さて、有難いことに2013年-2014年の間においてCampus Visitに来て頂くApplicantの皆様が多く、その中でも「LBSって結構忙しいんですか?」とのご質問を頂く機会が多々ありますので、First termの典型的な一日を切り取ってお伝えしたいと思います。

11月後半の、ある一日
朝6時30分起床。外はまだ暗い。11月も終わりが見えるころになると朝日が見られるのは朝の7時45分をまわったあたり。1限の授業開始は8時15分なので、まだうす暗い中を家を出て、学校を目指して歩く。学校が近くなると同じように目をこすり無精ひげを生やした同級生と会う。朝の挨拶もそこそこに「ケースと予習、終わった?」と課題の進捗度合を訪ねる会話に切り替わるのはもう日常茶飯事だ。穏やかだけれど授業はピンと張りつめ、コールドコールを多発することで有名なCorporate Financeの教授(今年からLBS着任。それまでは米国某TOP MBAで教鞭をとる)から出された課題の〆切が迫っているためだ。本日の授業も教科書をはるか離れ、理論と実務の間を行ったり来たりする気の抜けない授業となるであろうことを察し、課題と予習で深夜まで勉強する学生も少なくない。

8時15分~11時
1限 Financial Accounting。トルコ人の教授は授業のテンポも速く、講堂内を踊るように行ったり来たりする。1st termであることも踏まえ、授業は基礎的な内容が多いが、実務をやっていた学生からの鋭い質問には丁寧に解説し、そのうえユーモアも忘れない。学生からの質問や意見も踏まえる為、授業はあちらこちらに脱線しているように見えるが、予定時刻の11時には終了するその授業の構成と捌き方はいつもながら感心する。

11時~12時45分
昼休み。
授業が終わると、フランス人で元戦略コンサルタントの女性が近寄ってきて、2限が始まるまでの昼休み(11時~12時45分)にFinanceのケースの方向性確認のディスカッションをしようと持ち掛けてくる。丁度僕が所属するスタディグループでは、課題を割り振っており、それぞれの進捗状況を確かめたいところでもあったので、早速会議室を学内イントラネット経由で予約。学校の売店で売られているサンドイッチを食べながら、進捗状況確認のつもりがいつの間にか侃侃諤諤の議論になる。いつも二日酔いのインド系イギリス人も議論になるとどんどん早口になり、議論についていくのが純ドメの僕としてはやっとになる。2限まで時間が無いことに気づき、慌てて講堂に向かう。

12時45分~14時30分
2限 Corporate Finance
シラバスで確認する限り、今日はM&Aの基礎を学ぶ筈だが、実際の事例/Valuationの算定など各方面に話が飛ぶ。普段は和やかな雰囲気の講堂だが、今はみんなが教授からのコールドコールに戦々恐々としているのが肌で分る。ケースレポートの〆切まであと僅か。授業の中に何かヒントが無いかと皆が探るように授業を受け、質問を教授に浴びせる。途中で休憩をはさむが、あっという間に約3時間の授業は終了し、どっと疲れを感じる。今日の授業はこれで終了、しかしまだまだ長い一日は続く。朝は晴れていたが、少しずつ雨がふってきた。

14時45分~19時
チームディスカッション。昼休みの間に争点になったシナジー算出の方法について7人で議論を戦わせる一方、他の課題の割振りを、各人の就職活動並びにクラブ活動のワークロードを踏まえながら決めていく。今週は統計に経済学に会計にCorporate Financeの別の課題と、やるべきことは山積みであり、Corporate strategyのFinal Reportの下書きも考え始め無ければならない。社費派遣ではない大部分の学生は就職活動、そして自分が所属するクラブ活動をこなす多忙なスケジュールとなる。僕が所属するスタディグループはインド人、イギリス人、フランス人、ケニア人、中国人、アメリカ人、と非常にバラエティに富んでいて、夫々の会社で業績を上げてきた精鋭ばかり。よって、意見も練られたものが多く、反対意見を言う際にはしっかり構築しなければそう簡単に説き伏せることはできない。そのためついつい議論は白熱し常に時間を要する為、気づくと夜になっていることもしばしば。

19時~20時30分
図書館で個人勉強。山積みの課題を少しでも片づけるべく、図書館に残って勉強する。気づくと昼間のうちに降っていた雨は止んでいる。霧と雨の街ロンドン、と思っていたが意外にも雨はざっと降り、直ぐにやむ。だからそこまで雨で鬱々とした気分にならないのは嬉しい誤算であり、折り畳み傘を常に携帯していればストレスを感じることもない。図書館で周りを見渡すとほぼ全席が埋まっていて、皆が課題をこなす一方でもうすぐせまるFinal Examの準備を少しずつとりかかっているのが分る。

20時30分~21時30分
帰宅、夕飯。

22時~24時
Report writing並びにメール処理。スタディグループのメンバーと明日の進捗確認を行う。繁忙期の仕事に比べればそこまで忙しくはないと思うものの、学生間ということでフラットな関係性の中、それぞれ自分のバックグラウンドに誇りを持ち、所属してきた会社で成績を上げてきたメンバーを説得するのは容易ではないと嘆息を漏らしつつ、そのようなレベルの高いメンバーと日々議論ができる環境に感謝をする。他のスタディグループは週末をつぶしてミーティングをすることもザラだとか。

というように、1st termを切り取ればかなり忙しい日々が続くものと思います。僕はFinanceバックグラウンドではない為、finance/accounting/統計などの授業で苦労している面もありますので個々人によって忙しさを感じる度合いは変わると思いますが、大体みんな一様に疲れた顔をして1st termは通っています(笑)。裏を返せば、それだけ充実したプログラムであり、その中でも週末旅行に繰り出したりソーシャルにいろいろ活動する隙間時間はあるのでStudy hard, Play hardが体現できる濃密な時間だったと思っています。少しでもLBSに入学した後の自分を想像する一助となれば幸いです。

H.K class of 2015

(c) LBS Japan Club 2012▲ ページ先頭に戻る