受験体験記No.10 / 社費 /コンサル

MBA2021

1.基本情報

  1. 職歴: 経営コンサル(事業再生、M&Aアドバイザリー、インフラサービスセクター 計8年)
  2. 留学形態:社費
  3. 英語・海外経験:学生時代にトルコで国際インターン4ヶ月 / 学生時代にオーストラリア語学留学1ヶ月 / 海外顧客向けプロジェクトが8年間で4~5回程度
  4. 受験校:Round2:LBS, INSEAD, IESE, Cambridge, Wharton, Chicago, NYU
  5. 合格校(Waitlist除く):LBS, INSEAD, IESE, Cambridge
  6. GMATスコア: 690 (V35、M49)
  7. TOEFLスコア:106 (R29, L26, S24, W27)
  8. 奨学金:無
  9. LBSへのキャンパスビジットへの有無:有 (2018年7月出張のついでに)

2. Why MBA?

  • 新卒で入った会社で8年が経ち、刺激が薄くなっていた。グローバルマッチョエリートが集まる場所でハード・ソフト両面のスキルを鍛えたいと考えていた
  • 事業部単位を顧客とするコンサルに限界を感じていたので、企業財務、組織戦略の知見を得て、より全社単位の支援ができるようなスキルセットをつけたかった
  • 昔から海外留学+修士が取りたいと思っていた。社内で尊敬している先輩が多数MBA留学しており、自分も行きたいという思いが強くなった
  • 人生100年時代、日本の衰退も避けがたい状況となってきた中で、将来的に海外に住んで働く可能性を高めておくためにも、若いうちに海外に住むことが重要だと思っていた

3. Why LBS?

  • 大都市にあり、学業・仕事・私生活のすべてで利便性が良い
  • 卒業後に働く市場に鑑み、国籍/文化的多様性が高い
  • ファイナンス分野のリソースの厚み(金融業界から来た/行く人間が多いので教わることができる、コースが多くカバー範囲も広い)
  • ランキングの高さ(同級生のレベルの高さ)
  • 幼少時よりのイギリス・ロンドンへの憧れ
  • 2年制
  • 安全

といった点を勘案して選択。上記に当てはまらない学校も受けたが、一番広く当てはまるのがLBSだった。

4. 受験スケジュール及び準備

• 2018年2月 社内選考合格(TOEFL受験経験なし)。発表後に慌てて受けて91
• 3月 TOEFL勉強開始。仕事が少なかったこともあり、1日3時間強を当てる
• 4月 TOEFL104点。TOEFLに目処がついたので、GMATに切り替え。マスアカとオフィシャルガイドを始めた他、月末からY.E.S通学を開始
• 5月 GWにNYに遊びに行き、コロンビアとNYU訪問。TOEFL106点で終了。GMATに完全集中。この辺りから多忙化し、自分がプロジェクトマネージャーを務める案件を2つ(1つ海外)、メンバー案件を1つ抱えて月間稼働率110%になってしまい、GMATが全く進まなくなる。
• 7月 仕事をしていて記憶がない。かろうじてJohn Coukeのカウンセリングを始め、レジュメを完成させる。エッセイのネタ出しを始める。Johnは素晴らしい仕事をしてくれたが、今振り返ると、必ずしもカウンセラとやる必要があるプロセスではなかった。
• 8月 とりあえず受けないとと思ってGMATを受ける。690点。エッセイのベースとなる「My Goal」をJohnと固める。年明けの2ndラウンドで良いかと思っていたが、Johnに叱咤され、2ndでも選考が早いCambridgeとINSEADへの出願を決める。ここで妥協していたらかなり辛かったはずなので、多少無理してでも出願したことは正解だった。
• 9月 やっと仕事が少しだけ落ち着く。推薦状を、ともに働いた経験が多く、自らも欧州MBA卒の上司2名に依頼。GMATは集中的にやらないと伸びない、ということは耳にタコができるほど聞いていたが、愚かにもほそぼそ、ダラダラと続けていた。
• 10月 Cambridge追い込み→出願。休む間なくINSEAD出願。仕事がまたしても盛りあがりを見せる。GMATを受けたら壊滅的なスコアだったのでそっ消し。
• 12月 Cambridge, INSEAD面接。INSEAD面接での苦戦を踏まえて、インタビュー練習を本格化。カウンセラと骨格を固めた上で、Skimatalkを使って1日1~2時間練習。年末~年明けは実家にも帰らず、ひたすらOB訪問とアプリケーション作成に勤しむ。
• 1月~2月 3回目のGMATが大爆発炎上。もう帝国ホテルには行かないことに決める。仕事が3回目の大盛りあがりを見せたこともあり、インタビュー練習と本番面接以外は記憶がない。
• 3月 LBSから合格通知。終了

