受験体験記No.9 / 社費 / 証券

1.基本情報
A) 職歴: 証券会社(投資銀行部門)5年

B) 留学形態:社費

C) 英語・海外経験:計5か月程(海外研修、語学学校、サマースクール)

D) 受験校:LBS + 米国校5校

E) 合格校(Waitlist除く):LBS、Kellogg、Haas、Tuck

F) GMAT(GRE)スコア:GMAT 740(V40、M50)

G) TOEFL(IELTS)スコア:TOEFL 111(R30、L30、S24、W27)

H) 奨学金:無

I) LBSへのキャンパスビジットへの有無:有(9月末)

2. Why MBA?
元々MBAに関心はなかったのですが、職場の尊敬する上司から強くMBA取得を勧められたことをきっかけに、検討を始めました。
そして、2年間業務から離れることと、2年間リスクフリーな海外経験を得られることを照らし合わせ、長期的な視点で、今後グローバルで活躍するためにはMBA取得に時間を費やすほうがベターとの結論に至りました。
尚、エッセイ等に記載していたWhy MBA?は以下の通りです。以下は本音ではあるものの、海外経験を得たい、というモチベーションが圧倒的に大きかったことは否定できません。
① 今まで触れてこなかった学問(Strategy、Marketing、Organizational Behavior等)の基礎を身に付けることにより、包括的なビジネス素養を獲得する
② 学生やビジネスプロフェッショナルとの関わりにより様々な産業の知見を高める
③ グローバルな環境下におけるリーダーシップ、チームワークスキルを高める

3. Why LBS?
① Diversity: 自分のように英語が不得手でも、強みを活かしてリーダーシップを発揮できる環境にあると在校生から聞いており、多国籍の中でのリーダーシップ、チームワークを学ぶ場所としてLBSは最適だと考えました。
② Londonの地の利: 各産業が近接していることが様々な産業に触れたいとの自分の想いに合致しました。また、ヨーロッパを中心にイギリス国外へ簡単に旅行できることも魅力でした。

尚、LBSと米国トップ校(M7等)を比較してどちらを志望/進学先にするか悩まれる方々も多いと思います。どの学校も(きっと)素晴らしい学校だと思いますので、客観的な事実を把握したうえで個人の嗜好に合わせて学校を選べば良いと思うのですが、一般的に、「LBS(を含む欧州校)よりも米国トップ校の方が良い」という先入観がやや強いように感じます。そうした先入観に対する一つの意見(反論)を項目別に以下の通り記載しています。勿論私個人の嗜好によるものですので、ご参考程度にご覧ください。

① 授業のレベル(米国校>LBSは本当か?)
1)客観的に各校にどのような違いがあるのか
2)自分がどのような授業を求めるのか
という二点で判断しました。
1)においては、LBSは非ネイティブの教授が多いそうです。私はネイティブ・非ネイティブの好みはありませんでしたので、意思決定に影響はありませんでした。また、他校のネガティブキャンペーンのために「XXは授業のレベルが低い」と言う方々もいましたが、(複数の学校のMBAを取得する方もそうそうおらず)客観性に欠けるため聞く耳を持ちませんでした。
2)の方が自分にとっては重要で、「レベルの低い授業にあたるかも知れない」、という主観的な減点法ではなく、「自分の嗜好にマッチした素晴らしい(と聞いている)授業がたくさんある」、という理由で学校の評価をしました。LBSはStrategy、Finance、Organizational Behaviorはじめ各分野に「この人から学びたい」と思える教授がおり、講義への大きな期待を持って入学を決めました。
尚、学びの大きさを決める一番の要因は当人の授業に対する姿勢だということも追記しておきます(自戒)。

② 英語力が向上する環境(米国校(ネイティブ多)>LBS(多国籍)は本当か?)
英語力に関するLBSの特徴として以下が挙げられます。
1) LBSはネイティブの学生は半数以下
2) LBSの非ネイティブの学生の殆どは入学時点でUS/UKで働けるだけの英語力がある、或いは既に働いていた(無いのは日本人他一部のアジア人くらいでしょうか)
3) 英語が不得手な日本人を受け入れ、丹念に話を聞いてくれる素敵な学生が沢山いる(但し全員とは言いません)
4) スタディグループで議論する機会が豊富にある
私の場合は、英語でのディスカッション能力を高めることが自分の英語力を高めるために最も必要なことだと感じておりました。故に、多国籍な学生が集まるLBSでは、私の下手くそな英語への許容度も高いだろうから、きっと発言の機会が多いだろう、ディスカッションにプロアクティブに参加できるだろう、その結果英語力も向上するだろうと考え、LBSを選択しました(尚、実際はそんな甘いものではなく英語には非常に苦労しています)。

③ 学歴の優位性(米国校>LBSは本当か?)
LBSとXXでどちらのほうが今後のキャリアに有利か、ということを考え、以下の結論に至りました。
1) 米国/欧州トップX校においてどの学校が優位ということはない
例えばとある日本人が大学卒業後にとある日本企業から内定をゲットできたのは、彼/彼女が東大卒だから(京大でも、一橋でも、慶應でも、早稲田でも、XXでもなく)とうことはないと思います(社長がXX卒でXX閥が強いスタートアップだから、等の特別な事情を除く)。LBSは殆どの企業のターゲットになっておりますし、入社後のパフォーマンスが本人次第であることは言うまでもありません。
2) アラムナイネットワークとのマッチが大切
LBSのアラムナイネットワークは数、質、広がり(国、業種)を考えても世界トップクラスだと考えます。卒業後にそのネットワークの一員になれることは、十分すぎるほど今後のキャリアの助けになると考えました。

