London Business School(LBS)を受験するにあたって

 

2017年も6月に入り、LBSでの1年目が終わりましたので、受験生の方からよくご質問される内容や入学前のイメージと実際に入ってからのギャップ、個人的にLBSで良かったなと思うところ等について記載したいと思います。この内容が皆様の受験の一助となれば幸いです。ただあくまでもこれは私個人の意見ですのでご留意頂ければ幸いです。

 

 A. 結局のところ、LBSは他の学校と何が違うのか?

志望校の選定やエッセイ/インタビュー対策をする上で、数ある学校からなぜその学校が自分にとってベストなのか、という点を検討する必要があろうかと思います。これにあたって、本音ベースではランキングに加え、各校の強み(ファイナンス、ジェネラルマネジメント、アントレ、マーケティング等)や授業/カリキュラムの忙しさ/スタイル、ロケーション(都会か田舎か、気候、旅行先等)、ご家族の意向、コスト(物価、為替等)が主な検討事項かと思います。

一方で、エッセイ作成にあたってはもっと踏み込んで自身のキャリアゴール達成のためにこの学校がベストだと主張できるように、各校の差別化要因を理解する必要があり、そのためにより各校の詳細や生きた情報が必要になるかと存じます。ここでは、こうした情報について私の私見をお伝えできればと思います。

 

  1. 自由な環境/自主性を尊重
  2. ヨーロッパのトップ層が同級生
  3. MBA以外の生徒との交流
  4. 4割の生徒が世界のトップスクールへ交換留学
  5. ダイバーシティ
  6. ロンドンという立地

 

 

  1. 自由な環境/自主性を尊重

入学してから改めて実感したことですが、LBSは非常に自由な環境だと思います。

 

  • カリキュラムのフレキシビリティの高さ

MBAは最短15か月(大多数は21か月)で卒業できるカリキュラムとなっているため、やろうと思えば、年間3学期ある中で、授業を他の学期に詰め込むことで、1学期(約3か月間)まるまる授業をいれないということも可能です(15か月卒業も可能なので、やろうと思えば2学期(6か月間)まるまるフリーにすることも可能)。これは一部の選択科目(約50個の選択科目)においてはたった一週間で単位をとることができるためです。来年から一部改訂されるようですが、現状、1年目は必修科目13個と0~5個の選択科目、2年目は選択科目のみとなっており、選択科目は二年間で合計10~12科目取る必要があります。

 

そのため、授業以外のことにも注力したい生徒にとっては最高の環境だと思います。ここまでフレキシブルなカリキュラムの学校はそんなにないのではないかと推察します。このフレキシビリティを活かして、先輩や同級生を見る限りでは、夏休み(6月前半から9月前半まで)以外のシーズンに長期インターンをロンドン/海外で実施したり、起業や同級生の起業家の下でバイトしたり、LBSのコンサルティングプロジェクトに参加したり、プログラミングを学んだり、LBSの教授と論文を書いたり、週30~40時間の準備が必要となる大変な授業(Value investing等)を取ったり、子育て/家族サービスをしたり、旅行に行きまくったりと様々です。

 

個人的には夏休み以外の時期にインターンできるのは、競争相手も少ないですし、より多くの企業/ビジネスを生で見ることができるという意味で、自身のキャリアを考えるにあたり、非常に有用だと思っています。特に私費の人にとってはインターンの数が増えることで、より稼げるのも魅力的かと思います。日本人の方でも去年も夏はロンドン、秋は日本でインターンした方もいらっしゃいます。今年も私の知る限り、日本人で二人は夏休み明けにアメリカでインターンする予定です。

 

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  • 必修科目における自主性

特にケーススタディ中心の学校では、よほど英語が得意か授業の既存知識(ファイナンスや会計等)がない限り、日々の授業の準備が非常に大変で、特に忙しい1年目は睡眠時間を削らないと授業についていくのが厳しいという話を耳にされた方もいるかと思います。

 

これは私の個人的な感覚ですが、LBSの1年目(必修科目)はたしかに忙しいときもあるのですが、授業以外のことに手が回らないほど忙しいかといわれるとそこまでではないかと思います。LBSの必修科目は下記の通り13科目あるのですが、その中でも特に重たいのはCorporate Finance(グループワークが数多いのと大変な課題もある)で、自身がファイナンスバックグラウンドであればより負担感は減る気がします。ただほとんどがグループ課題なので、スタディグループの他のメンバーの協力度合によってかなり人によってボラがあるのも事実です。実際、私のグループの一人はグループワークからはかなり逃げていたりしました(うちの他のメンバーは基本的に超真面目タイプだったので特に影響はなく、また真面目さ故に一学期が終わってから自主的に皆がそれぞれにポジティブ/ネガティブフィードバックまでしました、これはマッキンゼー出身のメンバーがおり、そこの文化だそうです)。

