3月の天候の良さと打って変わり、ここの所ロンドンでは不安定な天気が続いている。
ある意味正にイメージ通りなのだが、「ロンドンの4月はこんな感じ」とイギリス人が平然としているのを見るとさすがにちょっと感覚のGAPを感じる。

さて、先日LBSのMarketing club主催でUniqloの欧米展開を担当している方が講演に来るというので参加してきた。

講演者のJean Shein氏はUniqloで15年以上働き、ニューヨークの旗艦店なども含め、ロンドン・ニューヨーク・パリなどの出店に関わった人物で現在はサンフランシスコのプロジェクトに従事しているらしい。

ユニクロの欧米展開の歴史は、彼がユニクロで働いてきた歴史でもある、という位、欧米の主要店舗立ち上げに関わってきた人物で色々と興味深い話が聞けた。

特に印象に残ったのが、ユニクロも多分に漏れず日本の成功モデルを欧米に持って行き、大きな失敗を経験してきたという事実。

・UKでは2001年に4店舗オープンした後、元マークス・アンド・スペンサーのDirector(?)をUKのTopに据え、テレビCM放映と2nd tier cityへの展開も含めた数十店舗の展開という拡大路線を取るが、大赤字。その後、郊外の店舗を殆ど閉店する事態に追い込まれる。

・USでは当初ニュージャージーに3店舗オープンし、日本の郊外型店舗の成功モデルであるチラシ撒きでプロモーションを進めたが中々売り上げが伸びず、こちらも窮地に。

その後、マンハッタンSOHOでのアンテナショップのヒットなどがあり、ニューヨークの旗艦店舗を2005年にオープンするという決断を下し、これが大ヒット。

都市部の一等地にFlagship店を構え、大きなBuzzを作る、という成功モデルを手に入れ、現在他の国で展開する場合もこれを基本としている由。

※上記の紆余曲折については、下記も参考ください
http://www.uniqlo.com/jp/corp/pressrelease/2009/10/101316_mag2.html

日本の報道の影響か、何となく「国内ではサチりつつも、海外では成功し続けている」イメージが植えつけられていたため、ユニクロも失敗を糧にして成功を手にしてきたという当たり前の事実が新鮮であった。

UK事業は残念ながら現在赤字のようだが、「うちの会社は執念深い。絶対に負けたくないし、勝つまでやり続ける」と言っていたのでそれを信じて応援したい。

在校生ブログ「ロンドン留学生活|音楽とサッカーとPintと」より転載

(c) LBS Japan Club 2012▲ ページ先頭に戻る