LBSで得た気づき

MiFFT2017の山内絢人です。MiFFTを今夏に卒業し、この10月からイギリス・ケンブリッジ大学のロースクールでコーポレートローを勉強しています。

この度、私の母校である長野県立飯田高校の同窓会報に寄稿させていただきました。
海外にいる同校OBが、海外で得た気づき・知見を共有するというコーナーの記事ですが、私自身がLBSでの1年間の生活を振り返る非常に良い機会ととなりました。

私がロンドン/LBSで得た気づきとして、

・社会全体の話として、今年夏までロンドンにいて感じた、あらゆる人間を「ロンドン市民(Londoner)」として受け入れ、マイノリティーを包摂する多様性に開かれた社会・コミュニティづくりの大切さについてと、

・社会のトレンドとして、今後のテクノロジーの加速度的発展により、個々人が位置する物理的な場所はさほど重要でなくなり、それぞれが属する(バーチャルも含めた)コミュニティーにユニークな、ソフトな価値にこそ人が集まるということと、

・最後に、わが地元の南信州について、これまで都市圏とのアクセスが悪かったこともあって、ソーシャルキャピタル(社会関係資本)を蓄積させてきており、コミュニティとしての魅力・ソフトな価値は十分に備えているため、引き続き世界に目を向ける開かれた地域であるべき、

といった趣旨のことを述べさせていただきました。(記事前文は画像ご参照)

上記3点目については、今年3月に、LBSの学生128人に飯田市での農泊を実際に体験してもらい、地元の人々と交流を楽しんでもらう企画を実施する中で感じた私の気づきでもあります。(LBS Japan Trek 2017 の記事はこちら:http://www.lbsjapan.com/archives/3091

農泊体験では、言語でのコミュニケーションこそ十分に取れなかったのかもしれませんが(そしてそれは今後のインバウンド拡大の課題でもあるというフィードバックも得られ非常に有意義でしたが)、相手を大いに歓待し受け入れるという今回の飯田の農家の方々の姿勢には、多くのLBSの外国人学生にも非常に喜んでもらえました。私は、こういった、飯田の人々自身が気づいていない潜在的なソフトな価値こそが、今後の体験・交流型インバウンド拡大に向けての鍵になると思いますし、今後の地域コミュニティ作りの肝になると思っています。

何より、こうした諸々の気づきは、昨年度、LBS Japan Trek 2017に企画側として携わらせていただき、入学当初から約半年間の準備を経て、さまざまな仕掛けを試み、最終的に多くの関係者を巻き込みながら、LBS Japan Trek 2017を皆で盛り上げていく中で得られたものです。非常に貴重な経験をさせてくれたLBS Japan Trek 2017及びLBSには本当に感謝しています。

引き続き、地元南信州を盛り上げたい一個人として、色々な形で飯田市との協業を続けさせていただければと思っておりますし、LBSの日本人Alumniとしても、母校LBSと日本とのつなぎ役の一人として、微力ながらも貢献を続けさせていただければと思っています。MiFFT2017 山内絢人飯田高校同窓会報

LBS・ロンドンのスタートアップ環境

スタートアップやベンチャーキャピタルに興味のある人向けに、今回はLBS、ロンドンのスタートアップ環境についてご説明したいと思います。

 

■学内・授業

スタートアップに関連する授業としてLBSには下記のような授業が存在します。

Core Course

– Discovering Entrepreneurial Opportunities (DEO)

 

Elective Course

– New Venture Development

– Private Equity & Venture Capital

– Managing the Growing Business

– Financing the Entrepreneurial Business

– New Technology Ventures

– Entrepreneurship Summer School

– Pathways to Start-up Success

 

必修授業のDEOは、スタートアップに関して、ビジネスチャンスを見つけるためのフレームワークやデザイン思考、リーンスタートアップ等の基礎的な知識を学ぶ授業で、最後に各Study Groupで一つのビジネスアイデアを考えて、それをエンジェル投資家やVCにピッチを行うというイベントを開催します。チームによってはアイデアだけでなく実際にプロトタイプを作ったりするところもあり、非常ににぎやかで面白いイベントです。

 

