ビズリーチ南社長をお招きし、アントレ・セミナーを開催しました!

MBA2年のE.T.です。入学してからあっという間に1年が過ぎ、9月中旬から2年生の授業が始まりました。LBSは学生の約4割が交換留学をするため、夏休み明け、まだ会えてない同級生も多いのですが、みんなそれぞれの場所で新しいチャレンジをしています。

 

さて本記事では、先日、株式会社ビズ・リーチ 代表の南壮一郎氏をお招きし、LBSの学生に向けてアントレプレナーシップに関するセミナーをJapan Club主催で開催した際の様子をお届けしたいと思います。

 

LBSは、ロンドンという土地柄もあり、起業家やグローバル企業のエグゼクティブなどが頻繁にゲストスピーカーとして来校します。こうした学生主導のイベントは、小規模なセミナーから数百人規模の講演まで様々で、日々刺激を受ける環境に身を置くことができるのがLBSの魅力の一つだと思います。しかし、日本人のスピーカーをお呼びする機会は多くはなく、私個人として、ぜひ一度在学中に日本人のスピーカーを招待してセミナーを開いてみたい、日本にもこんな素晴らしい人がいるよ、と紹介したい!と考えていました。

 

本セミナーは「Entrepreneurial Journey」と題し、南氏のアントレプレナーとしてのご経験をざっくばらんに語っていただきました。

 

LBSはFinanceやOrganisational Behaviourの授業の充実度が高いことで知られているため、「LBSでアントレ??」と思う方もいらっしゃるかもしれません。アントレ系のElectivesは、“Strategy and Entrepreneurship”として分類されており、Pathways to start up successやDeveloping Entrepreneurial Opportunities など、アイディアを形にするプロセスをチームで体験し、授業の最後に投資家にピッチする、といった内容の授業があります。また、Entrepreneurship Summer Schoolという、夏休みを利用して自身のビジネスアイディアの可能性について調査する実践型の授業もあり、意外と(?)充実しているのです!授業以外でも、投資家とのネットワークやメンタリング・プログラムなどさまざまな機会を提供しています(くわしくはこちら)。LBSの同級生の中には、すでに自分のビジネスアイディアの実現に向けて精力的に活動している人もいます。

 

今回のセミナーは、急遽開催が決まったにも関わらず、約30人の学生が参加しました。

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最初に簡単な会社紹介をしていただいた後は、以下の内容を中心にお話しいただきました。

 

・南氏自身のキャリア

・どのような思いを持ってビズ・リーチを立ち上げたのか

・ビジネスモデルを検討する際にどのようなフレームワークを使ったか

 

加えて、南氏が普段大切にしている考え方、物事に対する取り組み姿勢など、非常に幅広いトピックについて語っていただきました。約1時間半のセミナーでしたが、出席した学生たちは南氏の話に惹きつけられ、あっという間に時間が過ぎてしまいました。終始インタラクティブな雰囲気で非常に盛り上がり、終了後も多くの質問が出ていました。参加者からは「今、MBAで学んでいるビジネスにおけるフレームワークと実際の事業創りを照らし合わせながら聞くことができた。もしまたの機会があれば、もっとたくさんのクラスメートにもぜひ聞いて欲しい」という声や、「自分自身も同級生と起業を考えていて、まさに動き始めているところ。僕たちのビジネスはヨーロッパ・アメリカでの展開を考えているが、マーケットに関わらずアントレプレナーとしてのマインドや考え方がとても参考になった」などのコメントがありました。

 

自ら主催しておきながら大変手前味噌ですが、これまで学内で自分が参加したイベントの中で最も興味深く楽しいセミナーでした!笑

南氏のお話には沢山の素晴らしいメッセージがあったのですが、個人的に一番印象に残ったのは、普段から「How can I help you?」と周囲に自ら助けを申し出る姿勢を持つことによって、熱い想いを持った人との接点ができ、それが結果的に自分の人生・キャリアにおいてポジティブな影響を与える、ということでした。もし今何かもやもやしている、何かやりたいんだけど何をやったらいいかわからない、と悩んでいる方がいらっしゃったら、周りにいる何かに一生懸命に取り組んでいる人に「私にできることある?」と勇気を出して聞いてみると、意外な一歩が踏み出せるかもしれません。日々忙しい中で簡単ではないですが、私自身も「How can I help you?」の姿勢を大切にしていきたい、と思っています。

 

是非もっと多くの学生に聞いて欲しい!!恒例行事にできないかなあ、、、なんて勝手に企んでいます。南社長、貴重なお時間を頂き本当にどうもありがとうございました! 

