実はこの日本語HPでまだご紹介していなかったのですが、2017年9月26日にLBSのロンドンに新キャンパスが開校しました。新キャンパスはSammy Ofer Centreという名称で、従来のメインキャンパスから徒歩5分程度、最寄り駅も従来同様Baker Street駅です。新キャンパスは旧Marylebone市庁舎を改築しているため新しい建造物ではないのですが、開校に向けて全体的にリノベーションが行われたため、中身は新品同様です。筆者はこの新キャンパスはなかなか気に入っています。

 

新校舎開校に投じられた費用の大部分は、LBSの卒業生からの寄付で賄われているようです。特に、現在イスラエル有数の実業家であるIdan Ofer氏からは” Idan and Batia Ofer Family Foundation”という組織を通じて£25milの寄付を受領しており、この金額はLBS史上最大の単独の寄付金とのことです。Sammy Offer Centreという新キャンパス名は、Idan Ofer氏の父であり、同じイスラエル有数の実業家でもある故Sammy Ofer氏に由来しています。

 

このSammy Ofer Centre開校によって、LBS全体のteaching spaceは約70%増加しました。新校舎はMBAのみならずMasters in FinanceやExecutive MBAなど多くのプログラムで利用されており、まさにLBSの新しい顔と言っても過言ではありません。新しい教室は明るくて広いため授業にも自ずと気合いが入りますし(たぶん)、自由に予約できる勉強部屋の数も多いため、グループ課題にも適しています(それでも試験前はかなり込み合いますが)。更に、大広間の自習室は荘厳な雰囲気が漂っており、不思議を集中力が高まる気さえします(と信じたいです)。Stream(=クラス)にもよるのですが、授業は従来のメインキャンパスで受講するものもあれば、新キャンパスで受講するものもあります。但し両キャンパス間は徒歩5分強ですので、仮に移動が必要な場合でも、30分間の休憩中に移動することは容易です。

 

個人的にはこの新キャンパスは、良い意味で従来のメインキャンパスと異なるため、相補的な関係を築いているように思います。具体的には;

‐ 従来のメインキャンパスは歴史と趣きを感じさせる建物(中でも裏側のRegents Park側から見た真っ白な校舎は感動的!)と広々とした芝生エリアが魅力的。特に夏場の太陽の下、芝生でBBQを行ったり、同級生と語り合ったりする瞬間は、ある意味で至福の瞬間です。但しこちらのキャンパスは大きな自習部屋や一定人数以上のグループで集まる大きめのスペースの数が限定的。また教室やその他設備も多少の古さは感じます(但しこれはこれで味があって魅力的です)。

‐ 一方でSammy Offer Centreは改築が終わった直後というだけあって、非常に近代的な外見かつ中身。教室やカフェなどの設備も綺麗で、教室や自習室のスペースにも比較的余裕があります。但し芝生スペースはなく、外気を感じられる中庭等のスペースも限定的です。一方で、大きな自習部屋やちょっとした広めのスペースも多いため、仲間同士での議論やちょっとした集まりにも使い勝手が良いです。

 

Sammy Ofer Centreのカフェスペースには常に多くの学生がおり、学生同士のコミュニケーション促進にも一役を買っているように思います。特に都市型のビジネススクールは学生が授業後に街にそれぞれ散っていくイメージが強いと思いますが、新校舎のお陰でそうした印象は余りありません。

 

筆者は受験時に学校訪問をしたのですが、その際のキャンパスの正直な印象は「やや小さめでこぢんまりとしており、トップスクールとしてはやや迫力に欠ける」というものでしたが、Sammy Offer Centreが加わったことで、逆にLBSの魅力が増したと確実に言えると思います。いずれのキャンパスからもRegent’s Parkは近く、晴れた日には参考書(もしくはCase Study?)をもって散歩をするには素晴らしい環境です。

筆者もいつか、母校に多額の寄付をして、どこかに名前でも刻める日を目指してがんばりたいと思います。

 

(写真:Sammy Ofer Centre正面玄関、教室内、及びキャンパス内その他)

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(c) LBS Japan Club 2012▲ ページ先頭に戻る