LBSとは

ロンドン・ビジネス・スクール(London Business School)は英国ロンドンにある国際的ビジネススクールである。世界でも最高位のビジネススクールで、根幹をなすMBAプログラムおよびMiFプログラムは、しばしば世界屈指にランクされる。特にMBAプログラムは、多くのビジネススクールランキングにおいて世界トップ5にランクインされており、フィナンシャル・タイムズの世界MBAランキングでは、2009年から2011年まで3年連続で世界最高のビジネススクールと評価され続けている。また、2011年から公表が始まったフィナンシャル・タイムズの金融学修士(実務経験後)のランキング(Masters in Finance post-experience)でも、2年連続で世界最高の評価を得ている。 ロンドン・ビジネス・スクールではファイナンス及びマネージメント分野の大学院教育を行っており、基幹コースであるMBAに加え、ファイナンス専門家養成コースであるマスターズ・イン・ファイナンス(MiF)、企業経営実務経験者向スローン・フェローシップ、主に大学新卒者向けのマスター・イン・マネージメント、博士課程で学位が認定されるほか、学位が認定されないエグゼクティブ向教育も行っている。

Wikipediaより引用

世界の縮図・真のダイバーシティ


ロンドンビジネススクールの大きな強みの一つは、まぎれもない真のダイバーシティです。 世界経済・ビジネスの多様化・複雑化はとどまるところを知りません。一国の中だけでビジネスを完結させることはもはや不可能でしょうし、なによりナンセンスです。そのような流れを踏まえ考えるならば、中途半端なダイバーシティ環境のMBAスクールでは、皆さんが将来グローバルビジネスの舞台で活躍するにはまったく不十分ではないでしょうか。

ロンドンビジネススクールでは、学生・教授陣・プログラムのすべてが「世界の縮図」といえる多国籍な環境を備えています。学生たちは、実に国籍59カ国、多くの学生が2ヶ国語は当然のこと、それ以上を話し、且つ、世界各国でのビジネス経験を有している精鋭です。教授陣の出身国も、イギリス、US、ドイツ、イタリア、シンガポールなど、世界30カ国から集まっており、バラエティに富んでいます。ケーススタディは、ビジネスに不可欠な要素を効果的に習得できるよう綿密に検討され、世界中から採用されています。ロンドンビジネススクールの教授自身が作成したケースも多々あり、説得力に優れます。

MBA2012の出身地

Europe 30.9%
Asia 19.7%
North America/ Canada 14.5%
Latin America 12%
UK 10.7%
Africa/ Middle East 7.2%
Australia/ NZ 5%

上記のとおり、学生のうち、お膝元のイギリス人は10%のみです。これは、イギリスのビジネスを偏重することも忘れることもなく知識やネットワークを得るのに最適な割合といえます。

ロンドンビジネススクールではグループワークを非常に重視し、1年目は6~7名のグループメンバーであらゆるグループワークを進めていきます。グループメンバーの出身国構成は、グローバルビジネスの縮図をそのまま描いたものといえます。グループワークでは、ときにはカルチャーギャップに戸惑うかもしれません。しかし、それは、自分の将来の実ビジネスにおいて大いに遭遇しうる場面です。誰もがリーダーシップとチームワークを発揮して、お互いの理解を深め、誤解の要因を紐解き、解決策を探り、実行していきます。当初はあまりに大きく見えたハードルを乗り越えたときには、自分たちが頼もしいほどに成長していることに気づくことができます。そして、そのような経験を積んだ者だけが手にできる友情という固い絆。そんなロンドンビジネススクールの卒業生は、将来どんな国籍やバックグラウンドの人たちと仕事をしても、それを十二分に楽しむことはあれ、まったく動じることなどないでしょう。

MBAプログラム

ロンドンビジネススクールのMBAプログラムは、学生一人ひとりを世界の第一線で活躍するトップエグゼクティブに養成することを念頭に、膨大なリソースをかけて作りあげられ、そして常に進化を遂げています。

MBAプログラムは1学年約400名で構成されており、1年目は5クラス×約80名に分かれて学びます。これは個々人の絆を大切にしたネットワーク作りができるベストの環境です。これ以上の人数だとお互いの顔が見えにくくなりますし、これ以下だとネットワーク作りの機会損失が出てしまいます。

カリキュラムは、1年目にファイナンス、アカウンティング、マーケティング等のCore Coursesを履修することでビジネスリーダーとなるために必要な知識をしっかり習得し、2年目で専門分野を入念に掘り下げるという構成となっています。