④ 日本人学生が多いことによる影響(LBSは日本人が多すぎるからXX、というのは本当か?)
LBS MBA2020の日本人学生の数は19人です。他校と比較して日本人が多い部類に入ると思います。入学して3か月が経った現時点では、寧ろ日本人が多いことによる以下のメリットを大いに感じています。
1) 海外の学生からは得られない情報交換ができる(日本でのキャリア、日本人視点でのお勧め情報)
2) 日本人同級生を介して他の学生との繋がりが増す
3) 自分一人で難しくとも、他の日本人と共同でリーダーシップを発揮できる

一般に言われる日本人が多いことによるデメリットの一つは、日本人同士で群れてしまうことだと思います。しかし、どのように日本人同士で接するかは個人個人に任されておりますし(殆ど他の日本人と絡まないという選択肢もあると思います)、新たな環境下で成長をしたいという大きな熱意を胸にロンドンに来る方々ばかりなので、あまり気にする必要はないのではないかと考えます。

4. 受験スケジュール及び準備
2016/09:TOEFL準備開始。アゴスへ通学開始。スコアは90-95点程
2016/12:社費派遣内定。TOEFLスピーキング用にE4TGへ通学開始
2017/02:TOEL104、一旦GMATに切り替えることを決断。アフィアンスへ通学開始
2017/04:GMAT・SC用にY.E.S.へ通学開始
2017/06:カウンセラー決定。自分のコアバリュー出しから始める。証券アナリスト一次試験受験(派遣先での事情による。やる気が出ず辛かったです)、
2017/07:GMAT1回目・700。受験校6校が決定(志望校提出後、会社が割り振り)
2017/09:GMAT2回目・740、GMAT受験終了。MatthewとTuckのインタビューに向けたトレーニングを開始。TOEFL106。受験校全6校へキャンパスビジット実施、Tuckは在校生との面接を実施
2017/10:TOEFL再開。エッセイ・推薦状に着手
2017/11:Tuck出願
2017/12:TOEFL108。エッセイ・推薦状の追い込み。複数のカウンセラーとモックインタビュー実施
2018/01:LBS含む5校に出願。LBS、Kelloggはビデオエッセイ提出。TOEFL111、差し替え依頼を出し、スコアメイク終了
2018/02:Tuckスカイプ面接(英語力チェック)実施。Tuck合格通知。LBS、Kellogg、Haasの面接を実施
2018/04:LBS、Kellogg、Haasから合格通知
2018/05:合格先のパーティ参加等を経て、進学先をLBSに決定

スコアメイクについて:
GMAT、TOEFLとも比較的スコアに恵まれたのは、「速読力」にあると考えています。アフィアンスの土佐先生の「英文を200 words/分読めればGMAT700は固い。そのためには洋書100万語分の読書をしなさい」というアドバイスを忠実に遂行したことが吉と出たように思います。2017/1時点での私の速読力は150-170 words/分でしたが、70万語程洋書を読んだところで200-220 words/分程度の速読力を獲得し、以降はリーディング関連のスコアが安定しました。

GPAについて:
私は低GPAに悩まされておりました。たまに「GPAが2.8だからやばい」などと聞くと、「冗談も休み休み、、」と感じていたような水準です。社費選考に応募する前に、ネットで低GPAの方の体験記を隈なく探しましたが、殆どの方のGPAが2点台後半で、私の水準に該当するのは1、2件ほど(確か「GPA1点台だけど欧州トップ校に受かった」といった記事だったと記憶しています)しかなく、日々不安を感じていました。また、複数の有名カウンセラーにコンタクトを取った際にも「君のGPAではトップ20の学校への合格が難しいのでカウンセリングを引き受けられない」と門前払いを受けました。そんな中で幸いにも複数の学校から合格をいただけたのは、スコアメイクとエッセイ・推薦状の作成に並々ならぬ力を注いだことにあると思います(勿論社費、IBバックグラウンド等が影響した可能性も否定できませんが)。低GPAで悩む同志の皆様は、是非GPA以外の要素で挽回すべく、頑張っていただきたく考えています。

5. 使用教材、予備校、カウンセラー
GMAT:アフィアンス、Y.E.S. / オフィシャルガイド、GMAT King、Prepクエスチョンパック
TOEFL:アゴス、LINGO、E4TG、アンディ田開さんの勉強会 / オフィシャルガイド、Hackers、TPO
エッセイカウンセラー:(本人希望で名前は伏せます)
インタビュー:Matthew Aldridge、Vince Ricci、Jessica King、Steve Green
英語:ビズメイツ(スカイプ英会話)、ジングルズ(発音)

6. 入学後に感じたこと
① MBAは参加する/しないの意思決定の連続
アカデミック、クラブ、ソーシャル、リクルーティング等、毎日様々なイベントが開催されており、それらのイベントの案内メールを確認する作業だけでもかなりの時間を費やすほどです。勿論全ての行事に首を突っ込むことは不可能なので、取捨選択の機会が日々あります。故に、出来るならば、入学前にある程度活動の優先順位をつけておいて、入学後に日々修正を図ることをお勧めします。
また、ソーシャルな活動に関しては、今まで国内でしか活動してこなかった自分には信じられないほどの頻度と熱気で活動が行われています。アカデミック・リクルーティングとの両立はどのように図るのか、自分のペース・嗜好を変えるのか・変えないのか、といった決断を迫られるため、入学前に心の準備をしておくことをお勧めします。

