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受験体験記No.8 / 社費 / コンサル

基本情報

・出身業界:コンサル・IT

・職種:コンサルタント

・職歴:10年

・留学形態:社費

・海外経験:マレーシア駐在1年、学生時代にドイツ・アメリカに短期留学

・出願校:MIT・Booth・HaaS・CJBS・LBS

・合格校:LBS・HaaS・CJBS

・GMAT:710(Math 50, Verbal 35)

・IELTS:OA7.5

・奨学金:なし

・LBSキャンパスビジット:なし

Why MBA

国内の大学を卒業後、日本に根を張ったコンサルとして活動し、ある程度キャリアが成熟した段階にありました。今後、社内に残るにせよ何をするにせよ、コーポレートリーダーとして更にキャリアを発展させていきたいと考えた時、①多様性ある組織のマネジメント能力、②コーポレート目線の体系だった意思決定能力、③パーソナルなリフレクションの機会を得たいと思い留学に至りました。

仕事に脂が乗った働き盛りの30代で留学し、キャリアブレークを挟むことに一抹の不安がありました。しかし会社に残っていても、目の前の案件ばかりを追いかけ、誰が決めたか分からない人件費単価に縛られながら自分の思いとは懸け離れた仕事をするだけだと思い、そういうことに時間を浪費するよりは、自分にとってパーパスフルな人生とは何かを考え直し、ロングタームにキャリアを再構築したいという思いが勝ち留学を決断しました。これまで所属してきた組織から切り離された環境の中、自分自身が純粋に「面白い」と思うことを追いかけられる時間の希少さを考えると、妥当な意思決定だったと思います。

Why LBS

 上記のWhy MBAの観点から、米英の様々な学校の中で、これまでの自分自身のキャリアとFit感があるスクールをスクリーニングし受験しました。合格校の中からLBSを選んだ理由は、①フレキシビリティの高いプログラムであること、②コーポレートとして必要な経営知識が体系立って提供されていること、③米国スクールとは一線を画す多様性があること、④平均年齢が高く、またSloanやEMBAも含め成熟したコミュニティがあることなどが挙げられます。また、留学直前の春に第一子を授かり、家族と共に渡航するという環境変化から、子育てと学生生活の両立しやすさという点でもロンドンは魅力的でした。

受験スケジュールおよび準備

業務と並行して受験対策をする必要性から早め早めの準備を心がけていました。

19年10月        大学院以来のTOEFL受講。初回88点

19年11月        社費が確定しない中、損切り覚悟でAGOSに課金しTOEFL勉強開始。

19年12月        TOEFL2回目、89点。

20年1月      TOEFL3回目、92点。焦りが漂う。

20年2月               Covidの世界大流行が始まる。不景気になるとMBA受験生が増えるという過去トレンド、今年度の受験生が大量にDifferする可能性から、来年度は大激戦になると予想。何が何でもR1に間に合わせることを決意。

20年2月          TOEFLと並行してGMAT対策を開始。

20年3月          社費確定。

                           TOEFL100点越え。希望が見え始める。

20年4月          エッセーカウンセラーとしてJohn Couke氏と契約

                            TOEFL105獲得、一旦満足しTOEFL終了、GMATに本格移行

21年5月          GMAT初受験、640のためキャンセル。焦燥感漂う。

21年6月          GMAT2回目、710獲得→出願スコアに採用

21年7月          エッセーに本格移行。

21年8月          TOEFLのスコアが若干低いことが気になりIELTSに移行

2週間ほど勉強しOA7.5取得。インタビューに完全移行。

21年9月          5校出願(MIT・Booth・HaaS・CJBS・LBS)

21年10月        5校ともインタビューに呼ばれる

21年11月        CJBS合格通知

21年12月    LBS、HaaSの合格通知、MITはWL後に不合格。受験終了。

21年5月          悩んだ末にLBSに決定

使用教材、予備校、カウンセラー

基本的には予備校のテキスト+公式問題集をやりこみ、自分の苦手なパターンを潰し込むということに専念していました。よく言われることですが、GMATはAGOSの中山先生、TOEFLはE4TGのDonald先生がおすすめです。

GMATについて、予備校で教えられるテクニックに変に溺れて点数が伸び悩む人が多いように思います。GMAT独特のリズム感を掴むには公式問題集が一番の近道ですので、公式問題をやりこみ短期決戦でやっつけることをお勧めします。また、試験当日の体調管理が何より大事。試験一週間前から生活習慣に気をつけ、試験時間に自分の頭が最高のパフォーマンスを発揮できるようチューニングしてください。

カウンセラーのJohn Couke氏は、面倒見がよく、いつも背中を教えてくれる良い伴奏役でした。LBSの校風に詳しく当校への合格実績も強いため、LBSを目指されたい方にはお勧めします。

受験生へのメッセージ

MBA受験は本当に長いプロセスです。多くの方が仕事や家庭とのバランスや、試験対策費のキャッシュバーンに悩みながら暗中模索されていると思います。でも一歩一歩進むごとに新しい景色が見え、最後には素晴らしい絶景が待っています。今になって自分自身の受験生活を振り返ると、何だこんなことで悩んでいたのかと、過去の自分が小さく見えます。たまには息抜きしながら、自分らしく受験を楽しんでください!

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