“How was your weekend?”

 

週が明けた授業前、キャンパスで一番耳にする言葉かもしれない。

週末の出来事に本当に興味があるかどうかはさておき、数日ぶりに顔を合わせる仲間とコミュニケートするための常套句だ。

 

ロンドンという街は、そんな会話をする上でもってこいの場所である。

 

おいしくないと評判の街にだって、探せば良いお店はたくさん存在する。口を揃えてフィッシュアンドチップスなどと言ってはいけない。例えば、インド・中華・韓国などのアジア料理は一目を置く価値がある。

 

おいしいごはんでお腹を満たせば、少し歩くと広がるミュージカルの劇場・劇場・劇場。

最近映画で流行ったLes Misérables、言葉の響きが醸し出す優雅さとは離れた男らしい名作Phantom of the Opera。とかとか。

 

劇場で売られているグラスワインで物足りなければ、そこの角にあるPubでビールの飲み比べをしても良いし、

 

少し小腹が減ったならば、China Townでおいしい8ポンドのDuck Riceをシェアしてもいい。

 

「そんなにお金を使う余裕はない!」なんて言う私費学生、子持ち家族連れのあなた。

とびきり品揃え豊富なスーパーに出向いた後、色とりどりの新鮮な野菜とお肉を買い込んだなら、家で素敵なランチを食べて近くの公園へ向かおう。

春の新緑も、秋の紅葉も、冬の枯れ木も、いつだって違った感動を与えてくれるに違いない。

 

どっさりと積まれた宿題とテストを終えた後の週末は、こんなものじゃない。

2時間電車に乗ってパリはサンジェルマン・デ・プレのカフェで最高のクロワッサンを最高のカフェクレームで流し込んでもいいし、往復100ポンドの格安航空券でフィレンツェにあるミケランジェロの丘からアルノ河の向こうへ沈む夕日をうっとりと眺めてみることだって出来るのだ。

 

世界の近代化をリードしてきたイギリスの中心地、ロンドン。

古いものも、新しいものも、そこら中にあふれている。

自分が好きだと思える色・音・匂いを見つけられる可能性が広がっていることは、とても贅沢な選択肢と言えるだろう。

 

暗くて雨の降る冬の月曜日の朝も、クラスメートとの何気ない会話が私に新たな気付きを与えてくれる。

 

MBA2014 T. T

(c) LBS Japan Club 2012▲ ページ先頭に戻る