また参考までに、選択科目についても一つ紹介すると、Financing the Entrepreneurial Businessは、実際に3iというVenture Capitalに所属していた方が講師を行っており、授業で扱われるケースも3iが実際に行った投資の話が用いられることもあります。非常に具体的かつ現実的な観点からスタートアップに対する投資を学ぶことが出来る、人気の高い授業の一つです。

 

■学内・授業以外

1.クラブ活動

LBSのクラブで、スタートアップに関連する主なクラブは、Entrepreneurship clubになります。同クラブは、Tell seriesという、ロンドンにおける起業家の方を招いて、スピーチとネットワーキングセッションを催すイベントを定期的に行ったり、ロンドンで活動するVC、アクセレレーターを紹介するイベントを運営したりしています。またそれ以外にも、LBS Hackathonというイベントを開催して、数日間かけて学生やエンジニアと一緒にチーム組成し、ビジネスアイデアを練り上げ、プレゼンテーションを行うイベントの運営を行っています。

 

またEntrepreneurship club 以外にも、Tech & Media clubがDublinやBerlinに訪問して、現地のスタートアップやtech系企業を訪れるトレックを運営したり、プログラミングを一から学ぶ講座を開催したりしていて、スタートアップに関する学内のイベントは、数多く存在する状況です。

 

2.その他

クラブ活動以外では、正規の授業ではない形で、学校が起業を考えている人向けに、関連する情報セッションを定期的に開催しています。例えば、企業に関する法務や会計の基礎知識、またLBSのアラムナイで実際に起業した方との交流セッション等です。

それ以外にも、学校として有望なスタートアップには、メンタリングを提供したり、学校の施設を卒業後にも期間限定で利用できるようにしたり、起業家向けサポートも行っています。

 

■学外

LBSの大きな魅力の一つが、ロンドンの都市のど真ん中の立地というロケーションで、学外のロンドンにおけるスタートアップ環境に簡単にアクセス出来ます。

 

有名な場所としてGoogle Campus(Campus London)やWeWork等のスタートアップ向けのワーキングスペースがロンドン東部に立地しており、ピッチコンテストやスタートアップイベントが、毎週何らかの形で行われています。またそれ以外にも、MeetupというWebサービスにおいて、様々なコミュニティとそれが開催するイベントが紹介されており、その中にはスタートアップに関するものもたくさん存在しております。

 

LBSはカリキュラムが非常にフレキシブルで、かつ授業による拘束時間が長くないため(早期で卒業を考える場合は少し異なります)、授業後に上記のような場所に出かけて、イベントに参加する時間を捻出することは十分可能です。また、人によっては学期中にパートタイムでインターンシップを行う人も珍しくないです。そのような学外の活動が行いやすいのはLBSの特徴の一つと言えるでしょう。

 

スタートアップ、アントレプレナーシップの盛り上がりは、近年多くのMBAスクールのトレンドとなっていますが、LBSに関しても同じ傾向が見られます。スタートアップと言えば西海岸がやはり有名ですが、ヨーロッパ、ロンドンのスタートアップ環境は、米国とは異なるエコシステムを作り上げて急成長しており、有望なマーケットと言えるでしょう。

class of 2016 H.M.

 

参考

LBS Entrepreneurship club http://clubs.london.edu/entrepreneurship/about/

Campus London https://www.campus.co/london/en

wework https://www.wework.com/

Meetup http://www.meetup.com/ja/

London Startup Digest https://www.startupdigest.com/digests/london

ロンドンにまつわる二つの誤解(天気と食事)

「天気悪いんでしょ??」&「ご飯マズいんだってね」

9ヶ月前に日本でロンドンへの赴任の挨拶周りをしていた時、たくさんの方からこの憐憫の言葉を頂きました。私もそうでしたが、「ロンドン=天気と食事が最悪」というのは、多くの日本人が思い描く強いイメージのご様子。

然し、実際に住んでみて思うのは、「それ、ちょっと誤解です!!」ということ。天気も食事も思っていたほど悪くないどころか、良いところもたくさん有ります。その理由を、『8つの事実』でご説明します。

 

まずは「天気」のお話。

 

事実①:「ロンドンの降水量は、東京よりもずっと少ない」

確かに雨の降る日は多いですが一日中降ることは稀で、ザッっと降っても直ぐに晴れたり、長く降るにせよ霧雨程度のことが多いです。日本と違って梅雨や台風が無く、夏場の集中豪雨も無い為、年間の降水量で見ると実は東京の3分の1程度しかありません。