 

また必修授業におけるコールドコールも(担当教授にもよるのですが)、正直想定していた以上に少ないです(少なくともMBA2018は)。教授も強制するというよりも、学生が自主的に手を挙げる環境を作ろうとしている気がします。そのため、就活に注力しているが故に事前に読んでくるべきケースを読まずに授業をやり過ごしている同級生も一部いました。

 

実際、授業も学期にもよりますが、週3~4程度です。そのため、数多くの人が週末にLCCを使ってヨーロッパ旅行に出かけています(これのせいでグループワークが回らないこともたまにあり)。

 

また必修科目は違う曜日で開催されている他のクラス(ストリーム)にスワップすることも可能なため、何かイベントやどうしても外せない平日の用事があったとしても特に問題ないです。これは1年目で就活やクラブ活動、コンペティション(コンサルティングやPEコンペ等)に力を注ぎたい人にとっては非常に良いシステムだと思います。

 

上述した内容は、授業が簡単/学びが少ないという話ではなく、どこまで深く学ぶか/追及するかは生徒の自主性を重んじているように思えます。どの授業も教授自らがレクチャーノート以外に参考となるサイドリーディングを数多くアップロードしておりますし、科目によっては補講も開催されていたり、いつでも教授やティーチングアシスタントと質問/コミュニケートできる環境は整っています。グループワーク中心なところも、結局さぼりたいと思えば他の人に押し付けることも可能ではあるというだけで、どこまで時間を割くかは自分次第で、義務感ややらされている感は少ないというイメージです。

 

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  1. ヨーロッパのトップ層が同級生

入学して驚いたことは、LBSには思った以上に戦略コンサルティングファーム出身の同級生が多かったことです。マッキンゼーやベイン、BCG等、ヨーロッパの各国で働いていたコンサルタントたちが各スタディグループに一人はいるイメージです。

 

もちろん人にもよるのですが、特にヨーロッパの先進国ではない国籍でこうしたファームで働いている人間(ギリシャやポルトガル等)は、その国での超エリートなのか(アメリカやイギリス、日本といった先進国より入社するのが大変だからか)、20代前半/中盤でもあるにもかかわらず(飛び級しているらしいが)、非常に知識があり、分析能力も高く、知的好奇心が旺盛で、正直すごいなと思わされることが数多くありました。

 

実際ウォートンで開かれた今年のMBA Buyout Case Competitionで優勝したのがLBSのチームで、そこにもヨーロッパのコンサル出身者が複数チームに在籍しています(下記の写真をご参照)。

 

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これはアメリカ人の同級生と話した上での推測ではあるのですが、将来的にアメリカで働きたいアメリカのトップ層はやはりハーバード、スタンフォード、ウォートンの3つから自分のカラーにあったところに行っており、将来はアメリカ以外で働きたいトップ層はLBSに来ているということではないかと思います。

 

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  1. MBA以外の生徒との交流

LBSには下記の通り、MBA以外にもファイナンス専門のMiFやシニア向けのEMBAやSloan等があります。彼らの一部はパートタイムでの参加であるため、ロンドンで仕事をしながら授業に通っています。恥ずかしながらこれは入学してから初めて知ったのですが、選択科目においてはMBAの生徒だけではなく、これらのプログラムの生徒と一緒に授業を受けます。そのため、ロンドンで働いている実務家(パートタイムの方々)と一緒に授業で議論したり、グループワークすることができます。おそらくこれはアメリカのトップスクールの半分程度しかMBA生徒がいないために実現できるものだと思います。

 

MBAでの授業の価値は、やはり教授の経験や授業内容に加え、日々コミュニケートする同級生の知見を使って、アカデミックと実務の世界の両方を学ぶ(アカデミックな知識が実務にどう生かされているのか、実務をイメージして学べるか)ことだと思っているので、個人的にはこれはかなりポジティブでした。よくMBAは知識を学ぶ場所ではないと揶揄した意見もありますが、正直なところ、私はM&Aの業務をしておりましたが、こういった同級生や教授を通じて、仕事に役立つであろうファイナンスやストラテジーに関する知識も十分以上に学べている気がします。

 

