MBA2020の紹介

 受験生の皆さん、こんにちは。MBA2020のSUです。LBSの日本人サイトへのアクセス、有難うございます。少し遅くなりましたが、この8月に入学したMBA2020の日本人ならびに日本からapplyした学生に関する情報を公開致します。例年よりも掲載情報を増やしましたので、これから受験を検討されている方の参考になれば幸いです。(なお、本文内のコメントはすべて私の個人的な見解であり、学校としての正式なものではない点はご留意ください)

 

■MBA2020について

(全体)

今年は、新キャンパス(メインキャンパスから徒歩5分)の本格的な使用が開始したこともあり、入学人数が昨年の約430名から約485名(+約12%)に増加しました。世界64か国、女性比率40%、職歴も2年~15年とこれまで以上に多様な人材が入学しています。

(国籍)

LBSの特徴でもある国籍のDiversityの観点では、本国のUK国籍は実は約9%と少なく、地域ではアジア(インド含む)が27%の最大勢力になっています(次点は北米で22%)。うち、日本人は19名(全体の約4%)と、国単位でみればそれなりのシェアを占めています。

(職歴)

これまでの傾向と同様に、コンサル・ファイナンスバックグランドが過半数を占めます。それ以外は幅広い業界から来ており、宇宙産業・弁護士・船員等、稀有なバックグランドの同級生も在籍しています。

 

■MBA2020の日本人について

今年の特徴としては、

  日本人入学人数が増加(昨年14名→今年は19名の入学)

  金融業界出身者が4割(8名)と増加

  私費は2割(4名)と昨年から増加

  平均年齢は31.2歳(入学時)と昨年から上昇

  R1/R2の合格者がほとんど(例年通り)

となっています。詳細は、在校生19名のリストをご覧ください。(うち1名は、日本からアプライした台湾国籍の方です)

MBA2020_List※単身者が10名のうち、3名は日本に家族を残して留学しています。

 

■MBA2020のアプリケーションに関して 

(出願スコア)

各テストの出願スコアの平均点は以下です。

TOEFL(11名):106点、IELTS(7名):7.6点

GMAT(19名):693点、GRE(2名):325点

 平均点の傾向ですが、TOEFLは昨年並み(昨年は107点)、IELTSは微上昇(昨年は7.3点)、GMATは上昇(昨年は675点)となっています。19名全員のスコアは、下記をご覧ください。GMAT得点順に並べています。

MBA2020_Score

よく、トップスクールには「GMAT700点が必須」という話を聞きますが、LBSに関してはスコアの重要性が他校に比べて低いといわれており、今年の合格者の過半数が700点未満という結果になっています。例年、スコアメイクに留学準備の大きな時間を費やす方が多いですが、スコア以外の要素も合否に大きく関わります。LBSを目指される場合は、ぜひ正しく点数目標の設定をされて、限られた時間を有効活用されることをお勧めいたします。

(情報収集)

MBA2020は、8割がキャンパスビジットを実施。また、約9割が4人以上のLBS在校生/アルムナイから話を聞いています。私も11月にビジットを行いましたが、キャンパスで会う方々や学校の雰囲気から自分が通学するイメージが湧くかどうか、というのは非常に大事だと個人的には思います。また、アプリケーションの中にも「LBSの人とどれだけ会ったか?」を聞かれる項目がありましたので、LBS側もどれだけ本気で入学を検討しているかを見ている気がしました。学校の立場からしても、合格を出したのに「蹴られて」しまうのは避けたいはずですので、第一志望であればその熱意をどのように伝えるか、というのも重要なポイントだと思います。

なお、キャンパスビジットを希望される方は、本ホームページ上から申し込みをお待ちしております。

MBA2020_Campus(公式イベントへの参加)

約7割が何らかのLBSイベントに参加しています。但し、参加せずとも合格している方もいますので、参加が必須ということではないのでしょう。私自身は東京でのイベントに参加しましたが、アルムナイの方とお話しすることでポストMBAのキャリアイメージをつかむことができました。

MBA_Event

■総評

今年は全体の入学者増の影響もあり、日本人の合格者数が大幅に増加しました。当事者としては、日本人の同級生が増えることで、各種イベントを通じてLBS内の日本のプレゼンスを高めていけるチャンスだと捉えています。また、受験をご検討されている方にとっても朗報だと思います。在校生一同、応援しています!

