受験体験記 MBA2018 #4 社費・証券

1. 基本情報

【職歴】 日系証券会社のトレーディング部門にて5年間

【留学形態】 社費

【英語・海外経験】 海外旅行程度

【受験校】(欧州)LBSのみ(米国)TOP校中心に10校程度

【合格校(WL除く)】 LBS, NYU, Michigan, UCLA

【GMAT】 730

【TOEFL】 105 (R29/L29/S22/W25)

 

2. Why MBA?

  • 多国籍なチームで仕事をしていく中で、自分のグローバルな環境へのエクスポージャーが足りないと思ったため。
  • 入社以来、一貫して似たような業務に携わってきたので、もっと広くビジネスを見てみたかった。
  • 海外経験がなかったので、単純な憧れ。

 

3. Why LBS

  • ファイナンスに強い
  • ロンドンという理想的な立地
  • ダイバーシティの高さ

5. 受験スケジュール

<2015年>

03月末:社費選考に合格。

04月:一刻も早くTOEFLを受験したかったがスケジュールの関係で受験できず。

05月:TOEFL初受験(90点)。その後も12月まで継続的に受験。

06月:ひたすらTOEFL対策。

07月:TOEFLは100点を超えたのでGMATの対策を開始。

08月:運よくGMAT終了(730)。カウンセラーと相談して、その時点で志望度の高かったスクールに1st roundでの出願を決める(このときTOELFは102点で、そのスコアで1stに出願したのですが、明らかに失敗であったと思います。やはり焦らずTOEFLのスコアメイクをするべきでした)。

09月:ひたすらにエッセイを書く。

10月:上旬に複数校に出願。またビジット(米国)の予定を立て始める。

11月:ビジット中を含め、複数校のInterviewをこなす。これらのInterviewの手ごたえがまるでなく、2ndでの出願も決める。

12月:想像通り、1stの結果が芳しくなく焦る。一方で4か月ぶりにTOEFLのスコアが更新でき(105)、これを2ndの出願スコアとする。

<2016年>

01月:インタビュー対策を行う。

02月:複数校のInterviewを受ける(NYU, UCLAはビジットし現地で受験)。

03月:複数校に合格

04月:LBSに進学を決定。

 

6. 所感

  • 私はGMATのスコアが出たあと、半ば突貫工事的に1stラウンドに向けてエッセイを仕上げたのですが、今思うと非常に薄い内容の仕上がりであったように感じます。当時、学校ごとの違いもあまり理解できておらず、何となくの雰囲気で出願してしまいました。
  • そこで、2ndラウンドでは、もう一度自分の将来のキャリア等を見つめ、それに最適なスクールを選び直しました。結果、エッセイの内容、志望校の特色も若干方向性の違うものになりました。
  • MBA受験の合否に関しては不透明な部分が多く、このブログも含めて、合格するためのノウハウ等が巷に溢れており、さらにはそれらが矛盾する内容であることも多々あるかと思います。当然ながら個々人のバックグラウンドや能力の違い、志望動機、家族構成などから、自らにとって最適なプロセスは変わってきますので、一概に「こうすべきだ」というような話はありません。当たり前のことですが、受験結果はすべて自分に跳ね返ってくることになりますので、あまり情報に踊らされたり、一喜一憂したりせず、自分を信じて後悔のないようがんばってください!

受験体験記 MBA2018 #3 社費・商社

  1. バックグラウンド
    1. 大学卒業後の経歴

      大学では国際関係論を専攻。総合商社入社後に石油/ガス関連プラントの営業、エンジニアリング会社への出向(プラント営業)、米国新規LNG輸出プロジェクトの開発/事業投資、アフリカの新規エネルギーインフラ事業の開発、を担当。

    2. 海外経験
      父の駐在で小学校の間アメリカに5年、大学時代アメリカに1年弱交換留学&インドに4ヶ月インターン、就職後は業務通じた海外出張多数。

       

