MiFにはfood trekという取り組みがあります。これは各国の学生とロンドンにある彼らの出身国のレストランに行き、その国の食事、文化を楽しみながら交流を深めるものです。2017年度入学の日本人学生の有志で立ち上げ、参加者は毎回約10-20人で、月2-3回の頻度で開催しています。各国の学生からすると、自国の食文化の素晴らしさをクラスメイトに紹介する絶好の機会となり、自然と気合が入るため、毎回ロンドンで1、2を争う各国のレストランを体験できるのが魅力です。



Mestizo(メキシコ料理)

MiFの特徴としては、MBAと比較して期間が短い中で、必修・選択授業、就職活動、インターンシップやプロジェクト等をこなすことになるため、時間に追われることが多く、学生同士の交流が少なくなりがちです。またコースの性質上、ネットワーキングや課外活動よりも、勉強自体に割く時間が多めになります。そのため、12月に必修科目が終わると、クラスメイトとの交流も少なくなり、どうしても同じ国や近い文化圏の人たちで集まる傾向があります。これらのMiFの制約の中で、多様な交流の機会を提供し、机に向かう勉強以外の学びをの機会を提供するのも活動の一つの目的となります。



Ngon Ngon(ベトナム料理)

その運営は、グローバルな環境でのマネジメントを学ぶ機会に溢れています。誰と組めばスムーズに進められるのか、自発的な活動の中で、どのように課題を分担、依頼し、相手のモチベーションを引き出すのか。また組織の在り方としても、どのようなレベルの繋がり、連帯の強さだとうまくいくのかなど、各国の文化やパートナーの性格に応じて毎回異なるビジョンの設定とリーダーシップの取り方が必要となるので非常に勉強になります。



Queen of Sheba(サウジアラビア料理)

例えば、韓国、中国等のアジアの学生と一緒に開催した際には、仕事の進め方が非常に似ており、細部まで丁寧に計画して進めるので、最低限のコミュニケーションで運営を成功させることができました。サウジアラビアやパキスタンの学生と一緒の時は、文化・宗教的に約束事をしっかりと守る文化が強いのかと思いますが、しっかりしたリーダーシップで信頼のおける仕事運びが印象的でした。西洋圏の学生と進める際には、ゆったりとした枠組みの中でもきちんと落としどころを見つけて実現する強さが感じられ、これがレジリアンスなのか思ったり、毎回学びが尽きません。



Cocoro(日本料理)

記念すべき第一回は学校から近い日本料理屋で開催し、日本人学生が一致団結して、30人近い学生をどう取りまとめるのか、どのようにコストパフォーマンスの高い会が実現可能かを議論し、メニューの選択からオペレーションの細部まで工夫し、無事に成功させることができたのがいい思い出です。また印象に残っているのはナイジェリア料理で、ロンドンの南部に1時間ほどかけて移動し、もつ煮込み風のスープや魚介料理、カクテル等、これまで見たことのない料理に出会え、それがまた日本人の舌にも良く合い非常に美味だったことで、まさにfood trekの醍醐味とも言える感動の学びでした。



805 Restaurants(ナイジェリア料理)

Food trekは、ロンドンのような文化的に多彩な大都市でなければ、かつ様々な国から学生が集まるLBSのような学校でなければ実現できない活動です。また普段交流の少ないグループ、学生同士が接点を持ち、交流を深められる数少ない場として、MiFにとって非常に大切な取り組みだと思っています。昨年8月の入学より、これまで16か国の食事・文化を体験しました。MiFには毎年30近い国や地域から学生が集まるので、これからもより多くの国の文化を学び合えるように、活動を進めていけたらと思います。



Ulfa Ocakbasi Restaurant(トルコ料理)

(c) LBS Japan Club 2012▲ ページ先頭に戻る