 

MBAとコンサルで迷っているあなたへ

「将来の起業へ備え、今よりも経営寄りの仕事がしたい」

「グローバルでリーダーシップを発揮し、インパクトを生み出したい」

このような想いで、MBA(海外)やコンサルに興味を持ち、その2つで迷っている方が非常に多いように感じます。私はコンサルを経験した後にLBSに来ましたので、様々な方のキャリア相談をお受けするうち、どちらに行くべきか、あるいはどちらを先に行くべきか、等でお悩みの方に多く出会いました。

キャリア選択に答えはないため一概にお答えできませんし、筆者の限られた経験から語らざるを得ないという制約はありますが、本稿が上記のような志をもつ皆様へ参考になればと幸いです。

 

(細かい比較論をする前に)考慮すべき大前提

  • キャリアゴール・興味・リスク嗜好・年齢・学歴等により向き・不向きは大きく異なる:当たり前のことですが、「日本の金融に貢献したい、35歳、学部、子持ち、帰国子女」という方と、「製薬のイノベーションに携わりたい、28歳、MD、独身、純ドメ」という方を一緒くたに議論し、「MBA行ってからコンサル行きましょう」などと一般化することはできません。更に、コンサルもMBAも「とりあえず行っとけ」という認識を持たれがちですが、いずれに関しても向いている人とそうでない人もいますので、まずはご自身のバックグラウンドや興味を客観的に整理してから、取り得るオプションを検討する必要があります。

 

  • 宝くじ的な要素が大きい:MBA(本稿では海外に限った話をします)にしろ、コンサルにしろ、どの学校/会社を目指すのかによって難易度は大きく異なります。仮にいわゆるTier1スクールや トップファームと呼ばれるところを目指す場合、枠が(特に景気後退時は)非常に少なく、宝くじ的な要素が大きくなります。例えば、FT Rankingの上位10校や、MBB(McKinsey, BCG, Bain)でなければ行きたくない、ということになれば相応の実力に加えて運が必要となりますし、時間をかけてプランを練っても思うような結果が出ずに計画崩壊、というリスクも小さくありません。トップスクールでなくてもどうしてもMBAに行きたいのか(あるいはトップファームでなくてもコンサルに行きたいのか)、あるいは他オプションも受容できるのか、というバックアッププランを練り、心づもりをしておくことは大切であると考えています。

 

MBAとコンサルで得られるものの違い

  • Global exposure/leadership: コンサルは外資・日系ともに海外出張や海外転籍などの機会が豊富に存在します。それは事実です。しかしそれは、グローバルレベルでのコミュニケーション力を有しているコンサルタントに限った話です。あくまで仕事であるため、例えば英語すらままならない純ドメと、日中ハーフの帰国子女(三ヶ国語堪能)の同期同士で比較した際、どちらが海外案件に入りやすいのか、というのは一目瞭然です。特に外資トップファームには英語に苦労しない人材が豊富にいるため、社内での競争な苛烈です。日系であれば、案件さえあれば海外に長期で行ける人もいるようですが、私の友人は「海外には行けるけれど、日本語もしくは日本式のコミュニケーションになってしまっている」という悩みを持っており、日系は日系なりの悩みがあるようです。
    一方、MBAは合格さえしてしまえば、英語力にかかわらず、海外で外国人とグローバル・コミュニケーションをすることになります。外部の機会も多いため、インターン等で海外での勤務経験を積むことも可能です。これは英語を苦手とする人にとっては大きなポイントでしょう。

 

