MiFFT2018受験体験記/社費・銀行

1.基本情報

A)    職歴:中央銀行(RM1年、経済調査1年、業務・システムの企画3年)

B)    留学形態:社費

C)    英語・海外経験:旅行のみ、英語による業務の経験は皆無

D)    受験校:LBS、MIT(いずれもファイナンス課程)

E)    合格校(Waitlist除く):LBS

F)    GMATスコア:680(V34、M49)

G)    IELTSスコア:7.0(R8.0、L6.5、S6.5、W6.5)

H)    奨学金:無

I)    LBSへのキャンパスビジットへの有無:無

 

2.Why MiF?

建前的な話も含めて、エッセーには以下のようなことを書きました。

①学問的に最先端

先般の金融危機の経験等を踏まえ、以前にも増してファイナンス理論を理解する重要性が増している。この点、MiFではファイナンスの研究で世界の最先端を行く教授陣から学ぶことができる。

②実務・実践を意識した教育

業務を遂行するうえではただ理論を学ぶだけでなく、実務への応用やファイナンスというビジネス自体に関する理解が不可欠。この点、MiFでは、ロンドンというロケーションを最大限に活かし、長く実務に携わった教授陣による自身の経験を踏まえた講義やゲストスピーカーによる講演、ケーススタディ等の機会を通じて、より実践的にファイナンスを学ぶことができる。

③LBSネットワーク

世界屈指のビジネススクールで、文字通り世界中の、かつ広い金融業界のあらゆる分野(投資銀行、アセマネ、PE、ヘッジファンド、規制当局等々)の、将来のリーダーとつながりを作ることができるのは魅力。

また、インタビューでは、特に「Why not MBA」も説明できるように準備しました。

自分の場合、何らかの専門性が重視される職場環境にあって、限られた時間の中で、(MiF対比)広くビジネス全般を学ぶことになる他校MBAは効率的とは思えず、標準的な内容からスタートしつつも実務を行うには充分に高いレベルまでファイナンスにどっぷり浸かることのできるMiFの方が役に立つ、という点を説明できるように練習しました。

 

3.Why LBS?

実務経験者向けのファイナンス修士課程は、実質的にはLBSとCambridge Judgeくらいしか提供していないため、基本的にWhy MiFを繰り返すことになります。Judgeとの差別化の観点からは、ロンドンというロケーションやランキング、クラブ活動等を強調することがいいと思います。一般的なMaster of Financeとの関係では、実務家が集まる環境等を強調することで足りると思います。

 

4.受験スケジュール及び準備

2015年12月:社費選考通過(TOEFL92点)

会社から1年間のビジネススクール留学を命じられ、ホッとする(フラグ)。ぼんやりと、社内にもOBが多くいたLBSのMiFを第一志望、滑り止めに他のビジネススクールMBA等を設定。英国のスクールが中心になるであろうことを踏まえ、IELTS受験に切り替え(とは言え殆どのスクールはTOEFLで出願できるため、慣れたTOEFLを継続すればよかったと、やや後悔しています)。

2016年1月:IELTS初受験・6.5点

多くのスクールの足切りである7.0を一応の目標としていたため、「あと0.5ならすぐだろ」(フラグ)と完全に気を抜く。業務のストレスや体調を言い訳にして勉強をサボりにサボる。その後10回近く連続で6.5を取得。夏頃から心底焦り始める。

2016年9月:IELTS7.0点(出願スコア)、GMAT初受験・620点

「このままではまずい」と一念発起し、毎朝カフェで勉強することとした途端、物事がうまく回り始める。業務後の疲れた心身で2時間勉強するより、業務前のクリアな頭で30分勉強する方が遥かに効果あり。これを読んでいる皆様の誰よりも早起きが苦手な自信がありますが、類まれなる精神力(夏までに溜めた焦り)で克服。

2016年10月:GMAT680点(出願スコア)

ほぼ対策せずに受験した初回に得た反省をもとに、数週間コツコツ主にVerbal対策をして2回目の受験。「独り言野郎」に翻弄されMathをややトチってしまい、目標の700点には達しなかったものの、アドミッションや先輩たちの話からMiF出願には充分と判断できる点数を確保できたため、逃げるようにGMATを終了。

2016年10-11月:エッセイ作成、出願、インタビュー準備

上記Whyの内容を確りと落とし込みつつ、つまらない文章にならないように文学的な装飾を加える作業。比較的効率よく満足いく内容に仕上がる。推薦状で上司に無理なスケジュールでお願いしてしまい大反省。AGOSのカウンセラーを利用してインタビューの練習。

