1.      基本情報

A)        職歴:政府系開発援助機関11年(環境セクター、鉄道セクタープロジェクトファイナンスの案件形成、実施監理)

B)        留学形態:社費

C)        英語・海外経験:東南アジア・大洋州、南アジア(駐在、出張ベース)

D)       受験校:LBS3

E)         合格校:LBS

F)         GMATスコア:650V30Q48

G)        IELTSスコア:7.0L6.5R7.5, W6.5S7.0

H)       奨学金:無

I)          LBSへのキャンパスビジット:無

 

2.      Why MiF?

これまでの職務バックグラウンドを踏まえて今後のキャリアパスを考えた際に行きついたのが、ファイナンスの専門性を高めるということでした。学部は法学部出身でファイナンスの学問的バックグラウンドがなかったため、これまでは業務の中で必要とされる基礎知識を独学で断片的に習得するにとどまっていました。今後のことを考え、体系的に基礎から学びなおしたいという思いが強く、留学を希望しました。

 

社内制度上、修士課程取得の場合は原則として1年間の留学しか認められなかったため、初めから選択できる大学院は限られていました。やはり金融といえば英国だろうという憧憬、アメリカはテロが怖いという家族からの反対(いやいや、ロンドンでもあったでしょう…笑)を踏まえ、イギリスに絞って大学院選びを始めることにしました。

 

筆者がプログラムを選ぶに当たり最も重視したのが、業務に直結する実践的な知見の習得という点でした。「私は留学を経て考え方が変わりました。実務で活かせるかどうかは別にして。」というようなタイプの留学を志す年齢(?)でもなく、業務内容に直結する特定の分野を集中的に勉強したいという強いニーズがありました。こうした前提で大学院を探していたところ、すぐにMiFにたどり着きました。幸いにも当時、同じ会社の職員や知人がちょうどMiFに在籍していたため、詳しくコースの内容等を聞くことができ、自分の要望にマッチした内容だと確信するに至り、応募することとしました。

 

3.      Why LBS?

大学院の募集要項等にも書いてありましたが、やはり金融センターであるロンドンという地の利を生かしたプログラムの提供という点が筆者にとって一番響いた点でした。上記2.でも書きましたが、個人的に、学術的な研究路線というよりかは、金融実務者の目線で理論をどう実践するのか、という観点に関心が高かったため、実務者を招いた講義も多く盛り込まれているという点に魅力を感じました。

 

加えて、上記2.のMiFの評価にも関連しますが、ミッドキャリア向けのプログラムという点も自分のニーズとマッチしていた点です。筆者は公的機関に勤務していますが、将来的にオペレーションの大きな伸びが期待できない一方、増大して多様化する途上国への支援ニーズに対応していくためには、民間金融と連携していく他はないと考えていました。そのため、民間で業務経験を積んだ仲間とネットワークを構築して学びを得るということも筆者の留学の動機でもありました。

 

4.      受験スケジュール及び準備

家庭の事情(日本で家を購入したばかりだったこと、長男がちょうど小学校入学のタイミングだったこと)もあり、海外留学の夢はあったものの、当初は国内の大学院への進学をメインで考えていました(当社は国内、海外両方選択可能)。しかし、夏頃になって突如、目星をつけていたコースが次年度開講されないことが発表され、改めて代替候補も探したのですが、あいにく国内には他に良いコースが見つかりませんでした。家族会議を重ねて海外留学を決意、その時点から上記2.に書いた海外の大学探しを開始したため、相当出遅れのスタートとなりました。

 

17年9月〜12月 社内手続きのやり直しと、大学選定、エッセイの準備に費やす。

 

18年1月初旬 年末年始の休暇で集中的にIELTSの勉強。年明けの試験を受け、7.0を取れたので、これくらいで大丈夫かと思い、終了。また、同時に志望校への出願をまとめて済ませる。

 

18年1月〜3月 留学経験者からGREの方が点を出しやすいと教わり、GREの勉強を開始。3月末に1回目の受験をし、Quantitativeはまあまあだった一方、Verbalの点が想定外に伸びなかった。

 

183月末 LBSインタビュー

 

184月 2度目のGREを受験するも、Verbalの点が上がるどころか下がり、かなり絶望感に打ちひしがれる。GREVerbalの語彙は通常使わないような単語が多く、付け焼き刃の勉強ではこれ以上劇的に点数を上げることは難しいと判断し、この時点でGMATに方針転換。

 

184月中旬 LBSから仮合格受領。

 

185月 大学へのスコア提出期限ギリギリのGMATテストを受験し、650点で提出。

 

5.      使用教材、予備校、カウンセラー

A)    IELTSは、先輩から使えると譲り受けた「新セルフスタディIELTS完全攻略」を繰り返し解きました。面接対策は、IELTS受験経験のある同僚にお願いして空き時間に訓練。

B)    GREGMATは、ともにコンパクトにまとまっていたアルクの「GREテスト完全攻略」、「GMAT完全攻略」を使用。あとは試験の公式サイトから無料でダウンロードできる模擬試験を解きました。

C)    カウンセラー等は使用する余裕(時間的、金銭的…)がなく、留学経験のある同僚数人に協力してもらい、エッセイのブラッシュアップのアドバイスと模擬面接をお願いしました。

 

6.      受験生へのメッセージ

私が受験時を振り返って感じることは、当たり前のことですが、受験に当たってどのような準備が必要になるのかを十分に余裕を持って調査し、詳細でなくてもいいので、大まかな工程表を作っておくべきであった、ということに尽きます。もともとそういった計画性を持つことが苦手な性分だったのですが、人生を左右するような大きな自分への投資なので、いかに仕事や家庭が忙しくても、もうひと頑張りが必要だったと感じています。

あと、筆者は家族(妻、子供2人)を連れて留学しています。単身で来ているクラスメート(筆者のスタディーグループは、6名中既婚者は筆者のみ!)とは、準備期間も含め、色々な意味で自由に使える時間が限られ、大変だった記憶は数知れません。ただ、家族がいてくれる事でプライベートは充実した時間を過ごせているので、全部ひっくるめて人生のマネジメントだと割り切り、頑張っています。ご家族をお持ちの方、どうか奥様のケアは十分に(笑)

実際入学してみると、勉強について行くのは大変ではありますが、能力の高いクラスメートに囲まれて勉強に集中できる環境に感謝しつつ、充実した日々を過ごしています。仕事、家庭、準備の両立はとても大変だと思いますが、頑張ってください!

(c) LBS Japan Club 2012▲ ページ先頭に戻る