5. 使用教材、予備校、カウンセラー

  • TOEFL:
    公式ガイド、中国の怪しい教材
    Toeflresources.com:ネイティブが20エッセイ220$で添削してくれる。論旨や表現についてはあまり手を入れてくれないのが玉に瑕だ が、講師自身が書いたサンプルエッセイが公開されているので、これを写経→日本語訳→自分で英訳→比較、と繰り返していた。ネイティブの表現や論理展開が理解できるようになる気がした
  • GMAT:
    マンハッタンプレップ、マスアカ、オフィシャルガイド、Prepクエスチョンパック
    E.S.  面白いが、問題が古くてやや簡単。SCだけのための投資としては微妙 かもしれない
  • インタビュー
    1) 回答リストの作成
    カウンセラーに過去の質問をもらう+Webで一般的な質問を漁り、回答骨子を文章化(STARメソッド活用)
    2) 喋る練習
    録画しながら、一人でぶつぶつ呟き続ける。慣れてきたら、Skimatalkでネイティブと練習。流暢に喋れるようになったら、時間、表情、抑揚、タイミングの取り方等を意識した
    3) 内容のブラッシュアップ
    カウンセラーと1時間だけ取って、モックインタビュー。実際の面接を想定して、立ち居振る舞い含めて指摘 をもらう
    Skimatalkで「こんなことを伝えたいが、表現を直したり、気になったことは聞いてくれないか?」と依頼
    4) その他
    海外のアプリカントと比べて高年齢、低英語力なので、テストが多少悪くても、会ってみると 人間的な魅力と知性がある人だった、というところに持っていかなければと思っていた。出来たかどうかは定かではないが、下記の努力をしていた。
    →自分のプロジェクト経験を「文化を超えて興味を持たれる」ように練習を積む。日本の環境は特殊なので、海外MBA文脈で面白い、将来性がある、という形に翻訳必要
    →インタビュイーは可能な限り調べまくる。インタビュイーが通知されるCambridge, INSEAD, IESE, LBSはネットを駆使して調べまくった。Linkedinに加え、リサーチペーパーや講演録、インタビューを隈なくググり、人となりや経験を把握。
    →学校(+学校の立地)×自分のテーマの内容は調べておく 。自分の担当セクターについては、受けた学校がある都市で近年行われている興味深いプロジェクト、スタートアップ等 は全部調べていった
    →過去問や世界情勢を踏まえ、聞かれそうな内容は準備しておく。

6. 入学後に感じたこと

  • 海外留学する上で、どの都市に学校があるかという点の影響が想定以上に大きかった。文化的な多様性、利便性、安全性、様々なリソースやイベントへのアクセスという点で、ロンドンに学校があることのメリットを強く感じている。例えばLBSは日本人以外の学生も相対的には高年齢でパートナー持ちも多いが、パートナーに対する高いInclusivenessは、米国のMBAでは得られ難いものだと米国人同級生から聞かされた
  • 想像以上に海外の同級生がグローバルエリートマッチョだった。彼らは幼少時から多国語教育を受け、学部では高GPA獲得のために凄まじく努力し、就職後はWork Hard, Party Harderの文化で生きている。同時に、公共心や助け合いの精神も非常に強いので、どうやってクラスで認知されるか、クラスに価値を還元するかということを考え出すと結構大変
  • 自主性が必要。スケジュールがフレキシブルであることはLBSの特徴としてよく言及されるが、授業中のコールドコール、ケースディスカッションに激しい自己主張を求めるHBS的なアプローチ、成績下位者の強制退学といったプログラム全体を引き締める特徴もほとんどないため、「黙って2年間やり過ごす」ということも出来てしまう環境

7. 受験生へのメッセージ

準備は大変ですが、仕事をしていたときとは違った意味で1日が短く感じるほど、毎日充実しています。志を高く持って頑張って下さい