② 英語力 = 言語能力×コミュニケーション能力
入学後に学生同士で交流する機会は山ほどあり、そこで感じるのは、上手く英語でコミュニケーション/ディスカッションできないのは、言語運用能力としての英語力だけではなく、ダイバースな環境下でのコミュニケーション能力が足りないからだ、ということです。そして、LBSでは特に後者のコミュニケーション能力を高めるには最適の環境であることを日々感じています。一方で、言語運用能力としての英語力は、日々外国人学生と交流するだけでは足らず、「お勉強」として毎日研鑽を積むことが必要だと感じています。

7. 受験生へのメッセージ
MBA受験において、不公平な状況というのは山ほどあると思います。社費/私費の違い、英語力、バックグラウンド、勉強時間が取れる/取れない等々、自分より恵まれている(ように思える)隣の人を見て羨ましくなることもあるのではないでしょうか。
そこで大切なことは、「自分で変えられることに対し、どれだけ沢山の力をどれだけ正しいアプローチで注げるか」ということだと思います。MBAへ行きたいというモチベーションを保ち続けること、獲得した情報をもとに最適な受験戦略を編み出すこと、この両輪が回ってこそ受験の成功があると考えています。
皆様のMBA受験において、私の体験記が少しでもお役に立てばこれほど嬉しいことはありません。皆様の成功を心よりお祈りしています。

 

受験体験記No.8 / 私費 / 外資メーカー

. 基本情報

A) 職歴:外資系メーカー 物流部門

B) 留学形態:私費

C) 英語・海外経験:旅行程度、業務での英語使用は有

D) 受験校:LBS, Cambridge (面接で辞退)

E) 合格校(Waitlist除く):LBS

F) GMATGRE)スコア:GMAT 710V35M50) 

G) TOEFLIELTS)スコア:IELTS 7.5R 9.0L 7.0S 6.5W 7.0

H) 奨学金:無

I ) LBSへのキャンパスビジットへの有無:無

 

2.Why MBA?

元々MBA留学に漠然と興味はありましたが、夫が1年先にイギリスへ留学したことをきっかけに、真剣に検討を始めました。具体的には、

     今より上のレベルの仕事・肩書を目指すためには、ファイナンスや戦略といったビジネス知識が必要

     多国籍等、ダイバーシティに富む環境でリーダーシップを発揮するためのソフトスキルを学びたい

     今まで物流一筋だったが、物流以外の仕事もしてみたい

     家族で一緒に暮らしたい、子供の教育にも良さそう

と思いMBA受験を決意しました。

 

3.Why LBS?

– Diversity:

国籍・年齢・職種全てにおいてDiversityが担保されているため、各自のバックグラウンドに応じてプレゼンスを発揮しやすい環境が確保されており、私の志望動機に鑑みてベストでした。

– London:

家族で一緒に住みたいという家庭の事情が一番大きな理由ですが、ロンドンの地理的な優位性により、就活等にも有利と考えました。各業界の著名人や起業家等の話を聞けるほか、個人のネットワーキングの機会も多いなどのメリットを卒業生から聞き、魅力的に感じました。

– Sustainability/ social impact:

元々Sustainabilityに興味があり、その分野でいくつか面白そうな授業があったためです。また、Social Impact系のクラブ活動が盛んなところも魅力に映りました。

 

4.受験スケジュール及び準備

2016/8 IELTS対策を始める。通勤中と会社の昼休みに問題集を解く

2017/1 IELTS受験、スコア7.5獲得

              GMAT対策を始める。通勤中にアプリ(Ready 4 GMAT)を解く

2017/6 GMAT受験、スコア710獲得(スコアメイク終了)

2017/8 カウンセラー (Adam Markus) 契約、LBSR1出願決定。エッセイ着手

              上司と先輩に推薦状依頼

2017/9 LBS & Cambridge エッセイ提出

2017/10 LBSからインタビュー招待。インタビュー対策のためJessica Kingと練習を始める

2017/11 LBSインタビュー実施、月末に合格通知。Cambridgeのインタビューは辞退

 

5.使用教材、予備校、カウンセラー

A) IELTS

下記2冊を使用し、通勤時間と昼休みにRLを解き、家ではSW対策。全ての想定問に答えられるよう、自分で面接練習+Writingを何本か書いて練習。

–        IELTS徹底対策テキスト&問題集(ケビン・ダン)

–        Cambridge Vocabulary for IELTS

B) GMAT

–        Ready 4 GMAT(無料アプリ):一番役に立った。Verbalは本番よりやや難しめで、解説もついていて演習向き。電車の中など隙間時間にできて良かった。

–        GMAT Prep.(無料ダウンロード)、公式問題集のVerbal Bundle:試験の通し演習と、苦手なVerbal対策として、試験1か月前に解いた。本番に近い環境で解けるので、Kindleでの購入がお勧め。

–        マスアカ(応用編のみ):理系なのでQuantitativeには自信があったが、用語や傾向等を確認するため、試験1週間前に演習問題をいくつか解いた。

C) カウンセラー

Adam Markus (出願全般、エッセイ、面接)

Jessica King (面接)

他との比較はできないが、両者のレスポンスの質・早さには大満足。Adamは受験校・出願ラウンドの選択等、受験戦略に相当長けている印象。エッセイも突貫工事のようなスケジュールにもかかわらず、かなり細部まで見てもらった。Adamから紹介され、Jessicaとは数回面接練習をしたが、私の拙い受け答えを即時にブラッシュアップしてもらい、効率よく対策できた。

 

6.入学後に感じたこと

– London – best city to live in!