  • 本気度:再度当たり前シリーズですが、コンサルティングはクライアントのために行う仕事であり、MBAは学校です。いくらMBAにはインターンや疑似コンサル授業などがあるとはいえ、当然ながらその質・本気度はコンサルティングと比較できるものではありません。学校は自分さえよければそれで問題ないですが、コンサルタントは自分のために仕事をしているのではなく、あくまでクライアントのカウンセラーであり、クライアントにインパクトを生み出さなければ無価値です。誤解されることも多い職業ですが、少なくとも私が出会った同僚たちは、クライアントのために無私に、がむしゃらに働く人達でした。一社一社、一人一人異なるクライアントのために価値を出し続ける、その強烈なプレッシャーのもとで日々働くというのは、学校での勉強と異次元の成長カーブを生み出すことになります。

 

  • 成長ループ:MBAの真骨頂の一つは、「自分で立てたキャリアやリーダーシップの仮説をもとに、多様な機会を自分で選択し、試し続けることができる」ことにあります。仕事ではないので、こんな業界に興味がある、こんな起業アイデアがある、こんなリーダーシップスタイルを試したい、等の仮説をもとに、人に会いに行ったりインターンをしたりグループワークをしたりして、成功や失敗をし、自省して学びを得る、というループを3ヶ月単位ほどの高速で回すことができます。仕事と違い制約が少ないため、いくらでも試し、失敗することが可能です。つまり、自ら仮説検証していく、「内省型の成長ループ」といえます。
    一方コンサルの良い点として、「尊敬できるロールモデルから、高頻度でフィードバックをもらうことができる」という点があります。厳しい環境をくぐり抜けた先輩・後輩や、CxOレベルのクライアントから、日々直接的・間接的にフィードバックをもらうことができるため、自省だけでは気づき得ない視点を得ることができます。このような、「外部フィードバックによる成長ループ」を最大化するために、ファームによっては週次でのフィードバックが文化として根付いています。筆者がMBAに来てからすぐに感じた不安点として、客観的なフィードバックが入りにくいということがありましたが、「学生が故の選択の自由度の高さ」と、「責任が少ないが故のフィードバックの緩さ」はどうしてもトレードオフになってしまうのだと思います。

 

結論: すべては志次第

色々と書かせていただきましたが、一番お伝えしたいことは「どのような志をお持ちか、それ次第である」ということです。相談をお受けしていて、「コンサルとMBAのどちらが有利ですか」「とりあえずMBA(またはコンサル)に行っておいた方がいいですか」といった、「損得勘定」でお話を進められる方が数名もいらっしゃいましたが、これは個人的には大変残念なことです。無論誰にでも生活があるため損得勘定は非常に大事なことですし、志が一番と語る私は青すぎるのかもしれません。しかし、MBA受験、コンサル業務はいずれも過酷であり、「とりあえず行っておくか」という方が務まるほど甘くないという側面もあります。更に、MBAもコンサルも、未来のグローバルリーダーを輩出することが社会的な意義の一つであり、私も日々そのような意識で会社のチームメンバーと接しているつもりです。5年後でも、20年後でも良いので、社会に対してどのような貢献をしていきたいのか、そのためにどこにいたいのか、どのような経験・スキルを身に着けたいのか等の観点を踏まえ、社内外のロールモデルと話した上で自分なりにしっかりと立ち止まって考えることで、MBA or コンサルという悩みにアプローチすべきではないかと思います。

稲盛和夫氏は、「仕事をやり遂げるには大変なエネルギーが必要。そのエネルギーは、自分を励まし燃え上がらせることで起こってくる。自分が燃える一番良い方法は、仕事を好きになることです」と述べ、仕事の志の大切さを説いておられます。MBAもコンサルティングも本当に素敵な選択肢であると私は思っており、読者の皆様がどちらに行くにせよ、ご自身の志に向かって燃え上がることができることを祈っています。

在校生及び卒業生によるMBAプログラム説明会

London Business SchoolのJapan Clubは、今年も毎年恒例のMBAプログラム向け説明会を東京で実施することに致しました。LBS生活全般やMBAプログラム詳細への理解を深めるとともに、ご自身との相性を肌で感じて頂く貴重な場ですので、奮ってご参加下さい。

 

