1.基本情報

  A) 職歴:日系証券会社11年(M&A)

  B) 留学形態:社費

  C) 英語・海外経験:ほぼなし(ロンドンに仕事で3ヵ月程度)

  D) 受験校:LBS+8校(計9校)

  E) 合格校(Waitlist除く):LBS、IESE、その他

  F) GMATスコア:690(V34、M50)  

  G) TOEFLスコア:104(R29、L30、S23、W22)

  H) 奨学金:無

  I) LBSへのキャンパスビジットへの有無:有(2018年1月末(出願後))

 

2.  Why MBA?

(1) 中長期的なキャリアを踏まえたスキルセットの習得

–        中長期的なキャリアイメージとして、新興国投資、VC事業及び自社・他社の新規事業立ち上げに携わりたいと考えており、そのために必要なスキル、企画・実行ロジック、その背景にある理論的なコンテクスト等をきちんと学ぶということがMBAを志望した第一義的理由。

–        過去10年超、国内外のM&A案件を通じて、自分なりに企業戦略や組織管理についての理解をアップデートしてきた一方、現象の根底にある(と考えられる)Economics、Marketing等の理論、不確実性下における意思決定等について、纏まった時間を投下し、体系的に学び直す必要があると常々考えていた。

–        この点、MBAにおいては、幅広なビジネス系科目について、インプットとアウトプットのバランスを維持しながら学ぶことができると考え、最も勉強効率が良い選択肢と判断した。

 

(2) 多国籍チームにおけるリーダーシップスキル

–        海外で日本文化以外の文化に100%囲まれて長期間生活するという経験がなく、クロスボーダーの案件は多くあっても、多国籍チーム(特に日本人がマイノリティとなるようなチーム)をリードした経験も少なかったため、自分自身でダイバーシティをマネジメントする能力が低いと実感していた。

–        こうしたダイバーシティマネジメントの実践経験の少なさは、将来のチームマネジメントの際の制約条件になると考え、MBAに進学し多様な価値観に触れ、実際にリーダーシップの経験を得ることで、こうした制約条件を早期に取り払う必要があると考えた。

 

(3) 他国ビジネストレンドに関する理解

–        これまでのキャリアにおいて、案件に絡めて個別の産業テーマを考えることはあったものの、例えばあるテクノロジーについて、日本の何が進んでいて、何が遅れているのか、今後どのようなイノベーションが社会に有効なのかについての判断に今一つ自信が持てないと感じていた。

–        この原因の一つは、自分の中で、技術・ビジネス評価に関するある種のベンチマークがないからであると考え、他国の(特にアントレ界隈で)何が最新の技術応用トレンドで、具体的にどのような新規ビジネスが生まれ、成功・不成功の要因が何であるのかを知る必要があると考えた。

 

3.  Why LBS?

(1) Learning opportunityの豊富さ

–        自分が学びたい分野のコンテンツ(コース)を漏れなく有していたこと。

–        加えて、London CAP、GBE、クラブ活動等におけるExperiential Learning機会が豊富であり、また、ロンドンという立地から、実際の各産業及びヨーロッパ・アフリカ・中東文化との物理的・精神的距離が近いため、他大学に比して、Learning opportunityが豊富であると判断した。

–        “Why MBA?”で記載したとおり、インプットとアウトプットのバランスが自身の学習効率のために重要と考えおり、この点、LBS(及びロンドン)の有するコンテンツ・機会はとても魅力的であった。

 

(2) Diversity & Maturity

–        出願前後で米系大学も含めて様々な情報を収集したが、LBSは平均年齢が高く(=キャリア経験が相対的に長く)、また、どの人種もマジョリティになることがなく、(金融・コンサルティング出身は相対的に多いものの)職歴もバラバラであるため、良い意味でマチュアな大学であると感じた。

–        私自身が10年以上の投資銀行業務の経験を有しており、また、年齢的にも30代半ばであるため、クラスメートからも多くの学びを得るためには、やはり相応の職歴を持った友人に囲まれる必要があると考えた。

–        また、自身のダイバーシティマネジメントスキルを磨くには、実際にダイバーシティのある環境に身を置くことが必須であることは当然であるため、この点もLBSを第一志望とする理由の一つとなった。

 

