受験体験記No.9 / 社費 /保険

MBA2021

1.基本情報

  1. 職歴: 保険会社(営業企画3年/IR3年)
  2. 留学形態:社費
  3. 英語・海外経験:出張程度(年2回のIRミーティング)、海外投資家用Materialの作成
  4. 受験校:Round 1:Duke, Cambridge, Manchester / Round 2:LBS 
  5. 合格校(Waitlist除く):LBS, Manchester
  6. GMATスコア: 690 (V31、M51)
  7. IELTSスコア:7.5 (R8.5, L7.5, S6.5, W6.5)
  8. 奨学金:無
  9. LBSへのキャンパスビジットへの有無:無

2. Why MBA?

【きっかけ】
入社当初にMBA留学制度があることを知り、自身に海外経験がなかったことから漠然と憧れ、いつか行けると良いなぁ程度にしか考えていませんでした。

【決意】
IR担当となり、海外の機関投資家とのディスカッションを行う中で、自分の知識の薄さに直面し、このような人達と互角に議論するには経営全般の知識とグローバルに通用するソフトスキルが必要と痛感しました。また、今後の会社の方向性を考えたときに、海外でも活躍できる人材が必要不可欠と判断し、そしてそれが会社に不足していると認識したため、自分がそのパイオニアになるとの決意のもと、MBA受験を決めました。

【目的】
元々のMBA留学の目的は以下の通りでした。
・ジェネラルマネジメントに必要なビジネス全般の知識を身に着ける
・ロンドンの地を活かし、保険セクターの最先端の動き、今後の見通しについて腰を据えて考える
・様々な国のカルチャーを知る。日本に凝り固まった自分の視野をこじ開ける

3. Why LBS?

【制約条件】
会社制度として、英国若しくは米国のMBAプログラム(年数は問わない)のみが選択可能でした。

【自身の価値観】
純ジャパとして、アメリカマジョリティーMBAで彼らに対するDiversity確保のためのスパイスとして孤軍奮闘するよりも、世界各国の優秀な方と、英語を手段にコミュニケーションするコミュニティにいる方が自分の将来にとって有用と考えたため、英国にほぼ絞りました。一方で留学生比率が高く、校風がCollaborativeな米国校も(選択肢が少なくなるため)検討しました。

【LBSの優位点】
その中でもLBSは以下の点で自分の第一志望校でした。
・Londonという立地(家族帯同の予定だったため)
・日本人学生の多さ(最終的には日本でビジネスを行うため)
・選択科目の多さ(自分の興味関心をゼロベースで考えたかったため)
そしてこれらは期待以上でした。

4. 受験スケジュール及び準備

・2018年1月 社費選考に応募するためにTOEFL受験 82(R24, L21, W20, S17)
・2018年3月 社費選考合格。情報収集開始。純ジャパのくせに自分がいかに出遅れているかを知る。TOEFLは1度受験しただけで自分に合わないと判断したこと、当時英国1年制のみ志望していたことから、迷わずIELTSに転向。LINGO LLCのIELTS6.5コースに通学し、IELTSの基礎知識を叩き込む(~4月)
・2018年4月 GMAT, Essayって何?の状態だったため、AGOSのセミナーに参加。純ジャパにとって全て待ったなし状態と考え、AGOSのGMATコースを受講開始するとともに、出願セミナーにも申し込み、IELTS, GMAT, 出願の3足の草鞋を履くことに。
・2018年5月 IELTS初回受験 7.0(R8.5, L7.0, W6.5, S6.0), エッセイネタだし開始、GMAT通学継続
・2018年6月 IELTS 2回目 7.0(R8.5, L7.5, W6.0, S6.0)→リスコア 7.5(R8.5, L7.5, W6.5, S6.5)→出願スコア、IELTSでOA 7.5を確保できたことから、Oxfordを除き出願に足るレベルに達しただろうと思い込み、IELTS卒業。GMAT prep 初回受験 520(内訳の記憶なし)、GMATの基礎コースは既に終了していたため、これはヤバいと焦る。
・2018年7月 GMAT学習に集中。AGOS夏祭りの午前中にprepを受け700が出たことから自分の能力を過信し始める。エッセイ1校目着手
・2018年8月 GMAT初回受験 590で撃沈。AGOS N山先生に泣きつくメールを送り、個別指導を入れてもらう。
・2018年9月 GMAT 2回目 690(V31, Q51, IR8, AWA5.0) 700には届かなかったものの、英国1st roundに間に合うスコアメイクが出来たため、一旦GMATを離れ、1st出願に向けたエッセイ集中。月末にGMAT3回目を予約していたものの、エッセイに集中し、対策をしていなかったことから2回目のスコアを超えられず。推薦状コンタクト開始。
・2018年10月 英国2校、米国1校出願。GMATに戻ろうかと考えたが、結婚式まで1ヵ月を切っており、準備に忙殺されたこと、ブランクを設けたことで再起不能に陥りGMATを自然卒業。
・2018年11月 Duke Waitlist, Cambridge書類落ち。現実を突きつけられる。Manchester Interview→合格
・2018年12月 結婚式も終え、2nd 出願に向けて再度ギアを入れようと英国MBA合格の連絡と2nd 受験校の相談を会社に行ったところ、受験終了の催促を受ける。2ndに本命校やチャレンジ校を受ける受験戦略としていたので、会社と協議し、LBSだけ受験させてもらうことに。LBS Application集中。
・2019年1月 LBS出願
・2019年2月 チャレンジ校かつ、1校しか出願していないため、ダメだろうなという諦めから、ほぼInterview対策をしていなかったが、まさかのLBSからInterview Invitation。急いでInterviewとVideo Essay対策を始める。
・2019年3月 LBS Interview。末にWaitlist入り。もう失うものはないし、最後までやり切ろうとカウンセラーに連絡し、Waitlist脱却に向けた追加エッセイ、プッシュレター依頼を開始。
・2019年4月 直近の業務アップデート、LBS卒業生からのプッシュレターを提出→LBS合格、受験終了。

