多くの方がMBA留学の目的として、体系的な知識の修得、ソフトスキルの強化、ネットワーキング、学生で無ければ得難い機会や経験との遭遇等を挙げるのでは無いでしょうか。これにつき、明敏犀利な教授陣が教鞭を振るうクラスや、多国籍グループメンバーと膝詰めで考え抜く課題等が資するのは言うまでもありませんが、実は負けず劣らず課外活動、なかんずくクラブ活動が重要な役割を担っています。という事で、今回は過去の投稿で然程書かれていないLBSのクラブ活動について触れさせて戴きます。

さて、十把一絡げに「クラブ」と言っても、合計75ものクラブが活動しています(2014.3現在)。全体像を掴む上で、趣意に従って大別すると下図の通り、Professional Interest、Regional、Social、Sportsに分類されます。

club

各分類の概説は過去の投稿ご参照:http://www.lbsjapan.com/archives/708。他にもどういったクラブがあるかを知りたい方はhttp://clubs.london.edu/club_signup から一覧を確認戴けます。 

これらクラブが年間通じて各種イベントを主催しているので、規模の大小、公式非公式を問わず数えると一説では年間約1,500件もイベントが開催されているそうです。それもアカデミックな内容から、趣味の世界を深耕するものまで、多岐に渡る魅力的な企画が日々目白押しなのである程度絞って参加しないと体が幾つあっても足りません(笑)

ご参考まで、最近開催されたイベントを幾つか紹介させて戴きます。アカデミック系ですと、ウォーレン・バフェットやケネス・シュノールト(American Express CEO)といった著名人との面談や講演会、ファイナンスの授業で学ぶバリュエーションを実務的見地からエクセルモデルに落とし込むワークショップ、欧州拠点の投資ファンド・ベンチャーキャピタル数十社を参集したカンファレンス等。一方でお遊び系(と括ると語弊がありますが…)だと、学生と教授によるロックバンドコンサートや、ワインエキスパートを招いたワインテイスティング、他大学とのスポーツ大会、ヨーロッパ各国への就活ツアーや文化観光、等々。我らJapan Clubが誇るJapan Tripも今月末に開催予定です。

本旨から幾分脱線しましたが、こういったイベントは普段接点の無い在校生・卒業生、教授や業界人と親睦を通じた刺激が得られるのは然る事ながら、企画の運営プロセスに携わり、自ら考え、コミュニティに対して発信する経験こそが醍醐味だと思います。失敗を寛恕する環境で、思いのまま企画を構想、実現する機会は働いているとそうそうありません(大企業にお勤めの方であればより共感戴けると思います)。その伝でクラブ活動は冒険をするにはうってつけのフィールドであり、学生の多くが、どれかのクラブに執行委員として属し、企画やイベントでイニシアティブを取っている事も首肯できます。

因みに小生はTurnaround Management and Restructuring というクラブで執行委員に就いています。企業再生・リストラクチャリングやディストレスト投資を主軸に、実務家の講演や企業訪問を開催しており、他のクラブより歴史こそは浅いものの、アクティブ会員約2300名を擁する一大コミュニティです。ここで「自分のチャレンジしたい事に挑戦する!」、と息巻いて執行委員会と各種企画の統括を担う事にしたものの、実は仕事で企業再生実務に携わっていた訳では無いので、知識も経験もネットワークも無い丸裸状態。それこそ投資ファンドやコンサル出身者、会計士に弁護士といったエキスパートが揃う執行委員会を仕切るのは毎々大変ですが、これも含めて成長の機会と信じ、恥をかきながら艱苦に耐えています(失笑)

過去の投稿を読み進めて戴くと、LBSの魅力はロンドンという立地、学生のダイバーシティ、教授陣の質やプロミネンス等、重層的な要素の集合体であると感じて戴けるのではないでしょうか。どの様な志しで留学されるにせよ、これらが目的達成に貢献するのは間違いありませんが、願わくは本稿がLBSの魅力に彩りを添える事に繋がればと思っています。

MBA 2015 K.O.

(c) LBS Japan Club 2012▲ ページ先頭に戻る