LBS Japan Trek 2018

掲載が大変遅くなってしまいましたが、本年も4/2~8の一週間、毎年恒例のLBS Japan Trekを開催しました。関係者各位の多大なるご支援・ご協力に御礼申し上げますと共に、この場を借りて概要をご報告させて頂きます。

 

1.Japan Trekとは

LBSでは学生主催の旅行=“Trek”の開催が非常に盛んです。地域のみならずテーマも様々で、ビジネスに重点を置き特定の業界の企業訪問等をメインにするものから、その地域の文化や歴史を学ぶもの、変わったところではスポーツの大会・試合参加がメインのものまで、数十件は下りません。ヨーロッパ各国は勿論、アフリカ、中東、北米、中南米、アジア、オセアニア・・と、要は全世界へのTrekが毎週のように開催され、ディープな目的地にも事欠かず、まさにLBS自慢の多彩なDiversityの面目躍如です。

 

各国の学生がホスピタリティを競い合う内容の充実ぶりに加え、Trekのメリットは他にも多くあります。一つは同級生と文字通り寝食を共にし、人間関係を深められること。普段の学生生活以上に密度の高い数日間を送り、自分の国、あるいは将来について深く語り合うことができるのはTrekならではと言えます。もう一つは学生主催のプロジェクトとしての側面です。企画から実行まで全てを学生が自主的に進めるため、チームで議論を重ねて形にしていく作業はプロジェクトマネジメントの貴重な体験と言えるでしょう。

 

前置きが長くなりましたが、Japan TrekはLBSで数あるTrekの中、毎年群を抜いた規模と人気を誇ります。日本の魅力と過去の先輩方の毎年の努力の蓄積で、入学前から楽しみにしている学生も少なくありません。決して安くはない参加チケットですが、皆“LBSで参加すべきイベント”として認識して予算を確保しており、日本人学生には“俺のチケットを絶対に確保してくれ‼”と入学直後から猛プッシュが殺到することになります。

 

2.開催までの準備

・ オーガナイザーチームの発足

入学直後の9月からすぐに準備を始めました。既にホテルの確保を始めて頂いた2年生から引継ぎ、MBA+MIFの日本人学生15人で活動開始。さらに日本人以外のオーガナイザーも公募、日本の“コアファン”とも言える7人の生徒が熱い参加表明を持ち込んでくれ、総勢24名という大きなチームで発足しました。大所帯であることから全体を5つのチームに分けて担当。各チームリーダーを中心に毎週月曜に集まることとし、このWeekly Meetingは3月まで半年間続くこととなりました。

 

・     概要の決定

本年度から始まったTailored Coreカリキュラムの影響で春休みがなかなか確定せずに苦労しましたが、学校のプログラムオフィスとも調整を進めて日程を確定。その中で訪問先を議論して絞り込み、以下のスケジュールとなりました。

参加人数: 141名

日程: 4/2~4/8 (6泊7日) 京都2泊+有馬温泉1泊+東京3泊 

*3日目は京都・奈良・広島に分かれて1日観光

*4日目は東京直行/金沢経由(1泊)に分かれて移動

まず本年度一番のチャレンジは参加人数の拡大です。前年まで120人と既に非常に大きい規模でしたが、それでも人気のあまりチケットを買えない人が続出している状況でした。せっかく興味を持ってくれた同級生には一人でも多く参加してほしい・・という思いから、思い切って更なるキャパシティの拡大に踏み切りました。