  2. 出願校選定の理由・ポイント
    以下を主な基準として出願校を選定した。

    1. 国籍のダイバーシティ
      今迄米国での経験が明らかに長いことから、今後グローバルレベルで通用する経営者を目指す自分としては、米国色が強くなく、国際色豊かな学校に行った方が、より広い視座が得られ、地域/文化のバランス感覚が養えると思った。国籍のダイバーシティという意味では、米国MBAと比べて欧州MBAが圧倒的に優位であり、アメリカ人以外のビジネスパーソンとの意見のぶつかり合いやチームワークを経験したいと考え、自ずと欧州MBAに選択肢が絞られた。
    2. Oil & Gas関係者とのネットワーキング機会
      入社以来のバックグランドが石油/ガス(特に天然ガス・LNG中心)であり、今後も同業界でのキャリアを積んで行きたいとの思いが強かった為、欧州の中でも同業界関係者とのネットワーキングのしやすい環境がある学校を選んだ。ロンドンはオイルメジャーや石油/ガス関連企業の本社や拠点が多数ある為、欧州の中でもロンドンに近い方が良いと感じた。又、学校のProfessional/Industry Clubもネットワーキングの機会が得られる重要な場であると考え、インターネット、卒業生・在校生からのヒアリングを通じた各学校のエネルギー関連クラブの情報収集と比較検討を行った。その結果、LBSのEnergy Club (http://clubs.london.edu/energy/about/)が業界著名人をスピーカーとして招く大きなカンファレンスを毎年開催する等、活発に活動しており、ネットワーキングの機会が多数得られることを確認した。
    3. ファイナンス(&リーダーシップ)
      MBAはOJTと違って、一定期間職場を離れてビジネスの各分野について体系的・集中的に学べる良い機会であるが、自分は卒業後のキャリアを見据えて、特にファイナンスとリーダーシップの分野でのスキルを強化したいと思っていた為、これらスキルを身につけやすい学校の選定を図った。ファイナンスの分野では欧州MBAの中ではLBSが強く、又、卒業生・在校生からのヒアリングを通じてINSEAD, Oxfordもファイナンスの授業やプログラムに大変力を入れていることが分かった。一方、リーダーシップは会計/財務/マーケティング等の分野と違って教えてもらって身に付くものではなく、MBAの授業を通じて学ぶというよりグループワークをリードしたり、Industry ClubのOfficerポジションに就いたりすることによって磨かれると感じた。そのような機会獲得は結局自分次第である為、リーダーシップスキルの習得は学校選定の判断軸にはならないと感じた(強いて言うなら、スイスのIMDは学生個々人の長所短所の分析やコーチングを行いながら自身の深堀を行うプログラムが特徴であり、ビジネスリーダー育成に力を入れているとの印象を持った)。

       

  3. 受験スケジュール(各校の出願ラウンド含)
時期 特記事項
2014年8月 TOEFL受験終了。
2015年1月 GMAT対策開始(詳細後述)。

4月

GMAT受験終了。志望校の卒業生との本格接触開始。

5月

各種学校のリサーチやカウンセラー選定実施。

6月

ヨーロッパ4校(LBS, INSEAD, Oxford, Cambridge)キャンパスビジット(詳細後述)。

7月

カウンセラー(Ed Lee氏)と契約締結。レジュメ略完成。受験戦略(志望順位、スケジュール)略確定。推薦状依頼開始。エッセイネタ出し開始。

8月

LBS, Oxfordのエッセイ作成(LBSを優先)。推薦状略完成。

9月

LBS 1st Round出願(9月25日)。Oxfordエッセイ作成。

10月

Oxford 2nd Round出願(10月30日)。LBSよりインタビュー招待受領。インタビュー対策本格化(詳細後述)。

11月

LBSインタビュー実施(東京にて)、月末に合格通知受領。Oxfordよりもインタビュー招待受領。

12月

Oxfordインタビュー実施(Oxfordキャンパスにて)、その後合格通知受領。比較検討の結果、LBSへの進学を最終決定。

 