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 (出典:気象庁(1981年 – 2010年)及びMet Office “Climate averages 1971-2000″データを元に筆者作成)

 

事実②:「真冬の気温は、東京とほぼ同じ」

ロンドンの緯度は北緯51度。札幌の北緯43度を大きく越えて、樺太中部と同じくらい北に位置します。然し、真冬でも気温が氷点下に下がることは少なく、最低気温は0~5度、最高気温は5度~10度程度。東京の冬と然程変わりません(但し、寒い期間がずっと続くので、コートが必要な期間は長いです)。

ヨーロッパの西岸には暖流の北大西洋海流が流れており、大西洋上の偏西風が常に海流上の暖気を運んでくれることから、ロンドンのように海に近い地方は然程寒くならないんだそうで、パリやベルリンなどの内陸部よりも温暖な冬が過ごせます。

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 (出典:同上)

 

事実③:「夏場は最高!!」

緯度が高いので、6月ともなると22時位まで明るく、テムズ川沿いのパブで太陽を浴びながら遅くまでビールを楽しんだり、仕事帰りにテニスやゴルフに興じる人も多いです。夏場は30度以上まで上がる日も有りますが、湿度は低く日本のような蒸し暑さは全く無いので、日蔭に入れば快適に過ごすことができます。

 

事実④:「でも、日照時間はやっぱり少ない。。。」

と、良いことばかりを書いてきましたが、やはりイマイチな点も有ります。その最たるものが「日照時間の少なさ」でしょう。統計によると、東京の年間日照時間は平均1,900時間程度なのに対し、ロンドンは1,500時間程度しかありません。

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 (出典:同上)

上のグラフの通り、特に11月から3月上旬にかけての日照量がヒドいです。12月ともなると8時~16時位までしか昼間がなく、太陽も「君、ヤル気ある??」と問い詰めたくなるほどにしか上がりません。

しかし、この暗い冬の見返りに上述の最高の夏が有るわけで、プラマイはゼロです(適当)。どうしても太陽が恋しくなったら、週末を利用して地中海沿いのリゾート地へ繰り出して心も体もリフレッシュできます。格安航空を使えば、片道2時間のフライトで往復100ポンド程度です。

 

続いて、もう一つの大きな誤解であるロンドンの「食事」について。

 

事実⑤:「イギリス料理だって、美味しいものも有る!!」

例えば、悪名高きフィッシュ&チップス。確かに、道端の露店なぞで買うとベタっとしたマズいものが出てきます。しかし、学校の近くに有るSeashellという店はいつも地元の人でにぎわっており、新鮮なタラを使用したアッサリとしたフィッシュ&チップスを味わうことができます。その他の料理も全て美味しく、私はこの店でイギリス料理に対するイメージが変わりました。

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事実⑥:「レストランのレベルは非常に高い!!」

世界中から人の集まるロンドンは、レストランの種類も非常に多様で、且つレベルも高いです。特に、歴史的な繋がりからインド料理の質は日本より圧倒的に高いですし、街の中心部には大きな中華街もあります。値段は張りますが美味しい和食屋も有りますし、日本ではなかなか味わえないレバノン料理や中央アジア料理なども満喫できます。

為替の影響もあって、ディナーともなると一人/5,000円~15,000円程度掛かってしまうのが痛いですが、質とバラエティに関してはロンドンのレストランは世界有数の水準だと思います。

 

事実⑦:「食材の質は高い!!」

ロンドンでは新鮮な食材が手頃な値段で手に入ります。日本と比べると、霜降り牛肉や魚のバラエティの点では物足りなく感じることも有りますが、貝類やチーズ、ワインなどは日本よりもずっと安くて良質の物が手に入りますし、野菜も種類が豊富で新鮮です。また、日本食材店も数多く有りますので、食材の確保の点で不自由を感じることはあまり有りません(但し、原材料に近いうちは良いのですが、少しでも人の手が入るともうダメで、パスタソースやソーセージなどですら不味くしてしまう食品メーカーには殺意を感じることはしばしば有ります)。

 