また私はファイナンスバックグラウンドなためなのか、トレックで知り合ったMiFの学生と、各国のPEのファンディング状況だとかIR/コーポレートガバナンスの整備状況、マルチプル水準など興味のあった内容を聞くことができ、正直MBAより気が合う人が多いんじゃないかと思ったくらいです(比較的MiFのほうがMBAより年齢層は高め)。

 

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  1. 3~4割の生徒が世界のトップスクールへ交換留学

LBS以外の学校との交流ということになりますが、LBSでは交換留学(International Exchange Program)がとても盛んで、1学年の約3~4割の生徒が世界のトップスクールに留学しています。

 

ウォートンやMIT、シカゴやコロンビア、ケロッグ、ハースといったアメリカでのトップスクールとLBSの両方を体験できるのは個人的には非常にお得だと思いますし、LBSほど交換留学が盛んな学校(他校への留学生の枠をもっている学校)もないのではないかと推察いたします。

 

交換留学なのでもちろんLBSに来られる学生もおり、日本人でいうと去年もウォートンから一人LBSに留学されていました。

 

正直なところ、私はコロンビアとLBSのどっちを第一志望とするか迷ったのですが、LBSは交換留学を使えば、両方の学校を体験できお得なので、これもLBSを第一志望として要因の一つです。

 

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  1. ダイバーシティ

アメリカの学校に比べてLBSの生徒はいろんな国から来ているというのは有名な話かと思います。この国籍のダイバーシティにどう価値を見出すか/レバレッジするかは人それぞれかと思います。実際授業で取り上げられるトピックもアメリカ中心ではないです(アメリカの学校がどこまでアメリカの事例を扱っているかは不明ですが、LBS独自のケーススタディはほとんどがヨーロッパやインドのもの)。

 

 

特に日本人にとって国籍のダイバーシティがメリットだと感じる点の一つは、LBSにおける様々なクラブにおいて役員的なポジションに就任しやすい環境/土壌があることではないかと思います。真偽はわかりませんが、アメリカのトップスクールでは、日本人はどうしてもビジネス系のクラブではスタンドアウトしづらく、アジア系のクラブでしかエグゼクティブになれないといった話も聞いたことがあります。実際、私もアメリカの学校にビジットした際に、アメリカ人の生徒が6~7割以上であるためなのか、インターナショナルの生徒のプレゼンスが低く感じられたのも事実です。LBSではたくさんいる気がしますが、私の知る限り、去年はターンアラウンドクラブのトップは日本人で、今年もエネルギークラブや生徒会等のポジションに日本人がいたと思います。クラブ活動に興味がある方にとってはポジティブだと思います。

 

また将来的にアメリカ以外の国で働きたいという人にとってもお勧めだと思います。たとえば最近はアフリカへの関心が高まってきていると思いますが、こうした途上国で働きたい/途上国関連のビジネスをしたいという人にとってもその国出身の人たちが数多くいるので、実情を聞くこともできるでしょうし、ネットワーキングにもつながると思います。実際昨年のLBSにおけるアフリカクラブによるビジネスカンファレンスは大盛況だったようです(数あるカンファレンスの中で一番評価が高かった)。アメリカの学校と違い、卒業生のほとんどは各国に散らばっていくので、そういった人たちとのアルムナイネットワークの構築がしやすいこともメリットだともいます。

 

このように国籍の多様性によるビジネス面でのアップサイドは多岐にわたると思います。私としてはヨーロッパ各国における商慣習の違いや各政府が力を注いでいるインダストリーの違い等を同級生から聞けたことは良かったと感じております。

 

加えて遊びの面についてですが、国籍の多様性故にさまざまな国のクラブがあり(イタリアクラブ、ギリシャクラブ、ポルトガルクラブ等)、ロンドンという立地を活かして、様々な国への学生旅行(トレック)が企画されます。ちなみにジャパンクラブによるジャパントレックは最大規模で一番人気があるようです。こうしたローカルの学生によって企画された旅行に参加することは国籍の多様性ならではだと思いますし、クラスメイト以外とも友人を作れるのでよい機会だと思います。こうしたトレック以外にも、TATTOOという文化祭が毎年あり、各国の食事やダンスを楽しむことができます。

 

個人的には国籍のダイバーシティがあることがMBAにおいて絶対的に正しいかはわかりかねますが、シンプルにいろんな国の人がいたほうが学生生活は楽しいというのはあるかと思います。

 

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  1. ロンドンという立地

LBSの差別化要因の最後として、当然ながらロンドンという立地が挙げられると思います。

 