  1. 受験対策(TOEFL, GMAT, Essay/Resume, Recommendation Letter, Interview, Counselor, Campus Visit)
    1. 総論
      過去の受験生からのアドバイス等も踏まえて、早期にスコアメイクを完了させ、受験校選定及び出願戦略策定、そしてエッセイ作成になるべく時間を割くことを目標として準備を進めた。又、他の受験生の準備方法に極力捉えられないようにし、飽くまで自分自身の特性を踏まえた上で、出願に必要な準備を自分向けにカスタマイズすることを強く心掛けた。ロジスティクスとタイムマネジメントも重要であり、自宅で集中出来ない自分は通勤途中にある平河町ライブラリーの会員となり平日夜と週末に通い、又、カウンセラー選定に際しては時間ロスが極力少なくなるよう自宅から近い人を選んだ。最後に、卒業生/在校生から直接話を聞くことが、最も効果的な情報収集の手段であることを確信していた為、なるべく多くの卒業生/在校生から話を聞くようにした(第一志望のLBSの場合は合計約20人の卒業生・在校生にコンタクトして話を聞いた)。
    2. TOEFL
      帰国子女であり、過去にも何度か受験したことがあった為、本屋で目についた参考書を一冊手に取って、一週間程度かけて目を通して傾向を理解し、練習問題を解いて準備した。
    3. GMAT
      多くの教材や塾に手を出しても非効率と考え、GMAT Official Guide(OG)とGMAT Prep(オンラインでダウンロード出来る教材アプリケーション)をコア教材としつつ、個別セクションの対策として、Quantitativeの最低限のBrush-upとVerbalのSentence Correction(SC)対策を行うことを基本戦略とした。GMAT Prepは無料でDownload出来、90問の練習問題と2回分の模擬試験がついてくる為、活用しない手はない(リンク以下)。
      http://www.mba.com/global/store/store-catalog/gmat-preparation/free-gmatprep-software.aspx

      1. OGは全般的な傾向を理解し、さっと練習問題を解きたいときに利用した程度であり(MBAを意識して社内選考の1〜2年前に一度ざっと眺めたことがあった)、本番前はひたすらGMAT Preで問題を解き続けた。GMAT独特の問題への慣れやスピードを身につける為にも、とにかく毎日最低10分でも良いから一度は問題に触れることを心掛けた。GMAT Prepの模擬試験は難易度が本番に近く、自分の実力を正確に測る上で有益な教材だと感じた。
      2. Quantitativeはマスアカ(http://www.bekkoame.ne.jp/~mathebit/)を購入して、一通り教材に目を通して問題を解き、復習も行った。日本人の場合、よっぽど数学が苦手でない限り、あまり対策せずとも一定のスコアは獲得出来ると思料(逆に言うと一定以上の準備をすれば、それ以上の対策をすることの費用対効果は極めて低い)。
      3. 2015年1月〜3月の間、SC対策として御徒町にあるYoshii English School(Y.E.S)という塾(http://www.yes-05.com/index.htm)に通った(4単位分、合計16レッスン)。SCの問題の傾向把握やちょっとしたテクニックを身につける上で吉井先生の塾は有益であったと感じているが、相性もある様なので、SC対策が必要な方は一度試しに通ってみて、効果が出なければ別の対策に切り替えることを考えることをお勧めする。
    4. Recommendation Letter
      推薦人は肩書きよりも、自分の特徴や強み弱みを深く理解し、具体的なエピソードを持ち出せるくらい、仕事に於ける自分のことを知っている人を選ぶことが重要。その観点で、自分は受験当時の直属の上司と、以前所属していた部署の直属の上司に夫々依頼した。
    5. Essay
      エッセイ作成に際して、自分が重要視したポイントは以下3点。レジュメに関しては詳細割愛するが、以下と大体同じことが言えると思料。