レクチャーは、実ビジネスでのアウトプットが最大化できるよう、常にプロフェッショナルな視点から展開されます。ケーススタディでは、現実のビジネスがどのような状況に直面するかを多面的に理解し、それらは教授らの明快な理論によって紐解かれていきます。クラスのディスカッションは、ときにボードルームの議論さながらで、クオリティが高く大変白熱します。ケースの題材になった人物はゲストとしてクラスへ招かれ、学生と真剣な議論を行い、学生はケースでは読み取れない経営者の苦悩や葛藤までをもリアルに学びとることができます。このようなレクチャーのスタイルが極めて頻繁に行えるのは、ロンドンビジネススクールが、これらの一流企業から常に高い評価を獲得し、ロンドンという世界のビジネスの中心地に位置しているからでしょう。

また、レクチャー以外のプロジェクトワークも充実しています。企業のマネジャーやエグゼクティブと肩を並べながら、彼らに直接フィードバックや提案を行うという、極めて実践的なプロジェクトが数多くあり、非常に魅力的です。このようにロンドンビジネススクールには、築き上げたネットワーク、そして学んだことをじっくりと自分の血肉にしていくことができるプラットフォームがしっかりと用意されています。

MBAは21ヶ月のプログラムとなっておりますが、Elective Coursesの履修スケジュールをうまく調整し15ヶ月、または18カ月に短縮しての卒業も可能です。これは、通常の期間よりも早く必要単位を取得することにより、12月又は3月に修了資格が得られるというものです。事前の申込みは必要なく、Elective Coursesの履修スケジュールを自身で調整するだけでよいため、勉強や就職活動のペースなどをじっくりとみながら考えることができます。早く就職したい場合や生活費を節約したい場合などにとても有効です (実際に、全体の5~10%程度の生徒が短期卒業をしています)。また、蛇足ですが、2年制MBAのロンドンビジネススクールではサマーインターンシップを体験することができるため、就職活動では圧倒的に有利となります。

また、しばしば見過ごされやすい点ですが、2年制MBAではクラブやイベントを通じて1つ上、そして下の学年とのネットワークを築くことができます。ロンドンビジネススクールには他学年とのリアルな交流が数多くあることから、ネットワークは自然と広がっていきます。これは、1年制MBAにはないロンドンビジネススクールの大きな長所といえるでしょう。

教授陣

ロンドンビジネススクールは、実ビジネス界での豊富な実績を誇る超一流の教授陣を揃えています。ファイナンスでの確固としたステータスは周知の通りでしょう。元イングランド銀行総裁特別顧問、元ヨーロッパ・ファイナンス学会長で、世界中のMBAファイナンスのバイブル的教科書「Principles of Corporate Finance (日本語訳本: コーポレートファイナンス)」の著者である、Richard Brealeyを筆頭に、Raman Uppalなど、そうそうたる教授陣が結集しています。教授自身が持つシティとの太いパイプも大きな魅力です。

ストラテジーのレベルの高さも不動です。「戦略の原理」や「Fast Second」の著者Constantinos (Costas) Markides、「コアコンピタンス」の提唱者であるGary Hamelなど、素晴らしい教授陣が教鞭をとります。「組織理論と多国籍企業」、「個を生かす企業」、「Sumantra Ghoshal on Management, a Force for Good」で有名なストラテジーの世界的権威Sumantra Ghoshalが近年惜しくも逝去したものの、彼が率いたドリームチームはそのレベルを脈々と受け継ぎ、飽くなき発展を遂げています。

また、アントレプレナーシップの充実度には目を見張るものがあります。Michael Hayや「New Business Road Test」の著者John Mullins等、教授陣は起業経験者、PE経験者等で固められています。教授陣が持つアントレプレナーシップ界とのネットワークも強力で、必然的に、卒業後の起業を真剣に考える学生も多数集まってきます。

他の分野も負けてはいません。マクロ経済学の名著「Macroeconomics」の著者であるAndrew Scottは、英国経済学界の重鎮として、英国財務省およびイングランド銀行にて金融政策に関するアドバイザーも務めてきた人物です。ロンドンビジネススクールには、世界最高の教授陣が引き寄せられるかのように集まっており、日々、その知識とネットワークを学生へしっかり伝授しているのです。

一方、ロンドンビジネススクールのプログラムオフィスは、これまでの実績にあぐらをかくことなく、常に教授陣の質を公正に評価し、新しい人材の獲得にも積極的です。無記名アンケートやプログラムダイレクターへのフィードバックセッションなど、学生の視点から質の改善が積極的に提起されていくシステムが確立されています。有名な教授であってもシビアに評価されますので、一時たりとも気を抜くことなど決してできないのです。

このようなシステムの中で評価され続ける若手教授陣は非常に素晴らしく、未来のBrealeyや Markidesになると期待されており、ロンドンビジネススクールの一流教授陣に欠かせない存在感を放っています。

Why London? Why Not US?