2016年12月:インタビュー実施

LBSの面接は卒業生を相手に実施されるため、イレギュラーな話題になることもあります。いくつかの話題でうまく答えられず、大量の汗をかく。スケジュール的に合否が越年してしまったので、正月は他校の出願準備をする。

2017年1月:合格通知

電話で第一報。電話の英語がうまく聴き取れなかったが、受験から解放された喜びのあまり焦りを覚えず。当然ですが、入学まで英語の学習を継続することをお勧めします。

 

5.使用教材、予備校、カウンセラー

<IELTS>

・とりあえずの目標点を7.0に設定しましたが、上述の通り、6.5で長いこと足止めを食らいました。以下に使用した教材を挙げますが、基本的には公式問題集をひたすら解いて復習をすることが肝要と思います。私はここを疎かにし、試験前に慌ててWritingやSpeakingのテンプレ的な表現を叩き込むだけの対策を繰り返していたのがうまくいかなかった原因だと思います。

・AGOSのWriting、SpeakingのCore:IELTSウケする表現や回答構成が学べました。しかし、宿題をサボるなど、これらを活かした演習を疎かにしてしまいました。

・UK PLUS(通信添削サービス):どのサービスでも良いと思いますが、Writingは添削を受けることが重要だと思います。IELTSは(元)採点官が提供するサービスが多いので、そうしたものから安いものを選ぶことがいいと思います。

・Rarejob:IELTSを専門に教えてくださる講師は少なめですが、日々レッスンをして話すことに慣れるのが重要だと思います。

・SI-UKのプライベートレッスン:無料の体験レッスンだけ受講しましたが、なかなかいいと思いました(スカイプ受講可)。

<GMAT>

・留学経験のある会社の先輩方の話を総合すると、予備校等に通うより、ひたすら演習を積む方が効率的であると判断しました。(目標点が出ない限り受け続けるしかないですが)TOEFLやIELTSと異なり、短期集中で実力を上げるべき試験であるという印象です。

・GMAT完全攻略(AGOSの書籍):Verbal問題を解くのに必要な考え方・テクニックのパートだけ一通り読みました。

・マスアカ:同様にMathの解法を一通り叩き込むために使いました。

・公式問題集・Prep:Verbalを中心に、時間を計りながら繰り返し演習しました。Prepについては、無料模試のほかに、有料の問題集を購入しましたが、本番に近い環境で演習できたため有用だったと思います。

<エッセイ等>

・MiFといえど、エッセイの内容はトリッキーなものではなく、志望理由や自分の強みを興味深く見えるように表現できることが重要です。基本的には自分の思いを素直に書くことになると思いますが、私の場合、会社の先輩達が書いたものを容易に閲覧できる環境にあったため、トップ校に合格した方のものを中心に、内容や表現などをかなり参考にしました。内容の充実・時間短縮のどちらにもかなり効果があったように思います。

・内容・表現のチェックはアゴスのカウンセラー(Jumet氏)やEssayEdgeを利用しましたが、いずれも的確なコメントが頂けたと思います。Jumet氏にはインタビュー対策もお願いしました。もっとも、早い段階で先輩達のエッセイと比較しても満足できる内容になったと感じたため、早く出願することを優先し、カウンセラー等とのやり取りにはさほど時間を割きませんでした。 

 

6.受験生へのメッセージ

・MiF受験については、プログラムそのものの位置付けなどが広く理解されていないが故に、手を出しづらい面があるかと思います。実際、日本人同級生を見ても、同僚等がMiF卒業生にいることが受験のきっかけとなったケースが多いように感じます。他方で、ビジネススクール留学のモチベーションとして、ファイナンスの理解がキャリアのボトルネックになっている、各国の金融マンと議論してみたい、といった方も多いのではないでしょうか。少しでもMiFに興味を抱いてくださった方は、ご遠慮なく問い合わせフォームにご連絡をいただければと思います。ここには書ききれない内容も含めお伝えできることがあるものと思います。

・なお、MiFの出願プロセスは、典型的なMBAのそれと同じ流れになっています。従って(志望理由等はMiF独自のものを考える必要がありますが)MBAとの併願は容易です。