      1. 人生の棚卸し:早期のスコアメイクに成功した為、1st Roundでの出願を目指していたが、第一志望のLBSのエッセイ題目が発表される8月半ばから出願期限の9月後半まで1ヶ月強しかなく、準備時間が限られていた為、エッセイお題が発表されるまでにカウンセラーの助言を得ながら、自分の人生の棚卸しを実施してエッセイのネタを洗い出す作業を行った。具体的には、自分の人生で誇るべき達成事項、挫折体験、強み・弱み、等について英文で殴り書きし、それをカウンセラーに見せてフィードバックをもらいながら、ネタを整理していくというプロセスであった。早期にスコアメイク完了した為、1st Roundでの出願を目指していたが、LBSのエッセイ題目が発表される8月半ばから出願期限の9月後半まで一ヶ月強しかなかった為、エッセイのお題が発表されるまでにカウンセラーの助言を得ながら、エッセイのネタ(達成事項、挫折事項、強み、弱み、等)を洗い出す作業を行った。
      2. 飽くまでも自分が執筆者:日本人受験生はエッセイ作成に際してカウンセラーに過度に頼り過ぎている人が多いと感じていたこと、英語力に自信があったこと、そして上述の棚卸しプロセスを通じてネタは十分に揃っていたことから、エッセイは極力自分の言葉を大事にし、中身は自分が決定していくように意識した。棚卸しを終えた後は、エッセイ作成に際して、カウンセラーには主に英語のBrush up、文字数のカット、表現力の強化(言い回しをよりProfessional且つ印象強くしてもらう)、といった役割を期待し、後は全て自分が決める、というやり方で進めた。飽くまでも自分が執筆者:英語力に自信があったこと、上述プロセス通じてネタが十分に揃っていたことから、エッセイは極力自分の言葉を大事にし、中身はカウンセラーに頼らず自分が決定していくように意識した。カウンセラーにはネイティブチェック、文字数のカット、表現力の強化、という役割を期待し、後は全て自分で決めるようにした。
      3. 複数人からフィードバックをもらう:上記の通り、自分で決めるという方針を立てたが、エッセイを仕上げて行く上で第三者からもフィードバックをもらって中身をより洗練させて行く作業は極めて重要だと思料。第一志望のLBSのエッセイは、カウンセラー以外にも卒業生二人、イギリス人の弁護士(業務上接点があった御仁)、自分の妻にも見てもらいコメントをもらって反映した。全員から異なる視点からのコメントやアドバイスがもらえ、大変有益であった。複数人からフィードバックをもらう:自分で内容を決めるという方針を立てつつも、エッセイを仕上げていく上で、第三者のフィードバックをもらい中身を洗練させて行く作業は極めて重要だと感じていた為、LBSのエッセイはカウンセラー以外にも卒業生二人、業務上接点のあったイギリス人弁護士、自分の妻、に見てもらった。全員から異なる視点のコメントが得られ大変有益だった。
    6. Interview
      インタビューは練習すればする程上達する、という先輩の教えに従い、複数のカウンセラーと模擬インタビューを実施して練習すると共に、自宅でも本番を意識して声を出しながら繰り返し練習した。インタビュー対策に際しては、元々起用していたEdに加えて、Vince Ricci, Matthew Aldridgeも同時に起用し、3人併せて合計8回(各回約1時間)インタビュー練習を行った。Edは自分のアプリケーションパッケージ全体との整合性という観点でアドバイスをもらえたが、MatthewとVinceの特徴も以下簡単に付記しておく。

      1. Matthew Aldridge (http://www5.kcn.ne.jp/~aldridge/index.html): 奈良在住のイギリス人。都内や海外在住カウンセラーより単価が安く、事前に予定を確認し費用を払い込んだ上で、Skypeで練習を実施するスタイル。率直で有益なフィードバックをその場でもらえ、彼との合計4時間の訓練が自分の基本インタビュースタイルを確立する上で大変役に立った。
      2. Vince Ricci (http://www.vinceprep.com/interviews/seminar):AGOS専属カウンセラー。LBSからインタビュー招待を受けていることが条件となるLBS出願者向けのインタビューセミナーパッケージに申し込んだ。将来クラスメートとなる可能性のあるメンバーと一緒にインタビューの練習を出来るという大きなメリットがあった。
    7. Counselor
      上述の通り、自分は江戸義塾/Ed Lee氏をメインカウンセラーとし、インタビュー対策のみVinceと Matthewを起用したが、メインカウンセラー選定に際して最も重用視した点はFace to faceでの面談が出来ること(性格的に電話やSkypeでのコミュニケーションが得意ではなく、極力直接会って話が出来るカウンセラーが良いと思っていた)。Edは自分の自宅近くにオフィスがあり、仕事帰りや週末もすぐオフィスに寄れること、LBS合格実績も多数あったこと、自分との相性にも問題が無さそうであったことから迷わず起用を決めた。起用前に一度オフィスでExpectation Settingの為の面談を行い、彼のアドバイスも踏まえ10時間のStandard Packageで起用を決断。Edは直前の面談申し入れや平日夜遅くのアポでも嫌な顔をせず応じてくれ、又、レスポンスが極めて早く、大変満足している。Edには主に①エッセイ作成前の戦略策定のアドバイス(ネタ出し支援)、②エッセイのレビュー・校正(詳細上述参照)、③全DocumentsのNative Check、④些細なことでも気になった時に質問出来る相談役、といったファンクションを担ってもらった。
    8. Campus Visit
      キャンパスビジットは各学校の特色を自分の肌身を以て実感し、又、モチベーションを鼓舞する為にも大変有益と思料。特に直感やフィーリングを大事にする自分にとっては、学校の雰囲気や特徴を五感で感じ取り、Fit感を確かめる上で重要なプロセスであった。タイミングとしては、出来ればネット調査や卒業生からのヒアリング通じて自分の志望校が大まかに絞れた後、且つエッセイ執筆前にビジットするのが良いと思う。エッセイ執筆後や出願後にビジットする受験生の話をよく耳にするが、ビジットしたことをアピールし、その際感じたことをエッセイの中に盛り込めることから、とにかくエッセイ提出前の訪問をお勧めする。自分が訪問した6月は多くの学校で既に春学期が終了して夏休みに突入してしまっていたので、1st Round出願を考えている人は5月中(理想はGolden Weekに他校もまとめて)の訪問が良いと思料。また、当然のことであるが、ビジットの際は単にキャンパスを訪問するだけではなく、在校生・アドミッションとのCoffee chat手配、授業見学、ソーシャルイベントへの参加等、情報収集の為に積極的にアプローチを試みることが重要であり、レジュメとTranscriptを持参することを勧める。ロジ手配やアポ取得に時間がかかる為、前広な準備が必要となる。