この環境をどう生かすかは人々のプレファレンス次第だと思います。例えば、学校以外のコミュニティともネットワーキングをしたいということであれば大都市のロンドンは魅力的でしょうし(学校から20分以内でシティ)、就職活動に注力したい場合も世界のトップ企業が集まっているので不自由はないと思います。実務家をゲストスピーカーとして招くことも容易なため、授業に実務的な視点も組み込めるのも魅力だと思います。また金融やコンサルはいわずもがなかと思いますが、FinTech(最近バズワード的になってきてはおりますが、、)にご興味のある方も、シティ(Global financial centre)とTech Cityがあるロンドンは環境としては素晴らしいと思います。

 

私は都会の学校を志望しておりましたが、その理由の一つとして、現地で働く日本人プロフェッショナルと学生の立場を活かしてお会いする機会をたくさん持ちたいなと思っており、ロンドンはそういった観点からも魅力的です。

 

 

 B. LBSにフィットする人とは?

上述のLBSの差別化要因のまとめのようになってしまいますが、LBSには学校の提供するコミュニティ/プラットフォームやロンドンという立地から、自分のやりたいことは何でもできる/サポートしてもらえる環境は整っていると思います。

一方で学校側のほうからこれをしろ、あれをしろ、下位10%は退学だといった厳しいカリキュラムではないことから、自分の時間をたくさん持つことができます。

 

そのため、個人的に思うLBSにフィットする人材とは、自主性を持っており、能動的にアクションを起こせ、また他者からの刺激を受けることで行動できるような人、なのだと思います。自分でやりたいことが明確な人、もしくはやりたいことを自ら探していきたい人にとっては素晴らしい環境だと感じます(まだ一年しか在籍しておりませんが、、、)。

 

そのため、強制された環境で強引にストレッチしてもらったほうが成長できる/そのような環境を望むような人、にとってはあまりフィットしないかもしれません。

 

また一方でMBAをある種のバケーションだと捉える人にとっても、時間はたくさんあり、旅行もしやすい環境であることから、魅力的な学校なのだと思います。

 

 

 C. スコアはいくら必要か?

2017の先輩が下記のようなわかりやすい図を作成されていたので転用させていただきましたが、受験におけるGMATスコアの重要性はアメリカの学校と比べて低いと個人的には感じております。これは全体的なGMATのスコアが低いということではなく、GMATが700オーバーの受験生が不合格であるにもかかわらず、GMAT600後半の受験生が合格しているということです。実際、LBS全体の合格者のGMAT平均スコアは伸びています(MBA2018の平均は707)。

 

米国の学校は非常に点数至上主義(GMAT)だと感じており、欧州系の学校はGMAT が600 後半であっても(700 に達していなくとも)合格している受験生が一定程度存在しております。LBS については大多数が700over ではあるものの、600 後半の人間も少人数でありますが毎年存在しています(LBS の日本人公式ブログに過去の合格者のスコアが記載されています)。LBS はたとえGMAT が700 後半であっても不合格となり、600 後半の人が合格しているというケースが私の周りで散見されたことから、US に比べGMAT をそこまで重要視していない(エッセイやインタビューのほうをUS よりも重視している)ように思われます。

 

これはUS News MBA Ranking という米国で最も古いかつ一般的な(最も参照されている)、米国の学校のみを対象としたMBA ランキングにおいて、GMAT スコアが学校のランキング/順位に多大な影響を与えているからだと言われております(米国以外の学校は当該ランキングの対象外)。また学校にもよりますが、大多数の学校はアドミッションではなく、アルムナイによるインタビューであることから、面接のプロではない日本人のアルムナイインタビューでのフィードバック結果をアドミッションオフィスがそこまで信用していないのではないか、という噂も聞きました(なお、一方でエッセイの量が数年前に比べ激減していることから、その分インタビューを重要視しているのではないかという噂もあり)。

 

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TOEFLについては他校同様、重要性は高いのだと思います。特にLBSは現状、インタビューにおいて即興のプレゼンテーションが求められますので、そういった受験プロセスからもアメリカの学校同等もしくはそれ以上に英語力については重要視していると感じます。

 

 

