ニューヨーク大学(NYU Stern School of Business)のHalf-semesterの交換留学より戻ってきたばかりのK.A.です。LBSに於ける交換留学制度について、そして実際に体験してみて感じたことを簡単に記したいと思います。

 

LBSに於ける交換留学制度について:

·        留学候補先(LBSとの提携校):米国、欧州を中心に多数の選択肢あり。名の知れたトップ校で言うと、Wharton, Chicago (Booth), MIT, Kellog, Columbia, Berkeley (Haas), IESE, HEC, HKUST等。日本のビジネススクール(一橋)も含まれている。学校毎に定員上限が決まっており、特に米国の定員数が多いイメージ(私が留学した年でいうとNYUは約20人で、NYUに於ける他校からの交換留学生の数を見てもLBSが最大派閥であった)。詳細はLBSウェブサイトご参照:https://www.london.edu/programmes/masters-courses/mba/programme-content/international-exchange#.WmOvpKhl82w

 

·        時期・期間:基本的には2年目のAutumn Term或いはその後のSpring Termに留学することとなり、スケジュールに応じて何れかを選択可能。又、ほとんどの学校がフルセメスター(3~4ヶ月)の留学となるものの、よりフレキシブルなハーフセメスター(2ヶ月程度)の留学が可能な学校(私が行ったNYU)もある。

 

·        選考方法:例年1年目のAutumn Semesterが終わった後に選考が実施される。生徒の希望に応じて、第三希望まで申し出ることが可能。選考はエッセイ(比重65%)と成績(同35%)により行われるが、2017年卒の代の実績でいうと、8割近くの学生が少なくとも第三希望までの学校に割り当てられたとの実績あり(49%の学生が第一希望に当たっているので高確率と思われる)。選考のタイミングになると、学校側による説明会、交換留学から戻ってきたばかりの2年生との交流会等が実施され情報収集の良い機会となる。交換留学経験者の2年生は、1年生のアプリケーション審査にも関わることから、同交換留学経験者と接触すると選考に有利に働くと言えるだろう。

 

·        単位交換:フルセメスターの交換留学で、LBSに於ける4 Creditを持ち帰ることが出来る。ハーフセメスターのNYUの場合は2 Credit。

 

·        費用:学費は発生しないが、留学先までの渡航費、生活費は勿論自腹となる。

 

·        留学後の利点:留学先によっては交換留学するだけでAlumniのステータスを得られるところもあるが、トップスクールは基本Emailアカウントを保持出来る程度のベネフィットしかない。

 

NYUに行って感じたこと:

私自身は、米国MBAとLBSの比較の視座を得たかったこと、又、家族連れだったので家族で過ごしやすい場所、という観点でBerkeley、Columbia、NYU(ハーフ)の順でアプライしたところ、NYUに当選した。

実際に交換留学を振り返ってみると、(1) NYUのレベルの高いファイナンスの授業を受けられ、アカデミック面での学びが多かったこと、 (2) LBSの誇るダイバーシティの優位性を再認識出来たこと、(3) マンハッタンど真ん中で暮らす生活をどっぷりエンジョイ出来たこと、等のポジティブな効果があり、総じて行って良かったなと感じている。

これからLBSにアプライしようと考えている皆様にとって、NYUだけのことを書いても役に立たないと思う為、もう少しだけ広い視点で、LBSから米国MBAへの交換留学することのプロコンを以下に記しておく。

 

Pros

·        米国MBAの体験を通じて、LBSでの体験を相対化出来る(LBSの良いところとそうでないところをより深く理解できる)
⇒NYUではファイナンス系の授業x2、その他授業x2を受けたが、特にファイナンス系の授業はNYUだけあって教授およびゲストレクチャラーのクオリティの高さが印象的だった。一方で、教授・学生ともに米国バックグラウンドが支配的故、授業中のDiscussionや教授の解説を聞いていると「視野が狭い」、「LBSだともう少し多面的な議論や考え方に触れられただろう」と感じる場面が多々あり、逆に多様性に富んだLBSを選んで本当に良かったということを痛感した。

 

·        UK国外での生活を体験出来、新たな文化体験が出来る。
⇒私の場合は、マンハッタンのど真ん中に2ヶ月住んでいたので、休みの日はとにかく家族とのNY観光に時間を割き、ニュージャージー・ボストン等にも足を運んだ。米国の有名大学のIDを持っていれば多くの観光スポットや美術館にて割引が効く為、有効活用しない手はない。また、NYに於ける食事事情は(私見なるも)ロンドンを圧倒的に凌ぐので、食生活の満足度はかなり高かった。

 

·        レジュメ強化
⇒特に将来米国での就職を検討している人にとっては、米国トップスクールに交換留学出来れば、就職活動する上でのアピールポイントになるかと思う。

 

Cons

·        時間とコストがかかる
⇒航空券とVISA手配、パッキング、住宅手配、保険手配等、特に家族を連れている自分にとっては想定以上に準備に時間を取られた。私は夏期インターンをロンドンで行ったので、夏期休暇直後に必要手続きを踏んで交換留学することはどう考えても時間がなく困難だったと思うし、Half-semesterの交換留学を敢えて選んで、半学期分の時間が確保出来てよかったと感じている。

 

·        Opportunity Cost(ロンドン・LBSでの生活を一定期間離れることによる不都合)
⇒ロンドン外での生活は勿論魅力的だが、ロンドンでの生活や慣れ親しんだLBSの仲間との時間を一定程度手放さなければいけないことに伴うコストは意外と大きい。ロンドンの住宅をサブレット出来ない場合は文字通り二重の家賃負担によって費用が膨らむし、特に私費の学生にとっては交換留学先での就職活動が困難である為に、ロンドンでの就職活動の時間・機会を一定期間失うことになってしまうとの不都合もある。

 

·        課外活動に関わり難い
⇒突然他学から異なるタイミングで入る立場を踏まえると、交換留学先で新たに課外活動(プロフェッショナルクラブ、文化クラブ等)に関わることはハードルが高いと言えるだろう。

※NYUのみに当てはまる問題と思いますが、ハーフセメスターの留学となると基本夜間のPart-time MBAの学生と共に授業を受けることが多くなり、フルタイムMBA生と新たな人脈形成がしづらいという点もあり。

 

最後に、私はNYU交換留学中に国連本部で働く方々との接点が出来たり、同じタイムゾーンに本部を置く世界銀行グループ関係者とも対話が出来、国際機関関係者との人脈構築、キャリアについての議論が出来たのは大変有益であった。

 

上記長々と書きましたが、とにかくとても楽しいし、良い思い出になるので、交換留学は間違いなくおススメします!!

(c) LBS Japan Club 2012▲ ページ先頭に戻る