LBSDiversityはもちろん期待どおりでしたが、ロンドンのDiversityにも最初驚きました。地下鉄に乗ると、常に多数の言語が飛び交っています。大都会で不便もなく、治安も良いため、とても暮らしやすいです(物価除く)。地下鉄・バスも発達しており、車も不要ですし、週末にヨーロッパへ旅行する同級生も多いです。

尊敬できるクラスメイト

期待以上にすばらしい同級生に囲まれて、毎日圧倒されながらも一緒にディスカッションやグループワークしています。年齢層が高いためか、助け合う文化が盛んで、お互いの得意分野を生かし皆で協力して課題や試験を乗り切っています。また、全体の4割が女性で、かなり多い印象を受けました。ちなみに、私費で来ている学生も多いです(おそらく半分以上)。

取捨選択が大変

コース開始直後から、必修の授業のほかに、毎晩ソーシャルイベント、企業プレゼン、クラブ活動といった様々なイベントがあり、常にフリーの時間の過ごし方を自分で決めなければなりません。MBAには無限のチャンスが用意されている一方で、手を広げすぎるとパンクするので、取捨選択と優先順位付けがとても大切です。

7.受験生へのメッセージ

MBA受験は仕事の合間に勉強やエッセイ執筆、卒業生訪問等をこなさなければならず、精神・体力の両面でのタフさを求められます。振り返ってみると、ハードワークやマルチタスク能力、交渉・調整術を始め、受験を通して仕事に必要なスキルを鍛えられたように感じます。

私は私費のため、留学に当たり退職が前提となりましたが、幸い理解のある優しい上司に恵まれたので、快く送り出してもらえました。MBA受験について、社内の誰にどのタイミングでどのように伝えるかがとても大事だと思います。

受験は大変ですし、報われるまでに時間がかかることもありますが、最後まで諦めずに頑張ってください。応援しています!

受験体験記 No.7 / 私費 / 商社

1.基本情報

  A) 職歴:総合商社

  B) 留学形態:私費

  C) 英語・海外経験:ラテンアメリカ2年半

  D) 受験校:LBS、米国複数校

  E) 合格校(Waitlist除く):LBS

  F) GMAT(GRE)スコア:720(V38、M50)  

  G) TOEFL(IELTS)スコア:106(R29、L27、S26、W24)

  H) 奨学金:無

  I) LBSへのキャンパスビジットへの有無:有

 

2.  Why MBA?

 A) キャリアチェンジの準備:各業界の優秀層から本音ベースで内情を聞ける、インターンで適性を確認できるetc。

 B) マネジメントとして必要な知識・スキルセットの習得:マネジメントに役割がシフトしていく上でしっかり腰を据えて基礎から学びたいと思う分野がいくつかあり、いずれもMBAでカバーされているため。

 C) 多様な地域のビジネスカルチャー・関係構築の仕方の理解:卒業後のキャリアでもグローバル案件に携わっていきたいので。

 

3.  Why LBS?

 A) 2年制:インターンができる2年制スクールのみ受験しました。

 B) Diversity:多様な地域のビジネスカルチャー・関係構築の仕方を学びたいから。(MBA2020は64か国からの生徒で構成されており、私のStream 83人の出身国数は33。Study Groupのメンバーは国籍も勤務地も全員違います。)

 C) InclusiveなCulture:ある意味全員Minorityなので疎外感が全くありません。また学校がDiversityを売りにしていることもあって他のカルチャーや価値観をRespectする人達が集まってくるので、誰でもCommunityにとけこみやすいと感じました。

 D) 立地の良さとTrekの多さ:旅行が好きなので、LLCを使って安く・短時間で近隣諸国にアクセスできる立地の良さ、毎月1-2個というTrekの多さも魅力的でした。AdmissionによるとMBA2020のApplication書類に書かれていた趣味で最も多かったのは旅行とのことで、実際に次から次へと色んな人が旅行を企画します。例えば、Professional Club主催のCareer Trek(PE/VC ClubのNew York PE Trek)、地域のClubが主催するCultural Trek(Japan ClubのJapan Trek)、Social Club主催のテーマ別Trek(Wine & Spirits ClubのChampagne Trek)StreamのSocial Rep.が企画するStream旅行、その他有志のランダム旅行等々。何日も寝食を共にするとぐっと絆が深まるので、同級生との関係構築の観点からも積極的に参加しています。(ただし貯金と平日の睡眠時間がすごい勢いで削られていきます。。。)

 

4.  受験スケジュール及び準備

駐在後の留学を目指していたので1.5年~2年程度の準備期間を想定して準備開始。初めの1年は週5-10時間程度、GMAT・エッセイ開始後は週10-20時間程度。

16年3-4月 TOEFL対策開始

16年6月   TOEFL 90

17年3月   TOEFL 106(提出スコア)、GMAT勉強開始

17年8月   エッセイカウンセラーと契約

17年10月  GMAT1回目690

17年11月  GMAT2回目650

17年12月  GMAT3回目720(提出スコア)