 D. LBSはファイナンススクールなのか?

たしかにフィナンシャルシティであるロンドンに立地しており、選択科目の充実度やファイナンス専攻のMiFのプログラムもあることから、ファイナンスを学びたい学生にとっては魅力的な学校ではあると思います。またアメリカの学校に留学している友人とも話しましたが、必修科目であるCorporate Financeの授業で取り扱うケースのレベルもLBSのものは高いようです。この授業で取り扱った敵対的買収のケースは、一物二価の議論(初回TOB時とホワイトナイト参入後における提示価格の違いのロジック等)や州法や米国のTOB規制、対象会社がとるべき買収防衛策のプロコン、対象会社及びシナジーのNPV計算における割引率の考え方等について言及する必要があり、正直難易度は高かったと思います。

 

ただ一方でLBSのMBA生の中でファイナンス志望の人間は実は多くなく、やはり戦略コンサルタントやテック志望が多いイメージです。授業以外にもコンサルティングやハッカソンプロジェクトなど、LBSコミュニティを活用した学びの機会があり、ファイナンス以外を中心に学びたい受験生のほうが多いと思います。

 

私もエッセイ上は、ファイナンスではなく、ジェネラルマネジメントを学びたいという形にしました。

 

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 E. 私がLBSを選んだ理由

最後に私個人の志望理由について、これまでと一部重複もあるかと思いますが、簡単に記載させて頂きます。

 

もともとMBA コミュニティ以外でのネットワーキングや実在する企業とのプログラムを通じたコワーク、生活/食事の充実等といった観点から大都市、とりわけファイナンスバックグラウンドにフィットするNY かLondon(Wall Street やFinancial Centre で働くファイナンス実務家が授業で教えてくれる環境)がいいなと漠然と考えておりました。大都市の学校に行く場合のデメリットとしては、物価/家賃が高いことや学校以外でのコミュニティが豊富すぎるがゆえに生徒同士での結びつきが弱まること等があると思いますが、独身かつ社費なので金銭面での不安はそこまでなく、学校外でのネットワーキングも重要視していたので、都会の学校のデメリットは私には特段問題となりませんでした。そのため当初はColumbia かLBS が私の第一志望でした。

 

最終的にColumbia ではなくLBS を選択した理由としては、主に以下が挙げられます。

・LBS は交換留学が盛んで半分近くの生徒がUS やヨーロッパの学校に留学できる環境が整っていたこと(ロンドンとアメリカの両方の学校に行けるのがベスト、US の学校も交換留学はあるが実施する人は少数派)

・LBS はマジョリティの国籍が存在せず、アメリカだけではなく世界各国の人とコミュニケートし各国のビジネス慣習/文化を学ぶことができること(特にヨーロッパの国ごとの文化の違いに興味あり、アメリカ以外との案件が多い弊社ではより有用だと感じた)

・LBS は毎年日本人合格者が10 人以上出ており、卒業後の日本におけるネットワークが強いこと(加えてUS の卒業生は大半がUS 勤務だが、LBS の卒業生は世界に散らばっていくので、グローバルなアルムナイネットワーキングの観点からもポジティブ)

・LBS は15 ヶ月で卒業も可能なカリキュラムであり、学校以外のことにも精力的に取り組めるプログラム構成であること

・Columbia へビジットした際にインターナショナルの生徒のプレゼンスが低く感じられたこと(US の学校では一般的かもしれないが)

・Columbia のロケーションがマンハッタンのメインから少し離れていたこと

・アメリカの大統領選挙で、Donald Trump の人気度合いからアメリカ人の外国人に対する本音が垣間見えたこと(外国人への排他的感情)

・週末にヨーロッパ各国に旅行できること(LCC が発展している)

 

ただアメリカ人がマジョリティを占める中でどう戦っていくかを学ぶことは非常に重要で、特に卒業後のキャリアとしてUS で働くことを想定している場合には、US の学校に行くことも望ましいと思います。

 

 

 

最後に

MBA2017の先輩が昨年のLBS日本人在校生/卒業生による説明会において使用したプレゼンテーション資料をアップロードさせていただきましたので、ぜひご覧ください。

http://d.kuku.lu/46fbef3a91

 

また今年も日本人在校生・卒業生による説明会を7/29(土)に開催させていただきますので、是非ご参加ください。在校生やアルムナイの方が数多く参加されますので、より生の声を聴くことができると思います。

下記リンクのEventbriteサイトよりご登録下さい。

https://lbsintokyo2017.eventbrite.co.uk

 

在校生ブログ「Simple and Clean」より転載

受験体験記 MBA2018 #6 私費・金融

1. 基本情報

【職歴】 外資証券マーケット部門2年→ BIG4系M&A Advisory4年半

【留学形態】 私費

【英語・海外経験】 英国15年(0~15歳、うち5年間日本人学校)、また仕事でも英語は比較的頻繁に使用していました。

【受験校】(欧州)LBS, INSEAD、Cambridge、IESE(米国)なし

【合格校(WL除く)】 LBS (R2), IESE (R2)