■    日時:2018年8月4日(土)14:00-16:00 (開場13:30)

    会場:ホテルニューオータニ 「おり鶴 翔の間」

     東京都千代田区紀尾井町4‐1

   http://www.newotani.co.jp/tokyo/access/

 

    主催:Japan Club

 

    LBS側参加者:在校生並びに卒業生(合計約20-30名を予定)

 

    当日の内容

‐開会のご挨拶:

 木越純氏(MBA1990年卒、バンク・オブ・アメリカ・エヌ・エイ東京支店 副会長)

‐学校紹介並びにMBAプログラムの概要説明

 高垣のりこ氏(MBA2019、在校生)

‐卒業生によるパネルディスカッション        

 小川竜平氏(MBA2011卒、日本マクドナルド、Director of Digital & Marketing)

 間瀬裕介氏(MBA2013卒、WealthPark, 取締役/COO)

 松尾直弥氏(MBA2014卒、ヤフー、企業戦略本部 エンゲージメントマネージャー

 新色顕一郎氏(MBA2017卒、ベインアンドカンパニー、コンサルタント)

‐在校生及び卒業生とのネットワーキングセッション

 

    参加費:無料

 

    言語:日本語

 

    ご登録方法:こちらのリンクよりお申込み下さい。

 

本イベントは在校生・卒業生だけの気軽なイベントです。直接選考とは関係ありませんが、多くの在校生・卒業生から一度に多くの情報を纏めて入手できる機会です。今年出願予定の方に加えて、まだMBA受験を決めていない方等も含めて、お気軽にお越し下さい。尚、席に限りがあるため、先着順で締め切らせて頂く場合がありますので、お早めにお申し込み下さい。

MiFFT2018受験体験記/社費・銀行

1.基本情報

A)    職歴:中央銀行(RM1年、経済調査1年、業務・システムの企画3年)

B)    留学形態:社費

C)    英語・海外経験:旅行のみ、英語による業務の経験は皆無

D)    受験校:LBS、MIT(いずれもファイナンス課程)

E)    合格校(Waitlist除く):LBS

F)    GMATスコア:680(V34、M49)

G)    IELTSスコア:7.0(R8.0、L6.5、S6.5、W6.5)

H)    奨学金:無

I)    LBSへのキャンパスビジットへの有無:無

 

2.Why MiF?

建前的な話も含めて、エッセーには以下のようなことを書きました。

①学問的に最先端

先般の金融危機の経験等を踏まえ、以前にも増してファイナンス理論を理解する重要性が増している。この点、MiFではファイナンスの研究で世界の最先端を行く教授陣から学ぶことができる。

②実務・実践を意識した教育

業務を遂行するうえではただ理論を学ぶだけでなく、実務への応用やファイナンスというビジネス自体に関する理解が不可欠。この点、MiFでは、ロンドンというロケーションを最大限に活かし、長く実務に携わった教授陣による自身の経験を踏まえた講義やゲストスピーカーによる講演、ケーススタディ等の機会を通じて、より実践的にファイナンスを学ぶことができる。

③LBSネットワーク

世界屈指のビジネススクールで、文字通り世界中の、かつ広い金融業界のあらゆる分野(投資銀行、アセマネ、PE、ヘッジファンド、規制当局等々)の、将来のリーダーとつながりを作ることができるのは魅力。

また、インタビューでは、特に「Why not MBA」も説明できるように準備しました。

自分の場合、何らかの専門性が重視される職場環境にあって、限られた時間の中で、(MiF対比)広くビジネス全般を学ぶことになる他校MBAは効率的とは思えず、標準的な内容からスタートしつつも実務を行うには充分に高いレベルまでファイナンスにどっぷり浸かることのできるMiFの方が役に立つ、という点を説明できるように練習しました。

 

3.Why LBS?