18年1月   2nd round application提出

18年2月   Interview

18年3末  合否発表(米2校Waitlist、LBS合格)

18年4月   TOEFL 112、Waitlist校の追加Essay提出、LBS Welcome Weekend参加

18年5月   Waitlist辞退⇒LBS進学

 

5.  使用教材、予備校、カウンセラー

海外にいたのでオンライン教材が中心になります。予備校通いができる人にはあまり参考にならないかもしれません。

 A) 準備費合計

約190万円+スクールビジット費用(カウンセラー:100万、TOEFL8回・GMAT3回:30万、GMAT教材:25万、TOEFL教材:30万、他)

 B) TOEFL対策

全般:AGOSのTOEFL(R) TEST対策パワーアップ80+。TOEFLの全容をつかむのと解法テクニックを学ぶのにはいいと思います。S/Wのテンプレートも割と使えます。

Reading:TOEFLテスト英単語3800。書籍とiPhoneアプリ両方購入し、手が空いてるときはアプリ、手がふさがってるときは書籍に付属しているCDを聞いていました。Level 3まで完璧に覚えればReading問題で単語で躓くことはほとんどない気がします。

Listening:Web TOEFLのListening Delta 18 Dayコースと11 Listening Official Guide 8Day 演習コースを受講。いくつかリスニング教材試しましたがこれに比肩するものはなかったです。

Speaking:テンプレートを事前に練りこみ、Skype英会話で数をこなしてテンプレートの使い方に慣れることに集中しました。私はMy Tutorを使いましたが、レアジョブ等にもTOEFL専用コースがあるようです。My Tutorは安いですが先生の質にばらつきあり。

Writing:一度オンライン添削サービスを受けて自分の弱点・癖を知るのがおすすめです。

 

C) GMAT対策

SC/RC/CR: 濱口塾オンライン。練習問題の質と量が断トツとの噂を聞き受講。実際に公式問題に非常に似ておりいいトレーニングになります。SCの講義は今一つ体系的に纏まっていなかったので後述のE-GMATで補完しました。

SC:E-GMAT。SCの講義はロジックが明快でお勧めです。(RC/CRの練習問題は質が低いのでお勧めしません。)

Math: マスアカのテキスト。

全般:GMAT Official Guide 2018。前述の講義・練習問題を一通り終えた後、ひたすらこの公式問題集を解きました。

 

6.  入学後に感じたこと

Social:予想していた以上にInclusiveなカルチャーで、かつPub飲みやグループ旅行が好きな人ばかりなので2か月しかたっていないとは思えないくらい濃密な時間を過ごしています。

Academic:平均就業年数5.5年という経験豊富な同級生からの学びが思った以上に大きいです。例えば、Caseでは省略されているものの実践の場では考慮すべき事柄を(議論が脱線しない程度に)指摘してくれる人もいれば、授業で習った理論をイメージしやすいように実際のエピソードと絡めて解説してくれる人もいます。またGroupworkのメンバーは国籍に加えて職種(quant, finance, consultingという区分らしい)が分散されるように組まれており、ほぼ毎週あるGroupworkでは他のProfessionalの仕事術を盗むことができます。プログラムもこういった生徒同士の学びを最大化できるよううまく設計されているように感じます。そういう点においても、優秀な生徒が集まるトップスクール、かつCollaborativeなカルチャーのLBSを選んでよかったと思っています。逆に自分も同級生・学校に対して貢献することが求められているので、どのような形で貢献できるか、自分だからこそ提供できる価値は何か、常に必死に考えて取り組んでいます。

その他:純ドメなので英会話が少ししんどいです。教授は留学生を意識してかわかり易い英語を話してくれるので授業には問題なくついていけるのですが、Nativeの生徒の発言やSocialな場での会話などについていけないことが多々あり、とにかく積極的に会話に参加して早く耳を慣らそうともがく日々です。同級生の多くは何度聞き返しても嫌な顔せず付き合ってくれるので助かっています。純ドメの同級生の多くが同じような思いをしているようで、受験生の皆さんは合格後も継続して英語の学習に取り組まれることをお勧めします!

 

7.  受験生へのメッセージ

MBAで何を得られますか、とよく聞かれます。個人的には、すでにいくつか記載したキャリア上のリターンに加えて、高い志を持った様々な人種、文化、宗教、社会階層、職業の人達と友人として深い付き合いができること、またそこで得られる人脈は今後の人生を豊かにしてくれる気がしています。まだ2か月しかたっていませんが、彼らから新しい物事のとらえ方や気づきをたくさん得ており、毎日が刺激的です。MBAを検討中の方は、キャリアのステップとしてだけではなく、そういう面でのリターンにも目を向けてみるのもいいかもしれません。どうやって計測するねん、と聞かれるとすごく困りますが。。。笑

受験体験記No.6 / 社費 / 銀行

1.基本情報

  A) 職歴:メガバンク11年(法人営業、人事企画、海外営業企画)

  B) 留学形態:社費

  C) 英語・海外経験:米国駐在3

  D) 受験校:LBS、米国9校(計10校)

  E) 合格校(Waitlist除く):LBSUCLACMUUNC

  F) GMATGRE)スコア:680V34M49)  

  G) TOEFLIELTS)スコア:100R28L26S22W24

  H) 奨学金:無

  I) LBSへのキャンパスビジットへの有無:有(20181月末(出願後))

 

