1.なぜ今MBAか?

MBAプログラムの内容自体に価値を感じるというよりは、むしろ2年間を海外で多様な人種に囲まれて過ごすことに価値を期待していました。具体的に目的としていたのは、以下の3つです。

  • 英語力の向上: ビジネスを英語でできるレベルまで
  • グローバルの視野・視座の獲得: 他の国々へのエクスポージャーが上がることにより、日本の世界の中の一つの国としてみる視野の広さと視座の高さ
  • セルフアウェアネスの向上: 様々な刺激を受け、自分に対して浮かんでくる様々な問いに答えることで、自己のキャリア・人生に対する考えを進化させること

2.LBSを選んだ経緯・志望校選定
全部で4校受け、2校合格、1校はWait list、1校はインタビューをせずキャンセル(LBSとINSEAD、IMD、CEIBSです) その中でLBSが第一志望でした。以下の基準で選びました。

  • 社会人経験の長い、平均年齢の高い集団であること
  • 議論した時に面白味があるから
  • それなりのレピュテーションがあり、優秀な人材が集まってくること
  • 一国・一領域に閉じない人種、バックグラウンドの多様性を持つこと
  • ロケーションとして海外に出やすいこと
  • プログラムの自由度の高さがあり、自分のやりたいことを追及できる環境であること

3.スケジュール
行くことを決めてから合格までちょうど1年でした。2009年5月に決意し、7月にTOEFL、10月にGMAT、3月までにエッセイ提出で、5月にオファーをもらいまいた。

 

4.費用
合計70万円

  • 内、60万円、エッセイカウンセラー
  • 10万円、TOEFL2回+GMAT2回で10万円くらい

 

5.予備校選び
結果的に利用しませんでしたが、最初は悩んで、以下の考えに沿って動きました。

  • 最初は独学でトライし、無理だと判断した時点で予備校を活用する
  • 結果、ラッキーなことに独学で大丈夫でした
  • 但し、本質的にこのTOEFLやGMATに長期の時間を費やすメリットはないと思いますので、自分の性格に応じて、最短で乗り切れる方法を考えればよいと思います。

 

6.レジュメ
エッセイカウンセラーのアドバイスに従い、1週間くらいで仕上がりました。特に、変わった内容はないかと

 

7.TOEFL
もともと2年くらい、こつこつ英語を勉強してきたことが功を奏して、初回の受験で104点でした。105点狙いだったので次の月にもう一度受けてみましたが、点は上がらずさっさと見切りをつけました。R30、L29、S20、W25だったと思います。

  • リーディングはもともと大学受験時代から、俗に言う受験英語の文章をたくさん読んでいたのに加えて、TOEFL用の参考書を1冊読んで、OKでした。
  • リスニングは、ひたすらシャドウイングしました。通算して100時間くらいはやったと思います。イギリスに来てから気づきましたが、スピーキング能力向上にも役立ってました。物理的に話すときに口が動くという意味で役だっているのですが、これは日本人には意外と重要な気がしてます。
  • スピーキングは、適当に話し、結果いまいちでした。
  • ライティングも、とりあえず全体の構成だけ考えて、あとはなるべく書きました。

 

8.GMAT
まず、自分の現状を把握するべくとりあえず受けてみました。結果580点で、勉強しないと無理だと激しく悟りました。その後目標設定をしました。Mathで50点、Verbalで35点です。Verbalはだいたい70%の正答率でよいのかな?と考え、更にRCとSCとCRの目標正答率を決めました。RC50%、SC80%、CR80%です。(ちなみに、正答率70%で、70%の点数がもらえるかわかりませんが、こんなイメージで臨んでいました)RCは、きちんと読めれば50%くらい取れると信じて対策せず。逆にRCで読む時間を作り出すべく、SCとCRを短時間に80%の正答率で解くことを目標にしました。SCとCRは、完全にパターン認識作業に近いと思ったので、以下を実行しました。

1.ゲームのルール=パターンを理解する

2.それを半無意識化で正しく行えるように反復練習をする

1に関しては、XXの参考書を2回くらい読んで、パターンを理解しました。2に関しては、オフィシャル問題集を半分程度解き、そのあとはGMATキングを2回くらいやりました。ポイントは、どういう理由でこれが答えなのか?を最初は一つずつ丁寧に理解していくこと。次に、似た問題が出た時に、似た理由で回答を決めて、答えを見て、その自分の理由づけが正しいかどうか?をチェックして、随時精度を上げていくことを繰り返すことです。私の場合は、オフィシャル問題集を半分くらい解いたら、だいたいパターンが見えて飽きてきたので、最後はGMATキングを通してやって、8~9割の正答率になったことを確かめて、2回目を受けました。結果として、2回目は無事700点になり、終了しました。