【GMAT】 710

【TOEFL】 109 (R25/L28/S26/W30)

2. Why MBA?

自分自身のキャリアやスキルセットが金融・会計分野に偏っているように感じたため。前職は非常に楽しかったものの、自身としては金融分野のSpecialistではなく、General Managerとしてキャリアを築きたいと考え、今のうちに知識・経験のすそ野を広げたいと思った。
また、グローバルな環境で仕事ができることを自分の強みとしたかったが、自分は幼少期を海外で過ごしただけだったため、大人になった上で改めて海外経験を積みたいと思った。

3. Why LBS

Diversity、ブランド、生活のしやすさ

4. 受験に関する特記事項

妻・息子(当時2歳)あり。仕事柄ワーキングアワーも長く、受験準備・仕事・家族のバランスをとることが一番大変でした・・。
帰国子女のため、英語はある程度どうにかなるのではないかと思っていましたが、文法をきちんと勉強したことがなく、GMATのSCで苦労しました(と、同時に非常に勉強になりました)。また、GPAが低い(2.8)ため、その点もネックでした。

5. 受験スケジュール

2016年春頃から準備し、合格通知まで1年弱

<2016年>

  • 4-5月:MBA留学を目指そうと考える。まずはGMATをやってみて点数がでたらアプライし、出なければあきらめようと思っていた。コスト・時間の都合により、塾には通わず極力独学で勉強を進める方針で行こうと決める。毎朝、出勤前の時間を利用し、GMATのOfficial Guide Bookを少しずつ進める。
  • 7月:ゴールまでの距離感の確認のため、GMAT、TOEFLを初受験。TOEFLは105点だったので、何度か受ければいけるだろうと思い、GMATに集中することに。GMATは甘い期待をよそに600点。練習問題でVerbalのSCの正答率が非常に低かったため、SC克服に照準を絞ることにした。やむを得ず、友人から紹介してもらったAffinityのSC専門講座(ビデオ)を受講。Mathも練習問題がなくなってきたので、マスアカを購入。
  • 9月:GMAT再度受験。残念ながら650。「SCのみが課題」という仮説が間違っていたのか?と非常に不安になった。悩んだ結果、運&コンディションのせいだろうと割り切り、方針転換はせずに月末にすぐに再受験。710点が出たのでGMATを終了。
  • 10月:Essayカウンセラーをさがしをはじめ、Jessica Kingに依頼することに。同時にTOEFL勉強開始。前回はReading/Listeningは満点近かったが、Writing/Speakingが今一つだったため、ウェブ上でブログなどを読み、コツを探る。
  • 11月:TOEFL再度受験し109。なぜかReadingとListeningが下がったが、Writing/Speakingが上がった。この時期に推薦者にコンタクトし、協力を依頼。
  • 12月:11月末から12月にかけて2回予約していたTOEFL受験を、仕事&出張のためやむなく両方ともキャンセル。前回の109がそのまま最終スコアに。ただ、幸い出張先がイギリスだったため、LBSとCambridgeをVisit。年末は少し長めに休暇が取れたため、ひたすらエッセイを書き続けた。
  • 1月:LBS、Insead、IESE、Cambridgeに出願。IESEは比較的すぐに面接の連絡がきたので、Jessicaに続けて面接練習を依頼。CambridgeからはWLの連絡がくる。
  • 2月:Inseadも書類で不合格となったり、LBSのInterview Invitationを受領したりで一喜一憂。その後、IESEからは奨学金つきで合格の連絡があり、ひとまず留学することが確定し安心。2月半ばには再度出張に合わせてLBSをVisitし、帰国後Admissionにも再度LBSをVisitした旨をメールでアピール。2月末にはLBS Interview。
  • 3月:LBSから合格連絡

6. 使用した教材と感想

GMAT

  • GMAT公式教材とPrep:独特の問題形式を理解するためには必須。模擬試験も非常に便利。ただ、解説がやや乱暴。特にSCは解説を真に受けてやってもなかなか伸びにくかった。苦手箇所を見つけたら別教材を探すことをオススメ。
  • マスアカ:わかりやすく、問題数もたくさんあるため、非常によかった。中学生に戻った気分でちょっと楽しい。個人的には数学は詰め込むのではなく、毎日少しずつ解いて頭を常に数学モードにしておくのが良い気がしていた。
  • Affinity(オンラインSC講座):英文法をあまりやったことがなく、感覚で解く派の人にはおすすめ。自身も帰国子女の友人から勧められたが、非常に良かった。基礎文法をほとんど知らないことを前提に、感覚やテクニックを混ぜながらうまく解説してくれる。日ごろ英語を読む・書くうえでも非常に勉強になった。

