恐怖という感覚は、自己防衛本能の産物であり、それが強ければ強いほど、神経が正しく機能していることを証明すると言っていいのではなかろうか?従って、高所恐怖症というのは、本来「高所が孕む危険性を正しく察知できていますから私は正常です」と診断されるべきものではなかろうか?

今日は、朝6時45分に学校に集合し、バスで2時間行ったReading(レディング)という場所へのAway day(遠足のようなもの)だった。主にStudy groupのメンバーがチームになって、みんなで楽しい1日を過ごすことによって、今後のグループワークが円滑に進むようIce breakするのが主目的だ。

空は生憎の雨模様。気温も、最低気温は既に10度を切る勢いだ。

そんな中レディングに到着して震え上がった。寒さにではない。およそ学生にやらせるものとは思えないアグレッシブ極まりない施設が眼前に広がっていたのだ。Ambulanceと書かれたウィンドブレーカーを着た人々も落ちつかなそうにウロウロしている。

それは、何メートルあるのか、驚愕の余り考えようともしなかったが、一般的なマンションの2.5階くらいの高さがあっただろう。一本の柱が立っており、その一番上にある約50cm四方の足場まで4人が順番に上がって、手と手を取り合って「Flower!」とか言いながら身体を開き、最終的には落ちていく、という、そういうゲームだ。何のことか完全に意味不明だと思うので、下に写真を載せる。(図1)しかも、寒さで手はかじかみ、雨で非常に滑りやすい。しかも柱はかなり揺れる。

このブログの読者の皆さんだけに特別に開示しているが、僕は年々高所が苦手になっている。そしてついに、昨年あたりから高所恐怖症の範疇に入った。東京ドームシティの、景色を楽しむためのオープンエアのブランコのような乗り物に乗って、一番上で「ウワアー」と絶叫し、次に乗る人々が「ヤバい乗り物なのでは」と恐怖におののいていたのが記憶に新しい。

しかし今日は学校開始直後のice-breaking eventだ。ここでふがいない姿を見せると、向こう2年間「チキン野郎」のレッテルをはられ、野比のび太君のような扱いを受けかねない。そこで、集中力を高め、自分を追い込んで、果敢に立候補し、最初に登って行った。異常に恐く、本当はGive up寸前だったが、「Ha ha ha!」と余裕の笑いを響かせながらスムーズに(急いで)登り、恐怖を感じていない風合いをより強く出すために、上から敢えて下を覗き込むという芸当までやってのけた。

しかし、結局女性も含め、全員が余裕で登った。誰もビビっていなかった。

しかも、一発目で無駄に余裕を見せたがために、その次の、より恐怖度の高い、丸太に飛び移ってどんどん上に上がっていくもの(図2)までやらされることになった。この狂気の沙汰とも言える遊具については、アグレッシブすぎて半数近くが挑戦を拒否し、僕も拒否したところで臆病者のレッテルを貼られる心配はなかったのに、「Ha ha ha!」などと言ってしまったため、みんなが僕に向かって、「Yeah! Go go go! Ha ha ha!」と言っている。僕は「x$*&@*^%!!!」と言いながら登っていった。あまりの辛さに何度もGive upしかけたが、隣のアトラクションで別の人が途中まで行ったのにgive upしてみんなの失笑を買っているのが見えてしまい、やめるわけにいかなくなり、ギリギリの精神状態の中、なんとか上まで辿り着いた。幼少期の思い出が頭の中を巡っていた。

今日はこれ以上もう書くことができない。ありがとうございました。

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図1:クレイジー・クライミング。登ったのは真ん中の棒。

 

 

 

 

 

 

 

 

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図2:Even crazier

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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こんな穏やかなグループワークもあった。これぞグループワーク。提示された不可思議な図形サンプルを、与えられた部品を組み合わせて約30秒という短時間で作成するというもの。チームのみんなで役割を分担したことで、それぞれのタスクがクリアになっただけでなく、誰がどこをどう手伝うのが良いのかもクリアになり、我々のチームは20秒という最高タイムを叩き出した。

 

 

 

 

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常に勝利を目指し全力を尽くす、それが我々の目指したチーム。

 

 

 

 

 

 

在校生ブログ「投資家サッカー選手のロンドンビジネススクールMBA留学記より転載

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