 

9.エッセイ
基本的にカウンセラー頼みです。エッセイのポイントは当たり前ですが、何を書けばアドミッションにウケルのか?を理解することです。そして、これは普通のヒトには想像でしかわかりません。そのため、迷わずカウンセラーを使いました。カウンセラーはいろいろな成功・失敗事例を見ているので、少なくとも私よりは、何がウケルか?に対する考えは正しいと信じてのことです。カウンセラーは、急いでいたこともあり気軽に決めてしまいましたが、実はものすごい重要です。カウンセラーの実力は、以下3つをこなせるか?に限ります。

  1. アドミッションに何がウケルか?(要は評価基準)を理解している
  2. ウケル内容を、キャンディデートの経験から抽出できる
  3. それをきちんとウケル形で伝えるコミュニケーション(ライティング)能力を持つ

1がずれたカウンセラーを選ぶと当然ですが、試合終わりです。ただし、元アドミッションでない限りは、何がウケルのか?は本当にはわからないので、結局自分が信じられるカウンセラーを数人会って探すに限るかと思います。もう一点、それなりに考えたのは、ウケル内容を抽出した後に、他人との差別化なり、自分ならではのオリジナリティーがあるのか?を考えました。オリジナリティーの出し方はいろいろあると思いますが、比較的簡単なのはきちんと一般論のレベルを超えて、自分のストーリーと思えるまで具体化することだと思います。エッセイは各校5つくらい書きますが、その5つが自分のある一面を捉えて伝えており、5つすべて読んだ時に、自分像が立体的に浮かび上がってくるよう書くことが理想的なんだろうなあと思いながら書きました。

 

10.推薦状
以下2つの基準で推薦人を選びました。

  1. 自分をよく知っているヒトであること
  2. できれば、志望校のアラムナイであること

アラムナイからの推薦状は無碍にできないというのが、まことしやかな噂です。

 

11.インタビュー
LBSのインタビューは有名ですが、4パートから構成され2時間くらいかかります。

  1. 個別インタビュー(45分くらい?)
  2. グループディスカッション(45分くらい?)
  3. ショートプレゼン(5分くらいの即興プレゼンテーションです)
  4. 英会話力チェック(英会話学校の先生と10分くらいトークするだけです)

1に関しては、一応準備しましたがお決まりの質問は20分くらいでつきてしまい、その後は準備の範囲を超えているので、あまり気にせず臨みました。インタビューと言っても、要はお互いのコミュニケーションなので、相手が何を聞きたいのか?をきちんと把握し、自分の考えを整理し、それを自分の英語で伝えられる限り伝えるという基本に従いました。日本人はあまり話をしないのがネガティブにとらえるので、なるべく「おしゃべりさん」を演じてみました。2に関しては、その場で6つくらいのトピックが与えられ、その中から選んで1つのトピックに付き5~10分くらい議論します。私なりに気を付けたのは、

  • 知らないトピックは絶対に避ける。最初のトピックは私が決めちゃいました。シンプルに、「俺、2番と5番は、あまりよく知らないので、そのトピック以外がいいなあ」と言い、他のヒトの意見を聞いた後、「じゃあ、XX番にしましょう」って決めちゃいました。当たり前ですが、トピック選びに長い時間を割くことは試験官の立場から見てもナンセンスなので、さっさと決めちゃうヒトが居るのはWelcomeかと
  • 3人居れば3分の1以上、4人居れば4分の1以上の時間はかならず、自分が話す
  • 但し話し過ぎはダメで、自分の意見を言った後は他のヒトの意見を求めて、積極的に相手にも話す機会を提供する

英語にしては、内容的におもしろい議論ができて、普通に盛り上がって話をしました。楽しかったです。3に関しても、準備のしようもないので、ぶっつけ本番でした。結果はいまいちでしたが、まあ言いたいメッセージとその理由は伝えたので、最悪の事態は免れたかなと言う感じです。4に関しては、適当に自分の好きなことを話すように質問を誘導すれば、そんなに問題ないと思います。

 

12.受験を終えて

この1年間は、結構しんどかったです。仕事も忙しかったので、平日は仕事、土日は仕事か留学準備で、他にはほとんど何もしていません。GMATの勉強は1週間の有給を取れたタイミングで、その有給をすべてつぎ込んでましたし。受かった時は漸く解放されて本当にうれしかった記憶があります。「俺よくがんばったな」的な満足感も感じました。そして、今は漸く海外に出ることができ、自分の可能性が広がっていくことを感じつつ、来て本当によかったなあと思っています。ぜひ皆さんも、このチャンスを獲得してください。何かあれば、いつでも個別のご連絡頂ければ幸いです。

(c) LBS Japan Club 2012▲ ページ先頭に戻る