・ファイナンスを専門的に学ぶといっても、座学ばかりではなく、パーティやクラブ活動などビジネススクールらしい楽しいイベントで盛沢山の毎日です。また、入学して半年近く経過し、志望理由として挙げていた点は概ね妥当しているなと感じています。受験のしんどさを遥かに上回る充実が待っていること間違いなしですので、ぜひ頑張ってください。

受験体験記 MiFPT2018 #1

受験体験記 MIFPT – 私費、金融

1. 基本情報
【年齢・性別・家族】男性、30代、妻子有り
【職歴】日系証券会社9年(国内債券部門8年、欧州債券部門1年)
【留学形態】私費
【英語・海外経験】出張、海外転勤(1年)
【受験校】LBS

 

2. Why MIF?
尊敬するメンターが皆海外留学を経験しており、自分も絶対に海外留学をしたいと20代の頃から考える。何度か挑戦するも機会にも恵まれず半ば諦めていた最中、海外転勤(ロンドン)の話が舞い込む。転勤当初は自信に満ち溢れていたが、様々なバックグラウンドの金融のプロ集団を率いるのには困難を極める。今後のキャリアを考えたとき、今まで以上に金融のハードスキルとソフトスキルを身に着ける必要があると焦りを覚える。ロンドンで何かできることがないかと必死にもがいている中、MIFPTというコースに出会い、アプライすることを決める。

なお以下がessayやinterviewで述べている内容
①グローバルチームを率いるのに必要な金融専門知識の習得、コミュニケーション能力の向上。

②競合他社のリーダー達とグローバルに勝負できる自身を身につけたい。

③色々なバックグランドを持った同じ志を持った学生達との議論を通じ、これまでの自分のキャリを見つめなおし、この先のキャリアにおいて何が必要かを見定めたい。

 

3. Why LBS?
①Part Time Course (平日夜、土曜日がメイン)であり、今の仕事を続けることが出来る。

②Diversityに富んでいるだけでなく、平均年齢・勤務年数が近く、似たような志を皆持っている。

③社内にAlumniが多く、学生・卒業生の結束力が固い。

 

4. 受験スケジュール
①2015年8月、ロンドンに赴任
②2015年11月、Master in Finance (Part Time) Courseの存在を知る。3rd Roundが進行中であることに気づき急いで説明会に参加。Admission Officerに名刺を配り周り自己アピール。在校生の中に自社社員が居ることを知り、色々と情報を教えてもらう。
③2016年12月、4th Round(3月末)にApplyすることを目標にCVの準備を開始。ロンドンには海外留学専門予備校がないため、Onlineの添削サービスを利用し推敲を重ねる。それと同時にApplyに必要となるTOEFLのスコアメイクのため勉強を開始。GMATはApplyした後にでも提出可能なため、TOEFLの勉強一本に絞る。こちらも予備校等は利用できないため参考書を中心に勉強。

④2016年1~2月、CVを早々に提出し、Class Visitを行う。在校生やAlumniよりMIFPTの魅力を教えてもらい入学への意欲に燃える。1度目のTOEFL試験は散々たる結果に。猛烈な焦りと共に勉強を継続。

⑤2016年3月、エッセイの準備と推薦状をお願いしないと時間的にまずいと感じ、TOEFLの勉強は一旦ストップ。推薦状を東京のMBA ホルダーの日本人上司とロンドンのドイツ人上司にお願いし、快く引き受けてもらえることに。同時にオンラインカウンセラーとエッセイの推敲を重ねる。投資銀行のセルサイドでマーケティング、トレーディング、ビジネスの立ち上げやグローバルなプロジェクトチームでの業務経験等々があり、エッセイのネタには事欠かず、何とかApplyの締め切りまでに完成させる。TOEFLも何とか目標点に達し、無事4th RoundでのApplyに間に合わせる。

⑥2016年4月、インタビューとGMATの準備開始。インタビューはオンラインで想定質問を50以上準備し、仕事の合間を縫って練習。GMATは参考書を中心に勉強。初受験するも散々たる結果に一段と焦る。

⑦2016年5月、インタビューに呼ばれる。外資系投資銀行のAlumniと1対1のインタビューで、エッセイの内容をなぞったような質問内容に安堵する。GMATの勉強を開始すると同時に、条件付きのオファーをアドミッションより貰う。GMATの条件はそこまで高くはないため、上司等からプレッシャーをかけられる。

⑧2016年6月、当初設定されていた期日までにスコアメイクが出来ず茫然自失。アドミッションに相談するとスコアメイクの期日を延長してもらえることに。必死に勉強しスコアを伸ばすも、結局あと一歩条件には届かず。しかしながら、エッセイ等を総合的に判断してもらい、晴れて正式なオファーを貰えることに。