事実⑧:「でも、安くて美味い店は無い。。。」

では、イギリスの食事で何がマズイか??というと、日本のように「安くて美味い!」を実現しているレストランやコンビ二というものが全く有りません。

学校で売られている寿司のシャリは消しゴムの味しかしませんし、街中の不便なコンビニ(日本語が崩壊してますが。。。)のサンドウィッチは、一口食べただけで思わず笑ってしまうほどマズいです。

レストランは上述の通り美味しいところもたくさん有りますが、下調べせずに通りすがりの店に入るとハズレが多いのも事実なので、観光客の方々が英国料理にマズい印象を持つのは已むを得ないと思います。

 

以上を踏まえると、やはり日本人の舌に一番合うのは日本の食生活なんでしょうけれども、ロンドンでも「手間」か「お金」を掛けて自炊や美味しいレストラン探しに励めば、充分に満足の行く食生活が送れます。

 

最後に

一つ注釈を加えると、ロンドンとイギリスは違います。ロンドンはイギリスの中でも特に雨の少なく暖かい地方で、ウェールズやマンチェスター等はロンドンよりもずっと多くの雨が降ります。地方に行くと、美味しいレストランも減ってきますので、「イギリス=天気が悪くてメシが不味い」というのは、強ち間違いでは無いと思います。

然し、繰り返しになりますがロンドンの「天気」と「食事」は、それほど悪くありません。加えて、治安の良さや、英語圏であること、ミュージカルや博物館など文化面の充実、格安なヨーロッパ旅行や街並みの美しさなどを考えると、個人的には東京での生活よりも、今のロンドンでの暮らしの方がすっかり気に入っています。

最後は、使い古された引用では有りますが、イギリスの文学者サミュエル・ジョンソンの名言を:「ロンドンに飽きた者は人生に飽きた者だ。ロンドンには人生が与え得るもの全てがあるから」。この言葉、大いに賛成です。

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MBA2015 A.S.

東京の夏、ロンドンの夏

LBSの夏休みは6月初旬から始まります。夏休みには、LBS学生いきつけのキャンパス横のPub Windsorも一時休業に入ります。

(ご参考:直前のTerm3に選択科目を履修しなければ、2013年は5月末までで必修科目の最終試験が終了するスケジュールとなっていました。)

 

「一年目はコア科目で幅広く基礎を鍛え、サマーインターンで新しい挑戦をしてみる。そして、二年目に、インターンでの気づきを踏まえて深掘りをする」、というLBSの大先輩のアドバイスをもとに、インターンシップではこれまでと違った仕事、場所を選択してみました。7月は東京のコンサルティングファームで一カ月過ごし、8月からのロンドンのスタートアップでの一カ月半のインターンも終盤に差し掛かってきました。

 

東京では久しぶりに会う友達にロンドンにいるときと同じ感覚でハグをしてしまい、怪しがられるといった珍事件もありましたが、想像以上に留学前の感覚に簡単に戻り、これまでの一年間がまるで夢だったかのように、LBSでの学生生活、友人たちが遠く感じられました。

昨今では、SkypeやFacebookなどで気軽にコミュニケーションを取り合うことはできますが、限られた時間の中で、一緒に時間を共有することがいかに貴重だったを改めて実感し、二年目の課題としたいと思いました。

一方で、出張で行った中国では、現地でインターンをする同級生と会い、お互いの近況を報告し合うなど、留学しなければあり得なかったであろう経験も早速して、仕事もプライベートも卒業後のイメージを少し掴めた東京での夏となりました。

 

ロンドンのインターンでは、アジア国籍を持つMBA学生であることに期待され、未経験ながら興味のある業界でのポジション得て働くことができました。LBSはとても多様性に富んだ環境なので、ややもするとイギリスについて学ぶ機会も少なくなりがちなのですが、オフィスではイギリス人と密に働く機会が多く、この国の人たちがどのような思考回路でビジネスを進めるのかを覗くこともできました。

オフィス外でLBSならではだと感じたことは、ロンドンでインターンをする場合は引っ越しをする必要がないため(LBSのあるBaker Street Stから、オフィス街まではTubeなどで30分以内でアクセスできます)、夏の間も学生は引き続きキャンパスの周辺に住まいます。朝のTubeの中で、スーツを身にまとった同級生に鉢合わせたり、仕事帰りにPubでの一杯を楽しんで帰宅したりと、思い切りロンドンの社会人生活も満喫できます。私はそれに加えて、週末には同級生達と、学期中にできなかったイギリス国内日帰り旅行に勤しみました。この時期のイギリスは、日も長く、天気も良く、各地で最高に美しい景色を楽しめます。