       

  2. 所感
    1. 「自分自身を売り込む」という発想: MBA受験(もっと広義で言うなら海外のプロフェッショナルスクール受験)は、日本の大学受験や高校受験とは全く違うものであり、予備校に申し込んで教材を買って机の前に座ってひたすら勉強をすれば何とかなる、というものではない。競争相手は世界各国から集まるトップビジネスパーソンであり、その競争に勝つ為には、自分自身の特徴やビジョンに対する深い理解及びそれを踏まえた上で勝てる受験戦略を策定することが必須である。TOEFLやGMATの点数だけではなく、アプリケーションに含まれる全ての要素を一つの宣伝パッケージとして自分のことを学校に売り込む、という発想が必要だと思う。「受験」というよりも「自分自身のマーケティング/ブランディング」を行っている、という意識を持つことでMBA受験へのアプローチが変わってくると思う。この視点を持てれば、周囲の人間がどのような準備を行っているかは気にせずに、自分の特徴や戦略に見合った受験準備を進めることが出来ると思う。
    2. 学校の特徴把握に時間をかけるべし:MBAの学校は一見どこも似ている部分があるが、良く調べると夫々に異なる特徴があり、どの学校が自分にフィットするかを知るにはとにかく自分で調べるしかない。ウェブサイトで最低限の情報は得られるが、そこから先は卒業生や在校生にアポを取って話を聞きに行ったり、キャンパビジットをしたりして、自分の足で稼ぐしか方法はない。学校の特徴把握に十分時間をかければ、自ずと志望校が絞られ、直前になって無理矢理複数校に同時出願するという無駄な時間を使う必要が無くなる。自分の場合は早期スコアメイクが完了し、学校の特徴理解と志望校選定に2〜3ヶ月かけることが出来た為、志望校の出願タイミングを少しずつずらす効率的な受験戦略を立てる事が出来、一校ずつ準備に時間をかけることが出来た。それが合格に大きく寄与したと思う。
    3. 日本の外に目を向ける:各学校の特徴を理解する上で、日本人の卒業生や在校生は大変重要な情報源であるが、日本人以外の人間とも接触を図り、外国人から直接フィードバックをもらうことも各学校の特徴を多面的に理解する上で大変有益だと思う。LBSの場合はウェブサイトを通じてStudent Ambassadorの役目を担っている在校生とコンタクト可能であるし、アドミッションに依頼して紹介してもらうのも手だと思う。

受験体験記 MiFPT2018 #1

受験体験記 MIFPT – 私費、金融

1. 基本情報
【年齢・性別・家族】男性、30代、妻子有り
【職歴】日系証券会社9年(国内債券部門8年、欧州債券部門1年)
【留学形態】私費
【英語・海外経験】出張、海外転勤(1年)
【受験校】LBS

 