実務経験者向けのファイナンス修士課程は、実質的にはLBSとCambridge Judgeくらいしか提供していないため、基本的にWhy MiFを繰り返すことになります。Judgeとの差別化の観点からは、ロンドンというロケーションやランキング、クラブ活動等を強調することがいいと思います。一般的なMaster of Financeとの関係では、実務家が集まる環境等を強調することで足りると思います。

 

4.受験スケジュール及び準備

2015年12月:社費選考通過(TOEFL92点)

会社から1年間のビジネススクール留学を命じられ、ホッとする(フラグ)。ぼんやりと、社内にもOBが多くいたLBSのMiFを第一志望、滑り止めに他のビジネススクールMBA等を設定。英国のスクールが中心になるであろうことを踏まえ、IELTS受験に切り替え(とは言え殆どのスクールはTOEFLで出願できるため、慣れたTOEFLを継続すればよかったと、やや後悔しています)。

2016年1月:IELTS初受験・6.5点

多くのスクールの足切りである7.0を一応の目標としていたため、「あと0.5ならすぐだろ」(フラグ)と完全に気を抜く。業務のストレスや体調を言い訳にして勉強をサボりにサボる。その後10回近く連続で6.5を取得。夏頃から心底焦り始める。

2016年9月:IELTS7.0点(出願スコア)、GMAT初受験・620点

「このままではまずい」と一念発起し、毎朝カフェで勉強することとした途端、物事がうまく回り始める。業務後の疲れた心身で2時間勉強するより、業務前のクリアな頭で30分勉強する方が遥かに効果あり。これを読んでいる皆様の誰よりも早起きが苦手な自信がありますが、類まれなる精神力(夏までに溜めた焦り)で克服。

2016年10月:GMAT680点(出願スコア)

ほぼ対策せずに受験した初回に得た反省をもとに、数週間コツコツ主にVerbal対策をして2回目の受験。「独り言野郎」に翻弄されMathをややトチってしまい、目標の700点には達しなかったものの、アドミッションや先輩たちの話からMiF出願には充分と判断できる点数を確保できたため、逃げるようにGMATを終了。

2016年10-11月:エッセイ作成、出願、インタビュー準備

上記Whyの内容を確りと落とし込みつつ、つまらない文章にならないように文学的な装飾を加える作業。比較的効率よく満足いく内容に仕上がる。推薦状で上司に無理なスケジュールでお願いしてしまい大反省。AGOSのカウンセラーを利用してインタビューの練習。

2016年12月:インタビュー実施

LBSの面接は卒業生を相手に実施されるため、イレギュラーな話題になることもあります。いくつかの話題でうまく答えられず、大量の汗をかく。スケジュール的に合否が越年してしまったので、正月は他校の出願準備をする。

2017年1月:合格通知

電話で第一報。電話の英語がうまく聴き取れなかったが、受験から解放された喜びのあまり焦りを覚えず。当然ですが、入学まで英語の学習を継続することをお勧めします。

 

5.使用教材、予備校、カウンセラー

<IELTS>

・とりあえずの目標点を7.0に設定しましたが、上述の通り、6.5で長いこと足止めを食らいました。以下に使用した教材を挙げますが、基本的には公式問題集をひたすら解いて復習をすることが肝要と思います。私はここを疎かにし、試験前に慌ててWritingやSpeakingのテンプレ的な表現を叩き込むだけの対策を繰り返していたのがうまくいかなかった原因だと思います。

・AGOSのWriting、SpeakingのCore:IELTSウケする表現や回答構成が学べました。しかし、宿題をサボるなど、これらを活かした演習を疎かにしてしまいました。

・UK PLUS(通信添削サービス):どのサービスでも良いと思いますが、Writingは添削を受けることが重要だと思います。IELTSは(元)採点官が提供するサービスが多いので、そうしたものから安いものを選ぶことがいいと思います。

・Rarejob:IELTSを専門に教えてくださる講師は少なめですが、日々レッスンをして話すことに慣れるのが重要だと思います。

・SI-UKのプライベートレッスン:無料の体験レッスンだけ受講しましたが、なかなかいいと思いました(スカイプ受講可)。

<GMAT>

・留学経験のある会社の先輩方の話を総合すると、予備校等に通うより、ひたすら演習を積む方が効率的であると判断しました。(目標点が出ない限り受け続けるしかないですが)TOEFLやIELTSと異なり、短期集中で実力を上げるべき試験であるという印象です。