 

5. 最後に
MIFPTはMBAと比べTOEFL,GMATのスコア要求水準はそこまで高くはありません。その一方、これまでのキャリアやバックグラウンド、エッセイの内容が重要視されると思います。自分はLBSのMIFPTに対して何が貢献できるのか?それが自分のキャリアにとってどういうプラスの影響を及ぼすのか?を熱く語ることができれば、多少スコアが低くてもアドミッションは興味を持ってくれるはずです。私の場合、本格的な入学準備の開始が12月からだったため常に焦りながら準備を行っておりました。赴任が決まった時点から準備を開始しておけば、家族への負担がもう少し軽くなっていたと後悔しています。

最後に、MIFPTは非常に素晴らしいプログラムだと感じております。特に海外転勤者にとっては、22か月という長すぎず、短すぎない期間のため、赴任期間中に無理なく卒業ができるかと思います。(もちろん会社によると思います。)自身のスキルアップだけでなく、ネットワーキングを通じた自社のアピールの場に繋がり、会社にとってもメリットがあるかと思います。ただMIFPTの存在自体があまり知られていないため、このような貴重な機会が見過ごされてしまっているのが非常に残念です。

受験体験記 MiFFT2017 #4

受験体験記 MIFFT – 公費、国家公務員

1. 基本情報
【年齢・性別・家族】20代後半、男性、独身
【職歴】中央官庁勤務5年
【留学形態】公費
【英語・海外経験】英国(1年)
【受験校】LBS / Cambridge/Imperial College

 

2. Why MiF?
派遣元である経済官庁で勤務する中で、様々なステークホルダーが関与する経済財政政策の企画立案過程においては、政治的・社会的な観点のみならず、学問的な観点から客観的に検討し説得力を高めることも重要だと考えていました。そこで、まずはイギリスの他の大学で1年間、経済学の修士課程に通いました。経済学では、数学や統計を使った理論研究を主に行いましたが、実際の経済金融政策やビジネスにどのように生きるのかはあまり重んじられていませんでした。幸いもう1年期間がありましたので、学生が実務経験者で占められ、学問と実務の両面に焦点が当てられるビジネススクールに進もうと考えました。中でもMiFのプログラムは、勤務先の所掌政策分野に密接に関連しており、ファイナンス以外にも経済学や経営学など幅広い選択科目が用意されていたため、出願することにしました。

 

3. Why LBS?
ビジネススクールとしての国際的な評価が高く、ファイナンスに強いスクールであり、また留学生比率が高くdiverseな環境が提供されていることから、LBSへの進学を決めました。また、世界の金融センターであるロンドンに位置することも大きな魅力でした。

 

4. 受験スケジュール
①2015年9月頃、LBSを第一志望としてファイナンスコースへの出願を決定。勤務先にLBS MiFのアラムナイが複数いたため、出願要件やスケジュールについて相談に乗っていただく。GMATは受けず、1年目の経済学出願に使ったGREを代用。10月上旬にIELTS 7.5を取得したため、出願作業に取り掛かる。

②CVはLBSのウェブサイトで提供されているフォーマットを使い、経済・金融関連の政策実務経験を強調しながら、ワーディングや表現の仕方など時間を掛けて推敲。エッセイについては、今後の自身のキャリアとの関連を説得的に記述できるよう志望動機を整理(と言っても、LBSはDiversityを校是としていますので、「こういう回答が望ましい」というのはもちろんなく、他の受験生との差別化を意識して書いた方が良いものができると思います)。プログラムをより深く知り、アドミッションにも認識してもらえるよう、ロンドンキャンパスでの説明会に一度参加。出願書類については、文法面でのネイティブチェックを受けたものの、カウンセラーなどは利用せず。推薦状は日本の大学教授及びMiFアラムナイの元上司に執筆いただき、第3ラウンドの締切前(2016年1月上旬)に出願作業を終える。

③提出から一週間前後でインタビューの連絡を受ける。日程を調整し、約二週間後に政府系金融機関に勤務するイギリス人アラムナイの方とインタビュー。インタビュー自体は和やかな雰囲気で、自分のこれまでのキャリアや、今後のモチベーションに関連する質問が大半。30〜40分程度で終了。

④インタビューから一週間後の1月下旬に合格の連絡をいただく。他の受験2校からもオファーをもらったものの、第一志望であったLBSへの進学を決定。

 