2. Why MIF?
尊敬するメンターが皆海外留学を経験しており、自分も絶対に海外留学をしたいと20代の頃から考える。何度か挑戦するも機会にも恵まれず半ば諦めていた最中、海外転勤(ロンドン)の話が舞い込む。転勤当初は自信に満ち溢れていたが、様々なバックグラウンドの金融のプロ集団を率いるのには困難を極める。今後のキャリアを考えたとき、今まで以上に金融のハードスキルとソフトスキルを身に着ける必要があると焦りを覚える。ロンドンで何かできることがないかと必死にもがいている中、MIFPTというコースに出会い、アプライすることを決める。

なお以下がessayやinterviewで述べている内容
①グローバルチームを率いるのに必要な金融専門知識の習得、コミュニケーション能力の向上。

②競合他社のリーダー達とグローバルに勝負できる自身を身につけたい。

③色々なバックグランドを持った同じ志を持った学生達との議論を通じ、これまでの自分のキャリを見つめなおし、この先のキャリアにおいて何が必要かを見定めたい。

 

3. Why LBS?
①Part Time Course (平日夜、土曜日がメイン)であり、今の仕事を続けることが出来る。

②Diversityに富んでいるだけでなく、平均年齢・勤務年数が近く、似たような志を皆持っている。

③社内にAlumniが多く、学生・卒業生の結束力が固い。

 

4. 受験スケジュール
①2015年8月、ロンドンに赴任
②2015年11月、Master in Finance (Part Time) Courseの存在を知る。3rd Roundが進行中であることに気づき急いで説明会に参加。Admission Officerに名刺を配り周り自己アピール。在校生の中に自社社員が居ることを知り、色々と情報を教えてもらう。
③2016年12月、4th Round(3月末)にApplyすることを目標にCVの準備を開始。ロンドンには海外留学専門予備校がないため、Onlineの添削サービスを利用し推敲を重ねる。それと同時にApplyに必要となるTOEFLのスコアメイクのため勉強を開始。GMATはApplyした後にでも提出可能なため、TOEFLの勉強一本に絞る。こちらも予備校等は利用できないため参考書を中心に勉強。

④2016年1~2月、CVを早々に提出し、Class Visitを行う。在校生やAlumniよりMIFPTの魅力を教えてもらい入学への意欲に燃える。1度目のTOEFL試験は散々たる結果に。猛烈な焦りと共に勉強を継続。

⑤2016年3月、エッセイの準備と推薦状をお願いしないと時間的にまずいと感じ、TOEFLの勉強は一旦ストップ。推薦状を東京のMBA ホルダーの日本人上司とロンドンのドイツ人上司にお願いし、快く引き受けてもらえることに。同時にオンラインカウンセラーとエッセイの推敲を重ねる。投資銀行のセルサイドでマーケティング、トレーディング、ビジネスの立ち上げやグローバルなプロジェクトチームでの業務経験等々があり、エッセイのネタには事欠かず、何とかApplyの締め切りまでに完成させる。TOEFLも何とか目標点に達し、無事4th RoundでのApplyに間に合わせる。

⑥2016年4月、インタビューとGMATの準備開始。インタビューはオンラインで想定質問を50以上準備し、仕事の合間を縫って練習。GMATは参考書を中心に勉強。初受験するも散々たる結果に一段と焦る。

⑦2016年5月、インタビューに呼ばれる。外資系投資銀行のAlumniと1対1のインタビューで、エッセイの内容をなぞったような質問内容に安堵する。GMATの勉強を開始すると同時に、条件付きのオファーをアドミッションより貰う。GMATの条件はそこまで高くはないため、上司等からプレッシャーをかけられる。

⑧2016年6月、当初設定されていた期日までにスコアメイクが出来ず茫然自失。アドミッションに相談するとスコアメイクの期日を延長してもらえることに。必死に勉強しスコアを伸ばすも、結局あと一歩条件には届かず。しかしながら、エッセイ等を総合的に判断してもらい、晴れて正式なオファーを貰えることに。

 

5. 最後に
MIFPTはMBAと比べTOEFL,GMATのスコア要求水準はそこまで高くはありません。その一方、これまでのキャリアやバックグラウンド、エッセイの内容が重要視されると思います。自分はLBSのMIFPTに対して何が貢献できるのか?それが自分のキャリアにとってどういうプラスの影響を及ぼすのか?を熱く語ることができれば、多少スコアが低くてもアドミッションは興味を持ってくれるはずです。私の場合、本格的な入学準備の開始が12月からだったため常に焦りながら準備を行っておりました。赴任が決まった時点から準備を開始しておけば、家族への負担がもう少し軽くなっていたと後悔しています。