TOEFL

  • オフィシャルガイド:Reading/Listeningは問題形式や試験形式を理解するために使った。Speaking/Writingは問題・回答例をみつつ、ネット等でコツを探る。

Essayその他

  • Jessica King:英語のみでコミュニケーションで問題なければ、非常におすすめ。意見(良いと思うか、悪いと思うか、なぜなのか)をはっきりと言ってくれる。良いドラフトの場合はテンションが上がるし、ダメだとあからさまにつまらなさそう(笑)レスポンスも早く仕事に対してとてもまじめで熱心。
  • School Research & Interview:時間の都合もあり、Alumni訪問などはほとんどできなかったため、残念ながらほとんどがデスクトップリサーチ。各校の公式Information Sessionは極力参加するようにした。また、LBSとCambridgeはたまたまVisitできた。モチベーションを上げるためにはとても良い。

8. 受験に費やした金額

Essay & Interviewコンサル(25万円)、GMAT テキスト & Web講座 & 受験 (10万円)、TOEFL 受験料 & テキスト(5万円)、Application Fee x 4校(10万円)で50万円。

 

受験体験記 MBA2018 #5 社費・銀行

1. 基本情報

 【職歴】 メガバンクで営業2年、オルタナティブ投資6年

【留学形態】 社費

【英語・海外経験】 ロンドンでトレーニー6カ月

【受験校】(欧州)LBSのみ(米国)TOP校中心に8校

【合格校(WL除く)】 LBS, Wharton, Kellogg, UCLA

【GMAT】 740 (Verbal40/Math50)

【TOEFL】 109 (R29/L26/S26/W28)

 

2. Why MBA?

1.将来インターナショナルなチームを率いるためのリーダーシップを鍛えるため

2.ファイナンスを体系的に学ぶため

3.グローバルな人的ネットワーク構築

エッセイでは以上三つを挙げたが、1が最も大きかった。海外赴任と比較して、留学のほうが外国人と正面から渡り合う練習になると思った。

 

3. Why LBS

1.ロンドンにもう一度住みたかった

2.米国の学校と比べて、存在感が出しやすそうだと感じた(ダイバーシティ)

 

4. 受験スケジュール

 <2015年>

 01月:社費選考に合格。

03月:TOEFL100を突破。GMATへ移行。TOEFLは12月まで受け続けた。

05月:GMAT740点で終了。

06月:エッセイに取り組み始める。

09月:ラウンド1で4校出願。

10月:出願が一服したところでキャンパスビジット(米国4校とLBS)

12月:UCLAのみ合格

<2016年>

01月:ラウンド2で5校に出願。

03月:LBS, Wharton, Kellogg合格

04月:若干悩んだものの、当初の志望順通りLBSに進学を決める

 

 5. 所感

私は幸いにもスコアメイクを早期に終わらせることが出来たので、その後のプロセスに余裕が出来ました。エッセイはリサーチも含めて時間をかければかけるほどよくなると思います。

出願戦略は、競争率が低いと言われる(私は信じていませんが)ラウンド1で第一志望であったLBSやその他トップ校に勝負をしたいと思ったものの、カウンセラー(Round One)の助言を受けてラウンド2に回しました。後から考えるとこれは大成功の戦略で、特にインタビューは実戦を経るごとに改善を実感し、最後のほうは自信をもって望むことが出来ました。実際ラウンド2はほとんど合格しました。インタビューも練習に時間をかけることが肝要です。

LBSのダイバーシティのいいところは、マジョリティがいないことで、自分がマイノリティだと感じることなくコミュニティに溶け込めるところだと思います。この点はLBSを選んだ時に予想した通りでした。

ご質問等ありましたら、このホームページからご連絡ください。頑張ってください!