(3) Flexibility

–        2年MBAプログラムを有する大学の中では、バルセロナのIESEも上記の2点を一定程度備えており、進学先決定に際してもこの2択で迷ったが、カリキュラムのフレキシビリティがあり、自分のやりたい分野に思う存分時間を投資できるのはLBSと判断した。

 

4.  受験スケジュール及び準備

2017年3月:社内選考面接

2017年4月:TOEFLの勉強開始、エッセイカウンセラーの選定(Ed)

2017年10月:GMAT勉強開始

2017年11月:GMAT第1回受験

2017年12月:GMAT第2回受験

2017年12月:GMAT第3回受験/スコアメイク終了

2017年12月末~1月初旬:アプリケーション準備

2018年1月上旬:Round 2出願/面接準備

2018年1月~3月:キャンパスビジット・面接・合否発表

 

5.  使用教材、予備校、カウンセラー

(1) TOEFL

教材:オフィシャルガイド、市販のTOEFL用単語集、Hackers (韓国のTOEFL対策本)

予備校等:個人英語レッスン、Y.E.S. (TWE)

 

(2) GMAT

教材:オフィシャルガイド、公式Prep、マスアカ

予備校等:Y.E.S.(SC)

 

(3) カウンセラー:江戸義塾(但し、30時間で契約したものの、5時間くらいしか使わず、エッセイもほぼ自分で書いた。)

 

6.  入学後に感じたこと

“Why LBS?”で記載した内容について、現時点で感じている入学前の期待値とのギャップについて記載します。

(1) Learning opportunity

–        スタディグループ単位でのワークの機会も豊富で、理論を学ぶだけでなく、ケースに応用し、ディスカッションを通じて理解とスキルを深める機会が多くある。

–        また、コース以外にも、多種多様なセミナー、クラブ活動、シンポジウムの案内が、学内外から毎日のようにメールで送られてくる。先日、3時間程のSocial Investment関連のシンポジウムに参加したが、それだけでもロンドンを選んで良かったと思えるくらい満足度が高かった。

–        コアコースは基礎から始まるため、人によってはどうしてもレベルのミスマッチを感じてしまうこともあろうかと思われる。私の場合は、Finance、Accounting、統計の授業がそれに当たり、コース開始前にWaiveすることも可能であったものの、自分の専門知識・スキルをクラスメートに還元し、チームにContributeすることができたため、(見込みどおり)Waiveしなくて良かったと考えている。

 

(2) Diversity & Maturity

–        期待通り。国籍・職業等、様々なバックグラウンドを持ったクラスメートに囲まれ、ディスカッションするたびに学びがある。

–        チームワークや個人に対するリスペクトを大事にするカルチャーで非常に心地よい。例えば、チームワークについては、当然、人によっては上手い・下手があるが、それも学びの一つであり、チャレンジする人間を周りが温かくサポートし、率直にフィードバックしてくれる。

–        また、入学前は、LBSは余りプライベートでの連帯感のようなものはないのかと思っていたが全くそんなことはなかった。大学やクラブ主催のイベントが豊富。ストリーム内でも、平均して週に一回は友人たちと学校脇のパブや誰かの自宅に集まるし、個々人の興味に応じて様々なイベント(旅行、美術館巡り、スポーツ観戦)を企画することに皆が積極的で、学業以外でも親交を深めようという雰囲気が強い。日本人以上に同調圧力が強いのではないかと思う瞬間すらある。

 

(3) Flexibility

–        週に3日しか授業がなく、かなり余裕だと思って色々なことに首を突っ込んだ結果、週末もバタバタと忙しくなるくらいFlexible。

 

7.  受験生へのメッセージ

–        スコアメイクや出願準備で大変だとは思いますが、投下する努力や時間から得られる価値を今後最大化するために、MBAに何を求めるのか、それを得るためにはどの大学(群)がベターな可能性なのかについてもじっくりと考えておくと良いかと思います。

–        MBAへの投資価値がどの程度なのかは結局は自分次第だと思いますし、目標も変わるかも知れませんが、大学選びにおいてはなるべく多くの生の情報を仕入れ、自分なりの軸で整理しておくと宜しいかと思います。

–        頑張って下さい!

(c) LBS Japan Club 2012▲ ページ先頭に戻る