受験体験記No.6 / 社費 /投資銀行

MBA2021

1.基本情報

  1. 職歴: 日系投資銀行マーケット部門(外債投資、外債トレーダー、円債セールス)
  2. 留学形態:社費
  3. 英語・海外経験:海外経験:LDN・NYへの短期出張、海外旅行 / 英語使用頻度:全業務の20%程度(IR meeting対応/トレーディング業務)
  4. 受験校:MBA: LBS, IESE, Kellogg, UNC, 他米国6校 / Public Policy: Columbia, Chicago 
  5. 合格校(Waitlist除く):LBS, UNC, Columbia, Chicago
  6. GREスコア: 319 (V149、M170)
  7. IELTSスコア:7.0 (R8.5, L8.0, S6.0, W6.0)
  8. 奨学金:無
  9. LBSへのキャンパスビジットへの有無:無(数年前の出張時、LBSの卒業生だった上司に連れてこられて建物を見学した程度)

2. Why MBA?

• 職務を通じて感じた資本市場の非効率性・問題を解決すべく、必要な能力を身につけるため
• 好きなファイナンスをアカデミックな面から探求し、自身の好奇心・興味関心を満たすため
• 英語で行う業務がある日の朝に感じるマイナスな感情を完全に排除し、母国語で行う時と同等の自信やモチベーションを獲得するため
• 家族や友人と過ごすプライスレスな海外生活を存分に楽しみ、良い思い出をつくるため
• 大学時代から家族や友人に行くと宣言し続けてきた海外留学を、有言不実行に終わらせないため

上記はエッセイには個人的すぎて書かなかったものあるが、本音ではこれらが主な理由。

3. Why LBS?

• ファイナンス・エコノミクスのコースが充実しており、実務家へのアクセスが容易な学校
• 支配的マジョリティの存在しない真の国際性を有する学校
• 家族で初の海外生活であったことを鑑み、利便性や治安が良い都市にある学校

以上を鑑み合格校の中から LBSを選択。エッセイやインタビューでも同様のことを話した。

4. 受験スケジュール及び準備

・2018年3月 3度目の社内選考で社費派遣が決定する(TOEIC:935, TOEFL:75)。
・2018年4月 TOEFL勉強開始。
・2018年5月 派遣決定後の初TOEFL:85。リスニングが途中で止まるトラブルに見舞われ不吉な予感。カウンセラーを決定。
・2018年6月 TOEFL:97。来月には目標 (105) 達成も近いと勘違いしGMAT勉強開始。W杯観戦でストレス解消。
・2018年7月 TOEFLは受けるたびにSpeakingが落ちていく。Speakingで機材が止まるトラブルにも見舞われる。試しに受験後に神田明神で祈っても効果なし。相性を鑑み、IELTS受験を開始(対策はTOEFL中心)。アゴス夏祭りに参加し、LBSのブースでMBA2020の方に親切にしてもらったことで、同校の志望度上昇。
・2018年8月 IELTS初受験:6.5。最低限の7.0は取れそうな気がしたためTOEFL対策は終了。もう御茶ノ水ソラシティに行かなくて良くなり、謎の開放感に包まれる。Essayはネタ出しが終わり執筆スタート。Why MBAでMBAではなくPublic Policyへのフィットを感じ、会社にMBA以外の受験を交渉。学校のカリキュラムに合わせ、両方受けることに決定。
・2018年9月 GMAT初受験:600。前日のPrepは700を超えていたため絶望。予備校で大学の先輩に遭遇し、同じ境遇を共有したことで再度モチベーションアップ。
・2018年10月 IELTS:7.0。S /Wがあと+0.5でOver all7.5に届く点数だったためリスコア申請と神頼み(神田明神)。GMATはPrepが700半ばで安定。Essayは雛形が完成し、各校の執筆に移行。
・2018年11月 IELTSリスコア失敗。愕然。GMAT:640。以降帝国ホテルが怖くなる。Essayカウンセラーからは、最高のEssayが仕上がってきた、スコアさえ揃えばどこでもいけるぞとの無意味な励まし。
・2018年12月 GMAT:600割れる。帰り道にGREを予約し、翌々日に相性最悪なソラシティへ。スコアは317(GMAT換算650)。GMATは年内にあと1回受験し、それでダメなら諦めてEssayに集中しようと決意。満を持して望んだ最後の GMAT。パスポートを忘れて受験できず。
・2019年1月 正月は神田明神にて受験の成功を再祈願。皆様からのアドバイスにより、スコアアップデート前提で多くの学校に出願。その後はインタビュー対策とGRE対策を同時並行で実施。月末のGRE:319(GMAT換算680) で終了。
・2019年2月 2月前半は渡米しインタビューがてらキャンパスビジットを実施。どのMockインタビューよりも、数をこなした同ビジットがインタビューのブラッシュアップに繋がった。欧州へのビジットは妻の費用対効果を鑑みた英断により中止に。月末にLBSのインタビューを帝国ホテルにて実施。
・2019年3月 LBSより合格通知を受領し、進学先に決定。神田明神にお礼参りへ。