・GMAT完全攻略(AGOSの書籍):Verbal問題を解くのに必要な考え方・テクニックのパートだけ一通り読みました。

・マスアカ:同様にMathの解法を一通り叩き込むために使いました。

・公式問題集・Prep:Verbalを中心に、時間を計りながら繰り返し演習しました。Prepについては、無料模試のほかに、有料の問題集を購入しましたが、本番に近い環境で演習できたため有用だったと思います。

<エッセイ等>

・MiFといえど、エッセイの内容はトリッキーなものではなく、志望理由や自分の強みを興味深く見えるように表現できることが重要です。基本的には自分の思いを素直に書くことになると思いますが、私の場合、会社の先輩達が書いたものを容易に閲覧できる環境にあったため、トップ校に合格した方のものを中心に、内容や表現などをかなり参考にしました。内容の充実・時間短縮のどちらにもかなり効果があったように思います。

・内容・表現のチェックはアゴスのカウンセラー(Jumet氏)やEssayEdgeを利用しましたが、いずれも的確なコメントが頂けたと思います。Jumet氏にはインタビュー対策もお願いしました。もっとも、早い段階で先輩達のエッセイと比較しても満足できる内容になったと感じたため、早く出願することを優先し、カウンセラー等とのやり取りにはさほど時間を割きませんでした。 

 

6.受験生へのメッセージ

・MiF受験については、プログラムそのものの位置付けなどが広く理解されていないが故に、手を出しづらい面があるかと思います。実際、日本人同級生を見ても、同僚等がMiF卒業生にいることが受験のきっかけとなったケースが多いように感じます。他方で、ビジネススクール留学のモチベーションとして、ファイナンスの理解がキャリアのボトルネックになっている、各国の金融マンと議論してみたい、といった方も多いのではないでしょうか。少しでもMiFに興味を抱いてくださった方は、ご遠慮なく問い合わせフォームにご連絡をいただければと思います。ここには書ききれない内容も含めお伝えできることがあるものと思います。

・なお、MiFの出願プロセスは、典型的なMBAのそれと同じ流れになっています。従って(志望理由等はMiF独自のものを考える必要がありますが)MBAとの併願は容易です。

・ファイナンスを専門的に学ぶといっても、座学ばかりではなく、パーティやクラブ活動などビジネススクールらしい楽しいイベントで盛沢山の毎日です。また、入学して半年近く経過し、志望理由として挙げていた点は概ね妥当しているなと感じています。受験のしんどさを遥かに上回る充実が待っていること間違いなしですので、ぜひ頑張ってください。

MiF生の就職活動

一般的にビジネススクールにおける就職活動では、業界、勤務地、職位・年収のいずれか1つの要素を希望のものに変えることができれば成功と言われます。MiFでは、同業界で出身国のオフィスからロンドン勤務への転職、また会計ファーム・商業銀行から投資銀行、投資銀行からPE、アナリストからヘッジファンド等のステップアップを希望する学生が大半となります。

MBA生とは異なりMiF生の就職活動では、1.1年制のプログラムであること、2.学位が金融修士となること、の2点が大きく影響します。

1に関しては、MBA生は通常一年目と二年目の間の夏休みに業界や勤務地の異なる2-3社のインターシップを経験し、その中から複数オファーを獲得し、翌年から希望の企業に就職するのが一般的な流れとなります。しかし、MiFは一年制となるため、翌年の夏に卒業を目標とすると、フルタイムでの採用が中心となります。(サマーインターンが必要となる投資銀行への就職希望者は、4th termを履修し在学を12月まで延長することになります。)したがって、入学後より業界を絞り、コア科目の履修と並行して全力で就職活動も行うという非常にタフな学生生活を送ることになります。