もう一つのチャレンジはFlexibilityでした。事前調査では、既に来日経験のあるリピーターから初来日まで知識が様々であること、期待する内容も幅があることが判明。多くのゲストに満足してもらうには日程の選択肢を設けることが必要でした。昨年同様に西日本パートで1日観光のチョイスを設けたほか、今年初めての試みとして選択制で一泊の金沢訪問を組み込んでいます。昨年より1日短い日程に限定される中でどのようにスケジュールを盛り込むか?という点は、準備の前半で最も頭を悩ませた点です。

 

・     チケットリリース

毎年の悩みはPricingです。インバウンド需要が好調な日本国内の宿泊費用が高騰しており、今年も昨年比でコストが上昇、やむなく値上げでのリリースを決定しました。その後学内説明会の開催、SNSでの発信・・・を行いましたが、同じタイミングでケニア・中国・シリコンバレー等の複数の競合人気Trekが開催されることもあり、ギリギリまで各ストリームのネットワークを駆使したプロモーションに奔走することになりました。

12月のリリース当日、オーガナイザーは会議室に集合して正午のリリースを待ちます。値上げの影響やキャパシティ増もあり、本当に売れるのだろうか・・・という不安も何のその。始まってみればみるみる残数が減り、わずか30秒での完売!まずは第一歩の成功をチームでシャンパンで祝うと共に、チケット確保を文字通り飛び上がって喜んでいた同級生の顔を思い浮かべ、その期待の高さに身が引き締まる思いだったのをよく覚えています。

 

・     Trek前の各種イベント

既に当Blogでも紹介しておりますが、Japan Clubでは日本酒イベント、装束・雅楽イベント等の多くのイベントを企画しているほか、LBS Perspective*という各国を紹介するイベントにも日本人学生の有志チームが参加。Club全体での積極的な活動を通じて様々な側面で“日本”を知る機会を設けたことは、Trek参加者にとっても事前の知識インプットや期待向上といった点で大きな盛り上がりにつながりました。

(*LBS Perspective: 学生有志による、各国の歴史・現在・未来について個人の視点で語るプロジェクト。ほぼ毎週開催され、これまで日本のほかにイラク・ギリシャ・ベネズエラ・インド等の学生がプレゼンを行っている。)

 

3.旅の様子

カリキュラム変更により例年以上にタイトなスケジュールとなり、直前の3月は期末試験とも並行しての追い込み準備となりました。思いつく限りの準備を行い万全を期しましたが、それでも140人という未知の規模での旅行では想定外の出来事は避けられません。最後は各Organizerの“運動神経”で全力を尽くそう・・・という覚悟を決め、各々京都に降り立ちました。

 

・     前半: 西日本

前半戦は日本の文化・歴史に重点を置いたプログラムを企画。京都集合後、初日のWelcome Partyは純日本建築・庭園の会場で開催しました。Kanpai!!!の連呼は勿論、登場した舞妓さんの美しい姿に参加者全員が虜に。写真撮影の列が途絶えず、長時間のフライトの苦労を忘れて初日から大いに盛り上がりました。翌日は全員で金閣寺や嵐山など京都の名所を観光。ちょうど満開のピークに達した桜にも恵まれ、自らの和服の写真を早速SNSに投稿する姿が多く見られました。

 Japan Trek_Kyoto

 

3日目は西日本で4グループに分かれて京都/奈良/広島をそれぞれ観光。酒蔵やウィスキー醸造所、座禅体験など工夫を凝らしたアクティビティも楽しみました。筆者は広島オプションに参加し、平和記念資料館や原爆ドームの見学等を行いましたが、ボランティアガイドの皆様に直接交流の機会を頂くこともでき、非常に充実した訪問となりました。真剣に聞き入る各国の参加者からも“直接広島の地を訪問し歴史と向き合うことに大きな意味がある”という声を聞き、改めてトレックの意義を強く感じた一日でした。

夜は有馬温泉に全員集合しての大宴会。浴衣で大広間に全員が並ぶ姿は壮観でした。慣れない大浴場にも多くの学生が挑戦。二次会のカラオケの大盛況ぶりまで含め、Trekの“Memorial Night”だったと評価する声が多く聞かれました。

 Japan Trek_Arima

 

・     後半:東京 / (一部)金沢→東京

今年の新たな試みは金沢訪問でしたが、白川郷や金沢の美しい街並みを観光。日本へのリピーターを中心に、京都とも東京とも異なるエリアを体験する機会を提供することができ、参加者からの評価が非常に高いオプションとなりました。

