受験体験記No.7 / 社費 /総合商社

MBA2021

1.基本情報

  1. 職歴: 総合商社(エネルギー)
  2. 留学形態:社費
  3. 英語・海外経験:学生時代に米国に留学
  4. 受験校:Round 2:LBS・米国計7校に出願
  5. 合格校(Waitlist除く):LBS、米国複数校
  6. GMATスコア: 690 (V34、M49)
  7. TOEFLスコア:109 (R29, L30, S25, W25)
  8. 奨学金:無
  9. LBSへのキャンパスビジットへの有無:2019年3月に実施

2. Why MBA?

私は「MBAに行きたい」といった考えよりも、海外に出て早く活躍できる人間になりたい(=インターナショナルな環境でリーダーシップを発揮できる人材になりたい)と考えておりました。総合商社に就職した理由もそのためです。
業務では常日頃海外と携わり、また海外出張なども経験しましたが、なかなか海外駐在の機会に恵まれなかったことから、それならば海外MBAに挑戦して海外に行こうかと漠然と考え始めていました(2017年末頃)。
ちょうどそのころ会社で海外MBA留学社内公募の募集がかかり応募したところ合格したため、本格的に海外MBA留学の準備を始めました(2018年4月)。

インタビューで話したWhy MBAは下記のとおりです。
・ソフトスキルの習得:インターナショナルな環境でのリーダーシップスキルの習得。グローバルスタンダートへの理解を深める。
・ハードスキルの習得:業務で若干触れたことのあるファイナンスを、しっかりと勉強し、ファイナンスバックグラウンドの人間とも働けるようにする。
・上記のソフト/ハードスキルを習得することで、MBA後に派遣元の企業の脱炭素事業の先頭に立つ人材になりたい。

3. Why LBS?

学校研究は19年7月ころから、学校説明会やWebinarへの参加を通じて進めました。
LBSへの入学を決めた理由は下記のとおりです。

  • ロンドンというロケーション:スタートアップ企業も多く、大企業勤務では体験できないような企業へのインターンシップの機会がある。また家族帯同のため、週末のアクティビティーも豊富なこと(ミュージカル、スポーツ観戦、美術館巡り)、またヨーロッパ諸国への旅行のしやすさも決め手になりました。
  • ダイバーシティ:米国スクールに比べてもダイバーシティの豊富さが魅力に感じました。
  • ファイナンス関連の事業の豊富さ。

4. 受験スケジュール及び準備

・2018年4月 社費派遣決定、準備を開始する。
・2018年5月 TOEFL受験完了
・2018年6月 GMAT勉強開始(19年1月まで計5回受験)
・2018年7月 学校説明会・合同説明会に参加
・2018年9月 エッセイカウンセラーと契約
・2018年10月 CV執筆
・2018年11月 推薦状依頼
・2018年12月 エッセイ執筆開始
・2019年1月 7校アプリケーション提出
・2019年2月 面接
・2019年3月 LBSビジット
・2019年3月 LBSより合格の連絡を受領。

5. 使用教材、予備校、カウンセラー

・TOEFL
学生時代に受験経験があったことから、①3800単語帳の暗記(Level 3まで)、②有名なAndyさんの勉強会への参加により、短期間でスコアメイクをすることができました。TOEFLの点数よりGMAT/GREのほうが圧倒的に大切ですので、最低限のスコアが取れればすぐにGMAT/GREの勉強に切り替えたほうが良いと思います。

・GMAT
濱口塾(オンライン版)とオフィシャルガイドを用いて対策をしました。スコアが出なかったことから私からアドバイスできることは多くありませんが、①短期間で集中して勉強すること、②GREの受験も検討すること、をお勧めします。

勉強期間が2週間も空くと学習内容も忘れ始めてしまいますので、できれば3か月間程度GMAT(or GRE)に集中して取り組むと良いかと思います。また予想以上にGREでの出願者・合格者が多かったと入学後に感じましたので、教材不足などで対策方法が難しいかもしれませんが、GREでの受験も検討するべきかと思います。

・エッセイカウンセラー
Bryan Shih:CV・推薦状・エッセイとすべてを見てもらいました。少々値段は高めですが、ほかのカウンセラーに比べると、一緒にエッセイのネタ出しも手伝ってくれたりしますので、彼のサービスは非常に満足できるものだったと感じています。

・インタビューカウンセラー
Matthew Aldridge:知識・経験と非常に豊富で間違いないと思いますが、インタビューシーズンは予約が取りにくくなることがあるので、少し前もって準備を始めることをお勧めします。

LBSのビデオ面接など、学校によりいろいろな面接手段を用いていますが、そういったものは基本的に江戸義塾のセミナーに出て対策を練りました。

6. 入学後に感じたこと

・ダイバーシティ:想像以上に意識する環境だと感じています。マイノリティーに対して不適切な言動があった場合には、教授に対しても学生が文句を言ったりしています。ただダイバーシティな環境から、何を体験・学びたいか、といった観点がないとこの環境もうまく生かすことができないと思います。

・優秀な学生が多い:トップ戦略コンサル出身の外国人などはやはり頭の回転が速く、何でもそつなくこなしている人が多いと感じます。また私が一番驚いたことは、日本人同級生の優秀さです。皆さん主体的にいろいろと活動されており、積極的に知識・経験を共有する姿勢を持っている点が素晴らしいと思います。海外経験があまりないにもかかわらず、クラスの学級委員に立候補して、プレゼンで爆笑を誘い、見事当選する日本人もいたりします。インターナショナルな環境で外国人から刺激を受けることは想定していましたが、こんなに素晴らしく尊敬できる日本人の同期が多いことは考えていませんでした。

・ビジネススクール=転職予備校:私費の人間にとっては、ビジネススクールの2年間の大半をリクルーティングに割くことになり、学校も多くのサポートを提供しています。社費派遣の人間は自分は転職しないから関係ない、と割り切るのではなく、自身の視野を広げる機会になりえると考え、色々な企業の説明会に参加し、他業界の人から話をきいてみるのも良いかもしれません。

・自分で考える・行動することが必要:LBSは本当にFlexibleな環境だと思います。想像よりも宿題の量は多くなく、また授業中にCold Callをされることもあまりないため、楽に過ごそうと思えば過ごせる環境です。自主的に動けない人にとっては何もしない・得られない2年間になりえると思いますので、注意が必要です。逆にしっかりと自分で考える・行動できる人にとっては、LBS/ロンドンはリソースに溢れた最高の場所だと思います。

・ロンドンは楽しいです。言うことありません。少しラーメンが高いところが気になりますが。

7. 受験生へのメッセージ

LBSにきて、自分は何がやりたいのか、何を成し遂げたいのか、と考えさせられる機会が多くあります。周りには実際に明確な将来ビジョンを持ち、達成に向けて動き出している同期・先輩が多くおり、自分自身に焦りを感じる一方、良い刺激も受けています。
しっかりと自分で考え、行動できる人であれば最高の2年間になると思います。