最後に、MIFPTは非常に素晴らしいプログラムだと感じております。特に海外転勤者にとっては、22か月という長すぎず、短すぎない期間のため、赴任期間中に無理なく卒業ができるかと思います。(もちろん会社によると思います。)自身のスキルアップだけでなく、ネットワーキングを通じた自社のアピールの場に繋がり、会社にとってもメリットがあるかと思います。ただMIFPTの存在自体があまり知られていないため、このような貴重な機会が見過ごされてしまっているのが非常に残念です。

受験体験記 MiFFT2017 #4

受験体験記 MIFFT – 公費、国家公務員

1. 基本情報
【年齢・性別・家族】20代後半、男性、独身
【職歴】中央官庁勤務5年
【留学形態】公費
【英語・海外経験】英国(1年)
【受験校】LBS / Cambridge/Imperial College

 

2. Why MiF?
派遣元である経済官庁で勤務する中で、様々なステークホルダーが関与する経済財政政策の企画立案過程においては、政治的・社会的な観点のみならず、学問的な観点から客観的に検討し説得力を高めることも重要だと考えていました。そこで、まずはイギリスの他の大学で1年間、経済学の修士課程に通いました。経済学では、数学や統計を使った理論研究を主に行いましたが、実際の経済金融政策やビジネスにどのように生きるのかはあまり重んじられていませんでした。幸いもう1年期間がありましたので、学生が実務経験者で占められ、学問と実務の両面に焦点が当てられるビジネススクールに進もうと考えました。中でもMiFのプログラムは、勤務先の所掌政策分野に密接に関連しており、ファイナンス以外にも経済学や経営学など幅広い選択科目が用意されていたため、出願することにしました。

 

3. Why LBS?
ビジネススクールとしての国際的な評価が高く、ファイナンスに強いスクールであり、また留学生比率が高くdiverseな環境が提供されていることから、LBSへの進学を決めました。また、世界の金融センターであるロンドンに位置することも大きな魅力でした。

 

4. 受験スケジュール
①2015年9月頃、LBSを第一志望としてファイナンスコースへの出願を決定。勤務先にLBS MiFのアラムナイが複数いたため、出願要件やスケジュールについて相談に乗っていただく。GMATは受けず、1年目の経済学出願に使ったGREを代用。10月上旬にIELTS 7.5を取得したため、出願作業に取り掛かる。

②CVはLBSのウェブサイトで提供されているフォーマットを使い、経済・金融関連の政策実務経験を強調しながら、ワーディングや表現の仕方など時間を掛けて推敲。エッセイについては、今後の自身のキャリアとの関連を説得的に記述できるよう志望動機を整理(と言っても、LBSはDiversityを校是としていますので、「こういう回答が望ましい」というのはもちろんなく、他の受験生との差別化を意識して書いた方が良いものができると思います)。プログラムをより深く知り、アドミッションにも認識してもらえるよう、ロンドンキャンパスでの説明会に一度参加。出願書類については、文法面でのネイティブチェックを受けたものの、カウンセラーなどは利用せず。推薦状は日本の大学教授及びMiFアラムナイの元上司に執筆いただき、第3ラウンドの締切前(2016年1月上旬)に出願作業を終える。

③提出から一週間前後でインタビューの連絡を受ける。日程を調整し、約二週間後に政府系金融機関に勤務するイギリス人アラムナイの方とインタビュー。インタビュー自体は和やかな雰囲気で、自分のこれまでのキャリアや、今後のモチベーションに関連する質問が大半。30〜40分程度で終了。

④インタビューから一週間後の1月下旬に合格の連絡をいただく。他の受験2校からもオファーをもらったものの、第一志望であったLBSへの進学を決定。

 

5. 最後に
ビジネススクールへの出願を決めた多くの受験生の方は、MBAを目標として準備を進めておられると思います。実際に、経営学・ビジネス一般を幅広く学びたい方、コンサルその他への転職を考えておられる方にはMBAが最適解だと思いますが、ファイナンス系科目をより深く専門的に学びたい方、金融分野での更なるキャリアアップを考えておられる方には、LBS MiFは大変魅力的なプログラムだと思います。私のスタディグループも、投資銀行業務や企業財務、会計のプロフェッショナルが揃っており、グループワークやケースディスカッションなどは、金融実務を意識した非常にレベルの高いものでした。もしMiFにご関心を持っていただけたなら、是非公式ウェブサイトをご覧いただき、出願を検討していただけたらと思います。