 Japan Trek_Kanazawa

 

一方で後半の東京については、前半と違う“現代の日本”を知ってもらうというテーマのもとに多くのアクティビティを組みました。浅草や築地、秋葉原といったメジャーな観光スポットに加え、渋谷・新宿・銀座などのエリアもオーガナイザーの手作りプランで案内。手間はかかりましたが、“日本人同級生と一緒だから見つけられる“ディープな東京を案内できたのではないかと思いますし、各自違った視点で日本を見ることができたのは意義があったと考えています。また夜もグルメ巡りを楽しんだのは勿論、多くの参加者がクラブに繰り出し東京のナイトライフをエンジョイしました(オーガナイザーにとっては、改めて同級生の昼夜問わぬタフネスぶりを存分に思い知らされることになりました・・・)。

最終日の夜は天王洲でFarewell Partyを開催、東京湾の夜景を望むカクテルクルーズで日本にお別れとなりました。直前まで必死の準備で完成させたムービーを上映、怒涛の一週間を振り返った参加者からは心から満足した笑顔と感謝の言葉が寄せられ、本当に疲れが吹き飛ぶ思いでした。鏡割りで参加者・全オーガナイザーと共に最後のKanpai!!を行った日本酒の味は一生忘れられないものです。

 Japan Trek_Tokyo

 

4.Trekを終えて

Trek後のサーベイでは、参加者から以下のようなフィードバックを得ることができました。

–     Trek経験全体の評価(10段階): 97.5%が8以上と評価

–     日本を家族や友人に勧めますか(10段階): 97.5%が8以上と評価

全体を通して非常に高い満足度を達成することができました。個別のフィードバックも含め、日本を様々な視点から見る、また日本人学生と一緒だからこそのディープな日本を体験できるという狙いは充分に達成できたと考えています。

また内容に加えて特筆すべきはオーガナイザーの献身的なリードに対する感激・感謝の声が非常に大きかったことです。参加者やそのパートナーから感謝のレターまで頂くことができたのは本当にチーム全員の宝物になりました。半年にわたる準備も含めた緻密なプランニング、また当日の親身かつ柔軟な対応、そしてそれを個人のみならずチームとして一体となって達成している姿は、日本人学生を中心とした組織運営のスキルの高さを大いにアピールすることができたと思っています。

 

5.最後に

私個人の話になりますが、今回のTrekは間違いなく入学以来最も力を注いだプロジェクトです。内容的な充実度は言うまでもありませんが、個人的にはリーダーを務めさせて頂く中で学ぶことが非常に多くありました。20人を超える大所帯のチームを率いることは当然ながら初めてですし、上手くいかず苦労することや反省点も沢山ありましたが、振り返ればその試行錯誤もチームマネジメントの貴重な経験でした。一緒に全力で取り組んでくれたメンバーの皆さんには本当に感謝の言葉しかありません。

ぜひ今年以降の留学生の皆さんも、こういったプロジェクトのリーダーシップに興味があればぜひ積極的に挑戦して頂ければと思います。一緒に取り組んだ仲間、参加者との絆が深まるのは何物にも代えがたいものですし、何より日本で同級生と最高に楽しい一週間を過ごすことができますよ!

 

最後になりますが、Japan Clubスポンサー企業の皆様、宿泊先及び訪問先の皆様なくしてこのTrekの成功はありませんでした。各位の多大なるご支援に改めて心より御礼申し上げます。チームとしても個人としても、このTrekをきっかけに今後も益々日本をアピールできるよう活動を続けていきたいと考えております。

また、例年に引き続き今年も近畿日本ツーリスト太田様に全面的にサポート頂きました。LBSはじめ多くのビジネススクールのTrekも手掛けていらっしゃる太田様のサポートは非常に心強いものでした。今後Trek開催を検討される他校の留学生の方も、ぜひご相談されてはいかがでしょうか。