5. 最後に
ビジネススクールへの出願を決めた多くの受験生の方は、MBAを目標として準備を進めておられると思います。実際に、経営学・ビジネス一般を幅広く学びたい方、コンサルその他への転職を考えておられる方にはMBAが最適解だと思いますが、ファイナンス系科目をより深く専門的に学びたい方、金融分野での更なるキャリアアップを考えておられる方には、LBS MiFは大変魅力的なプログラムだと思います。私のスタディグループも、投資銀行業務や企業財務、会計のプロフェッショナルが揃っており、グループワークやケースディスカッションなどは、金融実務を意識した非常にレベルの高いものでした。もしMiFにご関心を持っていただけたなら、是非公式ウェブサイトをご覧いただき、出願を検討していただけたらと思います。

受験体験記 MiFFT2017 #3

受験体験記 MIFFT – 私費、金融

1. 基本情報
【年齢・性別・家族】男性、30代半ば、妻有り(単身留学)
【職歴】ITベンダー2年、日系M&Aブティックファーム9年
【留学形態】私費
【英語・海外経験】旅行程度
【受験校】LBS

 

2. Why MIF?
日本国内でM&Aに関わる案件立案からディールマネジメントに至るまで様々な経験を積み、クライアント企業のマネジメントの方々のお話を伺う中で、クロスボーダーM&Aをマネジメントする能力及び海外の金融プロフェッショナルと協業・交渉できる能力を磨く必要性を強く感じ、海外Business Schoolへの留学を決断しました。年齢的にもキャリア的にも、1年前後で修了できるプログラムが好ましく、当初はヨーロッパのMBA(LBSのMBAを含む)を志望していました。LBSの情報を集める中で、MIFプログラムがあることは知っていたのですが、当該プログラムを第一志望にするきっかけとなったのは、2015年10月にあったLBS program office 主催の説明会に参加し、MIFプログラムのalumniのお話を聞いたことでした。MIFのalumniの方々は、皆さんプログラムに前後のキャリアに一貫性があり、私もこの様なキャリアを歩みたいと思いました。MBAとMIFのどちらが優れているという話ではなく、私の様にファイナンス分野で経験を積み、更にファイナンス分野で実務家(Practitioner)としてキャリアを伸ばしたい方にはLBSのMIFは最適ではないかと考えています。なお、他のBusiness SchoolにもMIF(と同種)プログラムがあると思いますが、MBA程標準化されていないので、どの様なプログラムなのか詳しくalumniやprogram officeに確認されたほうが良いと思います。

 

3. Why LBS?
多様な国際経験を得るためのDiversity、ファイナンス分野の教育水準・評価の高さ、ロンドンというロケーション、MBAでも最短15ヵ月、MIFでは最短10ヵ月で卒業できるプログラムの柔軟性から、早い段階からLBSが第一志望でした。

 

4. 受験スケジュール

① 2015年6頃から具体的に情報収集を開始、8月から予備校などに通い始める

② 2015年10月に公式説明会に参加、LBS MIFを第一志望に

③ 2015年11月にGMAT及びIELTSでLBS及び他のMBAプログラムの最低ラインを超えるスコア取得

④ 第2ラウンド(2015年末~2016年初)にアプリケーションが完了できるのは1校のみと考え、LBS MIFのみをターゲットにアプリケーション書類(essay, reference letter, additional information等)を12月に作成、12月30日に出願書類送付。この時点では、他プログラム(INSEAD, IMD, LBSの他プログラム等)を次のラウンドで受験する想定

⑤  1月7日にShort listedの連絡あり。インタビューアーと調整し1月下旬に東京でインタビューを実施

⑥ 2月4日に合格の連絡あり。書類送付から約1ヵ月で合格したこともあり、LBS MIF以外のプログラムは受験しませんでした

 

5. 最後に
Business Schoolはキャリアを築く選択肢の一つにすぎません。Business Schoolに行くことが良いことか悪いことかを論じる意味はあまりなく、あなたや私のキャリアにとって、今(若しくは来年)、Business Schoolで学ぶことはどのような意味があるかを考えることに意義があると思います。また、市場や経済・経営環境が常に変動しているようにBusiness Schoolのプログラムも常に更新されています。GMATやTOEFLのスコアや、プログラムのランキング、社費か私費かといったことは一旦脇に置いて、なぜ今Business Schoolなのか、そこで何を学びどのようなキャリアを築きたいか仮説を立て、それを色々な人(家族、同僚、友人、カウンセラー、alumni、アドミッションオフィス)と議論し、実現していくプロセスが重要だと考えます。この様なプロセスを経たアプリカントの方は、アドミッションオフィスからも魅力的に映ると思いますし、入学後も主体的に他の学生と交流ができると思います。