2.  Why MBA?

銀行でのキャリアが長くなり、更なる成長のため、組織の外に出て視野を広げたいというのが第一の理由です。商業銀行のビジネスモデルが大きな変化を求められている中で、様々な分野の最先端の経営知識を多角的に学ぶことは自身のキャリア形成上も、銀行のためにも非常に有益だと考えました。

また、真にグローバルな環境で、多様な価値観やバックグラウンドを有する人材と協働することで、グローバルビジネスを牽引するためのリーダーシップを養うと同時に、社外のネットワークも構築したいと考え、MBA留学を決断しました。

 

3.  Why LBS?

   Flexibility

カリキュラムの自由度が高く、学生が各自興味のあることに打ち込める環境が整っていると感じました。クラブ活動や各種コンペティション、インターンシップ等、ロンドンという地の利を活かし、主体的に2年間をデザインできる環境は非常に魅力的だと思います。

   Diversity

60ヵ国以上から多種多様なバックグラウンドの学生が集まっており(米国籍の学生がmajorityである一般的な米国MBAに対し、LBSでは英国籍の学生は1割未満)、真にdiversifiedな環境だと思います。また、米国MBAに比べ平均年齢が高めであり、様々な分野で豊富な経験を積んできた学生からの学びも多いと考えました。

   Location

直近3年間、米国(ニューヨーク)での勤務経験があったことから、環境が全く異なる場所でチャレンジしてみたいという気持ちがありました。また、帯同する家族にとっても、ロンドンは住みやすいという点も魅力的でした。

 

4.  受験スケジュール及び準備

201612:社内公募合格

2017年)

3:GMAT学習のため濱口塾と契約(この時点でTOEFL90点台前半しかなく、もう少しTOEFLに集中すべきだったが、GMATへの漠然とした不安から学習開始)

4:エッセーカウンセラー(Reve)契約

5-7月:TOEFLの点数はほとんど伸びず、GMATprepですら700点以上出せず、という日々。エッセー準備として、Reveのカウンセラーと自己分析を開始

8:TOEFL100点(出願スコア)

9:GMAT1回目受験/680点(出願スコア)

10:GMAT2回目受験するもスコアアップできず

11:GMAT3回目受験し、スコアアップできなかったが、エッセーや学校調査がほとんど手付かずの状態だったことから、スコアに不安を残しつつも、勉強は一旦ストップし、出願準備を急ピッチで進める(結局その後勉強のための纏まった時間を取れず、1回目スコアが出願スコアに)。下旬にキャンパスビジット(米国4校)実施、月末に2校出願

12:2nd出願に向けてひたすらエッセーや推薦状準備を進める。これまで合同のinfoセッションにすら出たことが無かったので、受験予定校の情報収集のためにSkypeで在校生の方々と面談を実施

2018年)

1:12月末から1月上旬にかけてLBS含む8校出願。内7校からインタビュー招聘をもらったため、マネジメントに苦慮した(米国からの受験であったため、原則オンキャンパスでのインタビュー)。1月末に1校インタビュー実施。11月に出願したUNCより合格通知

2:LBS含む6校インタビュー実施(LBSはアルムナイ面接@NY

3:米国1校インタビュー実施。LBSUCLACMUから合格通知

4:3月インタビューの米国校Waitlist。最終的にLBSに進学を決断

 

5.  使用教材、予備校、カウンセラー

   TOEFL

教材:Official Guide3冊、TOEFL TPO(インターネットで見つけた模試サイト)、英単語3800

予備校等:JackWriting

 

Listening中心に学習。Writingについては、対策を後回しにした結果、最後まで点数が安定しなかったため、予備校等も活用しながらもっと計画的に取り組むべきだったと思います。

 

   GMAT

教材:Official GuidePrep

予備校等:濱口塾、AffinityCRオンラインコースのみ)

 

濱口塾は良問かつ解説が充実しており、基礎力を付けることができました。Math含め、基本的に濱口塾の教材ですべてカバーできますが、いまいちコツが掴めなかったCRについてはAffinityの単科オンラインコースを利用しました。

TOEFLの点数の目途が立つ前から学習を開始したため、結果として両方のスコアメイクに苦戦しました。個人的には、ある程度の点数(自身のターゲット校の最低ライン)が出るまではTOEFLに専念し、GMAT12か月の短期集中で決着をつけるのがベストだと思います。

 

   カウンセラー:Reve Counseling

Applicantの個性や能力を尊重し、等身大のエッセーを膝詰めで仕上げていくスタイルです。そのため、英語表現が短期間で劇的に改善されることはなく、効率性を重視する場合は必ずしもベストな選択肢ではないかもしれませんが、自己分析やWhy MBA等について何度も考え抜いたおかげで、インタビューの際も自分の言葉でアピールすることができたと思います。

 

6.  入学後に感じたこと

多様なバックグラウンドの学生とグループワークや各種イベントを通じて交流することで、日々多くの刺激を受けています。また、授業以外の活動(クラブ活動、講演会、セミナー、ソーシャルイベント等)も本当に充実しており、1週間があっという間に過ぎていく感じです。

入学前に期待していた通りの恵まれた環境が整っているので、しっかりと活用したいと思います。

 

 

7.  受験生へのメッセージ

 MBA受験は長く厳しい道のりであり、仕事や家庭と両立させていくことは本当に難しいと思います。スコアメイクで苦戦して絶望的な気持ちになっても、MBAを通じて成し遂げたいことを思い出し、1年後、2年後の姿を思い浮かべながら、最後まであきらめずに頑張ってください!

