていないからVisitはまだ行かない”、“発音は得意だから面接練習はあまりやらなくてよい”
  • 何かと費用は嵩むMBA受験ですが、“理想のTake Awayを得るために目標校に合格すること”が受験の最大目標であり、その他の全ては細事だと思います。資金/時間ともに悔いのないように投資し、目標校合格をつかみ取って下さい。
恥ずかしがらないこと
  • MBAプログラムの紹介を聞くとき、“Get out of your Comfort Zone”という言葉をよく耳にすると思いますが、受験生活も同様と思います。
  • 周囲にMBA受験を目指していると伝えること(失敗したらどうしよう)、人に志望校を宣言すること(受からなかったらどうしよう)、受験生とMockをすること(自分の志望動機が滅茶苦茶だったらどうしよう)etc.受験生活において羞恥心から躊躇することは各種あると思いますが、周りの人の助けあってこそのMBA受験、しっかり皆に自分の想いを伝えて理解を得て、また、アドバイス/批判は真摯に受け入れ、宣言した内容に見合う自分に近づけるよう、努力しましょう。
  • 今まであった中で一番生意気な後輩が、「○○さァん、ヒトはァ、自分のォ、口にできることしか実現できないんですよォ!」と言っていました。彼は40歳で社長になると豪語しておりましたが、皆さんも「TOP校MBAを目指す」「TOEFL110/GMAT750を目指す」等、高い目標を掲げて受験に取り組んで下さい。目指さないものは実現しません!