ロンドンという立地

英国の金融サービスは、世界最大規模のシェアを誇っています。ニューヨークや東京では国内市場取引の占める割合が大きいですが、ロンドンシティは文字通りの国際金融センターといえます。

ロンドンは、2010年現在、外国株取引で欧州では最大、世界でも4番目の規模となります。また、外国為替市場については世界全体の3分の1を占め、2位のアメリカを2倍以上の差で引き離す、世界最大の規模を誇ります。

英国の金融業界がこのような発展を遂げている理由はいくつも指摘されています。参入障壁が少ない開かれた市場であること、法制度や規制当局の監視により透明性が確保されていることなどです。また、英語が共通語であることや海外からも常に優秀な人材が集まることも、継続的な強さのベースだといえます (SOURCE: UK TRADE & INVESTMENT)。

また、多くの一流企業が、ロンドンにグローバル本社・欧州本社を構えています。それらはロンドンビジネススクールからタクシーで15分圏内という抜群のロケーションです。また、言うまでもなく、これらの企業では大変多くのロンドンビジネススクールの卒業生が現役で働いています。ロンドンビジネススクールは、これら企業と非常に強くダイレクトな関係を築いています。スクールで開催されるビジネスカンファレンスやクラブイベント、ブレックファーストイベントでは、一流企業のエグゼクティブたちがゲストスピーカーとして頻繁に来校しています。また、ロンドンビジネススクールは、これら一流のグローバル企業と正式なコーポレートパートナーシップを結んでいます。私たちの実践的なプログラムは、企業・スクールの双方から強力にサポートされ、刺激を受けているのです。

ロンドンに位置するトップビジネススクールであるという利点は、就職活動等でも圧倒的な効果を発揮します。就職活動が佳境に入る時期はミルクラウンドと呼ばれています。この時期には、多くの一流企業が次々と直接スクールへ来校し、サマーインターンシップや採用に関するプレゼンテーションを精力的に行っています。一流グローバル企業でも、欧州ではロンドンにしかリクルーターを派遣しないケースが多々ある中、ロンドンビジネススクールでは、不動のトップビジネススクールという実力・評価とロンドンという地理的利便性の両方を最大限に活かすことができるのです。

また、ヨーロッパ各国へのアクセスの良さには誰もが驚きます。パリには飛行機で1時間又はユーロスターで2時間半。その他の欧州主要都市にも1時間前後、かつ破格の値段で行き来することができます。

付け加えますと、ロンドンは、深い歴史を刻みながら、常に流行を発信していく地でもあります。18世紀の著名な文人サミュエル・ジョンソンは、「When a man is tired of London, he is tired of life (ロンドンに飽きた人は人生に飽きた人だ)」、との名言を残しましたが、まさにその通りだと納得できます。

 

Why Not US?

ロンドンビジネススクールでは、ビジネスをグローバルという非常に多面的な切り口からしっかり学ぶことができます。US内だけで通用するビジネスを学ぶことはロンドンビジネススクールの目的にかないません。同じビジネスやケーススタディの状況を他国に当てはめた場合、どのような国別の相違に留意してビジネスを進めていくべきか、他国との相互作用から得られるシナジーとは何か、などを実際にその国でのビジネス経験の豊富な教授やクラスメイトから直接学ぶことができます。これは、USのスクールではなかなか深堀りできない、ロンドンビジネススクールのユニークなポイントでしょう。

また、当然のことながら、「USのスクールなら学べていたはずなのに・・・」ということは決してありません。ロンドンビジネススクールでもUS流ビジネスをしっかり学ぶことができます (実際に、欧州にありながらUS流のビジネススクールとも呼ばれてさえいます)。これは、世界におけるUSビジネスの重要度を考えると当然のことでもあります。ケーススタディや経済データはUSのものも多用しますし、アカウンティングではIFRSのみならずUSGAAPの会計基準についても習得します (それぞれの特徴や違いを明確に理解できることは大きな利点です)。また、教授陣にも当然US出身者がいます。学生の約15%はUS出身であり、それ以外でもUSビジネスの経験が豊富な学生が数多くいます。

(c) LBS Japan Club 2012▲ ページ先頭に戻る