 

【LBS日本人学生・卒業生による学校説明会 – 7/29(土)】

 

ロンドンビジネススクール (LBS) のJapan Clubは、毎年夏に在校生・卒業生による学校説明会を行っております。今年も7月29日(土)に下記のとおり実施させていただきますので、LBSにご興味のある方々は奮ってご参加下さい。

なお、当日はMBAプログラムの説明が中心となりますが、MiF (Master in Finance)プログラムのご紹介及び卒業生とのネットワーキングセッションも予定しております。

申込方法: 下記リンクのEventbriteサイトよりご登録下さい

https://lbsintokyo2017.eventbrite.co.uk

日時: 2017年7月29日(土曜日)14:00 – 16:00

会場: ベルサール六本木カンファレンスセンター Room H

内容: キーノートスピーチ、学校紹介プレゼンテーション、キャリアゴール・私費/社費区分等に応じた卒業生・在校生との個別ネットワーキング、Q&Aセッション

本セッションは日本語で開催します。

本セッションはLBSの在校生・卒業生によって開催されており、Admission Officeによる公式説明会は別途開催を予定しております。選考とは一切関係ありませんので、在校生や卒業生とざっくばらんに交流いただき、LBSの特徴や卒業生のキャリア例等についてご理解を深めていただければ幸いです。

なお、お席に限りがあるため、先着順で締め切らせていただく場合がございますので、ご興味がある方は是非お早めにお申し込みください。

皆様とお会いできることを一同楽しみにしております。

LBS Japan Club

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受験体験記 MBA2018 #4 社費・証券

1. 基本情報

【職歴】 日系証券会社のトレーディング部門にて5年間

【留学形態】 社費

【英語・海外経験】 海外旅行程度

【受験校】(欧州)LBSのみ(米国)TOP校中心に10校程度

【合格校(WL除く)】 LBS, NYU, Michigan, UCLA

【GMAT】 730

【TOEFL】 105 (R29/L29/S22/W25)

 

2. Why MBA?

  • 多国籍なチームで仕事をしていく中で、自分のグローバルな環境へのエクスポージャーが足りないと思ったため。
  • 入社以来、一貫して似たような業務に携わってきたので、もっと広くビジネスを見てみたかった。
  • 海外経験がなかったので、単純な憧れ。

 

3. Why LBS

  • ファイナンスに強い
  • ロンドンという理想的な立地
  • ダイバーシティの高さ

5. 受験スケジュール

<2015年>

03月末:社費選考に合格。

04月:一刻も早くTOEFLを受験したかったがスケジュールの関係で受験できず。

05月:TOEFL初受験(90点)。その後も12月まで継続的に受験。

06月:ひたすらTOEFL対策。

07月:TOEFLは100点を超えたのでGMATの対策を開始。

08月:運よくGMAT終了(730)。カウンセラーと相談して、その時点で志望度の高かったスクールに1st roundでの出願を決める(このときTOELFは102点で、そのスコアで1stに出願したのですが、明らかに失敗であったと思います。やはり焦らずTOEFLのスコアメイクをするべきでした)。

09月:ひたすらにエッセイを書く。

10月:上旬に複数校に出願。またビジット(米国)の予定を立て始める。

11月:ビジット中を含め、複数校のInterviewをこなす。これらのInterviewの手ごたえがまるでなく、2ndでの出願も決める。

12月:想像通り、1stの結果が芳しくなく焦る。一方で4か月ぶりにTOEFLのスコアが更新でき(105)、これを2ndの出願スコアとする。

<2016年>

01月:インタビュー対策を行う。

02月:複数校のInterviewを受ける(NYU, UCLAはビジットし現地で受験)。

03月:複数校に合格

04月:LBSに進学を決定。

 

6. 所感

  • 私はGMATのスコアが出たあと、半ば突貫工事的に1stラウンドに向けてエッセイを仕上げたのですが、今思うと非常に薄い内容の仕上がりであったように感じます。当時、学校ごとの違いもあまり理解できておらず、何となくの雰囲気で出願してしまいました。
  • そこで、2ndラウンドでは、もう一度自分の将来のキャリア等を見つめ、それに最適なスクールを選び直しました。結果、エッセイの内容、志望校の特色も若干方向性の違うものになりました。
  • MBA受験の合否に関しては不透明な部分が多く、このブログも含めて、合格するためのノウハウ等が巷に溢れており、さらにはそれらが矛盾する内容であることも多々あるかと思います。当然ながら個々人のバックグラウンドや能力の違い、志望動機、家族構成などから、自らにとって最適なプロセスは変わってきますので、一概に「こうすべきだ」というような話はありません。当たり前のことですが、受験結果はすべて自分に跳ね返ってくることになりますので、あまり情報に踊らされたり、一喜一憂したりせず、自分を信じて後悔のないようがんばってください!
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(c) LBS Japan Club 2012▲ ページ先頭に戻る