オンライン小売の分野でかなり初期から成功を収めた企業の一つであるAmazon.comのロンドン近郊にある物流センターを見学に行った。

意外だったのは、オートメーション化が思ったほどなされていないこと。「これがベストプラクティスなの?」と思った。「日本も同じシステムですか?」と聞いたら、日本の方がだいぶオートメーション化が進んでいるとのこと。ユーザーの観点から、日本のアマゾンの方が商品の到着が早いように感じていたが、こういうところに理由があるかもしれない。

なぜプラクティスを共有して標準化しないのかと聞いたら、「かかるコストが違うし…云々」という難解なご説明だったので、それ以上あまり突っ込まなかった。

今日見学した作業の流れとしては、注文が来たら、担当の人が商品が並んでいる棚に行き、10~15オーダーごとに人が目で探して籠に入れ、次の人が10~15オーダー分ランダムに籠に入っている商品をオーダーごとに手で並び替え、次の人が手でパッキングし、ベルトコンベヤーで流して機械で重さをチェックすることで中身が間違ってないかどうか確認する、といった具合。

どうも省略できるパートがあるような気がしてならないが…。どうなんでしょう。

また、面白かったのは、本の管理方法だ。
Amazonでは書籍の管理方法をジャンル別、出版社別といったようにカテゴリわけせずにばらばらに配置している。書籍を棚入する時に、書籍につけられたバーコードと棚のバーコードを読み取ってホストコンピュータに登録する。そして、書籍を取りにいくときにはホストコンピュータから携帯端末へと情報を送り、どこにあるかを把握する。このような管理方法によって、ジャンルで分けるという手間を省くとともに、人が目で探して籠に入れる際に、間違えて同じようなパッケージの別の本を入れてしまうリスクを軽減しているとのことだった。即ち、同じようなカテゴリーの本を、同時に注文される可能性が高いにも関わらず全然別の場所に置いている、という状況。

きっと色々計算した結果、このやり方がトータルで最適だったのでしょう。

Amazonの社員の方々は皆さんとても親切で、説明も分かりやすく、とても楽しめた。

IMG_3848_convert_20110415035230
シニアオペレーションズマネージャーから歓迎のお言葉と物流システムに関するご説明を頂いた。

 

 

 

 

 

IMG_3852_convert_20110415035316

 

外から見た物流センターの様子。物流センター内は当然ながら撮影禁止。

 

 

 

 

 

在校生ブログ「投資家サッカー選手のロンドンビジネススクールMBA留学記より転載

(c) LBS Japan Club 2012▲ ページ先頭に戻る