MiFの必修科目は、Investments、Financial Accounting and Analysis、Corporate Finance and ValuationおよびPurpose of Financeです。秋学期(9月上旬~12月上旬)に開講されますが、Purpose of Financeのみ変則的で、年間を通じて4回の授業があります。

必須科目では、その後の選択授業において前提となる知識を獲得することができるだけでなく、事前に座席やスタディーグループが固定されているので、同級生と交友関係を築く良い機会にもなります。

 

Investments

現在価値計算に始まり、Fixed Income、Stock Valuation(Golden Growth、P/E multiple、CAPM、マルチファクターモデル)、Derivative(オプション、先物・先渡し)まで広範に学びます。基本的な内容が中心ですが、論文を素材に最新の議論にも触れる機会があります。

授業は秋学期の前半に集中し、週2回およびTeaching Assistantによる週1回の補講があります。毎週、計算演習を中心としたグループ課題があります。教科書は、Zvi Bodie、Alex Kane、Alan J. Marcusによる「Investments」を使用します。

 

Financial Accounting and Analysis

Pre Moduleで学ぶ会計知識を前提に、USGAAPおよびIFRS双方をカバーした財務諸表分析の手法を深く学びます。講義では、実際の企業をケースにとり、そのAnnual Reportから経営状況を示す計数を算出する方法を学ぶとともに、財務諸表の計数と企業の実態に乖離がないか丁寧に読み解く訓練をします。

授業は秋学期を通じて行われ、週1回および隔週でTeaching Assistantによる週1回の補講があります。企業のAnnual Reportを分析する課題が隔週であるほか、他の週には授業に関連する時事記事を要約して提出します。教科書はChris Higsonによる「Financial Statements: Economic Analysis and Interpretation」を使用します。

 

Corporate Finance and Valuation

Investmentで学ぶ現在価値計算、Stock ValuationおよびFinancial Accounting & Analysisで学ぶキャッシュフロー分析の知識を前提に、投資意思決定、企業価値の計算方法(DCF、Multiples、APV)、負債政策および利益還元政策を学びます。

授業は秋学期の後半に集中し、週2回およびTeaching Assistantによる週1回の補講があります。毎週、実際のケース分析のグループ課題があります。うち一つは、企業を1社選択してアナリストレポートを作成するもので、最終授業でプレゼンテーションを行います。教科書はRichard A. Brealey、Stewart C. Myers、Franklin Allenによる「Principles of Corporate Finance」を使用します。

 

Purpose of Finance

「金融は何のためにあるのか」との問いから始まり、金融業界が抱える課題、IT技術革新などの外部環境変化が金融業界にもたらす影響、金融のプロフェッショナル倫理を考える授業です。金融危機以降、金融業界に対する批判的意見が高まったことを受け、真の金融プロフェッショナルを育てる目的で2016年に必須科目として設置されました。

既出の通り、年間を通じて4回の授業があります。毎回の授業に向けて、プレゼンテーション作成やエッセイ作成といった準備課題がグループに課されます。教科書は、Stephen Davis、Jon Lukomnik、David Pitt-Watsonによる「What they do with your money」です。

(c) LBS Japan Club 2012▲ ページ先頭に戻る