受験体験記 MiFFT2017 #3

受験体験記 MIFFT – 私費、金融

1. 基本情報
【年齢・性別・家族】男性、30代半ば、妻有り(単身留学)
【職歴】ITベンダー2年、日系M&Aブティックファーム9年
【留学形態】私費
【英語・海外経験】旅行程度
【受験校】LBS

 

2. Why MIF?
日本国内でM&Aに関わる案件立案からディールマネジメントに至るまで様々な経験を積み、クライアント企業のマネジメントの方々のお話を伺う中で、クロスボーダーM&Aをマネジメントする能力及び海外の金融プロフェッショナルと協業・交渉できる能力を磨く必要性を強く感じ、海外Business Schoolへの留学を決断しました。年齢的にもキャリア的にも、1年前後で修了できるプログラムが好ましく、当初はヨーロッパのMBA(LBSのMBAを含む)を志望していました。LBSの情報を集める中で、MIFプログラムがあることは知っていたのですが、当該プログラムを第一志望にするきっかけとなったのは、2015年10月にあったLBS program office 主催の説明会に参加し、MIFプログラムのalumniのお話を聞いたことでした。MIFのalumniの方々は、皆さんプログラムに前後のキャリアに一貫性があり、私もこの様なキャリアを歩みたいと思いました。MBAとMIFのどちらが優れているという話ではなく、私の様にファイナンス分野で経験を積み、更にファイナンス分野で実務家(Practitioner)としてキャリアを伸ばしたい方にはLBSのMIFは最適ではないかと考えています。なお、他のBusiness SchoolにもMIF(と同種)プログラムがあると思いますが、MBA程標準化されていないので、どの様なプログラムなのか詳しくalumniやprogram officeに確認されたほうが良いと思います。

 

3. Why LBS?
多様な国際経験を得るためのDiversity、ファイナンス分野の教育水準・評価の高さ、ロンドンというロケーション、MBAでも最短15ヵ月、MIFでは最短10ヵ月で卒業できるプログラムの柔軟性から、早い段階からLBSが第一志望でした。

 

4. 受験スケジュール

① 2015年6頃から具体的に情報収集を開始、8月から予備校などに通い始める

② 2015年10月に公式説明会に参加、LBS MIFを第一志望に

③ 2015年11月にGMAT及びIELTSでLBS及び他のMBAプログラムの最低ラインを超えるスコア取得

④ 第2ラウンド(2015年末~2016年初)にアプリケーションが完了できるのは1校のみと考え、LBS MIFのみをターゲットにアプリケーション書類(essay, reference letter, additional information等)を12月に作成、12月30日に出願書類送付。この時点では、他プログラム(INSEAD, IMD, LBSの他プログラム等)を次のラウンドで受験する想定

⑤  1月7日にShort listedの連絡あり。インタビューアーと調整し1月下旬に東京でインタビューを実施

⑥ 2月4日に合格の連絡あり。書類送付から約1ヵ月で合格したこともあり、LBS MIF以外のプログラムは受験しませんでした

 

5. 最後に
Business Schoolはキャリアを築く選択肢の一つにすぎません。Business Schoolに行くことが良いことか悪いことかを論じる意味はあまりなく、あなたや私のキャリアにとって、今(若しくは来年)、Business Schoolで学ぶことはどのような意味があるかを考えることに意義があると思います。また、市場や経済・経営環境が常に変動しているようにBusiness Schoolのプログラムも常に更新されています。GMATやTOEFLのスコアや、プログラムのランキング、社費か私費かといったことは一旦脇に置いて、なぜ今Business Schoolなのか、そこで何を学びどのようなキャリアを築きたいか仮説を立て、それを色々な人(家族、同僚、友人、カウンセラー、alumni、アドミッションオフィス)と議論し、実現していくプロセスが重要だと考えます。この様なプロセスを経たアプリカントの方は、アドミッションオフィスからも魅力的に映ると思いますし、入学後も主体的に他の学生と交流ができると思います。

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(c) LBS Japan Club 2012▲ ページ先頭に戻る