 

MiFFT2019受験体験記 / 社費・保険

1.基本情報

A)    職歴:保険(企業融資担当、資産運用事業・子会社での海外事業の企画担当)

B)    留学形態:社費

C)    英語・海外経験:海外在住経験なし。業務経験は海外拠点とのメールや電話でのやり取り等。

D)    受験校:LBS(MiF)、Cambridge (MBA)、 Oxford (MBA)

E)    合格校(Waitlist除く):LBS(MiF)

F)    GMATスコア:710(V38、M49)

G)    IELTSスコア:7.5(R9.0、L8.0、W6.5、S6.0)

H)    奨学金:無

I)    LBSへのキャンパスビジットの有無:無

 

2.Why MiF?

筆者は派遣元で資産運用関連の仕事をしてきたのですが、ここ10年間で買収により会社もグローバル化し、将来運用部門を牽引していくポジションを展望するのであれば海外経験は必須と感じるようになりました。資産運用子会社に出向して海外事業に本格的に携わったのを機に一念発起して社費留学制度に応募し、幸運にも1年制MBAで留学する機会を得ました。

グローバル分散投資の中心はシティという印象を抱いていたこと、出向先にて英国の資産運用会社との合弁事業を担当したことから強い憧れのあったイギリスにロケーションを絞り、ファイナンスに強そうな1年制MBAを調べていました。当初LBSは2年制のMBAのため全く眼中にありませんでしたが、1年内に終了可能なMasters in Finance(MiF)という金融実務経験者向けのビジネススクールの色彩の強いプログラムがあることを知り、自分によりフィットしているのではないかと考え志望するに至りました。

具体的に惹かれた点をまとめると、以下の通りです。
①一般的な学部卒業生向けの金融修士のコースとは異なり、多様なバックグラウンドを持つクラスメイトと協業しながら学習する機会に恵まれている。
②学生は基本的に金融業界での実務経験を有するため、より実践的な議論ができ、形成した人脈も卒業後に生きやすい。
③金融業界のプロフェッショナルが登壇する機会も多く(シティに近接したロケーションがそれを可能にしている)、アカデミックな知識だけでなく実務的な知見を得ることができる。

 

3.Why LBS?

実務経験者向けのファイナンス修士課程という存在自体が珍しく、基本LBSの一択でしたので上記をご参照下さい。ただ、合格後に上司(米国M7-MBAホルダー)と話した際に、「年齢が上がるにつれてMBAで作った人脈が役に立つ局面が増えてきている。知識は陳腐化するかもしれないが、人脈は長く生きてくるので、アラムナイ活動が活発で歴史もあるLBSに行くことになったのはとても良かったと思う」と言われました。確かにLBS日本人卒業生をみていても、積極的に活動している印象を持ちますので、そうした文化が根付いているのがビジネススクールとしてのLBSの大きな魅力だと思います。

 

4.受験スケジュール及び準備

時系列順にまとめると以下の通りですが、ポイントは、IELTS→GMAT→エッセイという王道の攻略法を早期にあきらめ、同時並行で進めたことです。これによりスコアメイクに時間がかかったものの、最後は計画通りにアプリケーションを進めることが出来ました。大変ではありますが、期限が切られている社費派遣の方につきましては、可能な限り前倒しして取り組んでいくことを強くお勧めします。特に初期においては、TOEFL/IELTS以外の項目のハードルの高さが良くわかりませんので、早めにすべて手をつけて、どういう対策が実際に必要になるのか肌感覚を持って見通しをつけることで、効果的な受験プロセス管理ができると思います。

16年12月:社費内定。嬉しかった一方で、何をしてよいかわからず。クリスマス直前のA〇OSの説明会に行き、MBA受験の大変さを知り衝撃を受ける。

17年1~4月:IELTSの勉強に集中的に取り組むも初回OA6.5から全く変わらず、ややメンタルを病む。スコアメイクに相応の時間がかかることを痛感し、追い込まれないように、GMATとエッセイを同時並行で進めていく方針を立て、GMAT対策として5月からアフィアンスに通うこと、エッセイカウンセラーとしてBryanを選びエッセイもスタートすることを決意。

17年5~10月: IELTS ・エッセイを進めながら、5~6月にアフィアンスのGMAT講座(Verbal/Math)を受講。GMATは講座受講後にOGの問題演習を通して学習を進め初回(8/2)620→2回目(8/29)650→3回目(10/11)710と比較的順調に事が進む。一方で、IELTSは受講中に勧められた単語帳と多読に取り組んだ結果、リーディング力が伸長し、講座明けの7月に受けたIELTSOA7.0を達成したものの、その後目標とするOA7.5にあと一歩の結果が続き、もどかしい日々を過ごす。

17年11~12月:IELTSでようやくOA7.5を達成。MiFを含む志望校へのアプリケーションの提出を開始する。MiFからは11月中旬に早くも書類通過・面接のオファーがあったが、まったく面接の準備をしていなかったため、日程の引き延ばし工作をしつつBryanと急ピッチで面接対策を終える。11月末にMiFの面接を行い、よくわからない手ごたえのまま悶々と過ごすが、12月下旬にようやく首を長くして待った合格の連絡を受領する。

 