5. 使用教材、予備校、カウンセラー

詳細は海外MBAドットコムに寄稿していますので、こちらを参照ください。
https://kaigai-mba.com/degree/2yr-mba/yy/

6. 入学後に感じたこと

【LBSについて】
・MBA=寝る間も惜しんで勉強、というイメージがありましたがLBSはそんなことがありませんでした。自由な時間も多く、逆に言えば「自分が何をしたいのか」を明確にしておかないと、楽な方向に流れることが簡単にできます。「自分が何をしたいのか」が明確でなくとも、色んな機会が転がっているので、自分が何に興味があるのかを模索するには良い環境だと思います。(その分時間が足りず大変ですが)
・「捨てる勇気」が大切だと学びました。FOMO的に色々な活動に参加するのは良いですが、どこかで限界が来ます。自分にとって必要ではない、優先順位が低いと判断したものは徹底的に切ることも時には大切だということを改めて感じる日々です。

【ロンドンという土地について】
・私は留学に来つつも、帰国後のネットワーキングを鑑みて日本人とのネットワークを大切にしているのですが、ロンドンという土地はそういう面でも優れています。ロンドンに留学している日本人も多く、現役官僚の方との勉強会など、日本人とのネットワーキングにおいても大きなメリットがあると感じています。

7. 受験生へのメッセージ

 当たり前のことですが、成功するまで諦めなければ成功します。
MBA受験と今までのMBA生活は大きく2つの面で個人的に成長出来ました。
① コスト、時間、効果を相対的に考えた意思決定
→お金をかけようと思えば、MBA受験はいくらでもお金で解決できると思います。ただ、やみくもに注ぎ込むことがすべて良いことだと(私は)思いません。もちろんやらなかった後悔を後でするのは避けたいですが、何が最も効果的で、自分に合っているのかを様々な情報から判断して、「やらない選択」をすることを鍛えられたように思います。

② 自分の将来に真剣に向き合い、ネットワークも広がった。
→このまま漫然とサラリーマン生活を続けていたら、今後の自分のキャリアを本気で考えることはなかったかもしれません。また、優秀なMBA同期のビジョンは刺激的で、そのような方々と知り合えたことは財産です。MBAのネットワークは、最終的に日本に帰ってビジネスに携わるのであればすばらしい財産になるはずです。そして、学生という身分で時間があり機会も豊富にある中で「本当に自分がやりたいことは何なのか」を今真剣に考えています。そして様々なdotを繋ぐことで見えてきつつあります。自分の人生観、キャリア観を今一度見つめなおすには本当にかけがえのない時間だと思います。

LBSに入学てきて本当に良かったと感じる毎日です。

LBS出願者だけでなくとも純ジャパ、Waitlist復活者として何かお手伝い出来ることもあるかもしれませんので、お気軽に連絡ください。