2に関しては、一般的にビジネススクール生のための採用プログラムはMBA生を対象としているため、例え職歴を持つ学生が所属するMiFでも、普通の修士の学生として新卒や第二新卒、あるいは中途採用として選考されることが多くなります。そのため、応募の際にはMiF生もMBA選考の対象になるかどうかを確認することが一般的となります(ただし、大半の企業では、LBSがビジネスの単科大学であるため専攻は関係なくMBA生と同様に選考されるという印象です)。

以下はMBA採用プログラムを持つ主な業界における一般的な選考スケジュールとなります(個別情報は各企業や年次により異なるので一般的な流れとしてご参照下さい)。なお、MBA採用プログラムを持たない企業は、卒業年の2-3月頃から選考を開始し、4-5月に内定、8月勤務開始というスケジュールが通常となります。

 

【大手投資銀行(ロンドン採用)】

8月:MiF入学

9月:会社説明会

10-11月:ネットワーキング(複数説明会・Coffee chat等)

12月:面接対策

翌年1月:インターン選考

6-7月:サマーインターン

7月:MiF卒業

8-12月:4th term履修

翌々年1-3月:勤務開始

 

【大手投資銀行(東京採用)】

5-6月:MBA合格者向け会社説明会・インターン選考

8月:MiF入学

11月:インターン・フルタイム選考(ボストンキャリアフォーラム等)

翌年6-7月:サマーインターン

7月:MiF卒業

翌々年1-3月:勤務開始

 

【戦略コンサルティングファーム】

5-6月:MBA合格者向け会社説明会(東京)、インターン選考(一部ファーム)

8月:MiF入学

9月:説明会、ケース対策、出願(MBA二年生と同じ公式選考プロセス)

10-11月頃より翌年春にかけてケース対策・フルタイム選考

翌年7月:MiF卒業

8月:勤務開始

(大手戦略ファームは一年制の学生に関してはインターン無しのフルタイム採用が中心)

 

【Tech、製薬、国際機関、その他MBA生採用企業】

5-6月:合格者向け会社説明会(東京)

8月:MiF入学

9-11月:会社説明会

10月以降:フルタイム選考(ボストンキャリアフォーラム等)

翌年7月:MiF卒業

8月以降:勤務開始

 

私費学生にとっては、退職し、教育ローンを背負い、住民票を外し、住所不定無職の精神的にも金銭的にも背水の陣の学生生活となります。そのため、受験時よりどのような進路が可能か調べ、綿密に計画し、合格日より積極的に就職活動を行うことが大切となります。

一方で、5-6年の経験を特定の業界で積むと他業種に移ることが難しくなるので、30歳前後にゼロベースでキャリアを再考できるのはこの上ない贅沢な、かつ納得感のある人生を歩むための貴重な経験となります。またMiFでは、入学直後からCV・カバーレター作成、キャリアプランニング、面接対策等の講座が非常にインテンシブに行われ、その後も内部・外部のプロフェッショナルより継続的にカウンセリングが受けられるという非常に手厚いキャリアサポートプログラムを持ちます。金融・Techシーンの最先端であるロンドンに位置し、世界で最もランキングの高いMiFは、自分のポテンシャルを最大限まで高め、世界を舞台に自らの実力を試したい方には大変魅力的なプログラムと言えます。

 

【その他参考情報】

・参考給与レンジ:投資銀行・戦略コンサルティングファーム(base: GBP80-90K、sign on bonus: GBP20K)、Tech・その他MBA生採用企業(base: GBP60-70K、sign on bonus: GBP10K)

・手取り額を意識し東京やロンドンではなく、税率の低い香港、ドバイ就職を選択する学生も多い

・ロンドン就職は言語や文化の面で欧米育ちの学生が優遇されることが多い。大企業の選考ではそういった学生との競争が激しく、中小・スタートアップではビザのスポンサーシップが出ないことが多いため、海外学生にとってはハードルが高くなると言われる

・日本人学生は、東京とロンドンでは給与差がほとんどないこと、日本語・文化的背景を活かせること、MBA学生が少なく比較的競争が激しくないことより東京に戻る人も多い

(c) LBS Japan Club 2012▲ ページ先頭に戻る