「ビジネスコンペ」と言われても多くの方にとっては、ほとんどなじみのないものだと思いますが、MBAではとてもポピュラーなイベントの一つですので、私の経験を基にご紹介させて頂きます。

 

ビジネスコンペとは、

  • ある特定のテーマ/お題が
  • 学校のClubや、コンサルティングファーム等の企業から提示され、
  • 学生が3-5人程度のチームを組み、
  • その回答をパワーポイント/ドキュメントとして作成し
  • 書類/対面プレゼンテーションの形で審査される

というイベントです。

 

優勝者には、賞金等が用意されていることもありますが、学生側のモチベーションは主には、

  • リクルーティングでのアピールポイントを作る
  • 一緒に働いたことのないような業種の人とのコワークの仕方を学ぶ
  • ストリームとは別の友人に出会う

といったところにあるように思います。

 

私自身も、Term1の10月頃、ジョンソンアンドジョンソンが主催するビジネスコンペティションに参加しました。結果は、LBS学内優勝、 ヨーロッパラウンド第二位というものでした。

 

プロセスを振り返ると、

1st Round

  • 9月の終わりに、LBSのIndustry clubから、コンペのアナウンスがある
  • 10月第一週に、チームメンバーを組みregister、テーマを受け取る
  • 10月第二週のパワーポイント提出締め切りに向け、数回ミーティングを行う
  • パワーポイント(ドキュメントのみ)での一次審査を通過を知らされ、3日後のJ&J審査員向けプレゼンテーションの準備を行う
  • 20分プレゼン、10分Q&Aのプレゼンセッションを行い、同日、学内優勝(11チーム中1位)をレセプションパーティーで発表される

 

2nd Round

  • 10月第三週にあるプレゼンデーションに向け、別のテーマについて、数回ミーティングを行う
  • プレゼン当日は、LBSにて、LBS以外の参加校代表(Oxford, Manchester, HEC, ESADE)と共にプレゼン
  • 当日に、順位が発表される

 

テーマ/お題が発表されてから、実際にアウトプットを出すまでに、長くて1週間、短いと3日という時間軸の中で、初めて会う人とコワークしていく、という経験は初めてのものでしたが、私自身としては、とても収穫の多い経験となりました。

 

私自身がこのコンペに参加したことで得られたと思ったことをまとめると、主に5つあります。

  • 仕事で培った経験は、異なるバックグラウンドのチームでも生かせるという自信
    • 私自身は、チーム内で唯一のコンサルタントということもあり、アウトプットの方向決め、分析方法の提案、プレゼン資料の作成といった局面で、自分の経験を存分に発揮することができたと感じました。少人数ですのでテーマに沿って、バランスよくチームを組むことが多く、逆に言うと、確実にチームに自分の経験を基に貢献することが求められます。
  • 英語の鍛錬
    • 私自身は、いわゆる「純ドメ」であり、英語ディスカッションには相当苦労していましたが、コンペで自分がチームメンバーに説明し、納得してもらい、動いてもらわないといけない、という状況で強制的に英語で説明しまくったことで、英語ディスカッション力は確実に向上したように感じました。
  • 多様性を生かす役割分担の重要性を認識
    • バックグラウンドが異なるので、当然各自できることが違い、それを踏まえた役割分担をしないと時間内に満足のいくアウトプットは出せないことを実感しました。
  • アジア人との働きやすさの実感
    • 今回のチームはアジア人のみ(日本人×2、中国人×2、シンガポール人×1)で構成したのですが、当初から、Study group(スペイン人、パキスタン人、レバノン人、イギリス人、オーストラリア人、日本人)でのディスカッションとは違う感覚を感じていました
    • 最初は気が合うだけかとも思っていましたが、オープンでありながらpoliteなコミュニケーション、勤勉さ、そしてAsia人同士という言葉にしにくい安心感があるがゆえに、コミュニケーションのハードルが低くなるように思いました
  • 貴重な友人
    • 各自、授業や就活もある中なので、会うのが夜の9時からで、1時過ぎまでミーティングということも何回かありました。大変でしたが、結果として、ストリーム(クラス)とは別の軸で、仲のいい友人を作ることができました

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Johnson & Johnson Global CEOであるAlex Gorsky氏、チームメンバーと共に

 

コンペは必ずしも出る必要はないですし、授業の課題や就活で忙しいのでそちらを優先しても全く問題ないとは思いますが、参加してみると、極めて有意義でしたし、MBAに来た醍醐味を味わえる、とてもいい体験だと思います。是非、コンペに参加してみて下さい。

(MBA 2014 S.T )

(c) LBS Japan Club 2012▲ ページ先頭に戻る