コロナ禍でのJapan Clubの活動
LBSで現在どのようにクラブ活動が行われているかご案内したいと思います。私が2020年8月に入学して以来、対面イベントは禁止されておりますが、各クラブがリーダーシップを発揮し様々な新しい取り組みを始めています。
(1)Japan Clubでの活動
Japan ClubのExCo (executive committee) メンバーとして、この5か月で3つのイベント企画に携わりました。
①China Clubと合同ラーメンクッキングイベント
China Clubからのお誘いで、ラーメン料理教室を開催しました。3週間に及ぶブレスト・試作を経て、China Clubが麺をスクラッチから、Japan Clubがスープと具材の作り方をみなさんに披露しました。参加者は30名ほどで、ラーメンの歴史を簡単に説明した後に、リアルタイムで調理実演しながら参加者にも作ってもらい、適宜質問に応じてみんなで完成を目指しました。バーチャルであるためカメラワークや参加者の進捗具合の把握が難しく、時間管理にも苦労しましたが、China Clubに助けてもらいなんとか良いものを届けることができたと思います。
なお、参加者からは小額の授業料をもらい、経費を除いた全額をNational Emergencies Trustというイギリスでコロナへの危機対応を行っている慈善団体に寄付しました。他のクラブでも同様の料理教室が定期的に開催されており、ロックダウンで外出制限が課されている中、家の中でもできる楽しい取り組みを学生が自分のバックグラウンドを活かしながら提供する姿はまさにLBSの多様性をあらわしているように思います。
②Future of Mobility Clubと合同ゲストスピーカーイベント
私はFuture of Mobility ClubのExCoにも就いているのですが、モビリティ業界とのコネクションを持っておらず、イベント企画に苦戦しておりました。そこでJapan Clubの先輩に相談したところ、なんといくつかコネクションがあるとのことでさっそくご紹介いただき本イベントは実現しました。こうしたイベントは通常学内限定なのですが、とても面白い内容なのでより多くの方に聞いていただくことを目的に、LBS合格者や他大学の方にも参加をご案内しました。当日は約50名の方が日本発の空飛ぶクルマを開発するSkyDrive社のCEO福澤さんの話を聞きにきてくださり、30分にも及ぶ質疑応答もあったため非常にインタラクティブなイベントとなりました。自分自身に直接的なコネクションがなくとも、LBS学内には強力なネットワークを持った方が必ずおり、その人たちと協力することでLBSコミュニティに貢献することができるのだということを学べたいい機会でした。
③特製お節料理の販売
他のクラブが食べ物やワインを売り出しているのを購入し様々な国の食文化を堪能していて、ふとJapan Clubも同じようなことをすればいいのにと思い立って企画しました。具体的には、和食デリバリーサービスを行っているスタートアップであるWASO社にお願いし、LBS向けの特製お節の販売を行いました。日本人以外にも気に入ってもらえる料理は何かということを意識しつつ企画を行い、当日は完売できるのか不安に思っていましたが、開けてビックリなんと予約販売開始一時間で40箱完売してしまいました。その後外国人同級生から追加販売の要望が殺到したため、20箱追加で売り出すことになり、和食への関心の高さにビックリした次第です。食文化に限らずJapanese cultureに対する関心はみなさん非常に高いため、LBSコミュニティに対して自分が確かな価値提供をできるのだと実感できたイベントでした。
(2)他のクラブのイベント
各クラブは様々なバーチャルイベントを企画しており、ゲストスピーカーイベント、ヨガ教室、ディベート講習、ゲーム大会、漫談などの他、外部機関と提携し割安で講習会を提供しています(財務モデリング講習会やシックスシグマグリーンベルト講習会など)。LBS在校生だけでなく在校生のパートナーや交換留学生もクラブ活動には参加しているため、様々なニーズに応えたイベントが毎日のように開催されています。
インドのお祭りであるDiwaliには、rangoli workshopが開催され、インド人の手ほどきを受けながらrangoli作成に励みました(下が私の完成品)。同タイミングでDiwaliに食べるデザートボックスも販売され私も美味しくいただきました。
Thanksgivingには地元有名店による特製ディナーボックスも販売され、幼少期にアメリカで食べて以来20年ぶりに伝統的なThanksgiving料理をいただき当時を懐かしみました。
コロナなかりせばこれらのイベントは対面で大々的に行われていたようですが、2020年以降の入学者はみなこのような状況になることを許容した上で入学してきているので、みなさんLBSでの体験の価値を最大化させようと日々創意工夫を凝らして毎日を楽しんでいます!
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