5.使用教材、予備校、カウンセラー

<IELTS>

・テスト対策として新宿にあるLINGO LLCのIELTS 7.5 Courseに通いました。コンパクトにまとまっており、効率的に必要なテクニックを習得することができたと思います。特にライティングの指導・添削を丁寧にして頂けるので大変助かりました。また講座受講後も勉強法について継続的にアドバイスいただいたのも大いに役立ちました。

・IELTSは小手先のテクニックが通用しづらいよくできた試験だと思います。私も純ジャパでしたので非常に苦労をしました。基礎的な英語力を高めない限りバンドスコアは上がらないので、問題演習よりも本質的な英語学習に時間を割くことをお勧めします。

・リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングのどの側面も重要ですが、スコアメイクの失敗を避ける観点からは、まずリーディングを徹底的に鍛えることが重要だというのが英語学習において一番伝えたいメッセージです。具体的には、受験プロセスの前半で単語とアカデミックな文章の多読を最優先で行うことです(語彙+多読で1日2時間かけるぐらいでちょうどいいです)。高いリーディング力を早期に確立しておけば、TOEFL/IELTSのみならずGMAT攻略の確度を高めることにもつながりますし、万一GMATで失敗してもGREでのスコアメイクにスムーズに移行することができます。

・語彙については、私はiKnowというiPhoneアプリを中心に学習しました。このTOEFL Listeningコース、Readingコース、GMATコースのすべてのセットをやり、GREコースも8セット中6つを仕上げました。またZ会のAcademic 英単語シリーズ5冊を購入し4.5冊(上級編の理系編を半分まで取り組んでいたところで、GMATを攻略しストップ)をやりました。また、多読については、アフィアンスで勧めて頂いた書籍を中心に毎日継続して読みました。

<GMAT>

・GMATは日本語でやれば必ずしも難しい試験ではないと感じる方も多いのではないでしょうか。テクニックも確かに必要ですが、基本的には英語の読解力をどう高めるかにつきます。逆に言えば、リーディングができないのにいくら問題演習をこなしたところで砂上の楼閣ですので、OGやPREPを回す前に、少なくともIELTS/TOEFLのリーディングを満点で固定できるようになるまで語彙の学習と多読に相応の時間(と体力)を割いていくのが、遠回りなようで結局近道です。

・予備校はアフィアンスに通いました。テクニックに頼らず本質的な英語力と論理的思考を身に着けることに基本方針としており、ネット上の「OG/PREP/予備校の問題をぐるぐるしました!」的な武勇伝に辟易していた筆者にはとてもフィットしていました。解法も合理的かつシンプルで暗記量が少ないので非常によかったです。

・Verbalはアフィアンスの講座で解法を習ったのちに、アフィアンスの仲間と一緒に勉強会を開いて議論しながらOGを解いて定着させていきました。OGとVerbal Reviewを一通りやって間違えた問題を復習し終わった段階で正答率が安定してきたと感じます。ポイントは闇雲に解くのではなく、ちゃんと解法を適用出来ていたかを検証しながら演習することです。なお、毎日1時間半は多読と単語に充てていましたので、問題演習等に充てた時間はそれほど多くはないですし、PREPも体力を非常に使う割に得るものも少ないので、初回受験前に一回解いたのみでした。

・Math: 私は理系でしたので、アフィアンスの講座を受講し、そこで頂いた問題を解いたのみでほどなく完成しました。大学受験時代に数学をちゃんとやっていれば、Q49以上は決して難しくないですが、数学を捨てた人は要注意です。Q49以上を確実に出せない限り、いくらVerbalをやったところで無意味ですので、まずは数学を固めてください。

<エッセイ等>

・MiFエッセイの内容はいわゆるゴールエッセイでした。またエッセイではないのですが、アプリケーションフォームに職務経験や自分の強み・弱み等を記載する欄も複数個所ありました。基本的にMBAのエッセイで一般的に問われる内容とほぼ変わりませんので、MBAを併願する方は特段違和感なくアプリケーションできると思います。

・エッセイカウンセラーはElite EssayのBryan氏にお願いしました。実績のあるカウンセラーですので説明不要かと思います。アイディアが詰まった段階でエディットを入れてくれるのですが、短時間で読み物としてのクオリティが段違いに上がるので、さすがだと思いました。人としてのあたりも優しいので広くお勧めできると思います。

 

6.受験生へのメッセージ

・本稿を執筆している時点でまだ入学してから3カ月ほどしかたってませんが、LBS-MiFは自分にとって非常に充実したプログラムでフィットしていると感じています。現在、必修科目として、会計・財務分析、投資理論、コーポレートファイナンスを受講していますが、これらの分野についてそれなりの知識・職務経験があった筆者でも、アドバンスな内容や実務に役立つ論点を含んでおり得るものが多いと感じています。また、ビジネススクールにおける実務経験者向けのプログラムですので、グループワークやリーダーシップ教育、ネットワーキングの機会等にも恵まれており、多様なバックグラウンドを持つ方々とどうチームワークしていくかを経験したいと考えていた自分にとって、とても充実した時間になっています。

・一方で、MiFの知名度はまだまだ低く、その魅力や位置付けなどが広く理解されていないのも少しもったいないと感じています。他に比較対象があまりない独自性の強いプログラムですので、少しでもMiFに興味をもってくださった方は、お気軽に問い合わせフォームにご連絡をいただければと思います。ここに書ききれなかったことを含めて、ざっくばらんにお話させていただければ幸いです。

 

(c) LBS Japan Club 2012▲ ページ先頭に戻る