近畿日本ツーリスト株式会社グローバルビジネス支店 担当:太田様

TEL: +81-3-6891-9200

*他校留学生の方など、Trekにつき詳細ご関心の方はお気軽に連絡フォーム経由ご連絡ください!今回の情報共有含め、できる限りお手伝いさせて頂きます。

MBA2019(日本人)の夏の過ごし方

気が付けばもう6月。早くもロンドンに来てから約1年が経ったこととなります。現在二年生であるMBA2018の一部の学生は既に卒業し(厳密には卒業式は7月ですが)、現在一年生の我々MBA2019も今週末の期末試験を潜り抜けると、ほぼMBA一年目が終了することになります。筆者も明日が最後の試験で、その後一部授業の課題はあるものの、明日で実質的に終了です。あ~、時間が経つのはなんと早いことか・・・。試験勉強をしなくて良いのか?という素朴な疑問はさておき、今回は非常に簡単ではありますが、MBA2019(日本人)の夏の過ごし方を皆さんに簡単にご紹介したいと思います。

 

そもそも夏の過ごし方は人それぞれで、大別すると以下となるようです(重複あり):

①    インターン

②    出身企業の現地法人・支社等に勤務

③    起業準備

④    LBS主催のEntrepreneurship Summer Schoolに参加

⑤    企業との短期プロジェクト

⑥    教授と共同研究

⑦    過去一年間の授業を総復習

⑧    旅行、等

 

インターンについてですが、営利企業で実施する人が大半ですが、NPOや国際開発金融機関でのインターンを予定している人もいます。営利企業の業種としては、戦略コンサル、投資銀行、PE/VC、Tech、Startupなどです。大半の人は夏から開始しますが、一部学生については、学期中から既に開始しており、そのまま夏も継続、という事例もあります。地域も日本に帰国する人のみならず、イギリスやケニアなど、幅広い地域でのインターンを予定しているようです。日本人以外を見渡しても、コンサル、投資銀行、PE/VC、Tech系、Startup系はやはり人気で、ある程度日本人のインターン先も、MBA全体のインターン先を反映しています。

 

またLBS主催のEntrepreneurship Summer Schoolについてですが、これは起業ネタや新規ビジネスアイデアを持っている人が、実現に向けて教授やMentorのサポートを受けて具現化に向けて検討をしていく場です。在校生はもちろんのこと、卒業生やLBS外部の人にも門戸が開かれており、応募にはいくつかの選考プロセスを経る必要があります。なかなか選考は厳しく、今年もWait listに回されてしまった人もいるようです。詳細は以下をご覧ください。

https://www.london.edu/programmes/entrepreneurship-summer-school

 

みんなが夏の生活でどのようなことを得たのか、何を感じたのか、将来の人生にどのように繋がりそうと感じたのか。この辺りを秋学期にみんなとビールを飲みながら議論するのが楽しみです。またその頃にはMBA2020の皆さんも入学しています。新しいメンバーで、LBS内での日本人の存在感をますますアピールしていければ、と思っています。

日本人学生がリンダ・グラットン教授にインタビュー!

先日リンダグラットン教授への質問を本HPにて公募しましたが、ついにそのインタビューが実現しました。

お待たせしました!

 

今回は全3回のうちの第1回目分となります。

MBA2019の2名がインタビュー内容をこちらのリンクにてまとめていますので、是非ご覧ください。

尚、Youtube配信と文字起こしの両方で利用可能となっていますので、是非お楽しみ下さい。

 

本件に関するご質問・コメント等がありましたが、問い合わせコーナーまでどしどしお願い致します。

 

MBAで考える、「ずっと一緒にいたい」チーム、「早く帰りたい」チーム

5,6月のロンドンは本当に美しい。白鳥が泳ぐハムステッド・ヒースの池の周りで寝転ぶ人たちに混じっていると、自分のつまらない悩みなどどうでも良くなってしまうほどの美しさがあるし、小難しいテーマでも考えてみようかという気になる。MBAに在籍していて物凄く勉強になることは、「リーダーシップと人の成長」、とりわけ「刹那的な関係においてどのようにチーム・ダイナミズムを作り上げていくか」、ということ。

 