受験体験記 MiFFT2017 #2

受験体験記 MIFFT – 公費、国家公務員

1. 基本情報
【年齢・性別・家族】男性、30代、妻有り
【職歴】中央官庁勤務5年
【留学形態】公費
【英語・海外経験】アメリカ(0-5歳)、オーストラリア(11-13歳)、イギリス(29歳-現在)
【受験校】LBS / UCL

 

2. Why MiF?
私は中央官庁の中でも財務省や金融庁のように、金融関連の省庁の出身ではありません。しかしながら、民営化プロジェクト等を通じて、経営やファイナンスを理解する職員がもっといてもいいのではないかと思うようになりました。そこで、まずはロンドンの他のビジネススクールで1年MBAに通いました。1年MBAでは実に多くの分野を1年で学べる反面、一つ一つの分野は浅くなりがちです。私の場合は特にファイナンス関連の分野が手薄に感じたので、もう1年、ファイナンスに特化したコースで学ぼうと考えました。元々はUCLで所属省庁の関連分野に特化したファイナンスコースを取ろうと思っていましたが、実務経験後コースであるMiFに強く興味を持ち、出願することにしました。

 

3. Why LBS?
ビジネスやファイナンスについてはロンドンで学ぶ方が何かと面白い機会が多いと思い、ロンドンで実務経験後のファイナンスコースを提供しているLBSにしました。

 

4. 受験スケジュール
①2016年5月初旬、LBSへの出願を決定。実務経験要件については、出願に先立ちCVを一度アドミッションに送ったところ、「ファイナンス分野での実務経験が足りない」とのことで「出願はお勧めできません」と門前払いをされました。そこで、当時のMiFの日本人の方に推薦をしてもらい、CVをさらにファイナンス面に焦点を当てたものに修正して再度提出したところ、「出願することを強く勧めます。」と180度真逆の返信が来ました。ファイナンスセクター出身ではない私のような出願者でも、ファイナンス関連(民営化等)のプロジェクトに携わっていたことをきちんと説明・アピールすることで受け入れてもらえる、という意味においては、実務経験要件は広めに解釈してくれるようですが、やはりあまりに弱いと受け付けてもらえないようです(実際、実務経験がないと授業やグループワークでの貢献は難しいです)。また、一度アドミッションに難色を示されても、あの手この手でアプローチすることも大切だと思います。

②出願を決めたのがファイナルラウンドぎりぎりだったため、スコアメイクの時間がなく、前年のMBA出願時に使用したスコアを使用。Verbalが悪くかなり不安はありましたが、とりあえず出願することにしました。出願プロセスは典型的なMBA型です。
③元々、現役MiF生の推薦ということで、優先的に審査をしてくれるとのことだったので、インタビューの連絡は割とすぐに来ました。インタビューをしてくださったのは、メガバンク系証券会社のロンドンオフィスに勤務する日本人の方でした。LBSのインタビューはMBAでもMiFでも、卒業生によってなされます。日本人の方がインタビュアーだったのはたまたまだと思いますが、もちろんインタビューは英語でなされます。

④6月初旬に結果通知の電話があり、無事合格していました。GMATのVerbalについては、「Quantitativeが充分なのと、面接で英語力が充分なのは分かったのでVerbalについては大目に見る」との大岡裁きにより無事合格できました。

 

5. 最後に
MiFは数少ない実務経験後のコースです。したがって、生徒は全員ファイナンス分野(投資銀行、アセットマネジメント等)での実務経験があります。授業やディスカッションのレベルは高く、実務経験に基づいた議論がなされますので、大変興味深く、これは実務経験前コースにはない魅力です。また、クラブも活発で、MBAや他のコースの生徒との交流も多いので、ネットワーキングにも最適です。ビジネススクールというとどうしてもすぐにMBAを思い浮かべますが、自身のニーズに応じた様々なコースがあります。MiFは特にファイナンス分野での知識を深め、キャリアアップを図るのには大変いい環境だと思います。そのような方は、是非出願を検討してみて頂きたいと思います。

(c) LBS Japan Club 2012▲ ページ先頭に戻る