5. 使用教材、予備校、カウンセラー

• TOEFL
R&L:3800, TPO、S&W: Nishという親切でモチベートしてくれる先生にお世話になりました
• IELTS
公式問題集、S&W: Nishという親切でモチベートしてくれる先生にお世話になりました
• GMAT
濱口塾(SC)、 アフィニティ(RC)、ジェイマス、マスアカ
• GRE
公式問題集
• カウンセラー/インタビュー対策
Bryan、Ed、Nish

6. 入学後に感じたこと

• 業務では投資リターン・トレーディング収益至上主義であったが、sustainabilityを考慮した投資戦略の重要性を強く認識する機会が得られ、入学前には想像していなかった興味の広がりや深堀りができそうな予感。
• ストリームやスタディグループの友人達は幼少の頃から国際経験が豊かであり、多様性の中での振る舞いを熟知している人が多い。国際経験に乏しい私にとって、彼らの行動は非常に大きな学びとなっている。
• コアではファイナンスを中心に多くのグループワークがあり、自身の実務経験を以て貢献する機会が数多くあるため、同級生達と、お互いを尊重した良い関係を築くチャンスが豊富。
• 実務家のスピーカーセッションは事前に聞いていたとおり非常に豊富。加えてメンターシップ、ワークショップなどを通じ、授業以外にもEntrepreneurship, Value Investment, Machine Learning, Valuationなど、多くのスキル獲得の機会が存在する。ロンドンの地の利を実感。
• Master in Financeのプログラムにも多様な同級生がおり、選択科目やクラブを通して彼らとの交流ができるのもLBSの魅力。
• 自身が卒業後に日本に戻って仕事をする場合、日本人学生との関係・交流は、非常に貴重な財産になる可能性があると最近感じている。入学前にはあまり考えていなかった視点だが、日本人の絶対数としての多さは、自分にとっては確実にアドバンテージ。
• 学校や多くの公園など、ロンドンの教育環境が想像以上に充実しており、家族を伴って渡英できたことに非常に満足している。
• 自由度の高いプログラム故か、判断と選択の連続であるため、自身の価値基準を明確に持たないと、2年間を個別にカスタマイズすることに失敗するリスクを感じている。
• 英語力(特にリスニング力)の不足。

7. 受験生へのメッセージ

海外MBAは準備期間から卒業まで非常に忙しいですが、好きなこと・興味のあること・チャレンジしたいことで24時間を満たすことができるという点で、仕事の忙しさと大きく異なると思います。とある同級生との会話の中で「1日が24時間では足りない」というありがちな表現を生まれて初めて口にした時に、留学生活における高い充実感を自覚しました。正直、海外MBAがキャリア上の可視的なアドバンテージになるかはわかりませんが、少なくとも、見識を広げ、経験値を高め、人生を楽しむ貴重な機会であることは間違いありません。海外MBAをそう捉えた時、ロンドンからのビジネス/ アカデミック面の刺激・欧州各国へのアクセスを踏まえると、LBS は人生を楽しむための最適な学校の一つだと思います。具体的な話が聞きたい場合、是非ご連絡ください。