(Why London Business School)
たとえば想像してみてください。私のStudy Group 7人は、アイルランド人 (弁護士)、ポルトガル人 (コンサルタント)、フランス人 (マーケティング)、カナダ人 (ファイナンス)、アメリカ人 (映画製作)、インド人 (エンジニア)と日本人(セールス)の私、といった内訳です。USのビジネススクールだとおそらく6~7人のチームメンバーのうち少なくとも半分以上がアメリカ人になるのではないでしょうか? ここLondon Business SchoolではMajorityが存在しません。だれもが本当のDiversityの中で2年間、互いに異なるバックグランドの中からアイデアを出し合い、助け合いながら学んでいきます。教授やスタッフの質が高いだけでなく、生徒の質が非常に高いです。生徒それぞれが自分以外の国の文化や考えに対して敬意を持って接し、協調し、助け合うことで、自らの更なる成長につながることを理解しています。ヨーロッパ、北米だけでなく南米、アジア、ロシア、東欧・・・と50カ国以上の仲間と切磋琢磨しながら、まさに世界中に友達をつくることができます。

 

(合格までの経緯、対策)
私の場合、社内選考の結果が出たのが2006年2月下旬で、当時大阪に勤務しておりました。とにかくMBA受験の情報がなかったので、たまにインターネットをチェックしたり、東京出張時に渋谷にあるプリンストンの無料カウンセリングを利用したりして対策を練りました。これまで海外留学や海外勤務の経験は全く無く、大阪での受験準備という厳しいスタートでした。

 

1. TOEFL
まずはこれを片付けないことには気が落ちつきません。しかしながらリスニングに最後まで苦しみ3月から11月まで毎月受験し、結局、気が落ちつくことはありませんでした。TOEFL対策では、予備校には行かず (行けず)、旺文社のTOEFL英単語3800で語彙力をつけ、市販の問題集やETSの教材でトレーニングしました。スピーキングのある新しいTOEFLは受けたことがないので残念ながらアドバイスできません。

 

2. GMAT
もともと何事にもスローペースな私にとっては非常に過酷なテストでした。大阪でGMATをしっかり教えてくれるところはなく、ゴールデンウィークと夏休みにそれぞれ1週間、東京のホテルに泊り、プリンストンの中山先生の夏期集中講習を受けました。普段、予備校に通えない私にとっては非常にありがたい企画で、ゴールデンウィークでGMATがどんな試験が分かりはじめ、夏休みにOfficial Guideを一通り解くといった状況でした。8月に初受験するも見事に撃沈し、そこから9、10、11、12月と計5回、毎月受験しました。GMAT KINGというPC画面で問題演習できるソフトをネットで購入し、繰り返し練習しました。何回かやると答えを覚えてしまうのですが、GMAT試験に慣れるという点では非常に役立ったと思います。もっと早くこのソフトを見つけて練習しておけばと後悔したのを覚えています。

 

3. エッセイ
エッセイはどの学校においても当然重要なのですが、London Business Schoolの受験にあたってはより一層重要なパートになると思います。私の場合、エッセイカウンセリングも○○の一つ覚えでプリンストンを利用しました。最初から最後までJessicaという女性カウンセラー1本で10月からカウンセリングを開始、11月には東京へ転勤となり週1~2回のペースで本格的にカウンセリングをはじめました。エッセイでは最初のファーストドラフトが非常に大切だと思います。カウンセラーはあくまでも目の前にある素材 (ファーストドラフト)を削ったり磨いたり修正したりするだけで、はじめの素材がしょぼければ、いい作品は完成しないと思います。私は普段、仕事をしているとき、友人や上司と飲んで語っているとき、趣味の山登りやサッカーをしているときなどに、ふとこれはエッセイに使えると思った内容をメモって貯めておきました。自分のまわりの人間に自分の強みや弱みを質問してみるのも面白いもので、けっこう意見が一致したりします。出願数にもよりますが、最後は締切までの時間との闘いになります、眠い目をこすりながら、売れっ子作家の気分でエッセイ作成を楽しむよう心がけました。

 

4. 推薦状
会社の上司に日本語で書いてもらった上で、それを翻訳会社に翻訳してもらい、翻訳会社の名前と一緒にその旨をしっかりと最後に書いてもらいました。私はずっと営業畑で、直属の上司と支店長に依頼しましたが、お二人とも英語で推薦状を書いた経験もなく、この方法をとりました。最も自分の仕事ぶりや強み・弱みを理解してくれている人にお願いするのが大切だと思います。

 

5. インタビュー
面接に呼ばれるということは、かなり相手が興味を持ってくれているということだと思います。ここまで来るとスコアがどうとかの話ではなく、その人の人間性が見られるのではないでしょうか。一緒に働きたいと思える人か? ともに学び、遊びたいと思える人かどうか? が見られるのだと思います。人間性なんて急に変えることはできませんので、これまでの自分に自信をもち、自分のこれからの人生への情熱を持って面接にのぞむことができればいいと思います。面接の練習はプリンストンで2回ほど受けましたが、あとは前日に鏡の前で練習しました。「おれのジャパニーズ英語、聞けるものなら聞いてみやがれ!!」くらいの気持ちでのぞんだのを覚えております。当日の流れは①グループディスカッション②個別面接&5分プレゼン③ネイティブとの英会話という3部構成でした。

 

(最後に)
MBA受験は学校との相性も合否に大きく影響すると思います。自分なりの出願ポートフォリオを組み、スケジューリングができたら、あと絶対に最後まであきらめないという気持ちで「やり抜く」ことが大切だと思います。また、仕事をしながらの過酷な受験生活を通じていろんなことに気づかされました。自分にとって本当に大切なものは何なのか? いまの自分があるのは、本当に自分の周りの人達のおかげであることに改めて気づかされ、心からの感謝の気持ちでいっぱいになりました。何度も壁にぶつかると思いますが、どうか最後まで諦めず全力を出し切り、無事志望校に合格されることを心よりお祈りいたします。

(c) LBS Japan Club 2012▲ ページ先頭に戻る