フレキシビリティを推すLBSには、グループワーク・クラブ・インターン等多様な機会が転がっている。一方でそれらの大半は給料が発生せず、かつ皆活動を掛け持ちしているので、誰もやる気を見せないチームになることもあれば、全員がプロアクティブに参加して信じられない熱量になることもある。仕事と違って義務も階層もないため、良いチームを作り・皆が成長する環境にするのは本当に難しい。

成功したもの・失敗したもの様々な案件を振り返って強く思うのは、全員の一挙手一投足が強く見られておりそれによって人のモチベーションは大きく変わるということ。例を挙げると…

・グループワークにおいて、クライアントに短期間でどのように価値を出せるか、という前向きな話で3人が盛り上がり議論開始。そこに遅刻してきた1人が「授業なんだから簡単に終わらせようぜ」と椅子をブラブラさせながら発言。皆沈黙。モメンタムは崩れ最後まで戻らなかった

・一人が提案した案件。最初は実現の難しさからみな消極的だったのだが、別の一人が「こんな風に捉えれば面白いんじゃないかな。さっそく調べてみる」と笑顔で話して以降、全員が前のめりで信じられないアウトプットが完成。そのまま優勝

・チームでの議論。リーダー格が忙しさにかまけ、顧客満足ではない尺度(自分たちの論理)を顧客に提案しようとしたたった一つの発言で、メンバーの心が完全に離れる

 

この一挙手一投足の重要さにおいて、特に自分がリーダー格で関わる場合、この顧客のため・地域のため、等プロジェクトの意義深さを共有できること、加えてその案件の「各メンバーにとっての意味合い」を語れることが肝要であると感じている。(あなたの志と間接的にこう繋がるよね、過去の経験と全く違うこのロールをやることでこう成長できるよね、等)そして前提として、言行一致・一貫性(誰に対しても同じように真剣・前述のビジョンと相反する発言をしない等)が必要であるのは論を俟たない。

 

次は、僕自身は何一つ出来ていないことであるので会社の先輩の受け売りになってしまうが、「自身がチームから憧れられる何かを持つ」ことの重要さである。それと相反するようだが、「自身も発展途上であることを強く自覚する」ということも必須であると感じさせられる。こちらも例を挙げると…

・僕が学生のメンティーに対し、経験値が違うからか、あるいは愛情からか、「こうしたほうがよい」を超えて「こうすべき」のようなトーンで提案をしすぎ、心が離れてしまい頼ってくれなくなった

・インターン先の社長・副社長。彼らのビジョンは常に未来を向いており、この人達と一緒に未来を作っていきたいと思わされる。それと同時に、若造の私に常に意見を求めてくれ、かつ「君と話すと大変学びになる、信頼しているぞ」という姿勢を前面に示してくれる

・クラブ活動においてあまり時間を使わない一人がクライアントミーティングに参加。そこで目にしたものは、CEOが持つビジョナリーな発想と現状に満足せずアドバイスを求める姿勢、それに呼応して必死にサポートを行うマネージャ。その後そのメンバーは人が変わったように成長・貢献

といったことがあった。

 

僕が大切にしている概念に、「数週間・数ヶ月で人は変わる」というものがある。誰しも、先輩にかけてもらった一言、あるいは周囲へのアドバイスで、自身や周囲が「人が変わったように」成長した姿を見た経験があると思う。一方で、「どのようにチームと接すれば周囲の成長の手助けとなれるのか」という「リーダーシップと人の成長」については、正解もなければ、日常の仕事で試す機会も限られる。その上でMBAは(ほぼ)ノーリスク環境下で、自分の様々なリーダーシップの型やチームダイナミクス作りを試すことができる(細かいグループワークを含めれば、年間20以上の異なるチームと協業可能)、ということが、個人的には座学や学位以上に貴重であると考えている。

 

もし読者のみなさまが、「閉じた環境なのでチーム作りやリーダーシップの考えが狭まる」あるいは「制度上、リーダーシップポジションまで時間がかかる」等の問題意識をお持ちであれば、MBAというのは良い選択肢の一つになると思いますし、その上で多様な活動に従事できるLBSを選択頂ければ本当に嬉しいです。

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(c) LBS Japan Club 2012▲ ページ先頭に戻る