国籍は違えど、同年代の同級生が、どのように今後のキャリアを考えるのかという話は、インターンという現在進行中のホットなネタがあるため、急に現実味を帯びてきます。もちろん、インターン終了後に卒業後の内定を得てリラックスして表情まで変わっている人もいれば、入学前からのドリームジョブで、熾烈な競争を経てインターンシップを獲得したものの、実際に働いてこれは違うと感じたので、卒業後の内定は棒に振って、就職活動をし直そうかという話や、政治経済情勢が不安定な国から来た同級生が、仕事のやりがいよりも、ロンドンで働いてイギリスの市民権を獲得することを選ぼうとインターンをしてみたが、やりがいを求めて母国での就職活動も再開するかもしれない、という悩みを話す中で、自分はどうしたいのかを常に考えさせられます。

卒業後にもロンドンで働く機会はあるかもしれませんが、オンもオフも120%楽しむ経験は今しかできなかったかもしれないと振り返っています。

 

冒頭の先輩のアドバイスに則り、充実した東京、ロンドンの夏を経て、二年目は交換留学と、Strategy and Entrepreneurship の分野 (http://www.london.edu/programmes/mba/programmedetails/electives.html) の選択科目を履修することにしました。LBSでは近年この分野の充実を図っており、看板教授による人気クラスもいくつかあります。

夏休みにインターンをご希望される受験生の皆様、ロンドン(海外)でインターンがしたいと考えている受験生の皆様にとって参考になりますと幸いです。

 

(MBA2014 S.S)

Rainy Monday Morning

“How was your weekend?”

 

週が明けた授業前、キャンパスで一番耳にする言葉かもしれない。

週末の出来事に本当に興味があるかどうかはさておき、数日ぶりに顔を合わせる仲間とコミュニケートするための常套句だ。

 

ロンドンという街は、そんな会話をする上でもってこいの場所である。

 

おいしくないと評判の街にだって、探せば良いお店はたくさん存在する。口を揃えてフィッシュアンドチップスなどと言ってはいけない。例えば、インド・中華・韓国などのアジア料理は一目を置く価値がある。

 

おいしいごはんでお腹を満たせば、少し歩くと広がるミュージカルの劇場・劇場・劇場。

最近映画で流行ったLes Misérables、言葉の響きが醸し出す優雅さとは離れた男らしい名作Phantom of the Opera。とかとか。

 

劇場で売られているグラスワインで物足りなければ、そこの角にあるPubでビールの飲み比べをしても良いし、

 

少し小腹が減ったならば、China Townでおいしい8ポンドのDuck Riceをシェアしてもいい。

 

「そんなにお金を使う余裕はない!」なんて言う私費学生、子持ち家族連れのあなた。

とびきり品揃え豊富なスーパーに出向いた後、色とりどりの新鮮な野菜とお肉を買い込んだなら、家で素敵なランチを食べて近くの公園へ向かおう。

春の新緑も、秋の紅葉も、冬の枯れ木も、いつだって違った感動を与えてくれるに違いない。

 

どっさりと積まれた宿題とテストを終えた後の週末は、こんなものじゃない。

2時間電車に乗ってパリはサンジェルマン・デ・プレのカフェで最高のクロワッサンを最高のカフェクレームで流し込んでもいいし、往復100ポンドの格安航空券でフィレンツェにあるミケランジェロの丘からアルノ河の向こうへ沈む夕日をうっとりと眺めてみることだって出来るのだ。

 

世界の近代化をリードしてきたイギリスの中心地、ロンドン。

古いものも、新しいものも、そこら中にあふれている。

自分が好きだと思える色・音・匂いを見つけられる可能性が広がっていることは、とても贅沢な選択肢と言えるだろう。

 

暗くて雨の降る冬の月曜日の朝も、クラスメートとの何気ない会話が私に新たな気付きを与えてくれる。

 

MBA2014 T. T

(c) LBS Japan Club 2012▲ ページ先頭に戻る